ナルシストリスト

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1:all-A◆cw:2016/11/05(土) 10:59

どうも、all-Aです。こちらでも小説を書かせていただきます。
今回は、タイムトリップ物の小説です。まあ、ほとんど私利私欲のための小説ですが……
まあ、よろしくお願い致します!
コメント、受け付けています。
あ、荒しやなりすましはお帰りくださいな。
では…………

>>2 キャラクター紹介

>>3 プロローグ

2:all-A◆cw:2016/11/05(土) 11:11

卯宇治 白亜(うさうじハクア)

ピアニストを夢見る中学三年生。
ヨーロッパに興味があり、将来ヨーロッパ旅行に行くために『ヨーロッパ語テキスト』なるものを常時所持している。
フランツ=リストとモーツァルトに興味を抱いている。


フランツ=リスト
中世ヨーロッパを代表?する音楽家。ナルシストで自分をかっこよく見せるための『超絶技巧』なるものを編み出す。
白亜を「黄色い白ウサギ」とバカにするが……?

3:all-A◆cw:2016/11/05(土) 11:23

リストから貰った楽譜……この世でたった一枚のリストとのツーショット。
そう、これこそ…私がリストに会ったという証拠。

4:all-A◆cw:2016/11/05(土) 14:17

学校中に響きわたるピアノの音色。
今、このシーズンにはピッタリの曲であろう曲が風と共に流れるように聴こえてくる。
フランツ=リスト『超絶技巧練習曲第12番ロ短調「雪あらし」』
切なくも、雪の冷たさと鋭さが表されている曲。どこか素早い音や鋭く強い音が混じっているのはいかにもリストらしいと言える。

12/24

ああ。あの人は何をしているだろう。
一ヶ月ぐらい前かな…?今と同じようにここでピアノを弾いていた。

……その時はリストという名前をやっと知ったときだった。
でも大して興味はなかった。強いて言うなら……リストを気に入った理由は、リストのあの綺麗な顔と彼の代表曲『ラ・カンパネッラ』だけだった。
言ってみれば、その時はリストの『にわかファン』っていうやつだったな……
なんたって私はここまでリストが好きになったのか…?気になった人はいるよね?
いいよ、今から教えてあげる。

5:all-A◆cw:2016/11/05(土) 14:44

〜練習〜

11/24
合唱コンクールのサブイベントとして、ソロコンサートが幾つか開催されることになった。
私は、歌に自信がなかった代わりに、ピアノが得意で大好きだったので、ピアノ部門でコンサートに参戦することにした。
私がやる曲は三曲。
一曲目は『FINALFANTASY 5』の『ビックブリッジの死闘』
これは、ピアノではなくエレクトーンで弾くつもりだ。ほら、ユーチューブでたまにあるでしょ?『エレクトーンで弾いてみた』っていう動画。あれをやるんだ。
これで皆を熱気付けて盛り上げる作戦なんだ。

次は『ウォルフガング=アマデウス=モーツァルト』の「2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448:第1楽章」をクラスの『天才肌のピアノの達人』である男の子と一緒に弾くつもり。

最後に『フランツ=リスト』の『パガニーニによる大練習曲第3番嬰[エイ]ト短調 ラ・カンパネッラ(鐘)』を弾く予定なんだ。
本当は初代を弾きたかった。先日放送していたある音楽番組でリストの存在を知った。同時に、ラ・カンパネッラの存在も知った。それを初めて聴いたとき、凄すぎて感動した。

「演奏を聴くというよりも見るといった感じ」

という表現はドンピシャだったな。
だから、私も弾いてみたいと思った。
しかし、残念なことに…楽譜がなかったのだ。どこを探しても。
だから、弾ける弾けないの実力の問題以前のことだった………
仕方なく、今現在の『4代目ラ・カンパネッラ』を弾くことにした。




今はその曲の練習中である。
さて、ラ・カンパネッラは充分に練習した。

次は……
「おーい、いい加減帰らないと真っ暗になっちまうぞ!」
ああ、時間切れか……仕方ない。帰ろうか。

6:all-A◆cw:2016/11/05(土) 23:27

〜きっかけ〜

急いで階段をかけ降りる私。
「おい、慌てて階段を降りると事故るよ?」
『“天才肌“のピアノの達人』が話をかけてきた。どうやら彼もピアノの練習をしていたらしい。腕には楽譜がつまった手提げ袋がある。

