厨二設定を練るに練り、拗らせた結果出来た物です。
暇な時に書いて行きます。まあルールなどはよくわからないので、自分なりにw お手柔らかにお願いします。
※注意事項
・素人です。
・文、ストーリーなど色々下手くそです。
・ネーミングセンスもありません。
・それでも宜しければ御読み下さい。
〜詳しくは厨二板へ行って下さい〜
〜序章〜
‥‥周りはとても静かだ。
いつもは聞こえてくる美しい鳥達の歌声、
キラキラと光る太陽の下、無邪気に遊びまわる子供達の声も聞こえない・・・。
辺り全体はまるで洗濯してすぐのシーツの様に真っ白で、
僕は今この世界に存在している物なのかが、ちょっとずつ分からなくなってくる……。
‥いや、僕はちゃんと此処に存在している。
ほら、今だってこの世界。大地を踏んでいるじゃないか…。
「・・・誰?」
何処からか、僕を呼ぶ声が聞こえた気がした。
その声は少しずつ近く、大きくなっていく……
「..ァ.」
「フ.ァ.」
「フィ.ア.」
「フィアー」
「フィアー!」
・・・僕が目を覚ました時、
僕の周りにあった物は、ボロボロの廃墟になった街。
そして、目の前には小さな女の子だった‥‥。
〜序章、完〜
〜第一章〜
「初めまして、僕の名はフィアー・レス・クロード。
天界で『この世の希望を司る門の番人』をしている者です。
え?嘘だろって…? いいえ、僕はれっきとした番人です。
神の為に働き、神の為に尽くす。神の命令ならば世界を救い、神の命令ならば世界を滅ぼしてみせましょう…!!!
いつだってあなた方を殺す事は出来るのですよ…?
ふふ、死にたくないのなら精々大人しく神を崇めなさい。」
「‥‥ふん、なんてね。」
‥‥誰もいない場所に向かって長々と独り言を言った後、
なんとなく鼻で笑う。そんな自分がとても痛々しい…。
《たとえ人が一人も来ないからといい、こんな痛い事はする物じゃない。》と心の底から思い、自身に泣けてきた…。
と、そんな時。後ろから聞き覚えのある笑い声が聞こえ、ハッとなり振り返る。
そこにはやはり『ヤツ』がいた……。
「ブフォッ!!き、希望wなにやってるんだよwwwwwww」
お前そんな趣味だったのか?w と。笑いをこらえ、(こらえられていない)プルプルと震えながら僕の目の前に現れた『コイツ』が、僕(希望)と正反対の存在…。
『この世の絶望を司る門の番人』、イフ・ランティエロである。
「・・・なんです絶望。僕になんの用ですか…?」
つい怒りが態度に出てしまい、不愉快そうな言い方になってしまった。
が、奴は一言。
「大丈夫だってw 今の事は誰にも言わねーよwwwプッwwwwww」
と言い、最後は。もう無理w駄目だwwwwwww と思いっきり笑いだした。
一体なんなのだろうか。
こいつの態度のせいか、余計に腹が立ってきた。
腹いせに一発殴ってやろうかと右の洋服の袖を捲り上げていると、奴が不意に何かを思い出した様子で話しゃべり出した。
「あ、そうだったそうだった。思い出したぜフィアー。
お前の事を『クレイシス』が呼んでたぜ?
そうだよこれを言うために来たのにお前がwwww」
…絶望の話を聞き、行動を一時停止する。
まあ最後の事に関しては触れないで置くとして、
『クレイシス様』が呼んでいるという所が今回重要である。
「‥‥それは本当なんですね?イフ。
『クレイシス様』が僕を呼んでいると言うのは…。」
嘘だという可能性を考え、確認をとる。
「本当だぜ?つか俺も呼び出されているし。」
それを聞いて正直驚いた。
「…『クレイシス様』は一体何を考えてらっしゃるのでしょう。」
「さあな、まあ行けば分かるだろう。さ、速く行こうぜ。」
とりあえず会話を終わらせ、僕とイフは二人して『クレイシス様』の元へ向かう事にした…。
〜キャラ紹介〜
その1、フィアー・レス・クロード
この世の希望を司る門を維持し、守る番人。
真面目で神への忠誠心が強く、どんな相手にも敬語でしゃべる。 また、じゃっかんキレ安く、暴力的な面があるとかないとか…。性別は不明。
その2、イフ・ランティエロ
この世の絶望を司る門を維持し、守る番人。
雑な性格で、マイペース。細かい事は気にせず思った事はばんばん言っていくタイプ。神への忠誠心は低く、なんとなく従っているだけという様な感じである。性別は女。
「突然ですが我々が先程から言っている名、
『クレイシス様』についての説明をさせていたします。 クレイシス様とは、僕ら番人と名を忘れ現世に転生出来ずにいる物達をまとめ上げているリーダーであり、この世界を創造したとされるネビリム様の生まれ変わりともされている。
とても強いお方なのです…!!」
さあ崇めなさい。 と、言いそうになった所でハっとなる。
「っぷ…ぷぷw希望wwwwwww」
‥‥僕の頭はおかしくなってしまっているのだろうか。
僕は、先程の様なあまりにも暇な時にはこっそりと来たる時に備えてかっこいい言葉を言う練習をしていた。
‥‥そして、ふと気がついた時にはそんな言葉を一人言うのが癖になっていたのである…、 自分が憎い…。
「 っつー…。」
自身の顔が赤くなっているのが自分でも凄く良く分かる。
「そ、そんな事より絶望!!ほら、着きましたよ!!!」
運良くクレイシス様のいる部屋へ着き、強引に話題を切り替える。 それが全て奴には筒抜けだったのか。
「お、本当だな。よしいくか!」
と言った後に(「運が良かったな…w」) なんて僕の耳元で呟き、失礼しまーす と、怠そうに言いながらクレイシス様のいらっしゃる部屋へ入っていった…。
「‥‥くそ。まあとにかくクレイシス様がお待ちになっているのですから遅れる訳にも参りませんね…。行きますか…。」
そして、まだ顔がじゃっかん赤い気がしつつも
僕はイフの後を追うようにしてクレイシス様の元へ走っていった…。