遠くに聞こえる、騒音と足音。
うっすら見える真っ赤な液体。
なんか視界が狭くなって来た。
なんか不思議な感じ。
痛いけど、痛くない気もする。
ーあれ、なんか冷たいものが神経を走っていった気がする....
ん...
白い天井...?
ああ、死んだのか。
ここまで過ごしてきた時間ってなんだったんだろ。
急にわけわかんないまま終わるなんてさ。
でも不思議。
なんか死んだ気がしないな。
(...っ)
ここ、どこだろ。
とりあえず起き上がるか...
ん...頭が少し痛いな
ここは天国?
あれ?
「...お....ね..」
だれかしゃべった?
あれ?自分にそっくりな子。
「...おねえ...ちゃん...っ!」