恋 〜ありがとう、大好きだよ

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1:*ぽぽ*:2015/09/26(土) 12:28 ID:y/2

好きな人ってどうすれば出来るの?

どうやったら好きになれるの?

恋って・・・なんなの?

そんなウチに答えを教えてくれたのはキミでした_____

*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*

*ぽぽ* です(´∀`)ゝ
頑張って書くので応募ヨロですw

☆感想とか良ければして下さい!
★荒らしとか悪口とかアンチは別板行って下さい。

それでは、始めますw

*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*

2:*ぽぽ*:2015/09/26(土) 12:45 ID:y/2

『気持ち』

ウチには2つ下の彼氏がいる。

告白された勢いで付き合った。
・・・好きじゃないワケじゃない。

けど、恋愛対象にはならないかも。

好きになろうと努力はしてる。
けど、どうやって好きになるの?

・・・分かんない。

広瀬 千沙都 (ヒロセ チサト) 高校1年。

彼氏はできたことある。
けど、好きになったことはない。

理由は・・・好きが分かんない。

ホントはウチだって恋したい。
けど、出来ないんだよ。

「千沙都?元気なくね?」
「あぁ、大和・・・」

この子が彼氏の大和。
見た目はウチに釣り合わないスゴい純粋な男の子。

だってこの子まだ中2だよ?
・・・なんでウチと付き合おうって、好きって思ったのかな?

どうしてウチなんかと___

「どこ行く?」

大和が笑顔で聞いてくる。
そんな顔見てたらなんか、ウチがちっぽけに思えてくる。

・・・ウチのせいで大和の大切な青春潰したくないよ。

ごめんね、傷付けるかもって分かってるよ、けどね、こうするしかなかったんだよ。

「ねぇ、大和?」
「ん?」

ごめんね。

「別れよ?」
「・・・え、なんて・・・」
「別れよって言ってるの、分かる?」

今にも泣きそうな大和。
ごめんねって言いたい。
けど、大和のこと好きじゃないのに付き合っても傷付けるだけだから。

「急にどした?」
「ウチ、大和のこと好きになれない」
「え?」
「ごめんね、別れてください」

深々と頭を下げる。

すると大和は言った。

「そっか、俺こそごめんな」
「なんで、大和が謝るの?」
「無理させてたっぽかったからさ」

そう言う大和は笑顔だった。

「ありがとうね、バイバイ」
「おう、バイバイ」

いつものように手を振って別れた。

・・・好きになれない。
ウチっておかしいよね。

そもそも好きって気持ちが分かんないんだもん。

・・・こうやってたくさんの人を傷付けるのかな?

3:*ぽぽ*:2015/09/27(日) 19:56 ID:y/2

『幼馴染み』

大和と別れてすぐのことだった。

プルルルルッ
携帯に着信があった。

「もしもーし?」
『もしもし?』
「綾斗・・・」

幼馴染みの綾斗だった。

「どしたの?」
『今から会えね?』
「いいけど・・・??」
『じゃあ、いつもの公園で待ってる』

プツッ___

いつもの公園。
小さな頃からよくそこで遊んだよね。

中学の時は絡んだりすることが少なかったけど、高校に上がってから毎日のように夜は待ち合わせている。

・・・カップルみたい、なんて思ったりしてみて。


「ぉお、ちぃ!」
「綾斗ー」
「昨日ぶりー!」
「なにそれー」

いつもみたく、ブランコに座って話した。

「てか今日どーしたの?」
「何が?」

ウチがそう聞くと、綾斗は聞き返してきた。

「急に電話してきて」
「あー、気分?」
「・・・え」

綾斗が真顔で言うから笑ってしまいそうになる。

「ちぃ、笑おうとした?」
「し、してないしてない!」
「した!」

なんていい合いをして、バイバイをした。

・・・この時からウチの気持ちは決まってたのかな?

4:*ぽぽ*:2015/09/27(日) 20:30 ID:y/2

『ウチがついた嘘』

「ちぃー!」
「綾斗ぉー」

いつもの公園。
また今日も雑談会。

「なな、ちぃ?」
「ん?」
「俺に好きな奴が出来たらどーする?」
「・・・は?」
「どーするー?」
「どうもこうも、出来るわけないじゃん!!」

ウチは笑いながら言った。
すると、綾斗は言った。

「応援してくれんの?」
「・・・え?」
「応援してくれる?喜んでくれる?」

え、どーゆー?

「・・・うん、嬉しいし、応援し・・・」

あれ?
・・・応援したくないって・・・??

2人のウチがぶつかり合う。

応援したいウチと、応援したくないウチ。

・・・何これ?
幼馴染みの恋くらい応援してやれよ。
って思ってるハズなのに、心のどこかで、ずっとこのまま綾斗といたい、取られたくないよ。

って気持ちがある。
・・・何考えてんの。

「・・・ちぃ?」
「応援するよ!するに決まってんじゃん!」
「マジ?」
「当たり前じゃん!ウチ、アンタのこと何とも思ってないし!!」

何故か顔が緩んで笑顔になる。

・・・泣きたいのに。

応援、したくないのに。

「ありがとうな!」
「どういたしまして!」
「俺、明日告る!」

・・・え、展開早くない??

「りょーかい」

ちょ、ウチ!
何勝手に了解してるん?!

「だからさ、明日会えねー。」
「うん、別にいいよ」

いやいや、良くないよ?

