私の名前は 四季 みるは
憧れのアイドルは 真中 らぁらちゃん !
プリチケが届いた今日、私、四季みるは は アイドルデビューします !
>>2 この小説について
このスレは アニメ「プリパラ」を元に作られる小説です
二次創作板にたてようと思ったのですが、オリキャラがほとんどなので
此方にたてさせていただきました
このスレに出てくるキャラクターは オリキャラ板の
「プリパラのオリキャラ」というスレに出てくる アイドル達です。
主にこの小説で使うキャラは 私のリアルの友達が作ったキャラですので
許可なく 他の方のキャラを使ったりはいたしません、
アドバイス系は無しでお願いします(・ω・) 暇潰しですので(・ω・)
リアルの友達から 作って、と頼まれただけあるので、少し本気で書こうと思ってます(・ω・)
キャラの事については、話が進んで行くうちにわかると思いますので(・ω・)
感想等は いつでも大歓迎です 、では ゆっくりと進めて行きましょう〜
1話『 みるは、 アイドルデビューでございます !』
「 はぁ‥はぁ‥っ 」
校門が閉まると同じタイミング、ホームルームの鐘もなり
私は大慌てで 学園内へと滑り込む。
「 はぁ〜‥良かった、 セーフ!」
ギリギリ間に合ったから良かった!
セーフセーフ 。これで違反チケット貼られずに済む‥なんて 油断してちゃダメ。
近くから感じるのは南委員長、 通称 そらみスマイルの みれぃ !
「 四季さん、違反チケット。」
私は思い切りおでこに貼られるのを覚悟してたけど‥
あれ、あんまりそうでもないみたい‥ 南委員長は 軽くぺたっと私のおでこに
違反チケットを貼った
「 うう‥ ごめんなさい、南委員長。でも‥いつもより、軽か‥ 」
私がそう言いかけた時、6年生の教室内から大きな笑い声が聞こえた
なんだろう、確かあそこは5組‥だから、あっ!私が大好きな
真中らぁらちゃんの教室だ
「 どわは〜! どうして バナナ!?」
あの声は 間違いなくらぁらちゃん!
「 南委員長、今の声って‥ あれ?南委員長?」
私が声をかけようとした時、南委員長はもうそこにはいなかった
私がキョロキョロ辺りを見回していると、バチーン、って 違反チケットが
貼られる音、それと同時に「 いや〜!」というらぁらちゃんの
悲鳴が聞こえた。でも、相変わらず 6年5組は 笑顔が溢れてる。
それは多分、らぁらちゃんがいるから !
「 そらみスマイルのらぁらちゃん。私もらぁらちゃんみたいな
アイドルになりたい !」
私は思い切り大きな声で言った !
だってだって、今の気持ちが大きすぎて破裂しちゃいそうなんだもん
私は、幼稚園の先生からもらった 私の似顔絵キーホルダーを手に持ち
少し微笑んだ
「 みるみるみるは‥ 私だけの魔法の言葉 !」
私は小さく呟いた、このキーホルダーがあると
なんだかとっても落ち着くんだ。
先生から教えてもらった魔法の言葉、 みるみるみるは !
私の名前は「 四季 みるは 」しき っていう苗字は 珍しいんだって
私の みるは っていう名前から、先生が考えてくれたの
みるみるみるは って、どんな意味なのかはよく分からないけど
言うと落ち着くし、なんだか 元気が出てくるから 大好きなんだ !
「 プリパラ‥ 私の憧れの世界、私も早く行きたいなぁ 」
プリパラは 私の憧れの世界
早く私も憧れのらぁらちゃんに会いたい !
まあ、会ってるんだけど‥ でも、プリパラのらぁらちゃんに会ってみたいんだ 、
画面越しでしか見た事ないアイドルのらぁらちゃん !
「 みるはちゃん〜 !授業はじまっちゃうよ!」
え! 、もう授業はじまるの?
やばいやばい‥
「 みるみるみるは !すぐ行く〜!」
私は猛ダッシュで 5年1組の教室へ向かった
なんとか授業には間に合って、私の大好きな放課後 !
