「サラと魔法とお姫様」の続編です。よろしくお願いします!
81:ゆいぽん◆F. 1221:2015/11/03(火) 18:59 ID:Rns すずかさん
見ていただくだけでも嬉しいです。ありがとうございます
ゆめ「これを使って」
ゆめはダークカードをノーラムに渡した。
ノーラム「ダークカード!」
ゆめ「それはダークレイ……強力な力を持っているわ」
ノーラム「じゃあ!ダークレイよ!」
ダークレイが出た。すると、ゆめからどんどん闇が出てきた。
そして、ゆめはダークレイを動かした。
ダークレイはまいを踏み潰そうとした。
まい「きゃあ!」
メーラ「まい〜!!」
ダークレイは足を上げた。するとマジカルカードが落ちて来た。
まい「これは…」
メーラ「マジカルカードよ!それはリリー・アンジェよ!リリー・アンジェは正義よ!強力な力を持っているわ!さあリリー・アンジェで対抗よ!」
まい「うん!マジカルカード!リリー・アンジェ!」
するとマジカルカードからリリー・アンジェが出て来た。
ゆめの闇はどんどん強くなり、ダークレイにも闇が出た。
ダークレイは闇魔法を使った。
まい「負けないで!」
まいから光が出た。
するとリリー・アンジェにも光が出て、大魔法を使った。
するとダークレイは倒れてダークカードに戻った。
まい「リリー・アンジェ!」
リリー・アンジェ「リリー」
リリー・アンジェはノーラムに大魔法をかけた。
ノーラムは消えて行った。
ノーラム「魔法使い、覚えてなさいよ!」
ゆめ「……負けた」
まい「南音さん!あなたは一体」
ゆめは無表情で帰って行った。
まい「……」
悪魔タウン
ゆめ「ミジャ様、ただいま…」
ミジャ「ゆめか…よくやった」
ゆめ「あれは魔法使いではありません。倒すのなんて簡単です」
ミジャ「それではよろしく頼む」
ゆめ「はい…」
人間界
まい「南音さんは何者なのかな…」
メーラ「まい…」
まい「南音さんって魔法使いじゃないのに魔法を使っていたよね?でも南音さんは魔法じゃないって言ってた。じゃあ魔法じゃないのなら何だろう」
メーラ「謎の子ね」
まい「今度、南音さんに聞いてみよう」
メーラ「まい無着しないでよ!」
まい「大丈夫よ」
3話終わり
3話で使った魔法を紹介します
ダークフォーム
場所を一気に暗闇にしてしまう闇魔法
強さ、120
ブルーフラワー
青い花吹雪を散らせる魔法。意外と強い
強さ、126
4話「ゆめは何者!?」
外
まいとみきは学校に登校していた。
みき「まい!昨日のドラマ見た?推理ドラマ『犯人はあなた!』あらすじは探偵と助手。いわゆるシャーロック・ホームズとワトソンの存在の2人組が事件を解いていくって話」
まいは真剣な顔をして歩いていた。
みき「まい?どうしたの?」
まい「ううん何でもない…」
みき「で、見た?」
まい「何を?」
みき「もう聞いてなかったの?ドラマだよ!ドラマ!」
まい「見たよ」
みき「どうだった?」
まい「面白かったんじゃない?」
みき「じゃない?って!あなたが見てたんでしょ?」
まい「ああ…面白かったよ」
みき「ふ〜ん」
その時ゆめが通った。
みき「南音さ〜ん!」
ゆめは無表情で入って行った。
みき「南音さん相変わらず無表情だね〜」
まい「うん…そうだね…」
みき「ん?まい?どうしたの?」
まい「少し考え事をしていて…大丈夫よ」
みき「本当に大丈夫?さっきから真剣な顔しちゃって」
まい「大丈夫大丈夫」
みき「本当?じゃあ入ろう」
廊下
ゆめ「ノーラム頼みがあるの」
ノーラムがゆめの黒い闇から出て来た。
ノーラム「ちぇっなんであんたの言うことを聞かなきゃいけないんだ!お前が聞く方だよ!」
ゆめは無表情で進んだ。
ノーラム「おい!何だよ?あ?ただなんであんたの言う通りにしなきゃいけないのかって思っただけさ。おかしいかい?」
ゆめ「仕方ない…ミジャ様のご命令よ…私じゃないもの…」
ノーラム「チッ分かってるよ!ミジャ様のご命令なら仕方ないけど…こいつムカつく!」
ゆめ「うるさい…そういうのがつまらない…」
ノーラム「何だよ!!お前の言う通りにすりゃいいだけだろ?チッお前の言いなりっていうのがムカつくんだ」
ゆめ「言う通りにしなければ…あなたが地獄に落ちるだけ……」
ノーラム「お前に言われたくねぇ」
ゆめはそのまま歩いた。
「今度こそ倒す……」
夕方、廊下
まいが帰っていた途中、ゆめと会った。
「南音さん……(よし何者か調べるために……)南音さん一緒に帰ろう」
ゆめは振り向いた。
「いいわよ……」
「じゃあ一緒に帰ろう!」
外
夕焼けがキレイに昇っていた。
「夕焼け……キレイだね」
ゆめはうなずいた。
2人は歩きながら話した。
「南音さんってどこから来たの?」
「とても暗い底から」
「へえ〜どんな所なの?」
「暗くて静かな所」
「へえ〜」
2人が歩いていると月が出て夜になった。
「夜になったね」
ゆめが止まった。
「ねえ……あなたはどうして私に話しかけるの?」
「どうしてって……う〜ん……分からないな」
「そう……」
2人はまた歩き始めた。
「世界平和って何?世界平和して楽しいのかな?ただ人々が傷付くだけ……世界平和なんてくだらない……世界平和したって……この世界は守れるけど人々は守れないかもしれない……そんなくだらないことなんてやめようよ。もう平和のために戦うのもやめたら?」
まいが止まった。
「なんでそんなこと言うの!?」
「平和なんて……くだらないから」
「くだらなくないよ」
「平和はくだらない……平和はくだらなくないっていうあなたも…」
「くだらないのよ」
ゆめから闇が出て来た。
「ノーラム今だ」
「はい!」
ノーラムが闇から出て来た。
「負けない!まいマジカル!」
まいは変身をした。
「いっつもいっつも邪魔をして……うるさいんだよ!」
ノーラムが走ってキックした。
「スパイシーマジック!」
まいは魔法を使った。
ノーラムはバリアを貼った。
