彼女は黒闇に生きていた

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1:れみ:2016/11/18(金) 21:31


初投稿!!
頑張るのでよろしくお願いします!

2:れみ:2016/11/18(金) 22:16


頭良いけど、要領はあまり良くないと思う。
オタク歴=8年、彼氏いない歴=年齢。
慣れた人には軽く喋れる、けど初対面はホント無理。

唐突だけど、そんな私がぜんっぜん知らない人々とルームシェアをすることになった。

3:れみ:2016/11/18(金) 22:26


自慢じゃな……いや、自慢だけど、私は昔からなんか頭が切れた。
今となれば成績の悪さに頭を悩ます人だって、小学校の頃は余裕でテスト90点代とか取れてただろう。
その中でも私は特によかった。ただの一度も、100点以外の点数を取ったことがなかったから。
中学校に上がれば、私のその頭の良さはより一層顕著になった。主に成績表というモノによって。
大抵の場合、私は毎回首位を独占していたから。私が唯一この中の頂点に立てる瞬間。成績表の中身を除くその瞬間が、私はたまらなく好きだった。

……まあ、神が私にくれたのは本当にこれだけだったけど。

これで運動とコミュニティ能力があれば……ね。と、友人たちは悲しげに首を振る。
やめてくれ。私を残念なものを見るような目で見るんじゃない。

確かに私は、運動はほどほど、人見知りはするし、頭は良いけど猪突猛進気味。考えるよりも先に行動してしまうところは、昔からの悪い癖。
そう、私はただ頭が良いだけの平凡な女。私から頭の良さを抜いたら何もない。本当に、ただそれだけの女だった。

ならばその「それだけ」を武器に戦ってやろうじゃねえか!!!という開き直り根性で、高校は家から随分と離れた都会のかなりの新学校を受験。んで、見事合格。

「ヘッヘッヘ……名門新学校に入学してやったぜ!!」
この高すぎる倍率の壁を乗り越えてきたのだ。歓喜に打ち震え、そしてこれから起こるであろうテストという名のバトルに思いを馳せていた……んだけど………

「ね、どうやって通学するわけ?」

ただいま、正座なぅです。

目の前には、こわーいこわーいマミー。
「い、いやーんこわーい、綺麗な顔が台無しよ☆」って言った瞬間ブーメランがごとく勢いで本日の新聞が私の頬をかすめていったから相当ご立腹なんだろう。

「ったく、コミュ症で自意識なおまえがあんな所でやっていけると思ってんのか??ああん!?」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」

いやぁ、マミーにはめっちゃ反対されてたんだけどね、ここの受験。
いろいろ頑張って、まあ結果的にはマミーをちょっと騙して、無理やり受験したのさ。そりゃ怒られもするさ。
今回の件は私が悪かったから、ここは甘んじて受け入れてや……

「まあ今更取り消せないし。罰として、お前にはルームシェアしてもらうから。」


………

………………

「…………え?」


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