STORY
時は戦国時代末期(安土桃山時代)
1580年下級武士,鈴木朝経と大工の娘,るりの三女として生まれた宝秋院
両親が他界後は父親が仕えていた城主
二条昌家の正妻,万姫の養女として育つ。
18歳の時に万姫の甥で息子のように育てられた二条幸成とむすぶ。
登場人物
宝秋院(ほうしゅういん)
1580年生まれ.名は「理玖(りく)」
下級武士,鈴木朝経と大工の娘,るりの三女
両親が他界後は二条家の養女(猶子)として育てられる。
養母,万姫の甥であり養子,二条幸成の妻としてなる。当時は珍しい恋愛結婚で結ぶ。
万姫からは「宝秋姫」と呼ばれている。
学問,馬術,娘修行を万姫から教わる。
幸成との間に4男3女,7人の子宝を授かる
しかし,男子三人は早くして他界。
鈴木朝経
理玖の実父
身体が弱く小さい頃から病弱
わずか25歳という若さで他界。
鈴木るり
理玖の実母
大工の娘で城下町の美女として名をあげる
千代
理玖の長姉
小雪
理玖の次姉
鈴木成政
千代の夫で鈴木家の婿養子
二条幸成
理玖の夫
万姫の姉,松姫の三男で姉が若くして他界後
万姫の息子として育てられる。
二条春秋
理玖と幸成の三男
若くして他界した男子の中で成長した唯一の息子である。幼名は「寿松」
母親,父親の性格を受け継いでいる。
菖蒲(あやめ)
理玖と幸成の長女
於有(おゆう)
理玖と幸成の次女
八重(やえ)
理玖と幸成の三女
万姫
理玖の養母,虎重の妻
万姫の息子を赤痢でなくしている。
理玖,幸成を養子養女として迎える。
二条虎重
万姫の夫
万姫の息子,龍之介を早くして他界後
側室や愛人をつくる,元々は女たらし
龍之介が亡くして10年目にして次男をもうける。
龍之介
万姫の長男
わずか9歳で赤痢でなくす。
二条虎昌
万姫の次男
龍之介がなくして10年後にしてうまれた息子,幼名,千代松
第一話
1580年,天正8年,如月
ある一人の娘がうまれた
ウギャーウギャー(赤子の泣き声)
「可愛い娘じゃ」
「ほら,千代,小雪」
「貴方,身体大丈夫?」
「なぁに,平気じゃ」
父,鈴木朝経と母はるりの三女として。
名は「理玖」とつけられた。
「ごめん,俺のせいで貧乏神をよんでしまって」
「うんうん,しあわせです」
朝経は身体が弱い