登場人物
竹達亜久里
家が貧乏一家として育ちその後一家は崩壊してしまいホームレスになってしまう。
相沢瞬
明るく元気高くいつも前向きで友達思いな性格。
橋本大智
瞬とは幼少期からの幼なじみ,病気がち。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あたしは竹達亜久里,13歳,中学1年生
一家が貧乏すぎるゆえ6人家族は崩壊のため別々に暮らすことに。
つまりあたしはホームレスである。
「亜久里,亜久里起きろ!」
「初日学校のくせにのんきにして」
「・・・・・・・もう・・・寝かせくれ!」
「入学式だぞ」
「・・・・・・・あっ・・・・・・・」
やばい,あたしは中学生に教育費はあたしの15歳上の兄が仕事し出してくれている。
ちなみにこの二人の男子,相沢瞬と橋本大智
小学5年生の時にあたしが転校先で知り合った。
「ゲホッ,ゴホッ」
「大丈夫か?大智」
「うん」
大智は結構病気がちで幼少期は一時白血病にかかったことも聞いている。
「竹達亜久里」
「フルネームはやめろう,大智」
「呼びやすいもんこれだっと」
「亜久里でいい」
「竹達亜久里は竹達亜久里でいいんだよ」
「それか,亜久里姫でも」
「ヤダ,お前が姫だなんで考えたくもない,そもそも女のくせに身長が182センチって怪物だろう?」
「怪物っていうな」
あたしは元々幼少期から長身で結構伸びやすいタイプだった。
幸いにも,皆同じクラスになり
「私は1年D組担任中村桃香です」
中村桃香,21歳,大学卒業したばかりの新米教師!
キーコーンカーコーン
「よっ,瞬,大智,一緒のクラスだな」
「晴希超久しぶり」
「幼稚園卒ぐらい?」
「この女子は?」
「あたしは竹達亜久里」
「小学校の同級で」
「同級生なんだ,よろしくな!竹達」
「はい」
「それにしてもでかいな」
「182センチです」
「オレよりでかい,オレは170しかねぇし」
追加メンバー
吉田晴希
瞬と大智とは同じ幼稚園に通っていた友達。
「亜久里,一緒に帰ろうぜ」
「ごめん,今日は部活見学に」
「そうか,先に帰るからな.大智行こうぜ」
「はーい」
二人は先に帰った。
「吉田君は部活見学にいくの?」
「そう,オレはバスケ部とサッカー部を見学するよ,オレは小学校からバスケやらサッカーやら習ってたからな」
「へぇ〜」
「オレは先にいくな」
ーガラッーガシャーン
「竹達さん,あの二人の男子とは仲良しだよね?」
「小学校の同級で」
「北中央小学校だっけ?結構人数が少ないところでしょ?」
「うん,うちらの時は男子10人,女子,4人のメンバーで卒業後,他の中学校にいった子が多くて同じ小学校はあたしとあの二人だけ」
「そいえば,部活見学はどこにいく?」
「あたしはテニス部」
「凄い偶然!あたしもテニスだよ」
「それか?バトミントン,いずれも同じようなスポーツかな」
「あたしもバトミントンも見てくるよ」
「なんか気が合いそう」
「だね,一緒に行こう,あたしは内山彩美よろしく,竹達ではなく亜久里ってよんでもいい?」
「もちろん,彩美ちゃん」
追加メンバー
内山彩美
テニスとバトミントンが大好きな女の子,亜久里と結構仲良しになるほど友達に。
「ようこそ,テニス部へ.私は部長の小松蘭子
3年A組」
「よろしくお願いします」
「同じく」
「今の所,入ってきたのは二人のみ」
「他にいないんですか?」
「うちの部活,人気なくて,バトミントンやらバスケ,バレー,女子サッカーやら人気高いからな」
「うちの部活に入ってくれる?」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
「嫌なら構わない,廃部が嫌なだけ」
「やってみます,なぁ,亜久里」
「あたしもです」
・・・・・・・
翌日
「というわけで,あたし,ソフトテニス部に入ります」
「お前,テニス入ったのか?」
「想像思わん」
「いいじゃん,二人とも,あたしが入りたいもん」
「亜久里〜」
「あっ,彩美ちゃん」
「じゃ」
「あの,私も仲間入りしてもいい?」
「どうぞ」
「うん」
「私は宮沢萌」
追加メンバー
宮沢萌
女子サッカー部にはいる幼い頃からサッカーが大好きな小柄で可愛い。
「あのさ,部活は5月だから3人で何処か,いこう」
「いいね,彩美ちゃん」
「記念として行くのがいいかも」
「ゴールデンウィークになったら,皆で原宿行こうと」
「賛成!」
「うん」
ヤバイ,うちがホームレスってしれたら?
