こんにちは!ほのぼの〜とした小説を書くのが大好きなほのあです!
今回も、まったりのんびりした小説を書いていきたいと思いますです!(?)
誤字脱字やミスが多いですが、そこのところは許してください…!
感想などもらえると嬉しいです!
良かったら見ていってくださいね♪
プロローグ
ここは、楽しい人々が平和な日常を送っている、ドリームランド。
この世界の平和から生まれた、平和な世界。
そこで起こる毎日は、ごく普通の、おだやかな日常。
時を忘れて、まったりのんびりとした暮らしが出来るところ。
落ち着いていて、でも少しだけ騒がしい。
そんな子供たちの、日常生活を描いた物語。
第1話 ドリームランドは、今日も平和です! 編
アリス「ふぁ〜暇だわ〜」
ドリームランドに住む一人の少女、アリス・スマイルは、今日もなにもやることがなく、一人寂しくそうつぶやいているだけだった。
性格は普通に明るく、誰とでもすぐに馴染めてしまう。友達想いだが、めんどくさがり屋で頭が悪い。
今は夏休み。それだから、夏休みの宿題がどっさりとあるはずだ。
しかし、アリスはめんどくさがり屋なので、宿題を見向きもしない。
親に言われても適当に返事をして、結局やらないで暇だ暇だと言っているだけのアリスであった。
と、そんな時。
ピーンポーン♪と家のインターホンが家に鳴り響いた。宅配便かなにかだろうか。家族からは、なにかを頼んだ、という報告はなかったのだが……
今家にいるのはアリスだけだということで、玄関に行き扉を開けた。
アリス「へいへ〜い、どちら様でしょうか?」
ガチャリ、と扉を開けると、そこにはアリスの見馴れた姿があった。
カシア「アリス!暇だったから遊びにきてやったよ!」
アリス「な〜んだ、カシアか〜!てっきり強盗かと……」
カシア「強盗…?ってかそもそも強盗なんて入る?こんな貧乏臭い家に…」
アリス「今すぐこの家を作った人に謝りなさい!!今すぐ!」
カシア「あーはいはい、悪かって!」
相変わらず、のんきな二人だ。
ちなみに、このカシアと名乗る者はアリスの親友で、昔から仲が良かったという。
カシア・ハッピーという子で、バカそうに見えるが実は真面目な奴なのだ。バカ真面目というものだろうか。
そしてその後、二人は近くの公園で遊んでいた。
アリス「んっんー!今日も太陽が光輝いてるねぇーっ!」
カシア「そうだねー!気分も良くなるよ!」
アリス「太陽さん、今日もハンサムだよ!カッコイイ!」
カシア「いやいや、太陽には顔が無いんだから…」
と、太陽を見つめ、褒め称えるアリス。
そして、それにツッコミをするカシア。
そんなほのぼのとした会話を続けながら、二人は公園のベンチに座り、太陽の光を浴びている。ひなたぼっこみたいな感じだ。
キラキラと輝く太陽は、二人を照らし続けている。
そんな風にほのぼのしていると、偶然にも二人の友達、レイノ・プリンセスがやってきた。
レイノ「こんにちは!お二人さん、今日も元気そうですね。」
と、レイノは二人に礼儀よくお辞儀をする。白い傘を持って。
白い傘を持っているのは、多分日焼け対策だろうか。
アリス「レイノだ〜!レイノも元気そうでなによりだよ!」
カシア「レイノも、いつも通り真面目そうだね〜?」
レイノ「そ、そうですかね……?」
と言う会話を続けながら、レイノは二人が座っているベンチに座る。
カシアの言う通り、レイノはいつも通り皆に敬語を使い、真面目な雰囲気を放っている。まさに、名前の通りプリンセスのようだ。
しかも、レイノは頭も良く、成績もいい。学校に行かなくてもいいくらい頭がいい。
頭の悪いアリスと比べたら、月とスッポン(これ言いたかっただけ)だ。
それにカシアが加われば、カシアは普通。……そう、まさに普通なのである。
アリス「そういえばさー…カシアってさ、なんか…普通だよね。」
カシア「うっ…!?」
そう、アリスはなんとも言えない無表情でカシアのことを言い始める。
そのアリスの言った一言に、カシアの心は包丁を突き刺さされたように傷がつく。
レイノ「確かに…!カシアさんって、頭も普通ですよね。」
カシア「ぐぼうえぇッ…!!」
アリスに引き続き、今度はレイノまでカシアに突き刺さる言葉を引きかけた。しかも、レイノはニッコリ笑顔で。
こう見えても、レイノは少々ドSなところがあるので、アリスと一緒にこう言ったのだろう。
……しかし、なぜカシアがこの言葉に傷ついたのか?
