3つめのスレ です。
自分が書きたいな〜!って思う小説を書きます。
ときどき書くぐらいだと思います。
入りたいは、無理だけど(無視するけど)
感想&アドバイスは、OKよ。
夜中更新&ノロノロ更新
夜中テンションになると、キャラ崩壊するよ(作者が。)
荒らし反対。反応しません。
気に入らない所を変えるだけだから、基本的な所は変わらない……です。
ほぼほぼ変わらないので、自己満だと思ってください(苦笑)
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アーヤside
なあ。知ってるか?
昼間にも星は出てるんだ。明るくて見えないだけ。
だから……星はいつもお前を見てくれてるんだ。
君は……星が好きだった。
だから私は……君がいつでも見てくれてるって勝手に訳した。
一人で勝手にはしゃいで。君の事を考えるだけでなにもしなかった。
ピーポーピーポー
あの日の救急車の音は、まだ耳から離れてくれない。
幼稚な私に、神様は痺れを切らしたんだろう。
あの時、君にこの気持ちを伝えられていれば良かったの?
きっとそうなんだろう。伝えられるチャンスはいくつでもあった__
ピーポーピーポーピーポ……
音は変化する。
でも私達は変化しない。
ただただ時だけが。時間だけが過ぎていく。過ぎ去ってしまう。黄金の時間が。
あの時あの瞬間から、砂時計は壊れてしまっていたの?
君の居ない日々は喪失感しかなくて。
みんな元気を失ってしまって。弱くなったり、人格が変わったり___
この悪夢はいつ終わるんだろう……いや、終わりはないのかもしれない。
う……え杉。 上杉……おい!
ああ……彼らも離れてはくれない。それは、彼らが一番苦しいから……?
ううん。一番なんかない。誰にも決められないよね。
あの晴れた昼。
この事を知らない人たちにとっては全く普通な日々だっただろう。
だけど、私達は違う。
あの日から毎日が変わったんだ。
そう……
二年間のあの日から___
上杉side
あいつ……立花……立花彩と俺達が出会ったのは小六の時。
若武のマウンテンバイク莫迦事件の時だ。
それからは、探偵チームKZ事件ノートを設立し、事件を解決して来た。
立花の飼い猫(ルル)がよく居なくなるため、俺は探すのを手伝わされていた。
ルルはよく居なくなるもんだから、俺は手伝わされるし、立花は泣くしで大変だった。猫……あんまり好きじゃないしな。
一度、ルルが一週間ぐらい帰ってこなかった時に立花にこう言ってやった。
「なあ。知ってるか?
昼間にも星は出てるんだ。明るくて見えないだけ。
だから……星はいつもお前を見てくれてるんだ。
もちろん、ルルも。だから必ず帰ってくる。」
そう言ったら、あいつは顔を赤らめた。
あの時 全く意味が分からなかったし、今も分からない。
ピーポーピーポー
俺は……
ピーポーピーポーピーポ……
俺はどうなるんだろう。
う……え杉。 上杉……おい!
若武が必死で呼びかけてくるなか、俺が考えていた事と言えば
親には手術されたくねぇ
って事と
ルル 今日もいねぇーんだよな
って事だけ。
あの晴れた昼。
俺は交通事故にあった。
赤いノアだった。派手好きな若武の嫌味な顔が降り掛かってきた事は、全てがすんでから伝えようと心の奥底で決めた。
でも、全然伝えられてない。ずっとずっと、この呪縛のような眠りから覚めれて居ない。
あいつらが見舞いに来ているのが手に取るかのように分かる。話しかけて来ているのも分かる。
あいつらが、もしくはあいつが来る時間帯で、今日が何曜日か、何時が分かるほどに あいつらは熱心にこの病室に通っている。
なのに目が開かない。口が動かない。手も。足も。どこもかしこも。
特に黒木はまずいほどに通っている。来たら五時間は確実に居る。俺は黒木に依存されているのか?……必要とされているのに何も言えない苦しさの中だとまともな事は思いつかないらしい。
あいつらは前のあいつらとは違うのか?___
ルルが心配で、立花が心配でどうにかなってしまいそうだ。
そう……
二年間のあの日から___