キャラ同士の絡みや、新しいキャラのロル練習、確認等にお使いください
誰でもご自由にどうぞ
「 やぁ、寒くてとても良い夜だ ...星は見えないけれど 」
( 緊張感は皆無 ニコニコ笑い 片手を左右に振りながら歩み寄る
何も恐れず 何も知らず 決してしかし 隙は無い )
( どろどろと濁り始めた瞳、脳に続いて混沌に染まる )
〔 以て計ずにあれ得るを違しに非ず黒が己を
否は己にみなもと内が得を求た ト=アザは知る。 〕
( 手は大きく笑い声をあげる様に左右に振られ続けて、残る影が弧を描く
何も無い ただ戯れの為 ただ慣れの為 目的は薄い )
(三角錐は覆う記号の絶えず蠢くも違い
決まり同じを流れるを正とする 瞳は視る)
( 少女は逆さと他は見るを続ける
しかし常がそうともしも口が伝わるは
己が違と悩むをただ答えずに以て止める )
「 ま、いつもの俺はもっとおふざけ全開だし不真面目だし中々馬鹿っぽいんだけれどね、今はとても清々しいんだ 頭の中が綺麗さっぱり。
ある意味これが本当の俺なのかもね?自分も知らない自分。裏の裏にある素質が目覚めた、って所かな? 」
( 想像は難しい いつもの魔人からはない 冷静な所まで変に感じる
落ち着いて それでいてある意味不気味で ...奇妙 )
( 両手を広げて口角は上がる、互いに目は大きな窓 通過点に過ぎない )
(三角錐は伸びる腕は触手と下ろすを少女の口元…)
『御初に御目に掛かります
私はポンと申しまして、由緒正しき
アザトースへ遣える装する獣にございます』
( ___三角錐は紳士的に音を発し "惑" はしかめ面 )
『ポンは正しく翻訳致します
遣えるアザトースは正しく口を動かせませぬため
代わりポンが音を発するのにございます』
『ベターを務めさせて頂きます お見知り置きを』
( 眼を細めて片の手を挙げ再び笑う 陽気に でもいつもとは何処か違う )
「 やぁやぁ、此れはご丁寧に感謝だね?俺はそうだね、ザレッド ..うん、ザレッド? ....あぁ、そうだね、ザレッドだ。
ザレッド・イニールだよ、しがない魔人って事で宜しくかな? 」
( 会話中に何度か首を傾げて、自分の存在を確認 ...後、直ぐに再び理解をし、納得をして手を叩く )
「 成る程、分かりやすいね 俺みたいな馬鹿にもちゃんと会話が出来るよ
...うん、ちゃんと見たし知った、雰囲気も"掴んだ" だから安心してよ 」
("惑"は視る。…三角錐が約をもたらす
そして剥がれれば尚も残る迷は少し)
『ポンは>>50を翻訳します』
『〔久しぶりに遠くを視んったら分からん事さ
多くて困ったわ、けんど困り果てたって
私さが知らんだけだといかんでな
視たいことさ探してたんだけんど…〕』
「 ...........[ ぷつん ] 」
( 瞳、濁が消える )
______分かるかっっ!!?
( 声も、表情も .....全てが元通りに )
(…少し無表情がムスッと曇る、消え行くは超常)
『勇名や噂は聞き及びましてございます
何でも少なくない謎を秘める一大勢力
レッドの暫定当主ザレッド様、此度は
黒様と結ずる事の祝儀を示すことが出来ず
親しきアザトースは謝罪と祝福を伝えておられました』
『続けてポンは>>52を翻訳します』
『〔見付けたナイちゃがえらく見違えとって
私さたまげてほんま… ほんでこないな
いけめんの旦那さまで貰ってなぁ…
何かの夢かと私さ自分を疑ってしまって〕』
( ..少し恥ずかしそうに、頭ぽりぽり )
「 ...あ〜〜〜、ど、どうも? ... .....祝いに来てくれてたんだ、そりゃあ ..まぁ、嬉しい ...か、うん ... 」
( ..ずきずき、少々痛む頭を抑えながらも ...悪くは無い )
「 ...い、いけめ ..へ、へぇ ....ふふ、み、見る目はあるし ..なかなか良い人 ...人?じゃん、かぁ 」
『無理もないと存じあげます遣えるアザトースに
限らず声にあらず音を伝える旧の方々は他へ
向けた意思の疎通を困難としていますが為
我々装する獣が音や声を代する事が多いのです』
『因みにポンの声はノイズ混じりなマシンヴォイス
にございますがご希望とあらば美少女もハスキーも
ベターに変じますので悪しからず』
( …伝わる都度に少女は表情を実感のあるものに )
『続けてポンは>>今を翻訳します』
『〔あんたさんが…ざれっど、いにぃるさんやね?
