学園は楽しい楽園です

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1:通りすがりの希望はルンルン気分:2015/03/19(木) 22:03 ID:tHU

私がした事は無意味でなんの
価値もなかったけれど

それが君にとって幸せな選択だったのなら
それはそれで良かったのかもしれない

attention
※タイトルとは逆にいじめものです

2:通りすがりの希望はルンルン気分:2015/03/19(木) 22:11 ID:tHU

私立黄泉川学園
お嬢さま学校と平凡な男子校が合併して
できた学園。
完璧に見える学級のその裏側。
それはあまりにも残酷で、汚いものだった

3:通りすがりの希望はルンルン気分:2015/03/19(木) 22:21 ID:tHU

息を切らしながら体育館の裏に隠れる。
あいつらが追いかけてきていないか確認する。
一見するとそれは鬼ごっこや隠れんぼを
しているように見えるだろう。
だが、僕があいつらから逃げる理由は単純に
自分を守る為である。

僕の名前は灰ヶ峰輝
ある日突然いじめの対象になってしまった。
自分でも何故だか分からないがとにかく想像
以上に苦しい。

「そんな所で何してるの」

いきなりそう話しかけてきたのは同じクラスの
相良百合子だった。
「何してるって逃げてるんだ。同じクラスの君
ならわかるだろう」
「うん、わかる。だから私はここに来たの
私は君を守りたい君が好きだから。たとえ
自分が傷つこうと、構わない。」
彼女が何を言っているのか分からない。
守る?そんなこと出来るわけないだろう。
「それはなんの冗談?」
「冗談じゃない。本気」
その彼女の言葉に言い返そうとしたそのとき。
「お、灰ヶ峰こんなとこに居たのか」
不快な笑い声が聞こえた。

4:通りすがりの希望はルンルン気分:2015/03/21(土) 00:04 ID:/dE

ニタニタと笑いながらソイツは
僕に近づいてくる
「ちょっと遊ぼうぜ?」
そしてソイツの手下が相良さんに気付く。
「誰だその女」
続けてもう一人の手下が言う
「これは面白そうじゃん」
そしてソイツ達による僕との遊びが始まった


何分経っただろうか
身体中の青タンがズキズキ痛む。
「や、やめて…くださいっ」
「きゃはは!やっぱこうじゃないとな!」
ソイツは笑った楽しそうに。
「離してよ!」
相良さんの声が聞こえた。きっと羽交い締めに
されてたりするのだろう。
その時僕にとっての救世主が現れた。
「おい!お前達何してるんだ!」
生徒指導の松岡がそう言う。
「うわっやべっ」
ソイツ達はそそくさと逃げて行った。
「大丈夫だったか灰ヶ峰、相良」
「はい、なんとも…痛っ」
立ち上がったとき脚にできた青タンが痛む。
「はあ…一応保健室へ行きなさい。」
溜息をつき、松岡はそう言った。

5:希望はルンルン気分で書いてます:2015/03/23(月) 03:17 ID:mMY

そう言われたが保健室へ行くのは色々と厄介だ
僕は保健室とは逆の方へ歩いて行く
すると、突然相良さんに腕を捕まれた
「保健室、いかなきゃダメ」
「やだ」
「なんで」
「怪我の説明とか面倒」
そう言うと相良さんは顔を膨らませる
「ダメ、行くよ」
「や、ちょっと待って」
相良さんに強引に腕を引かれ保健室へつれてかれた

「...で、なんでこんなことになったの?」
と保健室の先生、日下は言う
「ええと..」
言い訳が思い付かない。でも何があってもあの事は言ったらダメだ
僕が黙っていると相良さんが口を開いた
「一部の男子生徒が彼をいじめていたんです」
静まり返る保健室

「っははははは」
笑ったのは日下
「いじめって所詮男子のプロレスごっこでしょ遊びよ遊び」
と笑いながら日下は言う
そうか、これは遊びなんだよな
「傷つきたくないんなら強くなったら」
傷を抉るかのように日下はそう続けた
僕が僕が弱いから僕のせいなんだこれは全部

6:通りすがりの希望:2015/04/16(木) 22:36 ID:mJ.

次の日彼は学校を休んだ


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