書き込み、しないで下さい。
2:TAYO◆os:2016/02/06(土) 18:46 ID:rRg 始めていこうとおもいます。
まずはプロローグから。
プロローグ
あれ?
猫の声がする。……それも、2匹。
路地裏からかよ。
行ってみようかな。
〜〜〜〜〜〜
あ、やっぱり猫がいる。
………うん、可愛い!
やべぇ、名前決められねぇよ。
考えとこ。←おい
settei
雨川 千袈 (Amekawa Senka)
性別 女(女性って書くんだな。)
年齢 大人。20歳くらい?
容姿 綺麗?なんだと思う。
佐阿 伶 (Sakuma Rei)
性別 男
年齢 千袈とおなじぐらいの歳。
容姿:猫の時 オレンジ色の猫。
容姿:人間 ……どうなんだろうか。
佐阿 晴 (Sakuma Haru)
性別 男
年齢 千袈と同じくらいの歳。
容姿:猫の時 黄色
容姿:人間 うんまじで
どうなんだろう。
付け足し
晴と伶は兄弟。
プロローグの続き
第一章
黄色の猫とオレンジの猫……。
こんな猫、いたっけ?
………いないな。絶対。
まあ、いいや。
家に持って帰ろう!
〜〜〜in家
「ただいま。」
家についたし、猫を綺麗にしよう!
………んん?
オレンジの猫、足に怪我してる。
まあ、背中にも、だけどね。
「オレンジの猫、こっちおいで。」
私が呼ぶと、オレンジの猫は
毛を坂立てた。
うわぁっ。怖っ。
………多分、
前の飼い主にやられたんだろう。
スリスリ
ん………?
………んんん!?
私にスリスリしていたのは、
黄色の猫だった。
この猫も怪我してる。
黄色の猫を撫でようとしたら、
オレンジの猫が私の手を引っ掻いた。
うん。………だと思ったよ。
この猫達、兄弟なのかな?
まるで、オレンジの猫が兄で、
黄色の猫が弟みたい。
それにしても、痛いなあ。
まあ、いいんだけどね?
だって私、この猫達と
仲良くなっていないから。
第二章
<仲良く>
その言葉を聞くと思い出す、
過去の記憶。
思い出したくない、過去。
忘れたい、“思い出。
親や、友達は、
私から離れると全て、
“偽物
だった。
私と一緒の時はニコニコしていても、
私がいない所では、私の悪口。
それに気付いた時には、遅かった。
段々、私から
離れていった、クラスの人とその親。
それが不思議で、聞いてみたんだ。
”友達に。
友達は、何も言わなかった。
もちろん、私の“親も。
ある日、私は寝ていた。
……夜だったからね。
間違えて、深夜に起きちゃったんだ。
一階におりてみると、親の声がした。
「あの子ったら、
バカなのかしらね。
周りの子から嫌がられているのが
分からないなんて。」
「ああ、確かにな。」
その時は、驚いた。
第三章
だって、悪口を言われていたんだよ?
自分の”親に。
話はまだあったんだよ?
それは、私の友達も私の悪口を
言っている事や、他様々。
その事にも驚いたんだけどね。
そして、私は
その日から引きこもりになった。
安心できる幼馴染みが、
2人だけいたんだよ、私には。
〜〜〜
「ニャ〜ン」
あ、あれ、黄色の猫が
私の膝に乗っている………。
撫でないでおこう。
だって、オレンジの猫に
また引っ掛かれてしまうから。
頬に、伝う涙。
………何故、私は泣いているの?
第四章
オレンジの猫を見ると、
また私をみて毛を坂立てていた。
やっぱり、誰も、
私の本当の友達になってくれない。
もう、いいんだから、
友達がいなくたって。
だって、どうせ、
友達は裏切るでしょ?
「嫌だよ……っ。
裏切る友達なんか……。」
第五章
伶side
彼奴、なんで泣いているんだ?
「伶兄さん、
なんであの子、泣いてるの?」
晴が彼奴の膝の上から言っている。
この声は彼奴とか人間には
聞こえない。
だって、俺達、猫だしな!