ナイちゃがあんなにお人さ懐っこさ所は私さて
初めて見たんよ、ほんで子宝にも恵まれて
かわぁい妹さも付いてきて… あんたさん
…羨ましいなぁ!ナイちゃもほんと!〕』
『ただ祝福の滞りは無理もない部分もあり
黒様の伝達は当方へ送られなかったのです
事実確認の際、黒様は大御所様に折檻とまでは
行かずともお叱りを受けたと並びに…
…要約すると〔はよう孫の顔見せろ〕と
祝福しつつもねだり、菓子折りを持たせたと聞きました』
『はい 整った顔とポンは存じております』
( …口は動かないが、ときめきを目と
手を合わせて顔の横に持ってくる仕草で
表現している少女 )
『続けてポンは>>今を翻訳します』
『〔でもナイちゃも人が悪いってまぁ!
早くに子宝恵まれた事は恥ずかしぃ
だろぉけど結した位私さに伝えても
いいだろぉに… あ、ごめんなぁ?
私さ喋るの好きで…〕』
:ド"ッ ゴ"オ"ォッ!!!:
(重い。特大の鐘でも鳴るような衝撃が
空気を揺らし 地面の小石を吹き飛ばす)
___肩を厳らせ 相手へ、ぶつける。
単純ながらにして完璧なパワーの応酬で…
「[ク"ル"ル"ル!!]」 『[ゥゥ…]』
:ド"バ"ア"❗:
___喧・嘩 が 始 ま っ た。
:ググ…!!:
( 手始めと次にぶつけ合わせたのは 拳
岩の如く固すぎた生身を突き合わせ…
___全身全霊を以て… 押すッ )
___これだけで拳は壊れかねない… だが
両者、共に頑丈な体に屈強な筋力
拮抗か ___いや否!
(月夜は押され気味…っ!)
:バッ: 月夜、咄嗟に腕を捻って力比べを拒否!
そのまま勢い任せの横殴りを影の頬にぶち込むっ
:ボ"グッ:__が
( …影、全くもって目すら閉じず反撃の拳…っ )
: ゴ"" グ"" ❗❗ :
「 っ … が__ ! 」
:ボ"グ"ッ!!: 怯むも殴り返す …蹴り返す月夜っ
しかし影は少しも怯まずそのまま殴り返し…
:ド": 果ては
:ゴ": 壁まで
:❗": ぶっ飛ばした!!
:ガシャァァ!!ッ: ___河原の… 石垣が崩れ石が転がる
「 ………… ッ 」
___早くも流血沙汰 …頭蓋の一部が割れた
(…いよいよ以て怒りの有頂天に達する月夜…!)
ッッッ ___
〔 ぶ"!っ"!殺"!し"!!!て"や"る"❗! 〕
[パラパラ… _ドッ"❗!"]
(瓦礫を凪ぎ払い 怒り狂った象にも迫る勢いの
月夜が半身の感覚無くとも知ったことかと影に突撃ッ)
[ ガッ"!! ] ___帽子が吹っ飛ぶ
( 反撃も許さず影の頭を掴んで握り締め
[ガ"ガァッ❗!]_地面に叩き付けッ!! )
___ヒュッ ____
(体が弧を描いて伸びきる程までに勢い付けて
____ 石垣目掛けて投げ飛ばしたッッ!)
[ ゴ" ゴ" オ""ッッ ❗!❗ ]
[ガラ…] ………………… [パラパラ__]
(___瓦礫から即座に立ち上がる …影
月夜と同じく … 怒りに目元を暗く__!!)
