主要キャラクター
天津 和華 あまつ のどか
明るい。恋愛には疎い。
秋月 流人
和華の幼なじみ。
和華に恋している。
成績は和華より大分良い。
episode1 私が委員長!?
私、天津和華!
今、委員会決めをしてるんだけど……。
「(ヒソッ)萌香、どれに入る?」
親友にたずねると。
「う〜ん。音楽委員会かな?」
音楽委員会か……。
私、不器用なんだよね…。
よし!
飼育委員会に入ろう!楽そうだし。
「では、好きな委員会の下にネームプレートを張ってください。」
ようし!
あれ?みんな図書委員になりたいかと思ったのに。
飼育委員会……クラスの女子の半分
ウソ〜〜!
私が入る確立低いよ〜〜〜!!!
「飼育委員会に入りたい人が多いので、ジャンケンしてください。」
さいしょはグー、ジャンケンポン!
私はグー、他のみんなはパー。
ガーン!負けた……!
仕方なく、ポン!と適当に黒板に貼る。
何の委員会か見ずに。
「え〜じゃあ、及川さんは図書委員、丸井さんは……」
あーん!次の時間は、委員会!最悪!
「天津さんは、恋愛成就委員会。」
………………は?!恋愛成就委員会ーー?
「恋愛成就委員会は、次の時間、家庭室に集合です。」
次の時間
(´ヘ`;)結局、行かなきゃだし。
「和華。一緒に行こう。」
茶髪のメガネが似合うイケメン男子がいた。
そう、コイツは秋月流人。
幼なじみなの。
あろうことか、流人も同じく恋愛成就委員会に入ったのだ。
家庭室にて。
教卓の所に、茶髪のウェーブがかかった女の人がいた。
綺麗〜!
赤色のメガネが女の人の綺麗さを際だたせていた。
あれ?
恋愛成就委員会にの委員って、まさか
私と流人だけ!?
「私は、香月恋歌と言います。恋愛成就委員会の顧問です。」
あわわ…!
「私は、天津和華です!元気だけが取り柄です!一年間お願いします。」
「僕は、秋月流人です。一年間お願いします。」
香月恋歌先生は、ふわっと笑った。
恋歌先生は、「委員長を決めます。」
う〜ん!
ようし!
「あき「天津さんがなりたいそうです。」
は〜〜〜!?
「それじゃあ、天津さんよろしくね。」
ちょっと、恋歌先生その笑顔反則です!
女の私を虜にしないでください!
「恋愛成就委員会の主な活動は、学校のみんなの恋を実らすことです。」
そうなんだ。
「玄関のポストに手紙が入れられるので、一日ごとにポストを確認してください。」
不器用な私はできるのかな〜〜〜〜?
mission1 地味っ子の恋を叶えよう!
今朝ポストを見ると、一枚手紙が入っていた。
えっと、名前は
『宮内江梨子』ちゃんか…。
たしか、同クラで私は、目立つグループに入ってるに対して、案外目立たない子なんだよね…。
昼休み
家庭室に江梨子ちゃんを呼んで、私が話を聞くことにしたの!
江梨子ちゃんは、長い黒髪。
アイスランドのハーフで、青の瞳。
まつげも、長いの!いいな〜!
そう、彼女は俗に言う美少女なのだ。
普通なら、グループに入っていると思うでしょう?
しかし。江梨子ちゃんは、グループに入っていない。
彼女の欠点、それは
『無口』なのだ!
家庭室にて。
どんな悩みなの?
江梨子ちゃんの顔は真っ赤になった。
おそるおそる、言ってくれた。
「私、今度転校するの。でも、好きな人に告白したいけれど、勇気がなくて……。」
う〜ん。誰か好きなの?
「宮武凌君。」
宮武君は、クラスのムードメーカーなんだ。
告白ってねぇ‥。
私、告ったこと無いもん。
あ!良いこと思いついた!
バカな私が江梨子ちゃんの力になれること。
それは……
昼休み、放送室。
『宮武凌さんは、放課後屋上にきてください。放送を終わります。』
放送で、呼び出すこと!
まぁ、江梨子ちゃんは反対したけど。
そして放課後
宮武凌君が、屋上に来た。
「(ヒソッ)江梨子ちゃん、ガンバ!」
江梨子ちゃんは、宮武君に向かって、歩み始めた。
江梨子ちゃんと、宮武君は、一言二言話している。
どうだろう?ドキドキ!
江梨子ちゃんは、涙をいっぱい溜めて、戻ってきた。
ま、まさか。
「あの、」ドキドキ「OKだって…!」
OK!?それって…!
「私達付き合うの…!」いいなー!
「ありがとう、和華ちゃん。」
いやーうれしいな!
これで委員会の仕事OKだよね?
mission1クリア
case2 自己チュー女王の思惑
次のお便りは。
えっと……。
北坂理乃加!?
北坂理乃加は、自己チュー女王。
私のクラスの女帝として君臨している。
正直イヤなんだけど。
まぁ、仕方ないか。
よく考えたら、北坂理乃加の好きな人が分かるわけだよね?
スーパーチャンスじゃん!
よし!
昼休み
北坂理乃加を家庭室に呼んだの!
さぁ、誰が好きなのー?