五時まであと30分位なんですよねぇ。
いや、流石にそんな事態となればせめて部屋内の各種配置と食料・飲料・娯楽用品の完備だけは最高に完璧にするんだが。
後は勝手になんかやっていてくれ。オレは適当にスタンバイしてるから用があれば話しかけるんだみたいな。
家に異性を呼ぶということの意味を全く理解していないんだな。
彼らは。
異性に限らず人を呼ぶ時はせめてなんか気を利かせないとダメでしょ。
珍しい雑誌を用意しておくとか。そうして相手を遊ばせて自分はちゃんと待機しないと。
で、昼になれば「そろそろ昼食を」っつって何か用意するなり近場のランチに連れて行くなり。
そんなことも分からないのかよ。
誰もテメエのことなんざ眼中に無いんだよ。
相手を楽しませることだけ考えてる位が丁度良いんだよ。
オレの存在意義なんてもの、人からしたら有って無いようなもの。
つまり、その薄っぺらい存在価値は道具や気配り等で補完するべきって訳なんだよ。
誰かが自分という人間そのものを求めているなどというのは、その概念自体、自惚れも甚だしいし、馬鹿げてるし有り得ないんだよなあ。