ブチッ
___目を血走らせ…
ッッッ ___
〔グ"_❗オ"❗!ガ_ ァァ!ア"ア"ア"ア"ア"ア!ッ❗!❗〕
〔上"オ"オ"オオ等オ"オ"オオ"だ"あ"あ"あ"!!ッ!!〕
[ガ"ア"ッ"!] 振り被りッ___
[ ゴ"❗ボ"❗!!ギ"❗!ッッッッ!! ]
顔・面 ッッッ!!
____とある森の昼下がり
木々がざわめきの中に静けさを隠してしまう頃
森の中に…ひらけた広場のような場所で 誰かの為に
お茶の用意をする …下僕の女がただひとり
………(あぁ 何を求めるでなくとも)
____なぜだか …体は此処で
… 誰かの姿を追うから
…着々と、__お茶の用意は進む
「あら…ふふっ」
(木漏れ日に眩しそうに左右で異なる瞳を細目ながら、お茶の用意をするメイドの姿を見つけ少しだけを目を見開いたあとまた同じように目を細めて。日傘を差したまま彼女に近寄り、少し疲れたような彼女の背中をみて少しだけ首を傾げるもにこっと笑顔を作り顔を覗き込み一言告げる)
「一杯……よろしくて?」
[びく] 「 ……コーヒー であれば… 」
( 浸る感傷に …ひとつ詩でも作ってみようかと
頭の中では逃避気味に遊んでいると __突然に)
______
「 … (この方…? __いえ) 」
「(…記憶がない、…の一言で済ませてしまって
もし何方かの親族にあられるかもしくは本人か…
…い、否 私の記憶は確か …に、は… 無い…)」
(__現れた目の前にある顔の検索を脳内で駆け巡らせる
…愚かにもそのまま固まり __あたかも見惚れるような
構図と化していた)
「あら…申し訳ございません。私としたことが自己紹介を忘れていましたわね」
「梁 雪梅と申します。以後お見知りおきを」
(きょとんと固まる彼女を見つめてその表情をみて、あぁと思い出したかのように頷きながら優雅にお辞儀をして挨拶をしてみせる。どこかこころ非ずの様子の彼女をみて少し不安そうに眉をよせながら、顎に手を当てすこし悩んだあとおずおずと声をかけて)
「もしかして……貴女何かに困っていらっしゃる?」
「私でよければ話し相手になりましょうか?」
「 …っ …あ、はい … ニャル…と、申します 」
( …固まる間に、優雅に言葉を繋いでお辞儀も越され
使用人としての名折れを直に感じつつも、…ぴしりと
立ち姿を整え 名乗りを返す …しかしながら
どうにもやはり、…おろおろと、…ただ気付けばぴしゃり )
「 …そんな … ……殆ど、見ず知らずのお方に
聞いて頂く事にありません …しかし 」
___ちらりと見る …寂しげに用意されたお茶
「 …折角、用意こそしましたが …嗜んで頂ける方が
…いらっしゃらなかった所です… …良ければ
…お呼ばれになって頂けませんか? 」
「あら…えぇ、私でよければ」
「ですが……」
(寂しげに用意されたお茶。そしてどこか気落ちした様子のニャルと名乗るメイド。味覚のこともあるし…それにと少し頬に手を当て目を閉じ考え、そのあとまたふんわりとした笑顔を浮かべ話しかける)
「一人でのお茶というのは悲しいものなので…ニャル様さえよろしければ一緒にというのはいかがですか?」
_____… 以上が仕事の内容だ
(__覆面は書類を置き、…さして反応のない1人の
…物言わぬ口に言葉を求めるように 机の紙束を手にし
_わざとらしく、音を立てて置き直す)
…"白黒"の服を着た 女性は静かに咥えた飴を捨て
「 …成立で …結構です、…今更
仕事の内容を説明するまでも無いでしょう 」
___… 軽口を叩くなよ、傭兵が…
いいか、この依頼は件のお得意様からだ
…何時ものように報酬も前払いされてる
(…面倒そうに 白黒は紙の束を手に取る)
「 "失敗"は許されない … 」 __…そうだ
___…ウチはお前の腕だけは買ってる
分かったらさっさと行ってこい
____了解。
「もっと、強く――」
強くなる、もっと強くなってみんなを守るんだ。
夜の公園、その静寂の中ただひたすらに鐡冴月は拳を振るう。
