学校からの帰り、信号を渡ろうとした時だった。
ふとプロポーション抜群の美少女の決めポーズが視界に入ったとき、体に衝撃が走ったのだ。
暫く、呆然と道路の上に横たわっていた。だって、なにが起きたか分からなかったから。
体は気づいたら動かなくなっていたため、頭だけを無理やり起こし信号の確認。あ、良かった青だわ。私、間違ってなかった。
でも、ダメだ。もう死ぬしかない。
いやあ、上半身ここにあっても下半身あっちじゃねえ……いや、取りに行けたら行きたいわ。うん。でも私テケテケさんじゃないから………
とうとう血が無くなったのか、視界が暗くなり始めた。
周りでは色んな人の声が聞こえて、いろいろ言い争ってるみたい。でも…
ごめん私、先行くわ。迷惑かけてごめん。後は任せたよ。うん。
朦朧とする意識の中見えたのは、あのプロポーション抜群の美少女の決めポーズだった。
……あーあ……死にたくないなぁ……