久しぶりに小説を書きます
では始めます
ここはなんでもできる学校だ
これを見たみなさんは「なんでも」という文字を見てなんと思いましたか?
なんでもできるといえば学校でゲームができるとか、
お菓子を持ち込めるとかそんなことを考えませんでしたか?
ここはほんとに「なんでも」できる学校ですよ…
面白そうですね!!!!!続き楽しみにしてます(*^○^*)
私もタイトルを見たとき、「な、なんでもできる!?!?じゃあ、学校でゲームも…??」とか、同じようなこと考えました 笑
ちょっと恐怖感ある……((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
5:初:2016/09/22(木) 18:58 >>3
ありがとうございます
なんでもありと言われたらそう考えますよねww
>>4
そんな怖いのにならないと思うよw
ここは私立冬原学園。歴史ある学校だ
だが、この学校の内部はとても醜いものである
やる気のない教師達、授業を真面目に聞いている生徒はほとんどいない
学級崩壊しているクラスがほとんどで、何人もの教師が辞めさせられてきた危険な学園だ
では、そんな学園に通う生徒達を見てみよう
キーンコーンカーンコーン
このチャイムから一日は始まる
今日は先生からお話があるようだ
「はい。じゃあちょっとおしらせがあります…」
先生がやる気なさそうに口を開いた。もちろん話を聞いているものは一人もいない
「この服マジかわいくない!?」
「ヤバイ、ヤバイ、これマジヤバイ!」
「次その漫画貸せよー」
みんな好き勝手していてまさに無法地帯という感じだ
だが先生はその様子も気にせず、
「えー、昨日近くの公園で犬の死骸が発見されました。
犯人はまだ発見されていませんが、みなさんは今後このようにならないように…」
その時、誰かが先生の言葉を遮った
「せんせぇ〜たかが害獣が死んだところでそんな深刻に話すこと?
世界には人間が常に死んでるんだよ?日本や韓国では自殺者が多いし、テロだって起きてるわけじゃん?
たかが犬一匹死んだところで騒ぎ立てることじゃないでしょ。みんなもそう思うよね?」
普通の学校なら批判が起こるだろう。だが___
「そうだよね〜」
「まさにその通り!」
「こういう偽善者が一番うざい」
集まったのは賛成の意見ばかりだった
先生は呆れたように溜息をつくと、黒板に《自習》と書いてから教室から姿を消した
そう、まさにここはなんでもありであり、本物の自由の学校なのである
ガンバー!ふふっ!
10:初:2016/09/23(金) 16:57 廊下に出るといつもより騒がしかった
人だかりができていて、祭りのような感じだ
私がそれを見に行こうとしたその時
「おい、やめろよ!」
一人の男子が声を張り上げて叫んだ
廊下がしんと静まり返り、その男子の声が廊下に響く
そっと覗いて見ると一人の女の子が女子、男子から暴行を受けて、横たわっていた
「こんなことするなんて最低だな、お前ら!」
よく見てみれば自分に酔ってることで有名な青原君じゃないか
一人で喚き散らす姿を見て、「こいつほんとバカだな〜」と思ってしまう
どうせみんなに対抗するかっこいい自分とか思っているんだろう
だがいつも彼の思いどうりにはならない
「うるせぇなぁ、クソ原。黙れよ」
「そーそー。せっかくいいところだったのに〜」
みんなからブーイングが起こり始め、少し青原が動揺したように見えたが
「うるさい!行こうぜ、園川」
青原は暴行を受けた女子の手をつかみ、どこかに行ってしまった
あの子の苗字は「園川」というらしい
「うわ〜、よくあんなブスの手、つかめるな」
「ないわ〜」
まぁあの子の容姿は私から見てもかわいいとは言えない
むしろ「ブス」の部類に入るだろう
バサバサの髪にフケ。脂ぎった肌。一重まぶたで、太った体型をしている
最初見たときは人間かどうか疑うくらいだった
私は二人の後を静かにつけていった
青原は空き教室に園川を連れ込むと、思いっきり園川さんを突き飛ばした
「ハッ、助けてやったんだから感謝しろよ、デブス」
「はあ!?てか痛い!私のことなんて助けるの当然でしょ!この世界一美しい私を!」
彼女は自信満々に言ってのけた。その反動でフケが飛び散る
私は彼女に鏡をあげたくなった。とてもかわいそうだ
「てめぇみたいなデブスが美人だったら世の中絶世の美女だらけだ」
「口だけは動くのね!もう、出てってよ!」
「言われなくてもそのつもりだ」
青原はアニメお決まりのセリフを吐くと、出て行った
「もう…なんで皆私のことブスブス言うのかしら?あんたたちの方がブスだっつーの」
これ以上園川の顔を見てると吐いてしまうと思った私は空き教室から離れ、校内を歩くことにした
私は北校舎に行くことにした。あそこは静かで人が少ない、いや、いないと言っていいだろう
北校舎の図書室にでも行こうかなと思った私は教室へ本を取りに戻った
教室ではゲームをしている人や、クラスメイトをサンドバックにして遊んでいる人もいる
私は自分の机から本を取り出すと、図書室へ向かった
この校舎の図書室は大きいものの、古い本ばかりで生徒に人気がない
いや、人気が出たら新しい図書室のような惨状になるだろう
私はこの図書室の物静かな感じが好きだ。それに面白い本も沢山ある
それにここには___
私の唯一の友人がいるのである
ギィ…
重苦しいドアを開け、中に入った私は図書室の奥へと向かった
グシャ ザク
奥からは何かが潰れるような音が聞こえてくる
私は友人がいると確信すると、友人の名前を呼んだ
すると彼女はゆっくりと振り返った
「あ〜久しぶりだね〜」
けだるそうに答えた彼女の名前は「一色月」
ずっと前からの私の友人である
彼女は椅子に座るとペラペラと話し出した
「いやさぁ〜、別にほんとに殺るつもりはなかったんだよ?
でもこいつがしつこいからさ〜…」
そういうと彼女は死体の首を思いっきり蹴飛ばした
「あはは〜よく飛ぶね〜」
彼女は笑いながらお茶を飲んだ
辺り一面は血の海。死体からはまだ血が出続けている
この学園は精神の治療も行っている学園なのだ
だからこの学園にはサイコパス、連続殺人犯、知的障害者、精神病患者と頭のおかしい人がたくさんいる
超危険な学園なのである
彼女も精神に問題があってここに来た
月は幼いころからかえるを殺したり、猫を生き埋めにしたりとおかしな行動ばかりとっていた
ある日、月は両親を撲殺。罪悪感が一切ないことからここに来たのだという。
でも私は彼女に恐怖などは覚えなかった。私の前にいるのは殺人犯で許されない罪を犯した人間だ
だが、話せば普通の人だし、昔から一緒にいるから怖くともなんともない
こう考えるのは私だけ?
人を殺してるのにそんな悠長なことしてていいのか?と思った人もいるのではないでしょうか
いえいえ大丈夫です。だってここは「なんでもできる」学園なんですから
たとえ人を殺そうが、何をしようが罪に問われないし、なにも悪くない
とても素晴らしいですよね。これがなんでもできるという意味です
みなさんも「あの子なんでもできていいな〜」とか、一度は口にしたことがあるのではないでしょうか
「なんでも」「自由」という言葉はもっと考えて使わなければならないと私は思う
_終わり_
ありがとうございました
短いですがこれで終わります
早いけどまとまってる……(๑•̀ㅂ•́)و✧
17:初:2016/09/24(土) 10:24 >>16
ありがとう
文才ないからなー私ww