聞こえるのは冴月自身の息づかいと地面を踏みしめる足音、そして時折吹き抜ける風の音。
「強くなって、みんなを……」
冴月は汗だくになりながらも休むことなく拳を振るう。
全ては守るべき者のために。
「(………)」
( ___予想に反して、…標的はあっさりと見つかった )
冴月 …資料通りに実直らしい
真夜中の公園で鍛練を行う姿は単なる
不審者にしか見えないのが残念な所だが
____…
「(……)」
(…ともかく、見付けたのだ
__話も足も …早く済ませてしまおう)
…注意深く、入り口へと向かう
「誰か来た……」
この公園は見通しが良い、防犯のためだ、人が来れば直ぐ分かる。
どんな時でも警戒は怠るなと良く灯莉さんに言われていることを思い出す、それが夜の公園ならなおさらだ。
冴月は袖で汗を拭い来訪者を見やる。
(…見られている、…標的の視線がそうだと告げている)
「(………)」
…そもそも、暗殺を行うのにこの場所は不向きらしい
物陰を創る場所は少なく、目線は多い その上…
…いや 関係無いことだ
(視線を向けた存在 __
〖鐡冴月〗へゆっくりと声を掛けた)
「 こんばんは …貴女が、鐡冴月さん ですね? 」
「……?」
どうして名前を知っているのだろう、初対面のはずなのに。
一瞬の沈黙の後、訝しみながら冴月はその来訪者に声をかける。
「そうだけど、あなたは誰?」
「 …とある企業の者、__夜鳩と申します 」
( 訝しむ素振り …見れば、不意を突くのは難しいと
率直に判断を下す …元よりそのつもりはない )
「 …以後、お見知りおいて頂くご必要はごさいません 」
「えっと、お見知り頂く必要ない、って?」
冴月には企業の人に声を掛けられる心当たりはなかった。それに、お見知りおいて頂くご必要はごさいません とは?
冴月は夜鳩に困惑と訝しみの混じった視線を向ける。
「(…愚直)」
…早速、依頼の内容について疑問が湧き出した
少し前に抱いた疑問であるために余計 鮮明に…
( __…経歴を手早く洗い出した …身元、人間関係
どれも、…大して何も無かった。それはそれは、…
逆に驚く程、〖鐡冴月〗の殺害に意味らしきものなど__)
____…周辺も確かめた …自分を陥れる
…罠か、何かと疑った __それすら、無い
「 …名を覚える、今後の関係性を
予定、予想し 相手の名を記憶する …
しかし貴女は、…私と会った今後一切の…
明日、以降の関係は構築し得ません 」
「 何故なら私は、…貴女を殺しに来たからです 」
「……そう、私を殺したいの」
夜鳩からの唐突な殺害宣言、その一言で冴月は夜鳩の目的を理解する、そして動揺を表に出さず静かに答える。
こういうのはもう慣れっこだ、さすがに自分から殺しに来たと言う人は初めてだけど。
大きく息を吐き、意識を日常から鉄火場に切り替える、心はすでに臨戦態勢、――いつでも来い。
「でも、簡単には殺されない、私の異能は簡単に殺されるような異能じゃないから……」
冴月は異能の名を口にする。
「――『メタライズ・メイデン』!」
その名の通り乙女の身体は金属と化した。
「 …はい 申し訳ありませんが、仕事です 」
それなら仕方ない、…そう 言わんばかりに。
___閉じた目を 見開いた後も…
…鋼鉄へと変じた乙女を見ても その眼差しは変わらない
(___袖に仕込んだ …"柄"を握り締める )
そう …元々"暗殺"などする気は無かった
__真正面から …そのまま殺せばそれで良い
「 …覚悟は、よろしいですね? 」
「あなたにとっては大切な仕事かも知れないけど、ここで死ぬつもりはない」
言って冴月は相手を見やる、両腕は力を抜いて身体の側面に垂らしたまま、ファイティングポーズは取らない。
鈍重な身体では相手に攻撃を当てるのは難しいから敢えて隙を見せて相手を誘う、徒に体力を消耗する必要はない。
……
(…以降、白黒は口を閉じた
____言葉は不要)
[ヂ...] ヒュンッ!
