お母さん
少しは信じてたんだよ?希望を持っていたんだよ?
そんな私が力を持っていたなんて思わなかった。
ルール
・荒らしはなし
・初心者なのでアトバイス、感想などよろしくお願いしますっ
‥あぁ‥なぜ私はここで倒れているのかな‥
なぜ私は傷だらけなのかな なぜ私は‥
認められないのかな
加護1 「傷だらけのサクヤ」
(加護の初めにキャラに合った詩を書きます。詩というか
歌の歌詞を書きます。まずはキャラの紹介を>>3にしますね)
主人公(ヒロイン)
女
名前/ 黄花 サクヤ (きばな さくや
年齢/14歳
備考 一人称 私 二人称 キミ
コノハナサクヤヒメの力を持つ
親からの虐待を受けていた。
男
名前/ 火神 零 (ひかみ れい
年齢 14歳
備考 一人称 ボク 二人称 キミ
ヒノカグの力を持つ。サクヤの同級生で
虐待の事も知っている。 サクヤを守るのが使命でサクヤの事を気に入っている
男
名前 陽峰音 レン
年齢 15歳
備考 一人称 僕 二人称 君
チャラチャラしている貧乏神。
※話の途中に私が作詞した歌詞を出します。曲は出来ていません
『傷だらけのサクヤ』
『お母さん‥ごめんなさい______』
それが‥私が1日の初めに発する言葉
「お前なんか消えろ、消えろ消えろ消えろ‥なんで生まれてきたんだよ!」
お母さんは殴る。私を殴って蹴って全てを否定する。
「ごめんなさい‥お母さんごめんなさい‥許して‥」
そう言っても無駄、だって事は分かってるのに
「うるさい!お母さんなんて呼ぶなよ!お前なんか‥産まなければ‥」
そう言ってお母さんは泣くんだ。泣いて泣いて殴ってける。
「ごめん‥ごめんなさ‥産まれてきてごめんなさい‥許してください‥」
私は泣かない。泣けないから。笑いもしないし。
「少しは泣け!泣いてみせろよ!お前みたいな心のない人形いらないんだよ!」
お母さんの口癖。『私はいらない』その通り。私は生まれてきてはいけなかった存在なんだ。
「はぁ‥‥」
ため息をつきお母さんはまたギャンブルに行く。こうなったら
1ヶ月は帰ってこない。その間私は学校へ行く。
「サクヤ、おはよ。」
声をかけてくれるのは零。私の幼なじみ。
「零、おはよう。」
私は傷だらけの手、足を隠すためにだるだるのセーター、スカートは膝丈にして登校したんだ。
「サクヤ‥親は?」
心配そうに零は尋ねる
「ギャンブル。一ヶ月は帰ってこないよ。」
「そっか、良かったな。その間はボクの家で暮らせばいいから、」
「うん。あ、チャイム。ほら、行こう。急がなきゃ怒られるよ」
「だね。」
私達は走る。二人でいる時が楽しい。一番。鈍感な私は零の気持ちに
また気付いていない。そして力の事にもまだ気づいていない。
私達は2人揃ってドアを開ける。ガラッ
「すいません、おくれま‥」
途中で零は言葉を詰まらせる。?何があったの?
