いじめ小説 オリジナル〜!!

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1:あみりん☆:2012/04/22(日) 18:14 ID:cUs

ここは、いじめ小説を書くところです♪
↓↓↓のルールを守ってね♪
・荒らし禁止!
・文句なし!
・必ずコメントする!
・アドバイスもする!

では〜...スタート!!!!!

10:彗星:2017/07/18(火) 22:34

>>9
確かにそうかもしれないね
でも君のいう普通とはなんだい?
この世界には100%同じものなんてないんだよ?
だから普通というものはないんだ
それにもしかしたら文学に新しい風を運ぶかもしれない
それを君の言う普通で妨害するのかい?
まぁ使うか使わないかはこのスレの主_夢華君の意思次第だけどね

11:匿名:2017/07/19(水) 23:25

 メタ・フィクション
              1 
 私ーー花沢ミコーーは、いじめ小説を読むのが好きだ。
 私の周りーー現実ーーに、いじめというものはないのに、
わざわざ虚構の世界にそれを求めるのはなぜなのだろう?
 私はマゾではない。いじめ小説の中の、勧善懲悪に、単なるカタルシスを感じるだけだ。
 うん。きっとそれだけなのだ。私は今日も、人気作家高橋えま先生の書いた「いじめ×みじめ」を
カバンの中に携えて、学校に行く。
              2
「ふう…今日も学校疲れたあ」
 私は帰宅した勢いでベッドに寝転がる。
 読みかけの「いじめ×みじめ」を取り出して、続きを読み始める。
 主人公のアイが、いじめられるが、クラス1のイケメン男子が、アイに惚れたので、
 いじめっ子はアイをいじめることができなくなり、悔しがる。おしまい。         
 物語の構造としては、「シンデレラ」と同じだ。
 しばらく、ごろごろする。なんとなく不安になる。新しい話が読みたい。
 私は起き上がり、貯金箱を叩き割り、千円札を手に本屋に向かった。
              3
「ああ、私はなんでこんなにもいじめ小説を読まなければならない気がするのだろう?」
 本屋へ向かいながら、私は自分のロクでもない趣味に、嫌気がさして、ついこう呟いた。


 それはね。お前が弱虫だからだよ


 え?だれ?誰かが、今、私に何かを行った気がするのだけれど。気のせいかな?


 知らないふりをするんだ!あはは!やっぱり弱虫だなあ、君は!


 やっぱり、声が聞こえる。嫌な声。本当に、知らないふりをしてみたいのに、
弱虫と言われるのも嫌で、私は声の主を探って、キョロキョロした。
              4
「こっちこっち」
 私は振り向いたーーそこには、私がいた。私にこんな表情ができるのだろうか、
と思ってしまうほど、そのもう一人の私は、嫌な表情をしていた。
「…誰?」
「君だよ。君の心の影。あなたは私。私はあなた」
「私が弱虫って、どういうこと?」
「あはは、こりゃ、傑作だよ、本当に、君は何もわからないのかい?いいよ、じゃあ、見せたげる」
 もう一人の私の目が、緑色に光った。その光を見た私の心に、映像が流れ込んできた。
              5
 学校。私のクラスだ。
「お前臭いんだよ!近寄るんじゃねえ!」
「や、やめてっ!」
「おい、裸になれよ」
「いやだ…」
「バリカンで、お前の頭丸坊主にしてやろうか?」
「やだよ…」
「おい、くそ女、視界に入ってくるんじゃねえよっ!」
「うわあああん」
「キモ!泣きやがったこいつ!きもいきもいきもい生理的に無理。引くわ」
 クラス中のみんなに、いじめられていたのは、他でもない、私だった。
 こんな映像、見たくない。しかし、もう一人の私に、私はこの地獄のような映像を、
強制的に見せられているのだ。ちょうど覚めることができない悪夢のように、私はいじめられる私を
ただ苦しみながら見ているだけだった。
 私は、いじめられる現実が本当に辛くて、自分の心を守るために、いじめられるたびに、ずっと記憶を消去していたのだ。だから、
私はずっと、私の周りにはいじめなんかないと思い込むことができた。
 しかし、それが心の歪みとなって、無意識に「復讐」を欲するようになった。それが、私が衝動的にいじめ小説というジャンルを
読み漁る原因になっていたのだ…。
                     6
 私はいつの間にか、一人ぼっちで、夕暮れの街角に突っ立っていた。
 もう一人の私はどこにいなかった。
 私は足の力が入らなくなって、その場に座り込んでしまった。歩けない。どうしても、足が動けない。
 通行人が私を不思議そうに見て通り過ぎるが、結局助けてくれずに通り過ぎた。  
 夜が来た。私は本当にみじめな気分で、暗闇に一人ぼっちだった。
 そこに一つの光が見えた。
 王子様?
 ーーいや、警察官だ。私を怪しんで、私に
「君、そこで何してる?」 
と尋ねた。終わり。
                      


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