まいは走ってパンチをしてバリアを壊した。
「ファアーミュード!」
まいはまた魔法を使った。
「わあ!」
ノーラムは倒れた。するとノーラムから闇が出て来た。
「何あれ」
するとノーラムは立ち上がって再び走ってパンチをした。
まいから光が出た。
「ブルーフラワー!」
「ダークライン!」
2人の魔法がぶつかり合った。するとノーラムの闇が強くなり、まいが吹き飛ばされた。
「きゃあ!」
煙が出た。
「とどめを……」
「分かってるっつーの!ダークカードよ!ダークレイ!」
ダークレイが出て来た。そして、ゆめがダークレイを操った。
ダークレイはまいに向かって大魔法で攻撃をした。
メーラがそれを見ていた。
「まい!!」
するとバリアが出た。
「誰だ!?」
するとサラが出て来た。
「もう大丈夫。フラリーヴァ」
すると、まいが起きた。
「何これ、すごく落ち着く」
まいは起きた
まいは立って光が出た。
「まいちゃん行くよ!」
「はい!」
まいはノーラムに向かって走った。そしてパンチした。ノーラムもパンチした。
「ブルーフラワー!」
「甘い!」
するとブルーフラワーを避けた。
「はあ!フラヴィ!」
サラが横から魔法を使った。
「効かないんだよ!」
ノーラムはバリアを貼った。
「マジックストーン!!」
ノーラムはバリアをもっと大きくした。
「それが効くと思っているのか!愚か者めが〜!!ウォータータイフーン!」
ゆめが動いた。
「ダークレイ!」
ダークレイはウォータータイフーンと一緒に大魔法を放った。すると2つの魔法が合わさった。
「よし、まいちゃん!」
「はい!」
「マジカルカード!ホワイトエンジェル!」
するとマジカルカードからホワイトエンジェルが出て大魔法を止めた。そしてホワイトエンジェルも大魔法を放った。
「ホワイトエンジェル〜!!」
するとホワイトエンジェルの大魔法がダークレイに当たった。
ダークレイはダークカードに戻った。
「クソ〜!覚えてろよ〜!!」
ノーラムは消えた。
ゆめから闇が消えた。
「今日はこのぐらいにしてあげる」
ゆめは空間を作って消えて行った。
「本当に不思議な子。結構何者かは分からなかったな」
「私も調べてたの」
「見つかりましたか?」
「何も」
「謎の多い子だわ。それとサラ先輩!ありがとうございます!」
「うん!どういたしまして」
サラとまいは一緒に帰って行った。
4話終わり
4話で使った魔法を紹介
スパイシーマジック
大量の火を相手に当てる魔法。
強さ、180
ファアーミュード
大きいダイヤモンドの形を作ってそこから光線を出す魔法。
強さ、180
フラリーヴァ
疲れた体を癒やすことができる回復魔法。
強さ、182
フラヴィ
白い光線を出す魔法。
強さ、185
ダークライン
闇の光線を出す魔法。
強さ、180
5話「まいとみき」
朝
まいが学校へ登校していた時、みきが来た。
「まい〜!おはよう!」
「おはよ、みき」
2人はいつものように仲良く登校していた。すると、ゆめが来た。
「おはよう!南音さん!」
みきはゆめに挨拶をしたが、ゆめは無表情のまま行ってしまった。
「南音さんっていつも無表情だよね、ねっまい」
まいは真剣な表情で考え事をしていた。
「まい?どうしたの?」
「いや何でもない」
回想
「世界平和なんてくだらない」
現実
「まい行こう」
「うん」
まいとみきは走った。
教室
まいは本を読んでいた。
だが、ゆめのことが頭でいっぱいで本もすらすらと読めなかった。
授業の時も勉強すら頭に入らない。
給食の時も給食が口に入らず、ずっとゆめのことを考えていた。
昼休み
まいはみきと一緒に廊下を歩いた。
「まい大丈夫?今日のまい暗いし固いよ?」
「うん……大丈夫……」
「ねえ今日、家に遊びに行くって約束したよね?」
「うん」
「絶対来てね」
「うん」
まいとみきは歩き続けた。
夕方、外
まいは1人で帰っていた。
まいの家
「ただいま!」
まいの母は料理の準備をしていた。
「あら?今日はみきちゃんの所に行くんじゃなかった?」
「うん……」
母は心配してきた。
「まい暗いけど大丈夫?」
「うん……」
「じゃあ行ってらっしゃい」
「お母さん……」
「何?」
まいは倒れた。
「まい!大丈夫!?まい!」
まいの母はまいを部屋に運んだ。
「ゆっくりしなさい」
「うん……」
まいは目を閉じた。
「南音ゆめ……」
回想
「世界平和なんてくだらない」
現実
「世界平和……」
みきの家
「まい遅い……」
みきの母の声が聞こえた。
「そうですか、それはゆっくり休まれた方がいいですね。分かりました」
「ママどうしたの?」
「まいちゃんが体調不良で今日は来れないんだって」
「ええ〜!今日、来るって約束したのに……今日はみんなでパーティーしようと思ったのに!」
夜、まいの部屋
まいはまたゆめのことを考えて眠れなかった。
「眠れない……」
どれだけ目を閉じても眠れなかった。
メーラが起きた。
「まいうるさい。眠れない」
「ああ……ごめんね……」
「やっぱり気になるのね、あの子のことが」
「うん。あの子のことを考える思うように動けなくて……」
「考えなければいいんじゃない?」
「考えてしまうの」
「そう」
悪魔タウン
ノーラムとミジャが話していた。
「ノーラム、ゆめはどうだ」
「全然ダメです。ミジャ様のご命令なら仕方ないけど、あいつのご命令を」
「聞かないといけないなんて……めちゃくちゃストレス溜まります!何とかしてください!」
「黙らんか!それは私に逆らっているのと一緒だぞ?」
「ええ〜!それになんで大体、あいつと一緒じゃなきゃいけないんですか?あっ!まさか1人じゃ怖いからあいつをご命令したとか?」
「うるさい!文句を言うな!私は悪魔タウンの王だぞ?はあ〜ルヴァンは役に立つと思ったのに全く役立たずではないか!そうだ、それは……」
「出た、ミジャ様の思い出話」