「というわけで兄貴,金かして」
「いいけど,どうするの?」
「友達3人で原宿にいくの,ゴールデンウィークに」
「いいよ,最近,給料が90万になったから,3万円あげるね?皆と行くならいいよ」
「ありがとう兄貴」
「あったりまえだろう?オレはあんたの妹だからな」
「兄貴‼」
入学してから初めてのゴールデンウィーク
今日は彩美ちゃんと萌ちゃんと原宿に行きます。
「はぁーはぁー,ごめーん」
「もう,亜久里遅いよ」
「今日の服可愛いね」
「ありがとう」
実はこの服はまだホームレスでも貧乏人になるまえ,お年玉で貯めた50万のなかなから,あたしの憧れのブランド「ジェーガール」の服をセットで買えた。
「えっ〜と,東京バスが来た」
あたしたちは念願原宿に向かった。
「原宿といえば竹下通り」
「表参道」
「渋谷もついでにいければいいね」
「渋谷は大人世界だよ」
「いいんじゃん,私たちは中学生なんだから」
その後,原宿に
「うわぁ,皆オシャレ」
「可愛い」
「見て見て,イケメン」
あたしたち,こんなんで興奮するなんて田舎者だ。
「竹下通りだ,行こう」
「うん,クレープ食べたい」
「今,お昼だね?何処に食べる?」
「クレープ食べながらみてまわる?」
「そうしよう」
「いらっしゃっい」
「私はイチゴホイップクレープ」
「あたしは,バナナイチゴカスタードクリームクレープ」
「あたしは何にしようかな?」
「何か,迷ってて」
「そうなんだ」
「・・・・・・・決めた,あたし,デラックスミックスで」
「了解」
あたしたちはクレープを受け取った。
「あっ,美味しいね,このクレープ」
「ホイップクリームが濃厚」
「イチゴバナナ最高,夢コラボ」
「うーん,ヤバイ」
「私は,この服見て見たい.亜久里持ってて」
「わかった」
2分後
「可愛いかったからしかも399円でTシャツ買えた,しかも5着,スカートもフリフリなロリータ風かな?」
「可愛い,あたしも買おうかな?」
「彩美ちゃん,萌ちゃん,あたし,ここのロリータショップ見てくるよ」
「亜久里,ロリータ好きなの?」
「大好き」
あたしはロリータショップにはいった。
あたしはゴスロリ3着,甘ロリ3着,購入した。
その後,お揃いの服を買ったりプリクラをとったりあたしの大好きなコスプレを10着購入
いつの間にか1000円。
その後,買える日
「今日は楽しい一日だった」
「うん」
「今度は高校生になったら来よう,今度は表参道」
あたしたちは原宿をあとにした。
「あいつらがのんきに都会に遊んでる逆でこっちはずっと地元」
「大智」
「まぁ,オレらも楽しいことあるもん」
オレは相澤瞬
亜久里達が原宿に行っている間の話
オレの家で大智,晴希と勉強したり話したりしている。
「もうすぐテストか,最悪」
「オレ,ドイツの高校に行くのはすでに決まっているけど」
「晴希,ドイツ?」
「オレ,留学することが決まって立派なサッカー選手になりたいだ」
「.,.,凄い,晴希」
「まだ確定ではないけど,そうなれば」
「でも,すごいよ,ハル」
「ドイツに留学したいのは元々からの夢だし」
「叶うといいね?晴希の夢」
「そうかな?世の中はそんなに甘くないし」
「大丈夫.晴希なら」
「瞬,大智」
トントン(ドアの音),ガチャ
「母さん」
「お昼だからみんな食べな?今日,オムライス作ったけど」
「ありがとうございます」
「どうも」
「お前の母さんの名前はなんでいうの?」
「知らなかったけ?相沢すみれ」
「菫なんだ」
ーバーンー
「にいちゃん,チョコレート」
「ないよ」
「だって,隠しチョコレートあるじゃん」
「ない」
「だっだら,ベッド下にあるあの本ママにバラしても」
「ねぇーよ」
「はーい」
「妹ができたんだ」
「うん,まだ3歳だけど口が悪いそれところがガキらしさがない」
「可愛いじゃん,肌白くて目がぱっちりで人形みたい」
「名前なんていうの?」
「彩(さやか)」
「可愛いお名前」
「モデルでもいそう」
「ふーん」
「素直じゃないな」
「あと,別室に1歳の妹がいる,環(たまき)っていうんだ.ねてるけど」
「文句いうな,オレなんが怖ーい姉と面白くもない弟だ」
「大智は姉弟」
「贅沢いうな,兄弟持つだけでもありがたいと思え,俺なんか一人っ子だぜ」
「そうか,晴希は一人っ子なんだ」
