ここは 彼岸の狭間に住み込む《ミルトウ》から
人々を護る役目を授かった 集団
《 最終戦団》とも呼ばれているこの団に とても弱い
1人の少女が入団した
>>2 キャラ紹介(的な)
>>3 ミルトウ、最終戦団について
キャラ
主人公『 桜庭 かのん 』 ♀14歳(中学2年生)
平凡な日々を過ごす普通の少女
穏やかで優しく運動は苦手。副スナイパー担当
『 空船 きょうり 』♂ 14歳(中学2年生)
かのんの幼なじみ。成績優秀 運動神経も良い
誰かを護るためなら何でも退治するぜ!
スナイパー
団長『 柊 あんな 』♀ 16歳(高校一年生)
元気ではちゃめちゃ。団長らしくない。指揮担当
副団長『 柊 あやの』♀ 16歳(高校一年生)
あんなの双子の妹。しっかり者でびしばしと行く。
団長らしくない姉をフォローしたり。治癒、指導担当
他団員
『 フェルト・ミロンガ』♂ 15歳(中学3年生)
勉強は出来ないものの運動神経は良い。
主に素手での戦闘
『 森賀 ゆうき 』♂ 15歳 (高校一年生)
ナルシストでちゃらちゃらしているが、実績は良い。
ヘリの操縦担当
『 愛外 みくる』♀ 16歳(高校一年生)
優しい眼鏡っ娘。あやのの治癒の手助けをしたりする
「ミルトウ」とは
昔まで世界の狭間に住み込んでいたものの ある研究所の空気が原因で地面が割れ、そこから大量に出没。
人を喰ったり怪我させたり、暴れまわったり色々 被害を加える
頭を殺れば倒せるが 頭以外を潰してもすぐに再生するため倒すのは困難
「最終戦団」
世界の人々の危機を救うために作られた団のこと
主に中高生が指名されその団に入る。使命の手紙は個人に渡され、渡された者は必ず団に入らなければならない。
晴れ渡る空、教室の窓から私、桜庭かのんは外を見ている
勉強も平均、運動なんて苦手のレベルを超えるほど出来ない
そんな私はクラスでは目立たない三角形で言えば底辺の存在。
でも私はそれで良いんだ だってそれが私だから
「 ねぇ、かのんちゃん。 これ先生が渡してって 」
そう声をかけてきたのは幼なじみの男なの?って疑っちゃうくらい
女の子みたいな男の子、空船きょうり君
渡されたのは小さな小包 中には何が入ってるのか分からないけど帰ってから見よう
ん‥?私は相手が握り締める小包を見てこういった
「 ありがとう、きょうり君 あれ‥きょうり君も渡されたんだ?」
「 あ〜‥うん、そうだよ。」
「 へえ〜‥ 」
なんて何がない会話をしていたら、終業のチャイムが鳴った
私ときょうり君は挨拶をすると2人で並んで「帰ろ」と声を合わせていった
『 ハモった!』
なんて言葉もハモってしまった。
私達は笑いながら家に帰る。分かれ道で相手もさよならの挨拶をして
私は家の鍵を開けて自分の部屋に急ぐ
今日は親がいないのだ。残業とかなんとか言ってて
「 紙‥はっ‥まさか留学通知‥!?」
ドキドキしながら私は小包をあける。どうやら留学通知ではないよう。
私はホッと安心したが、そこに書いてあったのは‥
「 あなたを正式に最終戦団へと迎え入れたい
明日の正午に迎えに行きます‥最終戦団団長、柊あんな‥ 」
私は書いてあることを復唱する。
「 え‥ え?わ、私が‥最終戦団に!?」
私は叫んだ。だって、私があんなエリート団に入ったって足手まといなだけ
団長は何考えてんだ てか明日!?明日って早すぎない? もう無理、
でも‥指名通知がきたからには準備しないと
主人公の名前がかのんと同じ!
ということで読ませていただきます。
頑張ってください!
>>5
同じ名前なんですね😳
返事遅くなってしまいすいません、応援ありがとうございます
頑張りますね !