「うるさい!とにかくお前はゆめの命令を聞けばいいだけだ。それにゆめのおかげでお前とダークカードは強くなっている。あの力がなければお前たちはどこかに吹き飛ばされているだろう。ゆめがいてくれたから強くなれるんだろうが」
「まあ、それはそうだけど」
「なら、ゆめの命令を聞くのだ」
「ええ〜!」
「うるさい!聞けと言ったら聞けばいいのだ!お前は私の命令を大人しく聞いてればいい!」
「ちぇっ分かりました〜」
朝、外
まいが登校していた。みきと会った。
「みき、おはよ」
みきは無視して歩いて行った。
「みき?どうしたの?」
「あっち行ってよ!約束したのに簡単に破って……私とあんたはもう友達じゃないもん!どいて」
みきはまいを素通りして行った。
まいは悲しい表情になり、みきを見ていた。
「みき……」
教室
みきは席に座っていた。まいがみきの席に来た。
「みき」
みきは顔を横に向けた。
「みき……」
「まいなんか知らない!」
「そんな……」
昼休み
まいはまた、みきに近づき、みきに話かけた。
「みき」
みきは無視した。
「みき」
「みきみきうるさい!もう話かけないで!友達じゃないし!まいなんか大嫌い!!」
まいは悲しい表情になった。
みきは行ってしまった。
まいから涙が出た。
「みきを傷付けた」
メーラが出て来た。
「まいは悪くないわよ!あの子が勝手に怒ってるだけだから気にしなくていいわよ!あの子が友達じゃないって言うんだったらこっちだって友達じゃないもん!」
「メーラ、みきは悪くないよ。悪いのは私だよ。私は絶対にパーティーに来るって約束したのにそれを破ったから、みきを傷付けた。どうすればいいの?」
みきは図書室で本を読んでいる。
「昔はちゃんと来てくれたのに……約束は守ってくれたのに……」
その時、ゆめが来た。
「闇の声……」
「南音さん!どうしたの?」
「おいで……」
すると、ゆめから闇が出て来てノーラムが出て来た。
「ノーラム!」
「お前に言われなくても分かってるっつーの!ソブファラジャー」
「きゃあ〜!」
みきは痺れた。
そして倒れた。
「さあ来い!魔法使い!」
廊下
「騒いでる……」
まいは図書室を見た。
「あっちからだ!まいマジカル!」
まいは変身しながら天井へ上がって行った。
図書室
「アハハハハ!!」
すると青い花吹雪がいきなり出た。
「ブルーフラワー!!」
「わあ!」
ノーラムは倒れた。まいが天井から降りて来た。
まいはみきを見た。
「みき!!大丈夫!?」
「無駄だよ。そいつは麻痺してるからさ。ずっと触ってると、あんたにも移っちゃうよ」
「ノーラム!よくも……」
ノーラムから闇が出た。
ゆめがダークカードを出した。ダークカードをノーラムに投げてノーラムは受け取った。
「これ何だよ」
「それはプランディアね、苦しめることができる。その蛇みたいな体でね」
「ほほう、なかなかいいダークカードじゃないか。お前も役に立つな。早速使おう。ダークカード!プランディア!」
ダークカードからプランディアが出て来た。
そして蛇のような体でまいの体を締めた。
「苦しい……」
「友達なんてくだらない……そんなくだらないもの作ったて無駄よ。友達は本当にくだらなくてつまらないものよ」
「そんなことはない」
「あるわ。私は絶対に作らない。何が友達よ」
「友達をバカにしないで!友達はくだらなくない!」
「じゃあ実際に聞いてみるわ」
ゆめは手をみきに当てた。
「答えて……友達はくだらない?」
「くだらない……」
「友達なんて必要ある?」
「必要ないわ」
「そんなことな……」
「黙って……」
ゆめはまいを吹き飛ばした。そしてプランディアがまた苦しめた。
「きゃあ〜!」
「この子は言ってたわ。あんたなんか友達じゃないって。あなたはこの子の気持ちを考えていないもの。そりゃ嫌われるよ」
まいの体がもっと締められた。
「きゃあ!」
「友達なんて必要ないの。友達友達うるさいあなたには消えてもらうわ……プランディア!やって」
プランディアから闇が出て、まいをぐっと締めた。
「きゃあ〜!」
すると少しみきが動いた。
「まい……ううん私はまいなんか嫌いだもん!まいなんか友達じゃない!」
「きゃあ〜!」
みきは目を開いた。
「もう我慢できない!もうやめて!」
「あなた……この者が嫌いだったんじゃないの?」
みきは泣きながら答えた。
「だってまいは幼なじみだもん!」
過去
公園、まいとみきが幼稚園の頃のこと、みきは幼稚園の子たちが遊ぶ所を見ていた。
「やっぱり無理!」
みきは逃げていた。その時まいとぶつかった。
「あなた大丈夫?」
「あたちはみき。あにゃたは?」
「私はまい、よろちくね」
「……」
「…ん?どうちたの?」
「ごめんなちゃい!!」
みきは逃げた。
「逃げたらダメ!!」
「だって……友達になりたいけりょ、なかなかなれないんだもん……しょれにみんな入れてくれないし」
「じゃあ遊ぼう!!」
「え?」
「一緒に遊ぼう!!」
「遊ぶって」
「つまり……」
まいはみきを追いかけた。まいはみきをタッチした。
「次はみきちゃんがおに〜!」
「やったな〜!」
小学生の時
「まい〜!私のお家に来ない?」
「行く〜」
「じゃあ行こう!約束だからね!」
「うん!」
「呼んだらいつも来てくれた」
現在
「だから……まいを傷付けないで!悪いのはまいだけじゃない。ただ来れなかっただけで怒った私も悪かった」
「邪魔……ノーラム!」
「2人まとめて倒してやる!プランディア!」
プランディアが来た。
するとマジカルカードが落ちてきた。
「それはファランよ!とにかく出して」
「マジカルカード!ファラン!」
マジカルカードからファランが出た。ファランは大魔法を使った。
「ファラン!!行け〜!」
ファランの大魔法はプランディアに当たり、プランディアはダークカードに戻った。
「またもや失敗か〜!」
ノーラムは消えた。
「あなたの力……見せて」
「もらった……」
ゆめは歩いて図書室を出た。
