久しぶりに小説書きますゞ
〜プロローグ〜
どれだけ仲が良かったとしても
どれだけ愛し合ったとしても
付き合いが終わったら良い関係は終わってしまう。
もう友達になんて戻れない。
あなたは私の敵です。
〜出会いと第一印象〜
中学生になりました!
私、星屋恋華(ほしやれんか)は中学校の自分のクラスへ入った。
私がいた小学校のほとんどの人は私と同じ中学校に入っていたため、クラスは見慣れた顔が半分以上を占めていた。
しかし、私の席の周りはほとんどが違う学校の子…
静かな空気が嫌いな私は前の席の女の子に話しかけていた。
その子の名前は恵里といいとても明るくいい子だった。
安心し、恵里と話していると斜め前の席の男が話しかけてきた。
「恵里の知り合い?」
すると恵里が
「さっき友達になった!」
と言ってくれた。
男は
「ふーん。」
と言い恵里と話し始めた。
その変な男と恵里のやり取りはとても親しそうで見ている私が楽しかった。
その男には不思議なオーラがあるように感じた。
今まで関わったことがなさそうな…『なんというか変な人』が第一印象だった。
名前は浅木勇輝と書いてある。
あさぎゆうきと読むのだろうか?
中学生1日目の生活はあっという間に終わっていた。
〜浅木勇輝という男〜
「おはようございます!」
中学校生活2日目、学校が楽しみで仕方なかった私は元気だった。
「…」
早く来すぎてしまった。
静かすぎてつまらない。
すると、
「おはようございます」
誰かが入ってきた。
後ろを向いていた私は誰だがわからなかったが元気よく
「おはよう!」
振り向きながら挨拶した。
すると、
「はぁ?」
勇輝だった。
冷たいやつすぎて苦手だと私は思った。
はぁ?って何だよ!
あいつ何様なんだよー!ムカつくー
あんなやつ一生理解できない最悪!最低!
よくあんなやつに友達いるよね!恵里が可哀想。
心の中で精一杯悪くタイムをもうける私。
「1人で何変な顔してんの?」
ムカつく声が正面から聞こえる。
こいつはこういうことしか言えないんだろうか…
よく考えるとうけてくる。
「あはははっ」
関わる人にそんな態度しかとれないなんて子供じゃんお子様だから仕方ないなー
余裕が生まれる私。
「笑い方キモッ」
余裕があってもそんなこと言われたらムカつく。
『ガンッッッッ』
「いってー…はぁ?お前バカじゃねーの?何考えてんだよ!!」
思いっきり蹴ってやった。
あっかんべーをして教室から逃げた私。
怒りがおさまらない…
もうあんなやつとは関わらない!
教室では勇輝が呆然と立っていた。
「なんなんだあいつ…」
〜星屋恋華というバカ side勇輝〜
俺、勇輝(としき)は今までにないバカに出会ってしまった。
感情の変わりが激しく表情もコロコロ変わるはっきり言えば『変なやつ』だ。
多分俺のことは嫌いだろう。
俺は初対面の人にはそっけない態度をとってしまう癖がある。バカには特にだ。
多分俺の名前を勇輝でゆうきと思い込んでいるだろう。
恋華にとった態度はひどいものだと自覚している。
しかし、あぁいうやつへの接し方が全くわからない。
俺が話せる女子は恵里くらいしかいない。
恵里は幼なじみである。
俺は恋華のようなやつが嫌いではない。むしろ好きだ。
しかし、女は怖い。
心を開けるのは恵里だけなのだ。