演技なんて 私達のクラスでは ただの日常にすぎなかった
だって 偽りの姿を見せることで 自分を評価してくれる人が
今そこにいるんだから
____________________________________________________
みるきです、これは私のクラスの皆を登場人物にした物語
名前は「仮名」です
本名だと危ないので、苗字は仮で名前だけ本名のキャラもいます(*^_^*)
>>2 ルール
荒らし、なりすまし、悪口はなしです
感想お待ちしております
初心者on12歳の子供ですので下手なところもありますがご了承ください
最新が習い事や進学準備などでとても遅いです
キャラ紹介 メインキャラ プロフ
性格欄はみんなころころ変わるので開けておきます
容姿などもあとでイメージ画像を描いて載せますね☺️
主人公
『 演技なんて、日常だよ ? 』
『 みんなで遊ぼうよ!みんな一緒の方が楽しめるでしょ? 』
真心 シエル ( まこころ しえる )
12歳 ♀
物語の主人公、成績優秀、運動神経抜群のエリート小学生
主人公のことが好きな男の子
キャラがしゃべっている『』←の部分は
キャラの偽りの時の喋り方です 偽りの時の口調は『』←で表しますね
キャラが「素」でしゃべっているときは「」←のかっこで
会話口調を表します
『 メロンパン食べたいな 』
『 僕は可愛いじゃなくてカッコいいんだよ! 』
穂村 せしる( ほむら せしる )
12歳 ♂
しえるLOVEの男の子 可愛い系
『 あんたさぁ‥ 勉強って何のためにするか分かってる?
自分のためじゃない、腐ったこの世界を直すために私達がしてんのよ 』
『 やるじゃん、頑張れ 』
北川 みうか
12歳 ♀
文武両道、どちらもできるが勉強はズバ抜けてトップクラス
『 ふふ、みんなあるのこと好きでしょ?だって私 可愛いもの! 』
『 あのね?あなたみたいな人 あるは苦手なんだ 』
北川 あるり
12歳 ♀
勉強はあまりできないが運動神経抜群 スポーツ系の女子
みうかとは双子の姉妹
『 おぉ!すげー!あれ、UFOじゃね?! 』
『 なぁなぁ、掛け声は「さぁー!」な! 』
佐倉 ゆうや
12歳 ♂
運動も勉強も平均くらい 偽りの時も素の時もムードメーカー系
『 え?教えて欲しい?ふっいいよ、ここは‥ 』
『 みんなが笑顔じゃないと、俺は悲しいな 』
箕浦 はる
12歳 ♂
通称エリート
全てが完璧な小学生
『 君がそうしたいならそうすれば 』
『 いやいやいや‥僕に関係ないしさ 言われても困る 』
宝王 かいと
国語、理科 が得意で運動は中の上くらい
勉強は中の下
『 みんな ‥凄いから‥私じゃ敵わないですね 』
『 臆病だけどみんなの笑顔守りたい です 』
植村 えりる
成績も運動も中の下
だが数学だけはズバ抜けてトップクラス
このメインキャラ達は 今の私の班のみんなです
私を含めて8人グループ イメージ画像はあとで載せます
1人ずつ載せるので小説のはじまりはだいぶあとになるかも‥
ペア的なものは
しえる&せしる みうか& はる
あるり&かいと ゆうや&えりる
です
みんなの呼ばれ方は
しえる =しえ
せしる= せい
みうか=ミー
はる=エリート
あるり=あるる
かいと=かいゆ
ゆうや=たんぼー
えりる=える
です
たんぼーって‥っ
間違えました、
ゆうや=まんぼー ←です
絵がまだ完成していません、あと一人ずつ載せるといいましたが
桜の木の下の集合写真を描きたいと思います
それが描け次第載せますので 小説始めますね
私のクラスは 偽りクラスだ
誰もが本当の自分を隠して 偽りの姿を演じ続けている
あはは、みんな同じだよ
みんなみんな、演技してる、偽ってる
なんでそんなことするのかなって思う人もいるよね でも
偽るのは、演技は この国の人にとっては 日常だよ?