「 ぷは〜!授業疲れたぁ‥ 」
私は机に寝そべり、鞄の片付けなんて放ったらかし
そこへ、私の幼なじみ、正 ほのか (かみ)が来た
「 こら みるは 。はやく片付けしないとダメでしょ?」
「 ほのか〜‥ だって疲れちゃったんだもん、‥ねえほのか、片付け
手伝って〜 !」
私は少し涙目でほのかにすがりつく。
ほのかって、私のお母さんみたいなんだもん!
「 仕方ないなぁ‥はい、手伝ってあげるから早く片付けてよ?」
「 うわ〜い!ありがとうほのか〜 」
満面の笑みで片付けを始める、あっ そういえば今日は‥
「 ねえほのか!一回 プリズムストーンに行ってみない?」
「 え?でも、私達まだ プリチケ届いてないし‥ 」
私はほのかにそう提案したけど‥確かに、プリチケが届いてなかったら行っても‥
「 あっ、もうこんな時間‥ごめん、みるは。私 塾行かなくちゃ !
よいしょ‥ また明日ね!」
あ、そっか。今日は確か ほのかは塾の日‥
「 うん、また明日ね、ほのか!」
私は笑って手を振りほのかを見送った。
さて‥鞄も片付けたし‥ ちょっとだけ、プリズムストーンに行ってみようかな‥
でもな‥1人で行くの緊張するし‥
「 えーい!迷うなみるは!みるみるみるは で よし!
プリズムストーン行くぞ !」
私は両頬を叩き、鞄を持ってプリズムストーンに向かう
みるき〜!……だっけ?
違うならすみませんm(__)m
ほのあんぱん(ほのあ)だよ!名前変えたよ〜
小説面白いね!(>∀<)/
「みるみるみるは」って、何か可愛い♪
更新頑張ってね!\(*´∀`*)/
>>6
みるきだよ〜😉
嘘、面白い?嬉しすぎて心はち切れる(´・ ω ・`)
最新頑張るわ〜 レスありがとう(=゚ω゚)ノ
「 メイクイット トキめく心がステキでしょ〜♪ 」
大好きな曲、メイクイットを歌いながら 私 四季みるは は
初のプリズムストーンに向かっております !
「 よっ‥ わぁ‥!」
私は大きく一歩を踏み出し、夢にまで見たプリズムストーンを見る
‥プリズムストーンをみるみるみるは !‥って、なんかおかしいな‥
「 うわうわうわ〜 !可愛い!」
嬉しすぎて体が自然に跳ねちゃうよ〜 !
可愛い服、きらきら輝くアイドルさん達、めがねぇさんもいる!
「 はわわ〜‥!私も‥ プリチケがあればなぁ 」
そう、私にもプリチケがあれば 夢のらぁらちゃんに会えるんだもん
だから私も欲しいんだけど‥
しばらく私は、プリズムストーンの前でうろうろしていた
「 ねえ、今日 プリパラデビューするの?」
そう声をかけてきた、どこかこの声を聞いた事あって‥
振り向いてみていたのは 憧れのらぁらちゃん
「 ら、らぁらちゃん !?」
「 かしこま!」
驚く私とはうらはらに、らぁらちゃんは笑顔でポーズを決めた
ほっ、本物の、らぁらちゃんだ‥!
何故かわからないけど、小刻みにプルプル震える私の身体
いつも会ってるのに、なんでこんなに震えちゃうんだろう‥
「 だ、大丈夫?あなたは確か、5年1組の四季みるは ちゃん!
で、合ってるかな?」
心配そうに首を傾げて問いかけてくるらぁらちゃんに、
私はぎこちない笑みを浮かべながら「 う、うん‥そうだよ‥!」と答えた
「 よかった!それで、だいぶ前からここにいたよね。
もしかして、プリパラへの 行き方わからないの?だったら私が 教えてあげる!」
にこっと微笑むらぁらちゃん、すごい可愛い‥
どうしてこんなに可愛くなれるんだろ‥
でも‥私にはまだ‥
「 私はまだ、プリチケが届いてないから‥ 」
私は少し悲しさを表すような表情で言ってた、らぁらちゃんはパチパチと何度か
瞬きすると 私の頭の上を見た、私は不思議に思って頭を触ってみると
紙らしきものがあった
「 ‥なんだろう‥ ‥こ、これっ‥て‥ 」
なんとなんと !私の頭の上にあったのは
私の、私だけのプリチケ !
