青空に君の笑顔と 

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1: sora ◆BA:2016/02/21(日) 15:17 ID:jzc




  ――「 私ね、実は幽霊なの 」


 そう言って笑った彼女は、眩しく、綺麗で。どこか、懐かしい感じがして。その笑顔は、僕らの終わりを告げているようだった。

 

2: sora ◆BA:2016/02/22(月) 17:13 ID:jzc



 昨日の課題の話や、今日が最終回のドラマの話。そんなどうでもいい会話の行き交う昼休みの教室――そこは、今日も今日とて、気怠い空気が漂っている。

「 ねね、あんた国語の課題やった? 」
「 やってないよ言わせんな… 」

 近くで話している女子同士の会話などに耳を傾けながら弁当を広げていると、背後からトントンと肩を叩かれた。

 僕に話しかけてくる人なんて、このクラスにはいないはずなのに――誰だ、一体。そう不審に思いながら首だけ振り返ってみる。すると、

「 真壁くん、だよね。ちょっとお話いいかな? 」

 僕の名を呼び微笑む、話したこともないクラスの女子が視界に入った。
 

3:かき氷:2016/02/22(月) 18:20 ID:eRI

楽しみー!

4:かき氷:2016/02/22(月) 18:20 ID:eRI

あ、私かき氷、読ませてもらうねー!

5: sora ◆BA:2016/02/22(月) 18:59 ID:jzc



>>3-4

コメントありがとうございます〜!
更新速度は遅いですがこれからもよろしくお願いします(*´▽`*)

6: sora ◆BA:2016/02/23(火) 17:35 ID:jzc



「 え……あ、はい 」

 それは僕にとって衝撃的すぎる出来事だった。「 僕の昼休みの邪魔をしないでくれ 」と言いたかったはずが、状況がうまく飲み込めないために、とりあえず頷いてしまう。

 ていうか――この子の名前、なんだっけ。

 そんな僕の心の中を透視したかのように、目の前の彼女はさらりと自己紹介をした。

「 私は、西川千紗。君は、真壁樹くんだよね? 」

 西川。西川千紗。名前を聞けばなんとなくで分かるだろうと思ってはいたが――残念なことに、僕は彼女を1ミリも知らなかった。


/ 真壁 樹 ( マカベ イツキ ). 西川 千紗 ( ニシカワ チサ )


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