「そうだ,なんか悪い?」
5月28日,大会に向けて土曜日だけど学校にきて練習している。
と言っても,2.3年生優先,あたし達,1年はとりあえず補欠と応援。
「キャー,雅美先輩かっこいい」
「雅美先輩はすでにテニスの有名高校に推薦だっとか」
「あと,3年が引退後,雅美先輩は3カ月,イギリス留学するとか」
「やっぱり,私達の星」
ソフトテニス部エース,飯塚雅美,中学3年生
3歳にしてテニスを始めソフトテニスもそうだっが硬式テニスも得意である。
「おっ〜い,休憩」
「雅美先輩,差し入れのクッキーです」
「ありがとう,ちょうど甘いのが欲しかったの」
「うん,美味い,チョコレートクッキー最高」
雅美先輩はかなりの甘党なのです。
「雅美」
「蘭子」
「これが終わったらテニスコート施設に行きましょう」
「だな 」
「先輩」
「私達,多分これで最後の大会になるから,精一杯やりたいから,この後も練習するの」
「実は蘭子もあたしと同じでイギリス留学がきまってるの,あたし推薦高校も来ているけどやっぱりあたしは高校大学はイギリスに留学したいの,一様,3カ月だけど卒業したら本格的にイギリスに」
「雅美先輩は夢はプロテニス?」
「もちろん」
「好きなものは必ず努力しれば夢は叶うもんよ,私も雅美もテニスが大好きだから練習してるの」
夢は好きだからこそ努力して繋がるかぁ〜。
新キャラ,最後のメンバー,2人少女
柳生深晴(やぎゅうみはる)
九州福岡から転校して来た女の子
好物は豚骨ラーメンと明太子である。
ニックネームは「ミッハ」
亜久里,彩美,萌と親友なかになり高校では同じ学校に通うことに夢をみる。
仁科パール(にしなぱーる)
深晴と同時にドイツから来たドイツと日本人のハーフ美少女,両親が離婚後母方に引き取られたため母親,妹,弟共に日本へ戻る。
今は母親両親(祖父母)の家で住む。
深晴と同時亜久里達の親友なかになり高校では同じ学校に通うことにゆめ。
・・・・・
「急なんですけど,2人転校生が見えています」
それは梅雨時期.6月20日
ガラァ(ドアを開ける音)
「今日から仲間になる・・・では」
「私は九州福岡から来ました,柳生深晴です,仲良くしてください」
「ワタシはドイツから来ました仁科パール」
「というわけで仲良くしてください」
その休み時間
「へぇ〜仁科はドイツ?」
「はーい,だれ?」
「オレ,橋本大智」
「ワタシはドイツと日本人のハーフです」
「晴希,お前はドイツに留学したいんだろう?」
「そうだけど」
「ドイツが好きなんだ,嬉しい」
「パールは好きな人はおるの?」
「いきなり?転入生に」
「いますよ?同じワタシと外国人と日本人のハーフなんですけど,長距離恋愛です」
「どんな?」
「イギリスと日本で名前はノアと言います」
「長年ドイツにいたのに日本語うまいね?」
「母が日本語を教育してくれました」
「あのう?パールちゃん?」
「深晴ちゃん?」
「どうしたの?」
「この3人が」
「あたし,竹達亜久里」
「内山彩美,このコは宮沢萌」
「萌だよ,よろしく」
「改めて,パールです」
「パールと言うことは真珠?」
「そうだよ,ワタシ.6月29日」
「じゃあ,もうすぐなんだ」
「はい」
「パールちゃんはドイツではなにやってた?」
「ワタシは合唱団に入ってました」
「歌好きなの?」
「はーい,ダイスキ,ワタシ,合唱ダイスキ」
「合唱部入れば?」
「あるんですか?」
「あるよ」
「では,ワタシは合唱部に入ります」
合唱部
「あのう,合唱部はここでいいでしょうか?」
「はい」
「ワタシ,仁科パールといいます」
「パールっていうんだ,ハーフ?」
「はい,ハーフでドイツと日本の」
「そうなんだ,私はソプラノ担当で部長の春日音羽,歌を聞かせて?いきなりだけど」
パールは歌を歌い・・・・・
「君,綺麗な歌声ね?あんたはソプラノだね」
「はい」
・・・・・・・・・・
ソフトテニス部
「みんな,集合」
先生がみんなを呼び集めた
「今日で3年生が引退します」
そうか,この前の大会が3年生の最後の大会
「蘭子さん」
「私と雅美は今日で引退します,それで新しい部長を発表します,2年B組,池田玲茉」
「玲茉先輩が?」
「蘭子先輩,私でいいのでしょう?」