何を見たの?私は‥零の袖の裾を少し引っ張りその場からどかせた。
「‥‥み、みんな‥」
そこで私達が見たのは血だらけになってその場に倒れこんでいる。
息は‥していないクラスの皆。中央で立ちすくむ年上かな。男の子。私達を見て
ニコッと微笑んだ。
「やぁ〜 お二人とも♪ はじめまして。ボクはレン。貧乏神の力を持った男さ。」
「‥神の力?」
「そう。神の力でこ〜んな事も出来るんだよ。それにしても‥キミ、か〜わいいね〜
キミみたいな子が仲間だなんて本当嬉しいな〜」
「サクヤに近づかないでください。」
近づいてきたレン、という男を阻むように私の前に立つ零。ふわっと私の安心する
零の匂いがほんのりとした。
「もう〜 良いじゃないか。少しくらい。ねっ サクヤちゃんって言うのか。キミは
何の力を持っているの?」
「分からない‥‥けど‥分かっているのは‥キミは私の大切な人達を殺したって事。」
「お〜もしろくなってきた♪」
♪ 傷らだけの顔 傷らだけの腕 私は全てを否定する 拒否する♪
私はそう述べた瞬間服装が変わって制服だったはずなのに。
いきなり空から桜が降り始める。私の目は輝く桜色に。それを見てる零は唖然としてる。
「許さない。私の宝物。壊した罪として‥キミには悪いけど消えてもらう。」
♪ さよなら ごめんね キミには消えてもらいたい ゴメんけど 消えてね♪
私は桜吹雪でレンの体に傷をつける。
「ふふっ ごうかく〜!」
パチパチ手を叩いて風船が飛んでる。
「どういう事?」
「キミの力、コノハナサクヤの力を見る事もできたし制御もきちんと出来てる。
そこの君は合格だね〜」
合格‥力‥私は合格、つまり零も力を持ってるって事‥
「さぁて‥次はそこのお坊ちゃん、君の番だよ」
「‥‥」
「零‥‥‥」
加護2 『守り神の零』
‥「どう言う事ですか」
「あっれ〜?わかんないかな〜 キミにもサクヤちゃんと同じ力があるって事さ〜」
「ボクがサクヤと同じ力を‥」
「そう‥ヒノカグツチの力‥サクヤちゃんはコノハナサクヤヒメの力持っているのさ」
私はコノハナサクヤヒメ‥零はヒノカグツチ‥なぜ私があんな事出来ちゃったのかは私にもよく分からない。
「さ、説明も終わった事だし〜?早く始めてもらうよ」
「‥‥」
零は黙っている。それを見て困ったように微笑むレン。
「じゃあ‥これやった方がいいかな‥よっ」
私はレンに腕をロープで縛られ口をガムテープで固定され目も隠され
頬に当たったのはひんやりと冷たい‥ナイフ
「なっ、サクヤを離してくださいよ!」
「ん〜‥それはでっきないかな〜 この子、ボクの奴隷にしちゃおっかな〜?」
グッと頬に当てられたナイフは少しずつ血で染まっていく。私は不思議と
痛くなかった。
「っ‥サクヤを離してください‥」
「えぇ〜?なんだって〜?きっこえないな〜」
「サクヤを‥‥離してくださいよ‥!」
♪ 守り神 どこの世界でも共通する 強者は弱者を殺し 弱者は従う
零の手から炎が上がる。周りは一気に火の海だ。
「その調子♪」
♪そんなルール誰が決めた ボクはボクのしたいようにやる
「サクヤを‥傷つける奴は許さない」
♪キミを守るよう あの場所で約束した キミは覚えてる?
レンにむかい飛んだのは複数の火の玉。すごい‥私よりもその神の力?って
言うのが上手くコントロール出来てる
「ふふっ まだまだ甘いけど‥ごうか〜く!」
火の玉が一瞬で掻き消されそれと同時にまたもや風船が現れる。
「‥合格‥‥?」
「キミ、意外と上級者だねぇランクで言えば『加護B』ってトコかな〜」
「ランク‥ですか‥」
「そう。キミは『加護B』、あと、ごめんねぇ〜サクヤちゃん、お坊ちゃんの
力を目覚めさせるにはキミと力がないと出来ない事でさ〜」
レンは私のロープと目隠し、ガムテープを外していく。
「あ‥大丈夫‥」
「で、サクヤちゃんのランクは『加護C』だねぇ〜!まだまだ二人ともボクと同じ加護には近づけないかな〜?な〜んっつっ‥ごふっ!」
「こらーー!もうっレンってば!何してるの〜?」
加護3 『ポッピングソラ』