「やっぱり気になる。南音ゆめは何者!?」
夕方、外
まいはみきと歩きながら喋っていた。
「まい、ごめんね。ただ来れなかっただけであんなこと言って」
「ううん、うちも悪いから。約束って言ったのにごめんね」
「夕焼けキレイだね」
「うん」
「一緒に帰ろうか」
「そうだね」
まいとみきは仲直りをした。
5話終わり
6話「メーラの誕生日」
朝、サラの家、サラの部屋
サラはベッドで寝ていた。サラはベッドから起き上がった。
「ミリーおはよう……はあ〜」
サラはあくびをした。ミリーはカレンダーを見ていた。
「ミリー?何してるの?」
「あ、サラ!おはようミリー。今日は……」
まいの家、まいの部屋
「メーラ?」
メーラもカレンダーを見ていた。
メーラは笑顔だった。
「どうして笑顔?」
「あっ!まい!別に笑顔じゃないし?」
「そう?ニヤニヤしてたけど……」
「関係ない!それより早く学校の支度しなさいよ!」
「もうできてるよ?」
「じゃあ寝ていれば?」
「もう起きるよ」
「じゃあ朝ご飯でも……」
「もう食べたよ?」
「あんたは支度するの早すぎなの!何でもないから」
「何か……怪しい」
「こっち見ないでよ!」
まいは本を読み始めた。
「じゃあ本読んでるね」
「ええ、いい?絶対見ないでよ!」
「うん……」
まいは本の方を見た。
3分後
メーラはまだカレンダーを見てニヤニヤしている。まいはやっぱり気になるのでこっそりメーラに近づいた。
メーラは気づいて背中で隠した。
まいは横に行った。
「もう!見ないでよ!」
メーラは炎を吐いた。
「きゃあ〜!」
まいはベッドに寝込んだ。
まいの母が呼びかけた。
「まい〜!もう時間よ〜早く行きなさーい」
「メーラ行こうか」
「今日は行かない」
「なんで?」
「行かないって言ったら行かないの!」
「そう……分かった」
まいは鞄を持って家を出た。そして歩いた。
「今日のメーラ変だったな〜」
みきが走って来た。
「まい〜!おはよう」
「みき、おはよ」
すると前に老婆がいた。
老婆が倒れていた。
「大丈夫ですか?」
老婆がふるえていた。するとガラガラな声で言った。
「水を……水を……誰か水をくれ……」
「どうしよう!水……水……あっ!」
まいは鞄の中を見て水筒を取り出しカップにお茶を継ぎ、老婆に渡した。
「はい、どうぞ」
老婆はお茶を飲んだ。
「上手い。どうもありがたや、ありがたや。お礼にりんごをあげよう。そのりんごはおいしいよ」
「ありがとうございます」
老婆は行ってしまった。
その老婆の正体はゆめだった。だが、まいたちは気付かなかった。
まいの家
メーラはまだカレンダーを見ていた。
「今頃ミリーは何しているのかしら?この美しいレディの私のためのプレゼントはどんなのかしら?」
メーラはウキウキが止まらなかった。
メーラはミリーのプレゼントを想像していた。
回想
ミリーが来た。
「メーラ誕生日おめでとうミリー」
「まあ嬉しいわ」
「これを渡すミリー」
ミリーはネックレスを渡した。
「キレイ……」
「でしょ?美しいミリー。でもこのネックレスが美しくったって、あなたの美しさは変わらないミリー。メーラ好きミリー」
「そんな恥ずかしいわ」
現実
「な〜んちゃって〜やだ〜ミリーったら。ミリーは女だけどね〜」
メーラは赤くなっていた。
こんばんは!
また来てみました!
久しぶりに見てみたので、気になっていた所も読めて嬉しかったです!
第6話の、メーラはこれからどうなるのか……楽しみです〜!
それに、ゆめの事がますます気になりました!
これからも更新頑張ってください!
たまにしか来れなくてすみません!><;
すずかさん
ありがとうございます!また書きますのでよろしくお願いします。
サラの家、部屋
ミリーは花や貝殻や三つ葉などでネックレスを作っていた。
「これじゃダメミリー」
するとまた花などがたくさん取れた。
「わあ!失敗ミリー」
ミリーは花などを拾って付け直した。
学校、教室
まいは席に座って考えていた。
「(どうしてメーラはカレンダーを見ていたのかな?)」
みきが来た。
「まい?どうしたの?」
「いや何でもない」
「そう……」
「みき、りんごもらったけど……」
「もらってていいんじゃない?」
「うん……」
ゆめは教室の扉の所でまいを見た。
「やっぱり……あの子は邪魔。消さなければ……」
夕方、まいの家
「ただいま」
まいが帰った。
まいは部屋に上がった。
まいの部屋
「メーラただいま」
まいはドアを開けた。
メーラはまだカレンダーから目を離していない。
「ねぇ、朝からずっとカレンダー見てるけど、どうしたの?今日、何かあるの?」
メーラはカレンダーに夢中で声が聞こえていなかった。
「ねぇ、メーラ」
メーラはまいの方を向いた。メーラは悲しそうな表情をしていた。
「メーラどうしたの?」
「何にもない!見ないでよ!」
メーラは小声で言った。
「ミリー……来てくれなかった……」
「メーラ?」
サラの家、サラの部屋
「ミリー何してるの?」
またネックレスの飾りが取れた。
「ダメだ〜!上手くいかないミリー」
サラは飾りを拾った。
「手伝うよ」
サラも飾るのを手伝った。
「サラ……ありがとうミリー。サラは優しいミリー」
「そんなことないよ。今日はどうしたの?」
「実は今日は……」
まいの家、まいの部屋
「あっ!そういえば……」
まいはりんごを出した。
メーラはまいの方を向いた。
「りんごがどうしたの?」
「今日おばあさんが倒れていたのを助けたら、おばあさんからりんごをもらったの」
「へぇ〜」
「でも何か触った感じが変なの」
「あっそ」
「何よ!その反応!」
「そんなことどうでもいいの!あっち行ってよ!」
「何よ!りんご返した方がいいかな?って相談を……」
「うるさい!あっち行って!」
「分かったよ!もう知らない!」
まいはベッドの中に入った。
「はあ〜ここにいたって何も落ち着かない」
メーラはカレンダーを持って飛んで行った。