「池田は確かにテニスの実力はやや普通だっが,後輩や仲間思い,真面目でみんなをまとめる所だ,それを支える副部長は新川智子」
「あたしですか?」
「たしかに部長は池田にしかし彼女一人じゃ当てにならないだからそれを支えてあげるのが新川だ」
「わかりました,玲茉,こまったら私が支えるよ」
「智子ならやっていけるよ」
「蘭子先輩,雅美先輩」
「亜久里」
「留学するんですか?」
「うん,卒業式は来るよ」
「テニス留学はあたしたちの夢なんだ」
「先輩,これ」
「うん?」
「可愛い」
「あたし,手芸が得意で先輩との思い出が詰まったテニスボールのマスコットです」
「ありがとう,大切に使うね」
「亜久里もうまく慣れよ?」
「はい」
こうして,三年生が引退しました。
あたしの憧れの雅美先輩や蘭子先輩
・・・・・・・・・・
「橋本大智さん,君に腫瘍が見つかりました」
「腫瘍?」
「悪性腫瘍ですね」
ガラァ
「母さん」
「聞いたよ,悪性腫瘍って」
「ごめん」
「すぐに入院しよう」
「そんなのガゼネタだよ,大丈夫だから」
タッタッ
「大智,大智」
次の日
あなたは悪性腫瘍のがんです。
そんなのただのガゼネタだよ。
「おはよう,瞬,晴希」
「大智,顔色悪いよ?」
「なんか熱でもあるのか?」
「ないよ,ちょっと姉貴とケンカしちゃって」
「めずらしいね.芽衣さんとケンカなんて?」
「なんか,今日,姉貴が機嫌が悪くってな?」
「それでか?」
「彼氏の浮気だろう?」
「女は裏表あるから怖いよな〜」
「っとなると,亜久里も怖いってことになるじゃんか?」
「誰が,怖いって?」
「ギャー,竹達亜久里」
「裏表だからって悪い?」
「亜久里〜」
「彩美,萌,深晴,パール」
「もう,チャン呼びじゃなくなってる」
「うん,今度から呼び捨てにすることになったの,その方がしたしみやすいでしょ?」
亜久里は内山達の元へいった。
「亜久里,今度,私立花咲女子高校に見学に行こう」
「彩美,見学ってまだあたし達,1年じゃん」
「だからだよ,制服可愛いじゃん」
たしかに可愛いね。
「皆で同じ高校いこう」
たしかに高校行きたい,しかしあたしは貧乏だ,
「高校?」
「兄さん」
「大学ぐらいまで金出してやるよ,お前の人生なんだから」
「ありがとう,兄さん,だから早めに塾いきたいの,3年になったら遅いから」
「塾なら行かせるよ」
1年D組,夕方
「先生」
「たしか」
「はい,橋本大智の母,橋本みゆきです」
「何が御用?」
「大智は悪性腫瘍癌と昨日言われました,医師にも入院するようにいわれました」
「悪性腫瘍」
「はい,ですから明日から入院させようと」
「わかりました,出席停止します」
「ありがとうございました」
・・・・・
「ふぅ〜,おはよう」
「大智,急だけど入院しよう?」
「入院?なんで?」
「昨日,学校にいき出席停止してもらった」
「母さん,なんで勝手なこと」
「本当に入院しよう,学校なんていつでもいけるから今は体のことを」
「・・・・・」
その頃,学校では
「急なんですか,橋本君はしばらく入院のため出席停止です」
「大智が,入院?」
「相沢君,彼は悪性腫瘍の癌だっと聞きました」
「がん?」
「そうですよ」
「晴希,今日行こう」
「うん」
「あたしも」
「亜久里」
「大切な仲間だもん」
オレたちは学校が終わり即病院に向かった。
トントン
ガラァ
「大智のお母さん」
「すみません,せっかく来てもらったのに帰って欲しい」
「えっ?」
「何で?」
「とりあえず帰って欲しい」
バーン
「瞬達来たの?」
「来たけど,帰ってもらった」
「せっかく来てもらったのに?」
「今は体のことを考えて」
「母さん」
次の日も次の日も母親が断って来る。
とうとう,二週間後
「だから,迷惑なの」
バーン
「母さんの思うままにしないでくれない?」
「大智,ベッドに寝てね?」
「おれは子供じゃないから,入っていいよ」
「失礼します」
「元気?」
「大智,果物の差し入れ」
「ありがとう,竹達亜久里」
「だから,フルネームはやめてね?」
「いいじゃん」
「入院しても変わらないな」
「お前,癌何だって?」
「うん,実は余命宣告うけって,末期なんだ」
「余命宣告?」
「オレが生きられるのは,1年」
「1年・・・・・しか」
「ごめんな,一緒に卒業できなくて」