それは、カシアは変にプライドが高いからだ。
自分だけが一番上になりたい、自分だけがみんなから尊敬されるような人になりたい……という、変なプライドを持っているのだ。
普通ではなく、みんなの上に立ちたい!という思いから、今は努力を積み重ねている。
だがカシアは、誰が見ても普通。勉も運動も、なにもかもが“普通”なのだ。
それだから、カシアは“普通”と言われると、今のように傷つくのだ。
これは、本人に直接聞いた情報である。
ほのあんぱん書いてたほのあ?
6:ほのあ◆1o:2016/08/11(木) 18:01 されんだー さん
そうですよ!そのほのあです。
返信遅れてすみません…!
カシア「うぅっ……もう、やめてくれよおぉ…!!あたしは普通って言われるのが嫌いなの!!」
アリス「それはもっと言ってほしい、ということかな?」
カシア「いじめ…?これいじめ?」
目から滝のように涙を流すカシア。それほど言われるのが嫌なのだろうか。
レイノ「うふふ…まぁ、今日のところはこれくらいにして置いてあげます。」
カシア「ねぇ!これやっぱりいじめなの!?明日もやられるの!?」
アリス「レイノはドSなところがあるからね〜……しょうがないよ。」
とカシアの方を見つめ、苦笑いをする。
だが、カシアにはそれも黒い笑いに見えた。
カシア「しょうがなくない!!あたしはドMじゃないの!」
アリス「カシア、かっけぇな!もしかしてカシアって思ったことズバズバ言える系男子?」
カシア「いや、男子じゃないから……」
確かにカシアは男子には見えなくもないが、カシアはごく“普通”の女子である。
アリス「……ちなみにレイノはドS?ドM?ドN?どれだい?」
レイノ「う〜ん……どちらかと言えば、私はドMの方ですよ♪」
アリス「本当は?」
レイノ「ドS…です。」
アリス「やっぱりね〜?グフフ……」
アリスは最後に気持ち悪い笑い声をし、やはりレイノはドSということが分かった。
ちなみに、レイノは自分ではドMだと言っているが、本当はドSなのだ。いつもはドMだと言ってはいるが、本当のことを聞かれるとドMだと言う。
とにかく人に冷たいことを言ったり、人の泣いたりする姿が好きらしい。
アリス、カシア、レイノ。
この三人をドSドMドNで言えば、アリスは至って普通のドN。
カシアは冷たいことを言われるとなぜか喜ぶドM。
レイノは人に酷いことを言ったり、人の泣く姿が好きなドS。
…という感じだ。この中でも、一番酷いのはレイノである。一見真面目な敬語使いと思いきや、まさかの“ドS”だからだ。
アリス&カシア「ドS敬語使い、レイノ!!」
レイノ「なんですかそれ〜〜!?」
こうして、今日も平和なドリームランドの一日が、少しずつ終わっていくのだった。
第2話 カシアの家のインターホン 編
カシア「今日のプリキュア、めっちゃくちゃ面白かったあぁ〜〜!!」
ぐーんと手と背中を伸ばして背伸びをし、大声で独り言を言う。カシアはCMがやっているテレビの前で座っていた。
カシアは、さっきまでプリキュアを見ていたのだ。プリキュアはいつも朝早くからやるし、カシアは普段早起きはしない。
だがしかし、カシアはプリキュアの全シリーズを見ており、プリキュア厨(?)と呼ばれるほどプリキュアが好きなのだ。
それだから、今週もプリキュアを見るため、朝の六時からとっくに起きていた…らしい。
ちなみにカシアの父と母は休みの日なのででかけており、カシアだけが自ら家に残っている。
カシア「次回もプリキュア、楽しみにしてよーっと♪」
さっきのような大きな声を出すと、ポケットからピンクのスマホを取り出して、アリスとレイノに電話をした。
内容を一部始終説明すると、どうやら「アリス!レイノ!あたしの家に来ないか?」という、ただのお誘いらしい。
それに対して、アリスとレイノはすぐに家に来るらしく、カシアたちはそのまま会話を終わらせた。
そして、一時間後……
カシア「……遅い!!なんでこんなに遅いんだ?誰か変な奴にでも絡まれたか?」
いつもなら五分か十分くらいで来るはずの二人が、今回は一時間たっても来ない。
カシアはイライラしているのか、大声でそう言いながら、頭から湯気を出しながら手を組んでいる様。
そんな中、カシアの家に一つのインターホンが鳴り響いた。
カシア(あっ…!アリスたち来たんだ!まったく、なんでこんなに遅いんだ?絶対変な奴に絡まれただろこれ。)
心の中でぶつくさ言いながら玄関へ向かい、さっきのイライラがあったのか、バーン!!と力強く足で扉を開けた。
その衝撃で、扉が勢いよく開く。しかし、扉はもう少しで壊れるところだった。
カシア「やっと来たか?二人とも来るの遅すぎだr…」
強盗「強盗だ!金を出せ!!」
カシア「…エ?」
強盗「え?」