それをまいは気づいた。
「メーラ……」
ミリーが来た。
「まい!」
まいはミリーに気づいた。
「あっ!ミリー!どうしたの?」
「あれ?メーラはどこ行ったミリー?」
「メーラとは喧嘩してメーラが出て行ったの」
「出て行った〜!」
「どうしたの?」
「実は今日は……」
5分後
「そうなんだ。だからメーラはずっとカレンダーを見ていたんだね」
「メーラもカレンダーを見ていたんだミリーね」
「うん。じゃあ私もパーティーに参加」
「するよ」
「ありがとうミリー。じゃあ、それまでメーラには内緒ミリー」
「分かった」
外
メーラはカレンダーを見た。
「ミリーは忘れているんだ……今日は私の……」
ゆめが来た。
「可哀想……今日はあなたの大切な日なのに誰もお祝いしてくれないなんて……誰もあなたを相手にしてくれない……」
「あなたは……」
ゆめから闇が出た。
「そんな人たち、やっつけようよ……そんな誰も相手にしてくれない人はいらない。そんな人たちがいるだけであなたは闇に落ちる……いやならやっつけて終わりにしてあなただけの世界にしよう……」
「いや!あんたの言う通りにするわけないでしょ?」
「でもこのままじゃ、あなたは相手にされないままよ。私はいっぱい祝ってあげる」
ゆめは花を出した。
「おめでとう……」
メーラに花を渡そうとした。
「いや!絶対に受け取らない!あなたなんかに祝ってもらわなくて結構よ!」
メーラは逃げた。ノーラムがゆめから出て来てノーラムは瞬間移動をした。
「お前は誰も相手にしてくれない辛い人生を送りたいのか?いやなら来た方が念のためだ。一緒に魔法使いを倒そう……」
「いや!あなたたちなんかに協力なんてしない!私はあなたたちに興味がないの!大体、まいとか他の人」
「にも興味はないの!私が来た目的はミリーに会いに行きたかっただけ!」
「じゃあなんであの魔法使いの所にいるの?」
「……それは」
「ほら言えないだろ?」
まいの家、部屋
「ミリ?まい、そのりんごはどうしたミリー?」
「これはおばあさんからもらったりんご。何か、このりんご変なの」
「そうミリか」
「りんご食べる?」
「いらないミリー」
「じゃあ切って来るわ」
まいはりんごを持って台所の所へ降りて行った。
まいの部屋
3分後
まいが戻って来た。
「切って来たよ。いただきます」
まいはりんごを食べた。
「おいしい」
すると、まいの様子がおかしくなった。ミリーが気づいた。
「まい!?どうしたミリー?」
「何かクラクラする……」
まいは倒れた。
ミリーがりんごを触った。
「これ毒りんごミリー。大変ミリー」
ミリーは考えた。
外、公園
ノーラムはメーラを追いかけた。
「誰か助けて〜!」
「なあ?誰も助けに来ないだろ?お前は可哀想なやつだ。お前はほっとかれているんだよ」
「そんなことない!」
「お前の好きなミリーだって相手にしていないだろう」
「そんなっ」
メーラは止まってぼーっとした。
ノーラムは後ろから来た。
「うふふ、覚悟してくれよ?何も苦しいことはない」
「バルーン!」
風船が出てメーラの所に向かった。
「きゃあ!」
すると風船にメーラが閉じ込められた。
「何するのよ!離して!」
「大人しくついて来た方がいいわ……行くよ……ユメームアーモ……」
黒い空間が出た。ゆめとノーラムがメーラが閉じ込められている風船を持って飛び移った。
悪魔タウン
「ミジャ様……世界の支配の邪魔となる者を連れてきました」
「ゆめ……ご苦労だ。お前」
お前とはメーラのことである。
「何よ!」
「私の支配を邪魔しようとしているな。魔法の国もラーズも助かると思っているのか?」
「もちろんよ!私は絶対に助ける!」
「だが無理だな。お前に私の支配は止められないだろう。お前は邪魔だ。まずはお前から片付けよう」
「そんなっ」
「正直言ってお前の大切な日なんてどうでもいいんだよ。ダークスター」
すると闇の星がメーラの所に向かった。メーラは逃げた。
「きゃあ〜!」
すると後ろにノーラムがいた。
「お前は逃げられないんだよ!助かりたければ邪魔をするな!」
ノーラムはメーラを持った。
「きゃあ!離しなさい!」
「お前が邪魔をするからだ」
ミジャがまた魔法を使った。
「ノーラム、そのままそいつをつかんでいろ」
「ははっ」
「ダークファイアー!」
すると紫色の炎、闇の炎の玉がメーラの所に向かった。メーラの周りには闇の炎が広がった。
「きゃあ〜!」
そして闇の炎の玉がメーラに当たった。
「きゃあ〜!」
ジューと音がし、メーラは丸焦げになって倒れた。
「いい加減、諦めろ。お前には私を止めることなどできぬ。ラーズも一生喋れないだろう。なぜ、お前とミリーは止まらなかった?私は魔法の国の時間を止めて世界を滅ぼすんだ。何度やっても無駄だ。なぜならば、お前は魔法使いがいないと何にもできないからだ!もう私に逆らうな」
「そんなこと……ないわ。私が来た目的はミリーに会いに来たのもあるけど、魔法の国やラーズ様を救いに来たのも1つの目的よ!」
「何度言えば分かるのか?生意気なんだよ!ダークフォース」
すると黒い馬がメーラの所に走って来た。黒い馬は闇の玉を口から吐いた。
「きゃあ!」
メーラは倒れた。
「負けないわ」
メーラは立ち上がった。すると黒い馬が突進して来た。
「きゃあ!」
メーラはまた倒れた。
「負けないわ……負けないわ!!」
「フフ……届くはずないだろ。愚か者めが!」
ダークフォースはまた闇の玉を吐いた。
するとバリアが貼ってあった。
煙が出た。ミジャが気づいた。
「何だ!?何が起こった」
「これ以上、メーラを傷付けたら許さないんだから!」
煙からサラが出て来た。
メーラが起きてサラに気づいた。
「サラ……」
「メーラ大丈夫?」
「ふんっ別にあんたに助けてもらわなくて結構よ!でも、ありがとう」
「メーラは私たちがいないと何にもできない?そんなことないわ!メーラは1人で立ち上がろうとしているわ!これ以上、メーラをいじめないで」