「いや、俺にも分かんねえよ。」
つーか、彼奴の名前、なんだろ。
そういえば、
彼奴、裏切られたのか……友達に。
俺は、元は人間。
でも、何かの実験で猫になった。
もちろん、元に戻れる。
でも、試した事が無い。
つまり、人間に戻った事が
一度もないんだ。
彼奴、優しそうだ。
やっと分かったが。
試しにすりよってみた。
スリスリ
「オレンジの猫……?
撫でていいの?」
「ああ。」
こう言っても、人間には、
「ニャー」と、しか聞こえない。
彼奴は撫でながら言った。
「看病もしないとね……」
暖かい………。
このまま彼奴の膝の上で
寝ていたい………。
雑談タイム
あーーーーーーーーーー。
疲れたよ。うん。
「え?」
え?って何!?千袈。
「気づかれたかww」
性格、崩壊してないか?
「TAYOもだろ。」
今度は伶かよ。
「ww面白いね♪このやりあい。」
面白くないから。晴。
って、思い出したくないけど、
晴と伶と千袈って私よりも年上か!
「「「気付くのが遅いっ!」」」
うん。遅いよ。更新するのもね。
第六章
千袈side
消毒液を猫達にかけていると……。
「……っ!?痛い痛い痛いっ!!」
えっ………?
今の声、何処から………?
「だ、誰!?誰かいるの!?」
「ったく、痛いな………。」
誰かが言った瞬間に、
何故か膝が重くなった。
その時、
下を見ていたから、気づいたんだ。
私ではない、人の、足に。
私は、上を向いてみたんだ。
そしたらね、
男の人の顔があったんだ。
それは、普通だよ?
その男の人は、
私が知っている人だったんだ。
「…………っ!?
れ、伶!?どうして!?」
「いや、入れてくれたのは、
千袈だろ?」
あ………。そうだった。
「って事は………。
あの黄色の猫って
もしかして…………晴?」
私は、消毒が終わり、
寝転んでいる黄色の猫を指差した。
「せ〜いかい!」
その声と同時に黄色の猫から、
黄色い煙が黄色の猫を囲んだ。
そして黄色の猫は
人間の、晴に変わった。
第七章
千袈side
「何で分かったのー?」
晴が私に聞いてくる。
それは、何故、
猫の2人を声で判別出来たか、
聞いているのだ。
何でだろう………?
「普通は判別出来ないのにねー!」
そう。普通は、
判別出来ないのである。
何故か?
………それは、千袈と伶と晴が
最後に会った日が、
小学生の時だったからだ。
「多分、まだ幼さが
残っているからじゃない?」
そうかな〜?と晴は
考えながら言っている。
一方、伶はというと………。
猫に戻って寝ていた。
「ねえ、晴………。」
「何〜?」
「伶、猫になって寝てる………。」
そう言うと、晴はこう答えた。
「多分、寝る時になったら
伶は、猫に戻るんだよ。」
結構、伶って
可愛い所があるんだな…。
第八章
千袈side
ジリリリリリリ………
え…………?
何で目覚まし時計が鳴ってるの?
………って事は、今、朝!?
私、どんだけ寝ていたの!?
ん…………?んん!?
腰に手がまわしてある。
………後ろってまさか……?
後ろを見ると、晴がいた。
何でいるの!?
…………あれ?伶……… は?
どこいった!?
…………先に、晴を起こそ。
「晴、起きてーーー!」
「な……に……。」
「…………ご飯。作るから。
…手を離して。…起きて。」
晴は、手ーーー?とか言ったが、
少しした時、分かったらしい。
そして焦りだした。
「ごめんっ!!」
…………うん。
「謝らなくていいからね!?
まあ、謝らないといけないけど…。」
よし。朝ご飯の用意するか。
キッチンに行くと、
伶がリビングで椅子に
座ってのんびりしてた。
「千袈、おはよ……。」
「伶、おはよ!」
「伶兄さんおはようございまーす!」
「晴、おはよ………。
元気あるなーー。」
よし。朝ご飯を作ろう。
第九章
千袈side
それは、朝御飯を作っている時、
思い出した。
今日が仕事の日だって事に。
………今日、仕事じゃん………。
嫌だなあ。
だって、仕事場に、
私の事を影で嫌味を言っていた、
彼奴(元・友達)がいるんだよ?
伶はキッチンに来た。
「どうしたんだ?気分、悪いのか?」
「ん。大丈夫。今日、
仕事だったのを忘れてただけだよ。」
「………。」
伶は、私の顔色を察して、
分かったらしい。
伶は、私の頭を撫でた。
「我慢するなよ。嫌なんだろ?