「じゃあ、そろぼち、帰るか」
「うん、バイバイ」
「おう、じゃあな」

・・・今まで恋とか分かんないって言ってたウチ。

・・・恋、してたんじゃん。

いつまでも、遠くにある綾斗の背中を見送った。

5: のあ (*´つω・。) Noa ◆Rc:2015/09/28(月) 20:39 ID:s7Y




日、向?日向だよね?

小説板にもいたんだー。なんかうちストーカーみたい←
ごめんね。いつもいつも見つけたら日向だー!つって話しかけちゃって...
迷惑じゃない?

日向の小説おもしろい!
なんか、恋した時の切ない気持ちとか、すっごい伝わってきて、とても共感できることがこれから
もっとありそうな気がするー。

これからも頑張ってね!

  

6:*ぽぽ*:2015/09/29(火) 01:46 ID:y/2

>>5
そーだよん!!ww
暇人さんだから小説書こうかなーって思いましてww
葉っぱに住み着いてやんす←
どこにでもおるょw

おもしろい??
嬉しぃ!!
ありがとー(><)♥

頑張って書くぜぃ!!

7:*ぽぽ*:2015/09/29(火) 19:06 ID:y/2

『アイツの居場所』

昼休み___

「ちぃの勉強おいしそー」
「真綾はコンビニ弁当さんか」
「いえす、ラブ・コンビニ」

親友の真綾と話ながらお弁当を食べていた。

♪〜♪〜

ウチの携帯の、メールの着信音が鳴った。

彩斗じゃん。

『ちょ、今から屋上来いやぁー』

・・・???

「誰から??」
「彩斗ー」
「・・・カップルか!」
「違うよー、彩斗好きな人いるし!!」
「ふーん」

真綾は疑いの目でウチを見つつ弁当を食べた。

『え、弁当食べてんのにー』
『来いやぁー』
『えー、』

なんてやり取りをしていると

トゥルルル___

「もしもーし?」
『もしもし、屋上来てやー』
「なんでよー?」
『・・・振られた』

・・・え?
彩斗が?
なわけないよ!!
何かの間違いだよね。。。

「えと、、」
『ずっと待ってる』

プツッ

「え、ちょ!彩斗??」

有り得ない。。。
彩斗が振られた?
どーして?

「真綾、ちょっと行ってくる!」
「行くってどこに??!!」
「屋上っ!」

ウチは走って屋上に向かった。

・・・振られて弱ってる彩斗。
今なら振り向いてくれるかもって卑怯なことを考えてしまった。

・・・弱ってる彩斗じゃなくて、素直にウチのこと好きな彩斗に振り向いてほしい。

・・・まぁ、無理だろうけどね。


___ギギギギー

屋上のドアは錆び付いていて、開けるとイヤな音がした。

ドアをくぐると、寝転がっている彩斗の姿が見えた。

「あーやと?」

声をかけると、起き上がって笑顔で言った。

「ちぃ、来てくれてありがとな!」
「!!!」

彩斗はそんなつもりなんてないのに、あるはずないのに勝手にドキドキして・・・バカみたい。

「ちぃ、俺振られて思った。」
「ん?」
「俺の居場所はちぃの隣だなーって」
「・・・え」

どういう意味?

聞きたいのに出かかって、つまる。

「ちぃと居ると落ち着くんだよなー」
「ウチ、も彩斗のこと・・・」
「やっぱ幼馴染みの隣が落ち着く!」
「・・・え」

幼馴染み?

「俺、女つくらねーからさ、ちぃの隣キープしていい?」
「え、あのー。」
「幼馴染みとしてな!」

幼馴染み、幼馴染みって・・・そんな強調しなくてもいいじゃん。

今日、告白もしてないのに失恋した___

8:*ぽぽ*:2015/09/30(水) 18:28 ID:y/2

>>7
きゃー!!
弁当が勉強になってる><
×『ちぃの勉強おいしそー』
○『ちぃの弁当おいしそー』
です!

はずかし(*´д`*)笑笑

9:*ぽぽ*:2015/10/01(木) 20:15 ID:y/2

『ありがとう』

放課後の屋上は静かで好き。

ぼーっと、空を見上げているときだった。

「ちぃー」
「ぉおー・・・彩斗」

笑顔の彩斗が立っていた。

・・・正直あの日から彩斗に会うのは気まずい。。

でも、彩斗は気にする様子もなく接してくれる。

そんな彩斗が大好きになっていく。

「部活は?」
「あー、今日はねーの」
「ふーん、どしてまた屋上に?」
「ちぃが見えたから」
「??!!」

ウチ!!??

ちょ、やめてよ、、、
勘違いするじゃん。


__ギギィー

屋上の入り口の錆び付いたドアが開く音がした。

「ぉお、ちぃー!」
「え、真綾」

なんでこのタイミングなの?
空気読めないの?

ふと、彩斗が言った。

「・・・誰?」
「えと、ウチの親ゆっ」
「ちぃのクラスメイトの小林真綾ですっ!」

・・・え、待って待って
たんでウチの言葉遮るの?

『クラスメイト』?
親友って、言ってたじゃん?

・・・真綾?

「ぉお、ちぃの幼馴染みの彩斗。」
「よろしくね」
「おう」
「なんて呼んだらいいかな?」
「好きなように」

そりゃ彩斗くんでしょ。

「アヤっ!アヤくんって呼ぶね」

・・・は?
何言ってんのコイツ。
頭おかしーんじゃねーの?

ウチの中の黒い部分が溢れ出す。

「おう、よろしくな、小林さん」
「マヤって呼んでよ?」
「おう、マヤな、よろしく。」

・・・いつまでも、仲良く話す2人を眺めていた__


『ありがとう』続く


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