「魔法使い……邪魔だ。消せ」
「ははっ」
ノーラムはサラに走って来てパンチをした。サラもパンチをした。
「はあ!」
「おりゃあ!」
2人は離れた。
ノーラムが魔法を使った。
「ウォータータイフーン!」
サラは高く上に飛んだ。
「アップル!」
するとりんごが出てノーラムの所に向かった。そしてりんごに閉じ込めた。
「うわぁっ」
「仕上げはこれよ!マジカルカード!ホワイトエンジェル!」
するとホワイトエンジェルがマジカルカードから出た。
「ならばこっちも……」
ゆめはダークカードを使った。
「ダークカード、ウェーブ」
するとダークカードからウェーブが出た。ウェーブから闇が出た。
ホワイトエンジェルはウェーブとノーラムの所に向かった。
「ホワイトエンジェル〜!!」
するとホワイトエンジェルは大魔法を使った。
するとウェーブも大魔法を使った。ホワイトエンジェルから光が出て2つの魔法がぶつかってウェーブの魔法を押し込んだ。そしてウェーブはダークカードに戻った。ホワイトエンジェルはそのままノーラムの所に向かった。すると黒い馬がホワイトエンジェルを島避けた。
だがホワイトエンジェルの光で黒い馬も倒れ、ミジャの所に戻った。そしてノーラムの所へそのまま走った。
「そう簡単に……消えてたまるか!」
ホワイトエンジェルがノーラムに当たった。
そしてホワイトエンジェルはマジカルカードに戻った。
サラはミジャたちの方を見た。
「あなたたちには負けない!魔法の国とラーズは救ってみせる!ラリーム!」
サラは魔法で悪魔タウンを人間界の公園に変えた。
するとミジャの姿がな
見えなくなった。すると、ゆめが立っていた。
「あなたは何者なの?」
ゆめは無視して無表情で公園を出た。
「メーラ大丈夫?」
「ええ、ありがとう。サラダお・ば・さ・ん」
「何ですって〜!何回も言うけど私はサラダおばさんじゃな〜い!」
ミリーが出て来た。
「メーラ!」
ミリーは慌てた。
「ミリー!どうしたの?そんなに慌てて」
「まいが大変なんだミリー!」
「大変!?」
「そうなんだミリー!ちょっと来るミリー!」
ミリーは急いで公園を出た。メーラやサラたちも一緒に走ってミリーについて行った。
まいの家の前に来た。
「はあ……はあ……」
サラは息継ぎをした。
(ピンポーン)
サラたちはインターホンを押した。
まいのお母さんが出た。
「まいちゃんはいますか?」
「いるけど……あの子変なの。急に倒れてしまって……」
「上がっていいですか?」
「ええ」
サラは中に入り、玄関で靴を脱いだ。
「お邪魔します!」
サラは急いでまいの部屋に上がった。
サラはドアを開けて中に入った。
「まいちゃん!!」
サラはベッドで寝ているまいの所に行った。
「まいちゃん!!まいちゃん!!しっかりして!まいちゃん!大丈夫!?」
「……」
まいは起きなかった。
「まいちゃん……」
どれだけ揺さぶっても……
起きなかった。
「そんな……まいちゃん……どうすればいいの?」
サラはテーブルに置いてあるりんごを見た。
「何?このりんご」
「これは毒りんごミリー」
「毒りんご!?まるで白雪姫だ」
「白雪姫って何ミリー?って、そんなこと言っている場合じゃないミリー!」
「あっ!そうね、どうすれば……」
ミリーが本を出して本を見た。
「本なんて持ってたんだ」
「あっ!あったミリー!まいを元に戻す方法が!」
「どんな方法?」
「それは魔法の国にあるドクナオリという薬草を取りに行くミリー。これしか方法はないミリー。ただし時間が決まってあるミリー」
「時間!?」
「それは2時間ミリ!」
「2時間!?」
「どうするミリー?行くミリー?」
サラはまいを見た。
「………うん行くよ。まいのためだもん。メーラはどうする?」
「行くに決まってるわ!」
「よし、みんなで行こう!」
「おー!!」
「じゃあ、あのクローゼットの中に入るミリー」
「うん!」
サラはクローゼットに入った。
終わり
7話「ドクナオリを巡って……」
前回のあらすじ
今日はメーラの大切な誕生日。だが、メーラの誕生日にまいが毒りんごを食べて倒れてしまった。まいを起こすためにサラたちは『ドクナオリ』という魔法の国にある薬草を取りに行くことにして魔法の国に向かった。
魔法の国
サラが落ちて倒れた。
「大丈夫ミリー?」
「うん、全然平気」
サラは起き上がった。
「魔法の国……久しぶりに来た」
「でも見るミリー」
サラは見た。すると妖精たちが動かなくなっていた。
「これはヒドい……」
「魔法の国は止まってしまったミリー。ただ動けるのは女王様とラーズ様だけミリー。でもラーズ様は言葉が喋れなくなったミリー。全部ミジャのせいだミリー。ミジャがルヴァンを操ったという話も聞いているミリー」
「それはヒドい。早く魔法の国もラーズ様も救わなきゃ!後、女王様ってピオラ様のことだよね?」
「ミリー」
「ええ」
「ねえ、ミリー。そのドクナオリって魔法の国のどこにあるの?」
「それは分からないミリー。ドクナオリはいろんな所で見つかるミリー。砂漠だったり、南極だったり、危険な森だったり……」
「ドクナオリ……恐るべし……」
「あははっサラダおばさんは怖がりなのね〜」
「だからサラダおばさんじゃないってば!」
「けど、ドクナオリは見つかりにくいみたいだミリー」
「もし2時間過ぎてしまったらどうなるの?」
「ドクナオリは消えてまいは一生寝たままミリー」
「そんなのいや!ドクナオリを取りに行こう!」
「まずは花畑に行ってみるミリー」
「うん!」
魔法の国の花畑
ひまわりやマホコスモなど花がたくさんあった。
「ここら辺を探すミリー」
「うん!」
サラとメーラは花畑の中に入り、ドクナオリを探した。
ドクナオリは青紫色をしていてギザギザの葉が付いていた。
サラたちは一生懸命探した。
「なかなか見つからないわ」
「あった〜!」