でも、大丈夫だから。俺が守る。」
この言葉で私の涙腺は崩壊した。
「ありっ……がと……っ。」
その時の伶の顔は
笑顔だった、ような気がする。
まるで、私を暖めてくれるぐらいの
暖かさで、周りには花が
咲いているような
景色まで見えてくる。
まるで…………。
何処かで”見た„ような、
”懐かしい„景色。
〜〜〜〜〜〜
??side
「起きてくれよ…………。」
一人の青年は、一人、願う。
ずっと寝ている、”ある„女性の為に。
今日も…………明日も。
「今で、何年の時がたっているんだ?
早く、目を覚ましてまた笑おうよ。」
「………………千袈。」
第十章
??side
ああ、やっぱり今日も起きない。
「…………俺が悪かったんだよ。
全部……………全部。
最初から、分かってたんだ、
ごめんな、”千袈„。」
今日も、青年は
後悔の海に沈んでいた。
それも、底無しの海みたいに、
抜け出せない、海に。
ガラッ
「まだ、起きていないんだ……。
やっぱり、ここにいたんだ”兄さん„。
………寝てないんでしょ?
目の下にくまが出来てる。
帰ろうよ、もう。
”兄さん„が体調を崩す前に。」
「懐かしいな……。
”晴„が俺の事を兄さんって
言うなんて……………さ。」
「いいから、帰るよ。」
………帰るしか、選択はないんだな。
今は、春。桜が咲く頃で。
それと同時に………。
千袈の誕生日でもある。
そんな時も、ずっと寝ている千袈は
可愛くて。
……好きって気持ちも増えていく。
「……ん!…さん!……兄さん!」
「………っ!?どうしたんだ!?」
「ぼーっとしないでよ、兄さん。
……………帰るよ。」
ああ、そうか。
やっぱり、帰るしかないんだな。
「ああ、帰ろうか。」
晴を落ち着かせようと笑顔を見せた。
「ありがと……また明日な、”千袈„」
第十一章
??side
俺はあれから、家に帰った。
でも、後悔が
無くなったわけじゃない。
「兄さん、寝てなよ。」
こんな時は従った方がいいのかもな。
「ああ。………寝てくるよ。」
そして俺は自分の部屋へ、戻った。
だが、寝れるはずがない。
机に開きっぱなしに
なっている一冊の本を見つけた。
「何だ?……………夢見姫?」
<夢見姫>
その本の表紙にはそう書いてあった。
俺はその本を読んでみたんだ。
そしたら、千袈に起こっている事と
同じ事が書かれていた。
助け出す事は、千袈にキスを
しなければいけない。
…………あるあるパターンじゃね?
よくあるじゃん、王子が姫に
キスすると起きるってやつ。
俺は可笑しいと思うんだ。
好きでもない人にキスされるんだぞ?
というか、何でキスするんだ………?
ま、いいか。
………あれ、何か条件が書いてある。
<条件>
キスをする時は夜。
…………え”何で夜?
時間帯とか、どうでもよくね?
………悪口言い過ぎたな。
wwwwwまあいいか。www
今日、助けに行こう。
…………ん?まてよ?
キスって唇にするとか
書いていないから、
手にしてもいいじゃん!
やったぜ!
あ………でも……。
ま、いい、か。
千袈に好きって気持ちを伝えたい。
そんな事は出来ないって
分かっていた。
………だから、言わないんだ。
………もう夜か。
じゃ、行こう。
第十二章
………夜ってそりゃ、
病院は閉まってるよな。
潜入しないとだめって事、
忘れてた……。
…………ま、壁をつたって
行けばいいか。
「やっと着いた…。千袈、来たよ。」
やっぱり反応は、ない。
……寝ている……だけか。
俺は、千袈の手の甲にキスをした。
その時、千袈が起きたんだ。
…………あの本、
本当の事だったんだな………。
「貴方は、誰………?」
…………嘘、だろ………!?
「…………何で
覚えてないんだよ……。」
…………あ、そうか!
童話って、
姫が目を覚ましたら、
姫にとっての”知らない人„が、
姫に愛?的なもんを告げている?
みたいなもんだからな………。