メメイは猫と人間のハーフの女の子だ、母はシャム猫、父は東の海に沈んだ島に住んでいた人間、らしい。
らしいというのもメメイには父と話したり、遊んだりした記憶がない。母は父のことをあまり話してはくれなかったし、メメイも大きくなるにつれ気にしなくなっていった。
メメイが産まれる数日前に突然失踪してしまった父を母はどこか憎んでいる、のだとメメイは思っている。
なぜなら、メメイが服を汚してしまったり、飲み物や食べ物をこぼしてしまい叱られたりするときは最後にまってこう言うのだ。
『お願いだからお父さんに似ないで』
と、メメイが小さい子によくある失敗をすることが父といったいどう結びつくのか分からなかったが、メメイは賢い子だったので疑問には思いながらも深く追及してさらに怒られるなんてことはしなかった。
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頑張る(^○^)