サラがドクナオリに似ていてギザギザの葉が付いている葉を採った。
「サラ……それは違うミリー。それはただの雑草ミリー」
「へえ〜」
「それに青紫じゃないミリー」
「そうか」
サラは花を触ったがギザギザしていて青紫色の薬草はなかった。
「ない……」
「じゃあ次、行くミリー」
「うん!」
サラたちは次の場所へ行った。次は暗い洞窟の中に入って行った。
「ここにもドクナオリはあるらしいミリー。探すミリー」
「本当にあるの?何も花とか見えないよ?それに狭い」
「でも本には書いてあるミリー」
「じゃあ探すわよ」
サラたちは壁を触ったり床を触ったりした。
「何か仕掛けとかあるのかな?」
サラは歩いてみた。すると床が引っ込んだ気がした。
「今、何か踏んだような?」
すると奥から大きな手が転がって来た。
「きゃあ〜!」
サラたちは走って逃げた。
「はあ…はあ…」
サラは手を壁に付いた。すると洞窟の穴が開いて花畑が見えた。
「こんな仕掛けがあったミリね。ここはさっきの花畑とは違うミリー。探すミリー」
「了解!」
サラたちは洞窟の奥の花畑に行ってドクナオリを探した。
だが、それらしきものはなかった。
「ここにもないみたい」
「じゃあ次行くミリー!」
次は砂漠に来た。
砂漠は日がカラカラと差してあり、地面は砂ばかりであった。サラたちは汗をかいた。
「暑い……」
「砂漠だから当たり前ミリー」
「本当にここにドクナオリってあるの?」
「本ではあると書いてあるミリー。探すミリー」
「でも暑すぎて苦しい」
「我慢するミリー」
「あなたたちは平気でも私は暑いの!ねえ今、何分経ってる?」
「今は30分ミリー」
「ええ〜!もう30分!?」
「頑張るミリー。まだ大丈夫ミリよ」
「うん!だけど……はあはあ……暑い……暑すぎる……」
するとオアシスが移った。
「オアシスだ〜!」
するとオアシスは消えた。
「幻!?あっ!」
サラには青紫色でギザギザな葉のドクナオリが見えた。
「あれは……ドクナオリ」
だがドクナオリは消えた。
「消えた〜!!」
サラは倒れた。
「サラ!大丈夫ミリー?」
「しっかりしなさいよ」
「分かってるよ」
サラは少し立って歩き続けた。
「妖精はいいよね?私も妖精になりたいよ」
すると砂地獄が起きた。
「何これ」
「砂地獄だミリー」
「砂地獄!?」
砂嵐が吹いてサラたちは吸い込まれそうになった。
「きゃあ〜!!吸い込まれる〜!!」
そして砂の穴に
入りそうになった。
サラたちはきつくなるほど上がったがどれだけ頑張って上がろうとしても砂地獄の吸い込む威力がすごくて下がっていった。
「きゃあ〜!!」
そしてサラたちは砂地獄に吸い込まれた。
今度は寒くて風が強く、吹雪が吹いている所にサラたちは倒れていてサラたちは気がついて起き上がった。
「ん?ここどこ?」
気がつくとサラたちは北極にいた。
「今度は寒い」
サラは震えた。
「ここにもドクナオリはあるらしいミリー」
「そう……今、何分経った?」
「1時間経過ミリー」
「そんな〜」
「でも大丈夫ミリー。後1時間あるミリー。頑張るミリー」
「うん」
悪魔タウン
ノーラムが出て来た。
「やっぱりいたか」
「この私があんな魔法くらいで消えるわけないです」
「だろうな。おい、ゆめ」
ゆめが出て来た。
「あいつら愚かな魔法使いのためにドクナオリを取りに行っているみたいだ。邪魔してやれ」
「はい……」
「今あいつらは北極にいるみたいだ。私が送ってやろう。フッ!!」
すると風が吹いてゆめたちを北極に送った。
「行くよ」
「あんたに言われなくても分かってるっつーの!」
ノーラムはゆめに付いて行った。
一方、サラたちは歩き続けた。
「寒い……凍るぐらい寒い……」
「本当にここにあるの?」
「あると書いてあるミリー。これいちいち説明する必要あるミリー?」
「本当に書いてあるの?じゃあなんでどれだけ探しても探してもないわけ?その本間違えて買ってるんじゃない?」
「そんなことないミリー」
「本当かな」
「ミリーがウソを言うわけないでしょ?」
「何よ!」
そしてずっと南極を歩き続けた。
「止まるミリー!」
サラたちは止まった。
「ここら辺にあるみたいだミリー」
「じゃあ探しましょう」
だが花や植物は見えず、ただあるのはスノーフラワーだけである。
「ないよ?」
するとゆめたちはサラたちを見つけた。
「あそこにいるのは……」
「魔法使いと妖精だな」
「邪魔してあげる……」
ゆめから闇が出た。
そして、ゆめたちはサラたちの所に向かった。
サラたちが探している時、ドクナオリに似たものが奥にあった。サラたちは奥に走って行った。するとそれは落とし穴でありサラたちは雪の落とし穴に落ちた。するとノーラムとゆめが顔を出した。
「フフっいい気味だな、魔法使い。お前らが愚かで助かったよ」
「あなたはノーラム!ゆめ!」
「あのりんご食べたの……愚か者ね……」
「まさか、りんごをあげた老婆ってあなたのことだったミリー!?」
「正解……」
メーラが勢いよく言った。
「あなた魔法使いじゃないって言ってたじゃない!」
「そう……私は魔法使いじゃない……」
「じゃあ、なんで老婆になったり悪魔タウンに行けたりするの?」
「知らない……」
「魔法じゃないの?」
「魔法じゃない……ユメームアーモは魔法ではなく私の……とにかくあなたたちは終わり……ノーラム」
「任せとけ!ウォータータイフーン!」
「もう!サラマジカル!」
サラは変身した。
「もう、こんなことしている場合じゃないんだからね!」
「ドクナオリなんて取らせないぜ?」
すると穴の底にまた落ちた。
「きゃあ〜!!」
そして次は暗い所に来た。
サラが気がつくとそこは暗くて静かな森であった。
「ここは森?」
「どうやらここにもドクナオリはあるみたいだミリー」
「もう……どれだけ探せばいいの?」
するとゆめとノーラムも気がついた。
「魔法使い……絶対に取らせないぜ?」
「取るんだもん!」
