「 ねぇ、宝箱が愛しいってことはさ、
その中身は大切じゃないってことなの? 」
『 中身は空っぽなんだよ、
どうかきみの好きな物を入れて欲しいな。 』
ー此処は、いつまでも僕たちだけの宝箱。
( 彼女と別れてから、1人自分の家に戻り。ただいまと言っても返ってこない部屋は、何時ものことだとは割り切れないくらいに寂しく感じる。取り敢えず冷蔵庫から麦茶を取り出してコップに注ぎぐいと一気に飲み干すも、喉に来る冷たさはこの熱さは夏のせいでは決してないということを思い知らせるのみ。コトンとやや乱暴に机にコップを置くと、どさっとそのまま崩れ落ちて嘲笑気味にぽんと一言 )
……なんや、寂しいもんやなぁ
( 彼女と別れてから、1人自分の家に戻り。ただいまと言っても返ってこない部屋は、何時ものことだとは割り切れないくらいに寂しく感じる。取り敢えず冷蔵庫から麦茶を取り出してコップに注ぎぐいと一気に飲み干すも、喉に来る冷たさはこの熱さは夏のせいでは決してないということを思い知らせるのみ。未だ身体に残る、優しい彼女の温もりを思い出すとまたも身体は火照り、コトンとやや乱暴に机にコップを置くと、どさっとそのまま床に崩れ落ちて嘲笑気味にぽんと一言 )
……なんや、寂しいもんやなぁ