ー??sideー
(暇だ……)
誰もいない空間で俺は考える
今のこの世界は楽しいと思えることが何一つ存在しない
……何かないだろうか
…………そうだ
ゲームをしよう……
まずは手駒をつくる
・所有者
これは決まっている。
守る者も必要だ…
ステージは……ここが最適か
戦う者と邪魔する者
…………こんなものか
これでは面白くないな……
………そうか
タイムリミットを設定しよう
準備は整った
ゲームを開始する………
人物紹介
・凛堂 月
高校三年生
「月」と書いて「ルナ」と読むが、
今まで読めた人はあまりいない
小さい頃の記憶がない
IQ198
・月宮 美代
高校三年生
いつも一生懸命だがどこかズレている
IQ13
・イナズマ団
いかにも怪しげな団体だが…?
・女王
この世界の裏側の支配者
本編でも追加設定少しずつ入れていきます!
ー月sideー
「うわー!遅刻だー!」
現在の時刻は(7:50)となっている
「母さん!なんで起こしてくれなかったのさ!!」
慌てて制服に着替える
「何回も起こしたわよ!て言うかあんたが自分で起きればいい話でしょ!」
「目覚ましぶっ壊れたんだよ!」
そうこうしている間に支度完了。
「いってきます!」
「え?ちょっと!朝ごはんは?」
「行きながら食べてくー!」
テーブルの上においてあるトーストを慌ててつかむと、私は大急ぎで家を飛び出した
ー月sideー
「ふぅー…」
現在の時刻は(8:15)
あれから私は滅多に出さないスピードで校門をくぐって、HR開始一分前で何とか教室にたどり着いた。
「ルナ、珍しいね。あなたが遅刻ギリギリで教室に入って来るなんて…」
美代が(なんで?)と言う目でこちらを見てきた
「後で教える。先生が来たよ。」
そういうと美代は(OK)と口パクで呟いて席に戻っていった
ー美代sideー
珍しいな…
あのルナが!
いつも遅刻なんて縁のないルナが!
「ルナ、珍しいね。あなたが遅刻ギリギリで教室に入って来るなんて…」
ルナはしっかりものだし!
寝坊したとか?もしそうなら
それをネタにゆすってやる!
そう思った直後、「ガララッ」
っと音がして、先生が入ってきた
それを見たルナは、
「後で教える。先生が来たよ。」
と嬉しそう。
(OK)口パクで呟いて、渋々席に着く
…絶対に教えてくれないな、あれは。
ー月sideー
放課後。
「ルナー!帰ろー!」
美代が来た。
(どうしよう…)
…迂闊に「寝坊したんだ〜」って
言ったらネタにしそうだし…
そう思った直後
バン!
「おい、月宮。」
美代が頭を押さえてうずくまっている
後ろには出席簿を持っている先生。
「おまえ、今すぐ職員室に来い。」
そういって何処かへ行ってしまった
「えっと…美代?私先に帰ってもいいかな?用事があるの」
嘘ではない。
実際に、昨日の夜に
『明日はお客さんが来るから早めに帰ってきてね。』
とお母さんが言っていた。
「う、うん…いいよ!大丈夫……」
本当かな…心配だ……
しかし事情が事情だ
とりあえず美代のことは一度忘れて、
家に帰ることにした
ー美代sideー
はぁ…ルナってば…
やっぱり言わないつもりかな…
それより先生!酷いよ!?
いきなり出席簿で叩かないで!
あれ、地味に痛いから!
てかなんで呼ぶのさ?
はぁ………
私も忙しいのになぁ………