「だが大丈夫か?もう30分経過だぞ?」
「そんなっこのまま……ずっと、まいちゃんは眠ったままなの?」
「もう諦めろ!魔法使い!」
「そう……諦めが肝心」
「私たちは諦めないよ!絶対にドクナオリを見つけ出す!」
「できるの?」
「もう時間だよ?きっとできない……」
「できる!私たちはまいちゃんを助けるんだから!邪魔しないで!マジカルカード!ホワイトエンジェル!」
するとホワイトエンジェルがマジカルカードから出て来た。
「ならばこっちも……ノーラム」
ゆめはノーラムにダークカードを渡した。
「ダークカード!ウェーブ!」
するとダークカードからウェーブが出て来た。
ウェーブは大魔法を使いホワイトエンジェルも大魔法を使った。
「探すわよ!」
「もう時間がないミリー」
すると後ろからノーラムとウェーブが追いかけて来た。そしてサラとノーラムがぶつかった。
「きゃあ!気をつけてよ」
「お前もだろうが〜!!」
サラは目を覚ました。
「あれ?青紫色でギザギザの薬草……見つけた!ドクナオリを見つけた!本物だ!」
「早く取るミリー」
そしてドクナオリを取って帰ろうとした。するとノーラムたちが島避けた。
「ここから先へは行かせん!」
「マジカルカード!ファフィ!」
するとマジカルカードからファイルン・フィディが出て来た。そしてホワイトエンジェルとファイルン・フィディは大魔法を使った。するとウェーブはダークカードに戻り、ノーラムたちに当たった。
だが倒れなかった。
「魔法使い……そんな魔法には」
風邪をひいていました。遅れて本当にすみません。
さて前作の続編となる今作も読ませていただきました。相変わらず所々にギャグセンスが光っていて面白かったです。というわけで途中で書き方を変えていたことも踏まえて感想を述べさせていただきます。
まず感じたのはやはり面白さ。これはピカイチですね。しかし私の力量不足かもしれませんが、前作と同様に面白い以外によい感想が出てきません……。
さらに感じたのは『まい』を初めとする、物語に出てくるキャラクターや、『魔法の国』『主人公達の町』『悪魔タウン』といった物語に出てくる舞台の設定が全く活かせていないという点です。
おそらく色々なキャラ設定をしているのだとは思いますが、まず例として、いつ。どこでという舞台説明の部分を見ると『夕方、廊下』『夜、まいの部屋』という書き方をされています。
これではただ単語を並べただけです。物語として広がりません。この最低限の単語から文を繋げていきましょう。
・夕方っていつ? 4時? 6時? 季節によっても変わる。
・夕方なら学校はどう変わっている? 窓から夕日が入っているのか? それに対して登場人物はどう思っている?
・廊下はどんな感じ? どんな廊下?
・廊下で他の生徒はどうしている? 他の生徒に対して登場人物は手を振ったりするの?
・まいの部屋ってどんな所? 部屋はキャラの性格が出る。
・散らかっている? ファンシー? その部屋を使ってる人はどんなモノに興味があってどんな物を大切にしているの? そしてそれに対して他の登場人物はどう思っている?
というところまで考えて話を膨らませないといけません。
(考えて、キャラや舞台と関係なければ書きません)
だれが。に関してもそうですね。
キャラクターの名前だけで姿や服装がほとんど書いていません。
服装は話によって変わるでしょうし、キャラの姿や形、行動や顔などは常にころころ変わります。
驚いたり。傷ついたり。笑ったりと、そんな単純な言葉では表せない表情や行動があるはずなのです。
「Bの魔法に、Aは驚いた。魔法が当たり、Aは傷ついた」
これではキャラや魔法に何の意味も無くなってしまいます。
「Bが放った虹色の魔法を見たAは目を見開き、ぐがぁあぁああ! という絶叫を上げる。そのまま虹色の濁流に飲み込まれたAは、着ていた黒いローブ(服)を散り散りにしながら壁に叩きつけられた」
と、このレベルまで膨らませて、初めて物語が広がってゆくのです。
特にこの作品にはゆいぽん様が思いついた素敵な妖精や、魔法が沢山登場しています。
だからこそ私はそんな妖精や魔法の姿をユニークな表現で書いてもらいたいです。
名前や会話だけではなくて。
当たり前と言いたげない真顔だったり。ドヤ顔だったり。怒って髪が逆立ったりする妖精や、
サラやホワイトエンジェル等々の放つ魔法が一体どんな色で、どんな姿で、どう相手にダメージを与えているのか……ゆいぽん様の想像力ならきっと書けるはずです!
そしてキャラたちの感情をもっとリアルに書いてあげて下さい。
時間が迫って困ったり、それは違うと怒ったり、助けたいと願ったり。
単純な言葉では説明できないキャラたちのココロを、まいやサラの目に映っているセカイを……めいいっぱい書いてあげてほしいなと、読んでいてそう思いました。
ありがとうございました。気をつけて書いてみますね!
128:すずか◆1o:2015/12/12(土) 22:17 ID:8wc ゆいぽんさん、続きを読んでみました!
アドバイス何ですが…
☆☆☆は主人公
○○○は敵のキャラ
「○○○は☆☆☆の魔法に当たり、傷付いた。」って言うのではなく「☆☆☆が魔法を出す。その魔法は、虹色の色をし、とてもキラキラしていた。その魔法が、○○○に当たり、近くの体中を傷だらけにしていた。」
とかって書く方が良いと思います!
続き、頑張ってください!
すずかさんもアドバイスありがとうございます。頑張りますのでよろしくお願いします!後プリキュア知ってたらもしよければ二次創作板のアートプリキュアで感想やアドバイスを書いてくれると嬉しいです。二次創作板では台本書きになっていますが、よろしくお願いします!
130:すずか◆1o:2015/12/18(金) 19:02 ID:mhQ分かりました!感想は出来ないかもしれないですが…見てみますね!
画像|お絵かき|長文/一行モード|自動更新