偽りの姿を見せることで 私を上に、上に評価し
周りからは信頼され 将来を期待してくれている
演じるだけで こんなにもたくさんの人が私達を褒め称えてくれるんだ
だから演じる 偽りを見せる
ね? そんな私達の 不思議な、不思議な
偽りの物語
『おはよう! おはようございます おっはー はよ』
朝、教室に入るみんな そこから偽りは始まってる、いいや
寝る時も、朝起きる時も ご飯を食べる時も 私達のクラスの人達は皆
1日の中のほとんどの時間を偽りの姿で過ごしているのかもしれない
『しえ、おはよう』
『‥おはよう、あるる!』
教室の後ろのドアから入り私は一応挨拶をして席に着く。
それと同時に声をかけてきたのはあるること北川あるり
このクラスの6班のメンバー。あるるも今こうして得体の知れない誰かに
話している私も、偽っている
『ねえ、しえ 今日あるスピーチがあるんだけど‥』
『あ、そういえばあるる今日スピーチの日だったよね
それで私に相談しにきたの?』
私はこのクラスのリーダー的な存在のキャラでいる
優しく他人優先主義、全てが完璧と言わざるを得ないこのキャラ
正直に言うとこのキャラも飽きてしまった
『うん!あるね、しえがいないと安心できなくて‥』
少し俯くあるる、頬もほんのりと赤く染まっている
あるるのこの偽りは学年でちょっとした有名にもなっている
私は微笑んで返した
『あはは、あるるは甘えん坊さんだなぁ じゃあ一度私と
復唱してみよう』
『 あ、ありがとうしえ!』
私は笑う相手に微笑み返す
偽っているのは私達の6班だけではない
少なくともこのクラスの皆は全員偽りの姿で生活している
6班の場合、家でも外でも6班の皆だけにならない限り
いつも偽っているから偽りの度が高すぎるだけであって
決して悪い人達ではない、極めて珍しいわけでもない
ざわざわと騒がしい教室 コツコツ、という先生の足音が聞こえると
同時に私達はさっと自分の席に座る
皆それぞれが自身で作ったキャラの顔で先生を迎え入れる
「おはようございます」
『おはようございます!先生』
クラス皆で声を揃えて挨拶をする
その中で1人の男子、佐倉ゆうやは違う
『なあ せんせー!今日の5時間目体育にしてよ!』
佐倉ゆうやことまんぼーは元気ではちゃめちゃなキャラクター
私の前の席に座っている。私の隣の席はて
『まんぼー落ち着かなきゃ。先生に迷惑でしょ?』
愛らしいその笑みが印象の穂村せしること「せい」
その女の子らしい体格と抜群の天使スマイルをもとに作られたこの
キャラ。私でも思う、せいは可愛い系男子
『ふふ、せいの言う通り。先生に迷惑がかかっちゃうよ?まんぼー』
私は笑ってまんぼーにそう返す
まんぼーは頬を膨らませて不満そうな顔をしながらも渋々と
大人しく席についた 先生はほっと一息つくと「ノート開いてー」といった
私達はノートを開く
私は窓側の席に座っているから外の様子がよく見える
私は窓の外を覗き込んで呟いた
『あーあ、先生達はいつ気づくのかな』
なんてことを呟いていたらせいがくす、と笑った
それに続くようにまんぼーも微笑みあるるも私を見てくすりと笑った
それを見ていた「える」こと植村えりる
大人しくあまり喋らないキャラで反応が人気な女の子
えるも合わせるように微笑んだ
『先生の話、聞かなきゃ』
私はニコッと微笑み先生の方を向き静かに話を聞く
こんな下手な演技を見破れない先生達は少し子供っぽいね
「ええー‥ではこの問題をシエルさん」
ええ、よりによってこんな問題なの?