投擲するは二つの黒瓶… その正体は "火炎瓶"!!
重油で満たした火種入りの酒瓶による炎属性攻撃…
___加え
(袖の"柄"を引き…)
[ギィィィィィン!!] __ヒュルルルッ…
___騒音と共に飛来する… 円形の刃をまた 投擲!!
(計、三つの飛び道具が速度を増して飛来する…っ)
飛来する二つの黒い物体、そして円形の何か。
回避は間に合わない、受け止めるしかない、それがただの火炎瓶であることを祈りながら飛来する三つの物体を見つめる。
炸裂する火炎瓶、衝突する円形の刃。
辺り一面火の海に包まれ、金属音が鳴り響く。
――傷は付いていない、修復にリソースを回す必要はないようだ、けれど。
「……熱い、熱くないけど視覚的に熱い」
しかし、自分の身体が燃えているというのは精神的に辛い、冴月は地面を転がり火を消そうと試みる。
ねっとりとした熱泥は転げる鉄の身を逃さず纏わる…!
____燃料は重油です
[タンッ] 「 簡単には消えませんよ 」
( 隙だらけの様を見せる冴月に対して跳躍
…落下速度を威力に加えた、__手槍を下に構え
仕掛けるは刺突強襲__!! )
消えない、いくら転がっても炎は消えない。
横を見れば槍を手に持ち跳躍する夜鳩の姿。あんなものまで隠しもっていたのか。
この攻撃は躱せない、だがこの攻撃では致命傷になり得ない、そう判断した冴月は動きを止め、心臓を狙えと言わんばかりに大の字に。
槍を構えた落下攻撃、それは必然的に夜鳩が冴月の間合いに入ることを意味していた。
「――剣撃形態(ソードフォーム)」
炎はまだ燃えている。
「(…誘うか)」
__あまりにも、"つつぬけ"な待ちの姿勢
慌てる様子の見えない表情を見なくても…
…だか、この槍は確実に "当たる"。
(__落下がコンマ一秒以内に済みそうな距離 …
あからさまな罠を前に、…一撃を掛けるか?)
…いや 「(迷ったら …行け)」
[シュゥッ!]
空気を切る音に迷いはなく、ただ心の臓ひと突きを
…一撃必殺を目指して 槍を加速させる…っ!
それはきっと全力だった、凄まじい音と共に槍の穂先が金属の身体を傷つける。
覚悟はしていた、それでもこの重たい一撃はなかなかに堪える、けれどこの反撃の好機を逃しはしない。
冴月は燃える剣と化した四肢を人体の構造を無視した角度で曲げ夜鳩のアキレス腱を狙う。
死んでもらう必要はない、ただ動きを止めればいい。
「何っ」
( 死なぬにも驚いた 異様な攻め手にも驚いた。
__しかし、体が動かぬ程でもない。
夜鳩の眼は襲い来る四剣の内 一本を眼にすると
手ぶらな手槍を突き付け、…僅かに出来た足場を踏み
僅か、手槍を犠牲に危険を振り撒く冴月と距離を取る )
____緊張…
「 ……(見たことがない… …あれも、"異能"…?) 」
( …次の攻め手を練り、冴月に睨みを掛ける )
傷口を修復、四肢を人型に戻して立ち上がる。
相手は距離を取った、攻めるか? それとも待つか? いや、戦わずに済むならそれが最善だ。
「もう諦めたら?」
相手を見据え、諦めてくれれば良いなぁ、と淡い期待を込めて言う、これで終わるとは思えないけど。
(………)
「 …優れた異能にございますね
__硬く、柔らかく …そして素早い
…それでも …"この程度" では
貴女の首に掛かった値に釣り合いません 」
( __向かって真正面、…不利を認めさせた筈の
武器を失った白黒は、尚も崩れずに淡々と )
「 …まだ、何か出来そうですね?
…もう少し見せて頂くとしましょう 」
___[すらぁっ] …(スカートの裏地から引き抜くクナイ…ッ)
[ シュァッ! ]
( 弾丸めいた速度で投擲を行いッ__...