「 プ、プリチケだぁ‥!」
嬉しい、嬉しいよ !らぁらちゃんが来たと同時に私の所に
プリチケがくるなんて これも運命 !?ずっと眺めてたい‥
じーっとプリチケを見つめる私を、らぁらちゃんは優しく微笑んで見てくれていた
「 よしっ、みるはちゃん 行こう!」
そう言い、私はらぁらちゃんに手を取られてずるずるとプリズムストーンへと入っていく
「 え、え〜 !?」
驚く私を 御構い無しにらぁらちゃんは笑顔でめがねぇさんの所へ向かう
「 めがねぇさん、この子の登録お願いしまーす!」
らぁらちゃんにずるずると引きずられ私は めがねぇさんの所に行く
めがねぇさんはにこっと優しく笑いかけてくれた
「 了解です、あなたに似合うブランドは‥ 新ブランド、
『 トゥインクルリボンソング 』です 、 あなた、運が良いわね
実は今日、プリパラのシステムがシステムによりシステムで進化を遂げる日で
ちょうどこの新しいブランドが届いた頃なのよ 」
システムがシステムによりシステムで進化を遂げる‥ ああ〜
頭がパンクしそうだよ〜 !
「 進化‥ あっ みるはちゃん、このゲートを通るんだよ !
それと ごめんね、みるはちゃん。実はこれから パパに頼まれたトマトを
買いに行かなくちゃいけないんだ 。また明日ね !」
「 ええ!?」
私の声を聞くまでもなく、らぁらちゃんは走って去っていった。
ど、どうしよ〜‥え、えーい!こうなったら‥
「 めがねぇさん、行ってきます !」
ビシッと敬礼し、私はゲート前へと向かう。
い、いよいよ‥憧れの世界に‥私は大きく一歩を踏み出す
「 ‥う〜‥ 」
しばらくの間、私は目を瞑っていたけど‥目を開けた瞬間、
今まで見たことのない 夢の世界が広がっていた
「 ここが プリパラ‥ すごい!すごいすごいすごーい !」
私は両手を広げて喜びを表す、上手く伝えられてるかはわかんないけど‥
あれ、そういえば私の姿って‥
「 こ、これが‥私? 」
チビで丸々してた外での私とは違って、
髪の毛も伸びて、桃色のツインテールで‥背もすっごく高くなってる !
コーデも可愛い ! トゥインクルリボンソング‥ 音符とリボンを
モチーフにしたコーデ、か‥
「 夢みたいだ〜‥ 私、アイドルになれたんだ !」
正確には、デビューしてないからなれたとは言えないけど‥
でも、これだけでもアイドルになれた気分 !さっすが プリパラ私の憧れの国 !
「 プリパラパンポーン、ただいまより、プリパラシステムの進化をはじめます
プリパラシステムの進化まで、5.4.‥ 」
え、え !?なになに、なにがはじまるの !?
周りの女の子達も少し心配そうに見てるし‥ カウントダウンはじまっちゃってるし‥!
う〜‥ ありがとう、一度だけでもプリパラにこれたこと、
私 四季みるは は一生忘れません‥!
「 2.1 」
めがねぇさんの声と同時にプリパラがきらきら輝く虹に包まれた
凄い光だったけど、特に変わった様子は‥ない?
「 なんだ‥びっくりした 」
ホッと一息つく私につられて、周りの子達の 笑顔が戻る
「 そうだ !せっかくプリパラに来たんだし、やることはただひとつ!
ライブ !」
そうだよ!プリパラに来たんだもん、ライブしなくっちゃ !
あっ でも‥確かプリパラは、マネージャーがいないと エントリーだきないんだよね
「 マネージャー探しってことか〜‥ 」
私はキョロキョロ辺りを見回し、マネージャーがいないか探す
けど、どこにもマネージャーらしき人はいなくって‥
「 どこだろう‥ あっ、そうだ!」
こんな時こそめがねぇさん !