なんて焦ってたけどきっちり準備を済ませて布団の中に入った。
お母さんは帰ってきてないから伝える事は出来ない、
だから明日メモを書いて机に置いておく。
実は私の友達のお姉ちゃんにに最終戦団に入った人がいるんだけど
今は最終戦団を卒業して兵のスナイパー講師をやっているらしい。
友達のお姉ちゃんによれば、いがいと厳しくて面白くて‥でもって
結構楽しい団。怪我はするけど、しんじゃう事はないんだって
「 しなないだけマシ、か‥ 」
私は布団の中でそう呟いた。
怪我するだけでも怖いけど でもしんじゃうよりはマシだよ。
しんだらやりたい事が何もできなくなる
あ〜怖いな‥あ‥そういえばきょうり君も私と同じ小包をもらってたよね‥
もしかしたらきょうり君も‥いや、なわけあるか!私の阿呆。でもありうるかもしれない‥
って、明日はあんなさん?が迎えに来るんだからもう寝ないと。
「 おやすみなさい 」
私は誰もいない暗い部屋で一人眠りについた
午後6時頃 私は窓辺から差し込んでくる明るい光で目を覚ます。
今日はあんなさんって人が迎えに来るはずだから、学校は休み。
先生もそれは理解してるはずだから、欠席の通知は出さなくてもいいんだ。
「 あれ‥ 」
お母さんが帰って来たのか分からないけどメモが置いてあった
『 なかなか帰れなくてごめんね、
実は海外での仕事が目白押しで。しばらく海外に行く事になったんです。
かのんは寝てたから起こさなかったけど、もし何かあったらすぐ連絡してね お母さんより 』
またか。お母さんはいつもそう
帰って来るって言ったくせにこの仕事があの仕事がっていつも言い訳ばっかり。
娘がエリート団に入るんだよ、こんな時くらい帰ってきてくれてもいいじゃんか
「 ‥お母さんのばーか 」
私はいるはずのないお母さんに言うかのようにそう呟いた。
いつもならばかなんて言わないけど でも 仕方ないよ
そう思っちゃったから。社会人は子供よりも仕事が命ってか
でも 他のお母さんは違う、子供を一番に考えてくれてる。やっぱ私のお母さんが
特殊なのか‥
「 特殊なお母さんなんているのか‥?」
私の誰にも聞こえない独り言は、それから3時間近く続いた
ご飯食べたりテレビ見たり本読んだり‥そんなことをしてるうちに、もう
12時に近づこうとしている。私は時計の針をじっと見つめ心の中で
カウントダウンをはじめた
「 10 . 9 . 8 . 7 .6 . 5 . 4 . 3 .2 .1 .0 ‥ 」
心の中で0 を呟いた時、私はぎゅっと目を瞑り覚悟した
でもしばらく経っても迎えは来ない
「 ‥こ、こない‥ ? 」
正直嬉しさって気持ちが湧いあぁだめだめ、エリート団に入れるんだから誇りに思ってた
けど、こない。助かった‥
なんて思ってたのも束の間、どこからか声が聞こえてくる
「 ねえねえ あやのー、ここであってんの〜 ?」
「 お姉様 !もう、しっかりしてくださいよ‥えっと‥ここが桜庭かのんさんの
家であっているようですね‥ 今はお母さん方もいないようですし、さっさとつれて
帰りましょう 」
どこ、どこ‥!? 元気で明るくてちょっと高い声、少し先生みたいに怖そうな声、
その両方が交互に聞こえる 。
私は辺りをきょろきょろ見回すけど、誰もいない、見えない 。
その時、天井の屋根からギシ、ギシ‥という擬音が聞こえてきた。私は嫌な予感に
襲われる 。 その予想も大当たりだったようで 、 途端に屋根がぶち壊れて
ほこりの中から2人の女の人が現れた
「 やあ諸君 ! じゃあなくて‥やあ桜庭かのん君 !私の名は最終戦団 団長
柊あんな 、 君をぜひとも最終戦団に招き入れたい !」
私はそんな柊あんなさんの言葉なんて聞こえず ただただ壊れた屋根を
呆然として眺めるだけだった。修理代何円かかるだろう‥絶対高いよ‥
ああもう人生で一番最悪な日かも‥
「 聞いていますか?桜庭かのんさん 」
と、あんなさんじゃない方の人が‥ってのも失礼か‥あんなさんの隣にいる方が
私に問う。あ、聞こえてなかったな‥
「 聞こえていませんでした !」
私は元気よくそう答えた、その時あんなさんの隣にいる方の手からぽきぽきっと
骨が鳴る音が聞こえる 。うへぇ‥怖いわ‥ じゃあなくて!
「 あ、あまりの突然の事で頭が混乱して聞こえませんでした!」
私はそう言い直した。そしたらあんなさんの隣にいる方も納得したようで
にこりと優しい笑みを浮かべる。何さっきと今の差