平和から生まれた、ドリームランド!

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1:ほのあ◆1o:2016/07/28(木) 16:44

こんにちは!ほのぼの〜とした小説を書くのが大好きなほのあです!

今回も、まったりのんびりした小説を書いていきたいと思いますです!(?)
誤字脱字やミスが多いですが、そこのところは許してください…!

感想などもらえると嬉しいです!
良かったら見ていってくださいね♪

2:ほのあ◆1o:2016/07/28(木) 16:54

プロローグ


ここは、楽しい人々が平和な日常を送っている、ドリームランド。
この世界の平和から生まれた、平和な世界。

そこで起こる毎日は、ごく普通の、おだやかな日常。
時を忘れて、まったりのんびりとした暮らしが出来るところ。


落ち着いていて、でも少しだけ騒がしい。
そんな子供たちの、日常生活を描いた物語。

3:ほのあ◆1o:2016/07/28(木) 17:38

第1話 ドリームランドは、今日も平和です! 編


アリス「ふぁ〜暇だわ〜」

ドリームランドに住む一人の少女、アリス・スマイルは、今日もなにもやることがなく、一人寂しくそうつぶやいているだけだった。
性格は普通に明るく、誰とでもすぐに馴染めてしまう。友達想いだが、めんどくさがり屋で頭が悪い。

今は夏休み。それだから、夏休みの宿題がどっさりとあるはずだ。
しかし、アリスはめんどくさがり屋なので、宿題を見向きもしない。
親に言われても適当に返事をして、結局やらないで暇だ暇だと言っているだけのアリスであった。


と、そんな時。
ピーンポーン♪と家のインターホンが家に鳴り響いた。宅配便かなにかだろうか。家族からは、なにかを頼んだ、という報告はなかったのだが……
今家にいるのはアリスだけだということで、玄関に行き扉を開けた。

アリス「へいへ〜い、どちら様でしょうか?」

ガチャリ、と扉を開けると、そこにはアリスの見馴れた姿があった。

カシア「アリス!暇だったから遊びにきてやったよ!」

アリス「な〜んだ、カシアか〜!てっきり強盗かと……」
カシア「強盗…?ってかそもそも強盗なんて入る?こんな貧乏臭い家に…」
アリス「今すぐこの家を作った人に謝りなさい!!今すぐ!」
カシア「あーはいはい、悪かって!」

相変わらず、のんきな二人だ。

ちなみに、このカシアと名乗る者はアリスの親友で、昔から仲が良かったという。
カシア・ハッピーという子で、バカそうに見えるが実は真面目な奴なのだ。バカ真面目というものだろうか。


そしてその後、二人は近くの公園で遊んでいた。

アリス「んっんー!今日も太陽が光輝いてるねぇーっ!」
カシア「そうだねー!気分も良くなるよ!」
アリス「太陽さん、今日もハンサムだよ!カッコイイ!」
カシア「いやいや、太陽には顔が無いんだから…」

と、太陽を見つめ、褒め称えるアリス。
そして、それにツッコミをするカシア。

そんなほのぼのとした会話を続けながら、二人は公園のベンチに座り、太陽の光を浴びている。ひなたぼっこみたいな感じだ。
キラキラと輝く太陽は、二人を照らし続けている。

4:ほのあ◆1o:2016/08/10(水) 22:25

そんな風にほのぼのしていると、偶然にも二人の友達、レイノ・プリンセスがやってきた。

レイノ「こんにちは!お二人さん、今日も元気そうですね。」

と、レイノは二人に礼儀よくお辞儀をする。白い傘を持って。
白い傘を持っているのは、多分日焼け対策だろうか。

アリス「レイノだ〜!レイノも元気そうでなによりだよ!」
カシア「レイノも、いつも通り真面目そうだね〜?」
レイノ「そ、そうですかね……?」

と言う会話を続けながら、レイノは二人が座っているベンチに座る。


カシアの言う通り、レイノはいつも通り皆に敬語を使い、真面目な雰囲気を放っている。まさに、名前の通りプリンセスのようだ。
しかも、レイノは頭も良く、成績もいい。学校に行かなくてもいいくらい頭がいい。
頭の悪いアリスと比べたら、月とスッポン(これ言いたかっただけ)だ。
それにカシアが加われば、カシアは普通。……そう、まさに普通なのである。


アリス「そういえばさー…カシアってさ、なんか…普通だよね。」
カシア「うっ…!?」

そう、アリスはなんとも言えない無表情でカシアのことを言い始める。
そのアリスの言った一言に、カシアの心は包丁を突き刺さされたように傷がつく。

レイノ「確かに…!カシアさんって、頭も普通ですよね。」
カシア「ぐぼうえぇッ…!!」

アリスに引き続き、今度はレイノまでカシアに突き刺さる言葉を引きかけた。しかも、レイノはニッコリ笑顔で。
こう見えても、レイノは少々ドSなところがあるので、アリスと一緒にこう言ったのだろう。


……しかし、なぜカシアがこの言葉に傷ついたのか?


