んん…光が眩しい…。
どこだ…?ここ…。
バッ
俺は起きたと瞬間に目の前に見知らぬ光景が広がった。
「本当にどこだよここ…」
20歳 童貞 彼女ナシ。
そんな俺は自宅警備員(ニート)をしていた。
やはりそんな俺の楽しみと言えばゲームで。
多種多様なゲームをしていた。
そんな俺はあらゆるゲームのパターンを覚え、ほぼ最強と言っていい程の実力(笑)を持っていた。
今日もいつものようにゲームをしようとゲーム機を開いた。
…そこまでは覚えているんだ。だけど…それ以降の記憶がない。
どうしたものかな…。
まずここが何処なのか。
なぜここに来たのか。
そこを知る所からだろう。
情報を集めよう。
そもそも人間が存在するのか不安なのだがな…。
とそこまで考えていた俺は気づいた。
横に誰かいる…。
そこに倒れているのは美少女だった…。
しかも…俺好みの。
と、とりあえず起こそう!うん。そうだ。
「すいませーん。大丈夫ですかー?」
ゆさゆさと美少女を揺らすが起きる様子がない。
どうしたものか…。
と思っていると美少女が寝返りを打った。
か、可愛い…。
何だこれ。こんな可愛い生き物がいたのか。
じーっと寝顔を見つめる。一目惚れしそうだ。
ってか…一目惚れしてる…?
いやいやいやいやいやどこぞの馬の骨か分からん様な奴にほ、惚れるわ、訳が…。
訳が…。
無いと言おうとしたが…。やっぱり…してるのか…?
心臓がドキドキしたまま俺はずっと美少女の寝顔を見ていた。
いかんいかん。
寝顔を見ている間に日も落ちてきたじゃないか…。
で、でもい、いいもの見れたな。
目に焼き付けとこ…。
か、可愛いなぁ…。本当に。
しかしこの子もどこから来たんだ?
うーむ…。考えるだけ無駄か?
グ〜
う…。お腹が空いたか…。
陽気なお腹だ…(?)
しかしどこに食料があるかも分からないし…。どうする…?
…そ、そうだ!ポケットにお菓子が…。
あ、あった!良かった…。とりあえず今日はこれで我慢だな…。
この子は…お腹空いてたりするのか…?
こ、このお菓子…半分だけ残しとくか?
そ、そうだな。この子も人間だろう。残しておこう。
そうして俺はお菓子を半分だけ残した。
俺って気遣いできる男…。