私は走ってめがねぇさんの所に向かう、おっ 前方に赤井めがねぇさん !
「 めがねぇさ〜ん !」
「 あら、さっきの 。何かご用ですか?」
聞いてた通り!赤い眼鏡を人差し指で1度上に持ち上げてからの めがねぇスマイル!
めがねぇさんも すっごいライブしたんだよね
「 めがねぇさん、私、ライブがしたいんですけど‥ 」
「 ああ、ライブなら、あちらで エントリーができますよ 」
優しく笑ってそう答えるめがねぇさん、違う違う!
私が聞きたいのは‥
「 あ、ああ あの!マネージャーがまだいなくて‥ 」
私がすこし苦笑しながらいうと、めがねぇさんは一度瞬きし
こういった
「 マネージャー制度は完全にシステムからなくされました 、
マネージャーがいなくても エントリーできるようプリパラは進化していま〜す 」
そういうと、めがねぇさんはどこかへ行ってしまった
マネージャー制度がなくなった‥つまり、マネージャーいなくてもライブできる‥
そのかわり マネージャーの助けなしでも できるかどうか‥
「 よし‥ 」
みるみるみるは、私は1人でもできる !はじめてだけど‥
マネージャーなんていなくても、頑張れるんだから !
多分 プリパラのシステムがこんなふうに進化したってことは
アイドル達がそれぞれ助けなしでも 輝けるかどうかを確かめるための 進化なんだ、
それなら 私、プリパラで1番に輝いてみせるぞ !
「 めがねぇさん、エントリーお願いします!」
「 かしこまりました 」
私はマイクを手に持ち ステージに立つ
それとともに歓声が上がる 。みんな、見てくれてるんだ。頑張らなくちゃ!
‥いくよ !
「 私の名前は 四季みるは !今日、ここで‥アイドルデビューでございます ! 」
わっと歓声が上がる会場‥みんな笑顔で素敵 !
みんなの笑顔を守る、みんなの笑顔を広げる、そのために私が
このプリパラで 1番に輝いてみせる !
♪ きらきらきら
迷い道で 迷子のお知らせ
放送が 流れて 私の名前 呼ばれる
1日1回 憧れ見なきゃ気が済まない
気持ちを どうしてくれるの?
憧れはいるけど 憧れてくれる人はいない
それでも きらめき隊! ♪
「 あはっ メイキングドラマスイッチオン!」
綺麗な空‥ 気持ちいい !
って、すごい、私 空を飛んでる !
「 おぉ‥ 可愛い !」
私の手に、桃色、水色、橙色、白色、4つの色のハートが集まる
可愛くて綺麗、みんなにも届けてあげたい !
私は両手でハートを包み込み、大きなハートにして観客のみんなに届ける
『 きらめきを あなただけに !My life on Stage !』
私は右頬に手を当て、カメラに向かって飛び立った
気持ちいい、歌うのはとっても !
「 サイリウムブック オープン!」
ラブリーブックを片手に、私のコーデは 輝き出す
ブックには何かな?わからないけど、言葉が書き込まれて‥
綺麗、こんなの 私じゃないみたい !
「 サイリウムチェンジ 完了!」
みるみるみるは で、決めポーズは
やっぱり ピースだよね!