それは、カシアは変にプライドが高いからだ。
自分だけが一番上になりたい、自分だけがみんなから尊敬されるような人になりたい……という、変なプライドを持っているのだ。
普通ではなく、みんなの上に立ちたい!という思いから、今は努力を積み重ねている。

だがカシアは、誰が見ても普通。勉も運動も、なにもかもが“普通”なのだ。
それだから、カシアは“普通”と言われると、今のように傷つくのだ。
これは、本人に直接聞いた情報である。

5:されんだー◆XI:2016/08/10(水) 22:31

ほのあんぱん書いてたほのあ?

6:ほのあ◆1o:2016/08/11(木) 18:01

されんだー さん

そうですよ!そのほのあです。
返信遅れてすみません…!

7:ほのあ◆1o:2016/08/11(木) 18:23

カシア「うぅっ……もう、やめてくれよおぉ…!!あたしは普通って言われるのが嫌いなの!!」
アリス「それはもっと言ってほしい、ということかな?」
カシア「いじめ…?これいじめ?」

目から滝のように涙を流すカシア。それほど言われるのが嫌なのだろうか。


レイノ「うふふ…まぁ、今日のところはこれくらいにして置いてあげます。」
カシア「ねぇ!これやっぱりいじめなの!?明日もやられるの!?」
アリス「レイノはドSなところがあるからね〜……しょうがないよ。」

とカシアの方を見つめ、苦笑いをする。
だが、カシアにはそれも黒い笑いに見えた。

カシア「しょうがなくない!!あたしはドMじゃないの!」
アリス「カシア、かっけぇな!もしかしてカシアって思ったことズバズバ言える系男子?」
カシア「いや、男子じゃないから……」

確かにカシアは男子には見えなくもないが、カシアはごく“普通”の女子である。


アリス「……ちなみにレイノはドS?ドM?ドN?どれだい?」
レイノ「う〜ん……どちらかと言えば、私はドMの方ですよ♪」
アリス「本当は?」
レイノ「ドS…です。」
アリス「やっぱりね〜?グフフ……」

アリスは最後に気持ち悪い笑い声をし、やはりレイノはドSということが分かった。
ちなみに、レイノは自分ではドMだと言っているが、本当はドSなのだ。いつもはドMだと言ってはいるが、本当のことを聞かれるとドMだと言う。
とにかく人に冷たいことを言ったり、人の泣いたりする姿が好きらしい。

アリス、カシア、レイノ。
この三人をドSドMドNで言えば、アリスは至って普通のドN。
カシアは冷たいことを言われるとなぜか喜ぶドM。
レイノは人に酷いことを言ったり、人の泣く姿が好きなドS。
…という感じだ。この中でも、一番酷いのはレイノである。一見真面目な敬語使いと思いきや、まさかの“ドS”だからだ。


アリス&カシア「ドS敬語使い、レイノ!!」
レイノ「なんですかそれ〜〜!?」


こうして、今日も平和なドリームランドの一日が、少しずつ終わっていくのだった。

8:ほのあ◆1o:2016/08/11(木) 18:56

第2話 カシアの家のインターホン 編


カシア「今日のプリキュア、めっちゃくちゃ面白かったあぁ〜〜!!」

ぐーんと手と背中を伸ばして背伸びをし、大声で独り言を言う。カシアはCMがやっているテレビの前で座っていた。

カシアは、さっきまでプリキュアを見ていたのだ。プリキュアはいつも朝早くからやるし、カシアは普段早起きはしない。
だがしかし、カシアはプリキュアの全シリーズを見ており、プリキュア厨(?)と呼ばれるほどプリキュアが好きなのだ。
それだから、今週もプリキュアを見るため、朝の六時からとっくに起きていた…らしい。

ちなみにカシアの父と母は休みの日なのででかけており、カシアだけが自ら家に残っている。


カシア「次回もプリキュア、楽しみにしてよーっと♪」

さっきのような大きな声を出すと、ポケットからピンクのスマホを取り出して、アリスとレイノに電話をした。
内容を一部始終説明すると、どうやら「アリス!レイノ!あたしの家に来ないか?」という、ただのお誘いらしい。
それに対して、アリスとレイノはすぐに家に来るらしく、カシアたちはそのまま会話を終わらせた。


そして、一時間後……


カシア「……遅い!!なんでこんなに遅いんだ?誰か変な奴にでも絡まれたか?」

いつもなら五分か十分くらいで来るはずの二人が、今回は一時間たっても来ない。
カシアはイライラしているのか、大声でそう言いながら、頭から湯気を出しながら手を組んでいる様。


そんな中、カシアの家に一つのインターホンが鳴り響いた。

カシア(あっ…!アリスたち来たんだ!まったく、なんでこんなに遅いんだ?絶対変な奴に絡まれただろこれ。)


心の中でぶつくさ言いながら玄関へ向かい、さっきのイライラがあったのか、バーン!!と力強く足で扉を開けた。
その衝撃で、扉が勢いよく開く。しかし、扉はもう少しで壊れるところだった。


カシア「やっと来たか?二人とも来るの遅すぎだr…」
強盗「強盗だ!金を出せ!!」


カシア「…エ?」
強盗「え?」


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