「どうなんだよ、ピアノの調子は」

「いまいちかな…ラ・カンパネラ。上手く弾けないよ」

ほとんどはピアノの話題…特に合唱コンクールの話題で終わったが…

「なあ、前から言いたかったんだけど……」

「何?言いたいことがあるなら早く言って」

日暮れ前だから、ついつい慌ててしまう私。いつまでも用件を言わない天才肌が腹立つ。

「お前、ユーロピアンから気に入られそうな顔をしてるよな?」

「…え?どゆこと?」

一瞬、告白の言葉かと思った。だが、恋愛下手のこいつに限ってそんなことはあり得ない。
意味を聞こうとしたが、あいつはとっくに一回へと歩みを進めていた。

「あ!待ってよ……」

そう言いながら後を追いかけ階段をかけ降りる…が。

「きゃあああああ!!!」

焦りからか、足を滑らせてしまったのだ。

「おい、大丈夫か?……おい!待ってろ、先生呼んでくる!」

……絶対ヤバイ…頭がズキズキするし、目の前くらくらしてる……
ヤ………バイ……

7:all-A◆cw:2016/11/06(日) 00:09

〜いきなり…〜

目が覚めたのは、ベッドの上であった。ふかふかのベッドの上…保健室では絶対にあり得ない極上のベッドだった。
それもそのはず。起き上がって辺りを見渡すと、全く見覚えがないところだった。
小綺麗に整った部屋、ピアノが一台あるのがとても目立つ。明らかに他人の家であった。
しかし、ピアノ……
勝手に触ってはいけないことは百も承知である。それでも触りたい、今は無性に弾いてみたいんだ。

弾く曲は『ラ・カンパネラ』なぜかこの曲を弾いてみたくなった。理由もなく、ただただ……

軽快なリズムで二つの音程が交互に響く。
僅か数秒足らずで終わるイントロを後にして、サビが流れる。
流れるように、ただ川の流れのように静かに弾く。

いいね、楽しくなってきたよ。

8:all-A◆cw:2016/11/06(日) 01:30

〜出会う〜

「それは私の曲を盗作した曲かね?」

曲を遮るように響く男性の声、振り向くとそこには男性が立っている。
美しいという言葉だけでは足りないほどのイケメンである。

「…………」

「…私の曲の、盗作かと聞いているんだ。」
今はまだ夜であり、月明かりだけが差す部屋はまだ薄暗い。
そのせいか、そのおかげか、その男が余計に美しく見えてしまう。

質問にいつまでも答えない私にしびれを切らせたのか、男は近づく。私の目の前まで。
ギリギリまで近づいたからか、男はやっと私が女性だと気がついた。

「……お前、女か?…ずいぶんと綺麗なピアノの音色だな」

ああ、なんて良い匂いだ。…じゃなくて、待て待て…
男は「私の曲の盗作か?」と聞いてきた…
ということは、目の前にいる男はリストか?
では、ここは中世ヨーロッパ?

…………変だろ。

「……まあ、いい。どきなさい。」

私の腕を引いて私を椅子から降ろす。

「さて、聴いていなさい」

リストと思わしき男が首をぐるりと回してピアノに手をおく。

9:all-A◆cw:2016/11/06(日) 03:01

〜お誘い〜

聴こえてきたのは、『ラ・カンパネラ』の初代だった。

5ページ分もあるそのイントロは、鐘を連想させるには難しいものだった。
しかし、すごい。さすが本人、テレビの初代よりもま遥かに迫力がある。そして、やはり美しい。
耳でも、目でも楽しめる音楽。



「……よし、これでお前は私が教えたことになるな」

「………え?」

と、つい声に出してしまった。

「君は私の前で曲を弾いた。そして私の演奏を聴いた。それで充分じゃないか」

「いや、そうじゃなくて…あなたに教わった自覚は無いんですけど…」

「…何?もしかして、君も私のファンかな?」

……なんだろう、話が通じない気がしてきた。私はただ勝手にここに動かされた(?)だけなのに……

「ということは…私が目的か?」

「違います、ただの不可抗力です」

「訳のわからないことは言わなくていい……素直になりなさい」

と、顔を近づけてくる男。
この男……ただの変態か?

10:海兎◆Pw:2016/11/06(日) 11:56

 楽曲名といい、リストの人柄といい。
なんたる音楽知識……面白いです。
(というか冒頭の学校で雪あらし弾いてるのは誰なんだろw
指が吹き飛ばないといいけど……)

続き楽しみしてます。では〜


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