♪きらきらきら お昼の時間 お昼寝タイム
きらきらきら レッスンに休憩はないから
きらきらきら それまで少しお休みさせてね
私の歌 きらめき隊 ♪
「 ふふっ 」
私が歌い終わったと同時に、大きな歓声が上がる
嬉しい、気持ちいい、みんなの笑顔を 広げれて‥
疲れました(・ω・)
キャラのイメージ画像とかは、美術板の 「ナチュラルに絵 描くよ」ってスレに
載せるので、良かったら見てくださいな〜
これ言いたかっただけ((
「 素晴らしいライブでしたね !みるはさん、ランクも急上昇
プリパラデビューから アイドルのげんせき へアップしました、おめでとうございます、!」
わあ‥はじめてのライブ、はじめてのランクアップ、はじめてのコーデ
はじめての笑顔 !嬉しい
「 ありがとうございました !四季みるは、ここにてアイドルデビューで
ございます !」
みるは は 観客のみんなに向かって笑顔で手を振った
「 ‥ 四季 みるは ちゃん ‥素敵 !」
明日、とんでもなくハチャメチャなアイドルと出会うことに
私はまだ気づいていなかった
20になったら 2話 書きますん
10レスくらいで 1話書き終わりたいので〜
どうでもいいけどマカロンが食べたい
どうでもいいけど絵上手くなりたい
もう少しだ
宿題終わりました
はい、書きます
2話「 あの子がまさかの あの子なの!? 」
朝、四季みるはの家では朝ごはんを食べ、何気ない会話が続いている。
時計の針が7時を示す頃、みるは は 玄関の扉を開け学園へと向かう
「 お母さん、お父さん、行ってきます!」
笑顔で手を振り、遅刻はしまい、と少し早足で歩く。
途中で会ったのは ほのか
「 ほのか〜! おはよう 」
みるは は ほのかに会えた喜びを表す為なのか ほのかに飛びつく
ほのか は 少し驚き、そして嬉しさを表すような笑顔で「 おはよう 」と
挨拶を返した
「 ねえ ほのか、聞いて聞いて!あのね、私 昨日 プリパラデビューしたんだよ、!」
そう笑顔で言うみるはに、ほのかはさも知っていたかのような表情で
「 そうなんだ 」と返す 。
「 ‥それだけ〜‥? 」
「 うん、だって見てたもん、みるはのライブ。凄かった !
みるはの声、ファビュラスな感じで 」
「 ファビュラス?」
両手を合わせ笑顔で話すほのかの、ファビュラス という言葉の意味が
同い年でもまだ難しすぎたのか首を傾げる みるは
「 神秘的で、綺麗って意味 ! 綺麗な歌声、神秘的?な歌声は、
アイドルに必要なことの一つなんだって 」
右手の人差し指を立て、ほのかは 得意げに話す
みるは は目を丸くし、初めて知った事に少し喜びが湧いてくる
「 へえ〜‥ほのか、詳しいね !私はデビューしたのに なんにもアイドルのこと
知らないや‥ 」
心底悔しそうな表情で、ずーん、と暗いオーラが溢れるみるはの周り。
ほのかは苦笑いし、微笑んで歩き出した
「 でも、みるはのライブがすごかったのは本当のこと!
アイドルについては これから勉強していけば良いじゃん、ほら、行くよ 」
「 うん、そうだよね !みるみるみるは で、これから
頑張っていけば良いよね !」
笑顔で自分にそう言い聞かすみるは、ほのかの後を走ってついて行く。
空は 太陽の日差しが眩しい、晴天だ
「 ただいま !」
元気に自分の家の扉を開け部屋に駆け込む みるは、今日は母と父は仕事でいないのか、家の中はしーんと鎮まっている。
「 はぁ〜‥ またライブしたいなぁ‥あ、そうだ!
今日はお母さんもお父さんもいないから暇だしプリパラ 行こうかな 。」
デビューライブの衝撃を思い出したのか頭がくらくらと揺れる みるは。
プリパラデビューした事を知っているのは、クラス内では 正 ほのか 、ただ1人
四季みるは、と本名を名乗ってはいるものの、同姓同名、と 正ほのか以外のクラスメイトは誰も信じてくれなかったようだ。
家族にはもう話したようで、プリチケバッグが玄関の近くにある木の枝に引っかかっている。
みるは は立ち上がりプリチケバッグを手に取ると家のベルを鳴らしながら
「 行ってきまーす !」
とプリパラへ向かう。
余程早く行きたいのか、いつものみるはとは思えない速さで走る
こんなに速く走っていると、少し危ない気もするが みるはを止めれる者は近くにはいない
「 それでも きらめき隊〜♪ 」
みるは はデビュー曲、「きら きらめき隊」を歌いながら走り続ける。
曲がり角を曲がろうとした所、みるは と同い年くらいの子が急に出て来て
みるは は驚く間も無く ぶつかった。
「 うわあ!?」
2人は地面で頭を強く打ち、みるは は頭をさする
もう1人の少女は みるはの憧れ、真中らぁらの外の髪型と同じ
お団子をした可愛い系の少女。みるは は目を輝かせて少女を見つめる
「 ごめんね、大丈夫だった?頭痛くない?どこか怪我してない?」
少女は眉を下げ心配そうに相手を見つめる。
「 あっ、だ、大丈夫です ! 」
少し間が空いた後 みるは はそう答えた
少女はホッと安心した様子で みるはの頭を撫でる
「 その制服、パプリカ学園の子だよね?私もパプリカ学園の生徒なんだ !
