クランベリーとビターショコラ

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1:狐藍:2017/02/04(土) 21:06

恋愛ものです。
荒らしさんは立ち入り禁止でございます。

《キャラクタープロフィール》
.登場人物;莓野 愛音【ITIGONO AINE】

グイグイ行く学園一のお騒がせ少女。
しかし極度に猫を被っている、またそのことを知る友達はいない。
実はスイーツが大好きで、密かにパティシエを目指している。

威牙 怜琉 【IGA REIRU】

学園一クールでモテるイケメン男子。
しかし誰一人とも付き合っていない。
愛音と同じクラス。家族はみんなパティシエのすごい家族。

2:狐藍:2017/02/04(土) 21:42

「…でさぁ〜まじウケるよねぇ〜」
今日も私愛音の声が教室に響く。
よし、今日もキャラが維持できてるよね。
「ふーんそうなんだぁ〜」
うん、友達の反応も予想どうり。こういう話は失敗しないからね。
「あ、今日バイトだったわ.バイバーイ‼︎」
適当に切り上げて私は帰る。あ、渋谷寄ってから帰ろ。
こんな感じでいつもと変わらない猫を被った日常が終わろうとしてた。
でも今日、あの店を見つけた。
《 パティスリー・IGA 》
こんなところにお店あったっけ?まあ、はいろっかな
カランカラーン♪ 『いらっしゃいませ〜』お店のおねーさんの声。
わあ、このケーキも美味しそう。いろいろ悩んで結局イチゴのケーキ。
口へ運ぶ。「うまっ‼︎」おもわず口に出していった。
「すいません…あのっ厨房見していただけないでしょうか⁉︎」
おねーさんびっくりしてる。でも渋々了解してくれた。
私はいろんなスイーツを研究するためいつも取材ノートを持っている。
厨房に入るとそこには男の人がいた。この人がパティシエさんかな?
話を聞くために呼んでみた。すると彼はこう言った。
「あのさ、もしかして苺野さん?」
へ?なんで私の名前知って…顔を確認するとはっきりとした大きく鋭い目、
すっと通った鼻、キュッと結んだ口、間違いない、同級生の威牙くんだった。

3:狐藍:2017/02/04(土) 21:43

評価お願いします

4:狐藍:2017/02/18(土) 15:42

「ななな何でいるの!?」
思わず飛び退く。ていうか驚かない人はいない。
威牙君はすっごいかっこいいから。
顔赤くなってないといいな…
すると威牙くんがこういった。
「やっぱり莓野さんだ。で、どうしたの」
は、私話聞こうとしてたんだった!
「あ、あのね私えっとその…」
あーダメだ。言ったらクラスの人にパティシエになる夢がバレる。
どうにか言い訳しないと…
「あー今度ケーキ作ってみようかなぁ〜って思って〜」
よし!これでごまかせたかな? すると威牙くんが
「へぇーそっか。じゃ、教えてあげよっか?」
まっすぐな目で見られる。 どうする愛音!?こんな機会ないよ!?でも友達に
言ったりしたらもう私終わるし…でもケーキの作り方知りたいし…
私が迷っていると威牙くんがこう言った。
「あのさ、もしかして莓野さん俺のこと信用してない?」
「へ?なんのこと?」
「俺知ってるよ。莓野さんが猫かっぶってること。」
「なんで知ってるの?!」
「いや…俺そういうのわかるから。だって俺なんで誰とも付き合わないと思う?」
「それは誰とも付き合う気がないから?」
「俺だって付き合おうと思えば付き合えるよ?でも俺わかっちゃうから。相手がどんな人間か。
それが見えるんだ。だから誰とも付き合わない。まあ、そんなわけで君の本性も知ってる。
でも言わなかった。これで信用できる?」
ば、ばれてた…


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