そして接近、__クナイの一本を手に、…刺突を狙う! )
「……きっと後悔する、私もあなたも」
真紅の柄を持つナイフを取り出し自らの首へ突き立てる。
「でも、見たいなら見せてあげる、私の本気」
その直後、飛来したクナイが心臓の位置に命中し、カーンと金属音が鳴ったのを合図に冴月の身体に紅い波紋が広がる、吹き抜ける熱風と共に身体から炎が噴き上がり――。
ぽてぽてぽてぽてべしゃっ…ぽてぽてぽて
可愛らしい足音と、たまに間に入る痛そうな音をBGMに、少女とも少年とも言えるソレは海月らしき人形を抱えて歩く
足がもつれかけながらも歩くそれは、口からぷかぷかとシャボン玉のような泡を定期的にはきながら、目の前の黒い物体を追いかける
にゃ〜
「にゃ、にゃーにゃ、にゃーにゃー」
目の前のそれが鳴き声をあげれば、それを真似するように声を上げる
黒い物体…猫の後に続く少年は、楽しげに陸を謳歌する
「にゃー、にゃんにゃ、にゃーにゃ」
フシャーッッ
……あまりにしつこく、猫パンチを受けたというのは、ご愛嬌である
: 馳せる追憶_ うたかた_ 映る_ 夢に散って_
褪せの日暮れに_ ひもとき_ 明日へ_ 思う…
過ぎ去り_ 見渡せば_ 光るあなたの思い出_ 追憶_
伸ばした手の中に__ 淡く__
唄う時くず_ 追憶_ 愁い_ 届く灯り_
求む過去なれ_ 繋ぐ手_ 思い_ あれど_
馳せる追憶_ うたかた_ ひとり_ 明日に駆けて_
褪せの日暮れに_ 踏み出す_ 想い…胸に
さよなら _想い… 胸に
「あっにうえーーッッ!!!カフカがきたでありますよーーッッ!!!!」
「おやおや、血まみれじゃないかMy Brother」
「んぇ?ゔにゃっ!」
血に濡れている真っ赤な義弟のの血を拭う、どうやらまた人を殺してきたらしい、風呂をいやがる猫のように逃げ出そうとする彼を捉えてタオルで吹いてやる
「ぐえー!このままでいいでありますよあにうえーっ!」
「ノンノン、固まってしまったら大変だろう?、うーむのかないね、お風呂に入ろうか!」
「ニギャー!!!」
やはり猫のようである、いや犬かな?暴れ散らかす弟の首根っこを掴みあげてどうせこうなるであろうと思っていたドラム缶風呂の下にある薪に火をつける
「さてmybrother、お風呂が湧くまでいい子にできるかな?」
「無理であります!!」
そういって首を掴む手を蹴りあげて逃げ出していく、なんと!また成長したね!
なら
「ちょっとの時間、久しぶりに手合わせと行こうか!」
「!──ヒハッ!かかってこいであります!!」
冬の夜__
....ふにゃあぁ〜〜〜〜〜
( この季節、この時間、この温度 ...とある猫にとってはとっても苦手で、だらけたくなる
何もせず、ぐうたら ...ただ動かずに、ゆっくり寝たりして ... .... ...無防備に四肢や肉体全体を晒す )
[ ...ふ〜〜 ]
( 吐く吐息は火の粉混じり、それでいてあったかい ...
そもそも猫自体が、冬場の寒い中では真反対と言える程に熱を持っており、...もし抱き着こうものならば、極楽と言える空間を手に入れられるだろう )
___ただし、餌を持たずに近寄ってはいけない。
何故かって?そりゃあ猫は"寒いのが苦手"
苦手な時って ...物凄い不機嫌になるから____
ガブってザクって、されちゃうよ!
...まぁでも、お肉やらなんかを持って来たのなら
「 一緒に寝るぞ〜〜 ....ほら、お前も寒いの、嫌だろ?
...自分で良ければ側にいてやるぞ!..ご飯くれたから!
もう自分はお前を良い奴だと思ってるぞ〜〜っ!! 」
その時は、暖かく歓迎されるから ...
ほかほかにゃんこを求めるのならば
猫の好物、忘れずに!
_____とある冬の生態調査。