6年1組の 夏頃ユユです、よろしくね 。って、ごめん!私、用事があって‥
ほ、本当ごめんね !また明日学校でね !」
みるはに手を差し出し、ユユは握手でもしようとしていたのだろう。
みるはも笑顔で手を握ろうとした瞬間 、ユユは手を引っ込めどこかへ
走って行ってしまったからか、みるはは涙目で相手を見送った
「 はい‥また明日‥学校で 」
しょぼくれながらみるは はそう言う。
しばらく落ち込んでいたものの、ぐっと握りこぶしを作り
「 落ち込んでちゃダメさ、みるは!さあ、プリパラへレッツゴー!」と
プリチケバッグを持ち直し、プリパラへ走る。
此処ですね!
来てしまいました…((なんかすいません…
とても面白いです!頑張ってください!!
>>23
応援 ありがとうございます ☺️
頑張りますね (((o(*゚▽゚*)o)))
「 プリパラチェンジ、完了 ! 」
みるは は右頬にピースの手を当てコーデに着替える。
それと同時に、後ろから 深い緑色の髪、後頭部の下の方で
2つに結っていて、そこから更に髪を3つの束にわけている、ポップな見た目の
女の子がきた
「 ‥ユユ !進化を遂げたプリパラ新作2つ目のブランド 、 ポップタイプ
フォーチュンパーティーリズム 、ユユ ! みんなユユって聞いて聞いて !」
プリパラ中に響き渡る大きな可愛らしい声で 、皆に伝わるよう言うユユ。
その声に皆は振り向く
「 ユユは 語尾アイドル 、誰よりも負けない ゆゆゆ〜な 語尾アイドル!
今日は、ユユのデビューライブがあるの 。だ か ら ‥‥ぜひ来てくださいユユ! 」
ユユの笑顔に周りの人は皆 虜 。それを見ていたみるは に気づいたユユは
ぱあっと明るい表情で 、近づきぶんぶんと手を振り回し握手する
「 こんにちはこんにちはこんにちはユユー !四季みるは ちゃん、会いたかったユユ! 」
「 わっ‥‥こ、こんにちは ! とっても個性があるアイドルさんだね 」
みるは は驚きを必死に隠し 、笑顔でユユの目を見て話す。
ユユも にこっと微笑み返し 、手を離した
「 みるはちゃんも、良かったらユユのライブ見ていってユユ ! 」
と、ユユはみるはにそう話す。
みるは は何度か瞬きしてから、ハッと我に帰る
「 も、もちろんだよ !みるみるみるは 、ユユちゃんのライブ
絶対みるは !」
「 ふふふ、ありがとうユユ !」
笑顔でそう言うと 、ユユはみるはの元から去った 。
取り残された みるは は去って行くユユを笑顔で見送ってから もう一度
ユユの笑顔を思い出す
「 ユユちゃん‥‥。あの子、どこかで見たことあるんだよなぁ‥‥ 」
みるは の頭に思い浮かぶのは 今朝 出会った 夏頃 ユユ の笑顔 。
少し考えた後 、 みるは は自身に呆れたようにため息をつき 、ぐーっと伸びをした
「 夏頃ユユちゃんなわけないよね 、だって 夏頃ユユちゃんとユユちゃんでは
外と こことで 見た目が違いすぎるもん ! 」
疑いの気持ちを 胸の奥に押し込み 、自身に言い聞かせる
まだ モヤモヤする みるは の気持ち 。なんとも微妙な表情を浮かべたが
まあ良いだろう 、中途半端な気持ちのまま みるは は自分のライブの
エントリーのため 、 エントリー会場へと歩き出す 。