そこだいぶ前に塾でやったんだけど‥ 簡単すぎて面白くないんだよね
なんて。これも演技なのは君達もわかるよね?
わからなかったらこのクラスには入れないよ あはは
『 はい、答えは4です』
私は答えだけ述べると席に座って頬杖をつきノートにメモを取り始める
先生の話は面白いけれど、どれも知ってることだけだから
あんまり得した気分にならないんだ
「正解、みなさんシエルさんに拍手」
その声とともにぱちぱち、と教室内に拍手が響き渡る
問題を解いただけで拍手は単純すぎるんじゃないかな
『シエさすがだね 』
こそこそとせいが声をかけてくる
私は微笑むとせいのノートにこう書いた
“ 単純な問題すぎて、面白くない(≧∇≦) ”
絵文字付きだよ あはは、まあ絵文字あった方が面白いからね
せいはくすりと面白そうに笑う
ニコッと笑い返すと先生が言った
「はい、今日の授業はここまで 解散〜」
『 ありがとうございました 』
一気に教室がざわざわ騒がしくなる、のが平凡な学校の特徴
でもここは違う
誰一人喋らず転々と片付けを始め校庭に散らばってゆく
私はささっと終わらせると制服を着てランドセルを背負い外に出た
一人で歩いているところ、声をかけてきたのは
北川みうか、通称ミー。私の班員みたいなもの
『 ねえシエ、せいもあるるもまんぼーもかいゆもエリートもえるも
家帰ったら学校集合ね 』
『 分かったよ、ミー 』
にこりと微笑み私はそう返した
私、せい、あるる、まんぼー、ミー、える、かいゆとエリートは
紹介してないけどいっか 笑
『 なぁ、どうせならクラスみんなの方が‥』
とモテ王子キャラが売りの箕浦はる、ことエリートが呟く
ミーはエリートの横腹を突くとこういった
『 馬鹿ね、そんなんじゃ楽しくないでしょ 』
『 そうだね‥ミーはある達以外と遊ぶの嫌がるもんね
あるが好きだって証拠だよ! 』
そうあるるが言うとミーは冷たい笑みを浮かべこういった
『 断じて違うから 』
『 えっ ミー酷い!あるのこと‥嫌いなんだ‥? 』
あるるは上目遣い&涙目でミーを見つめる
私達6班メンバーの周りにいる人達はあるるの姿にメロメロ
『 効かないから 』
バッサリと切り捨てたミー あるるは頬を膨らませながら
えるに抱きついた
『 わあっ!?あ、あるる‥どうしたの‥?』
あるるはうるうるした瞳でえるを見つめぎゅーっと抱きついた
『 える!やっぱりある、えるの隣歩く!ミーの隣怖いもん‥ 』
周りの人は私達の様子を微笑ましい光景、とでもいうかのような顔で見ている
まあ、さすがって言ったところかなぁ
あるるの愛されキャラ、えるの大人しいキャラ、エリートのモテ王子キャラ
せいの可愛い系男子キャラ、まんぼーのムードメーカーキャラ、
ミーの氷の女王キャラ、かいゆの毒舌キャラ
そして私の完璧キャラ‥
この8人でなければ描く事は出来ない理想のユニット
先生達もすっかり騙されている
私が描く理想のクラスはこのクラスだ
前のような仲良しこよしでいつもグループで固まるあのクラスとは
断然違う、私が評価をつけると言ったら、このクラスは
1位だと思う
『 あるる‥は、恥ずかしいよ‥ 』
顔を真っ赤にしながらえるがあるるにそう言った
あるるは頬を膨らませると『 えるもあるのこと嫌い‥? 』と涙目で言う
えるは首をぶんぶん横に振ると大人しく言うことを聞いた
『 あるるはえるもミーも大好きだもんね 』
私は微笑みながらそういった
正直、こんな偽善者キャラ嫌いなんだけどね