教師のホンネ

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1:和菜◆h.:2017/05/05(金) 21:51

かけもっちゃった。完全フィクション、てか勝手な想像


花最 純菜 カサイ ジュンナ (26)
教師3年目。今年薊(あざみ)中学校へ赴任してきた。理科担当。独身。

中島 望 ナカジマ ノゾミ (29)
教師5年目。二年前薊中学校へきた。国語担当。独身。

赤城 優 アカギ ユウ (24)
新任教師。社会担当。独身。

高見 賢人 タカミ ケント (44)
ベテラン。薊中学校に8年程勤めている。数学担当。既婚。

野田 桜子 ノダ サクラコ (34)
4年前薊中学校へきた。英語担当。既婚。

高須 龍雅 タカス リュウガ (29)
教師5年目。昨年薊中学校へきた。体育担当。独身。

72:和菜◆h.:2017/09/29(金) 22:24

さぁ、私の推しメン菜々子ちゃんは元気にやってるかな?

ちらりと見ると真面目に個人練習(?)していた。
相変わらずおとなしい。


おとなしい菜々子と優しそうな先輩を見届け次はまた上のサックス。

サックスの1年生は……………

忘れてしまったが、まぁいい。

めっちゃ普通。。。

なんとも言えない。w


ノーコメントのまま逃げるように準備室を出て、合奏の多目的室に戻って打楽器を眺めていた。

そしてしばらく見たあと、私は暑さによって溶けかけた体を自分でも分かるほどのろのろとゆっくり動かし、職員室に戻った。


そして涼しい職員室でつい眠ってしまい合奏に遅刻したなんて誰にも言えない。

73:和菜◆h.:2017/09/29(金) 22:35

「かさいせんせーぃ」

出校日も終わり、夏休み終盤。聞き慣れない声に呼び止められた。


「あ、あの、理科の……………」


同じ吹奏楽部にいるのに久しぶりに見た。川合結菜さん、だっけ。?


「あー、…………ってことだから、明日持ってくるね」

「分かりました!すいません、ありがとうございます!さようなら!!」

要件を終えると元気に挨拶して亜子と菜々子のもとへ駆けていった。

さっそく学職に行き、結菜さんが言ってた紙を探してみる。

えーっと、、結菜さん確か5組、だね?


お、あったぞ。

忘れないように部活用のファイルに挟んで学職を出る。


それにしても結菜はとても賢い。そして真面目。
その結菜がプリントをなくすなんて珍しい。まぁ、なくしたプリントをまたとりにきてくれる生徒の方もなかなか珍しいのだが。

74:和菜◆h.:2017/10/10(火) 22:19

そしてまた時は流れ、9月。

夏休み最後の週の部活中、結菜のことを少し気にかけてみたが、特に何もなかったのであまりもう気にしてはいなかった。
まぁ、プリント1枚なくしただけで、いつもとちがうなんて、気にしすぎだな、うん。(笑)


はぁ。またいつもの日常が始まる。
嬉しいようなめんどくさいような…

始業式やら認証式やらを終え、学級活動。今日の欠席は未唯だけ。
出欠確認をして、教壇から前を見ると少し成長したような子供たち。




ねむ。。寝不足でした、さよなら

75:和菜◆h.:2017/10/17(火) 22:38

「皆さん!!お久しぶりです!!!」


シーーーーーン。


いや、こんな寂しいことあるかい。
うん、もういい!

「えーーっと、夏休み終わって………………………………ことなので、まぁ合唱頑張っていきましょーう。

次に〜、……………」


そろそろ11月始めの合唱コンクールに向けて練習が始まる。
夏休み前に、曲は決まってCDも配ったが…どうだろう

ちなみに曲は「未来へのステップ」
まぁまぁ有名どころといった感じ。


、というわけでとりあえず合唱コンの目標を書いてもらうことにした。

もちろん、学級全体の目標は「最優秀賞」なので、個人の目標を書く。もちろん私も。

様子を見ながらまわっていると、皆
みんな結構イイこと書いてる。

「練習をサボらない」とか基本的なことから始める子もいれば「笑顔で楽しむ!」など歌うときの目標を書く子もいて、個性が出ておもしろい。

ちなみに私は「1-3の全員と全力で楽しむ!!」

全員と。

………叶うだろうか



キーンコーンカーンコーン♪


あぁ、鳴っちゃった

「じゃあまだの人は今週中にだしてくださーい、終わりまーす」

76:和菜◆h.:2017/10/18(水) 23:12

「夏休み明け初日ぐらいは全員揃ってほしかったですねぇ…」

「はい…すいません…」

「まー、花最先生だけが悪い訳じゃないけどね……」


私、いま結構落ち込んでる。
そして今からは、落ち込む気持ちを抑え込んで未唯の家に行く。


ピンポーン♪


『はーい』

「薊中の花最です」

『ちょっと待ってくださーいね』

家庭訪問をぬいて、2度目の未唯の家。




ねむっっっ。。。

77:和菜◆h.:2017/10/23(月) 00:09

言葉通り少し待っていると、ドアが開いた。


「お久しぶりです」

「うん、久しぶり〜、お母さんは?」

「まだ仕事です、もう帰ってくると思いますけど」

何て話していたら、未唯のお母さんが帰ってきた。


「すいません、こちらが呼んだのに遅れちゃって、どうぞ」

「いえいえこちらこそ…失礼します」


今日は今までと違い、未唯の部屋に通された。どうやら未唯が二人で話したいと望んだようで。
そしてやはり、部屋もリビングと同じくきれいでまとまった感じで…私の部屋とは大違い。


「今日はどうしたの?」

「あ、はい…あの、部活をやめたいんです………」


「んえぇ!?」


かなり一大事なことを言ったな。。
そんなに色々抱えてたんか。

「…それは、、どうして?」


そう訊ねると、未唯はゆっくりとそこまでに至った経緯を話してくれた。

まず、自分のいるテニス部はペアを組むため、自分が休む度にペアの子に迷惑をかけているということ。
そしてそのことでテニス部の人からあまりよく思われていないということ。
そのペアの子も迷惑と言っていたという噂も聞いたらしい。

この先も状況が変わらなければ部活に行くようになることはないから、やめると決意したんだと。

その話を聞いて、一応やめる理由として認められるか考えてみた。

担任の私は認めるとして、まず学年主任の高見先生は、かなり首を突っ込んでくるだろう。きっとそう簡単には認めてくれない。そして次にテニス部主顧問の大野先生……も、これまた手強そう。
でもここ二人に認めてもらえたら、話は早い。校務主任、教頭先生、校長先生なんて、説明さえすれば、一瞬で終わるだろう。

という私のテキトーな予想を未唯に話すと、「大変だけど、まぁ何とかします」と強気だったので、万が一を考えて念のため持ってきていた退部届けを未唯に渡した。

78:和菜◆h.:2017/10/30(月) 06:37

「あとね、未唯は今大変なときだと思うんだけどね、そろそろ合唱コンがあるんだわ…」

「あ〜、未来へのステップでしたっけ?」

「そうそう、それでさー 」

部活をやめるところまで追い詰められている未唯にこの話はよくなかっただろうか。

やはり、表情が暗くなっている未唯。


「……私、というか3組としては、全員で出たいっていう気持ちがあるの」

「やっぱそうですよね〜……」

「うん、その気持ちはずっと変わらない。
でも、最後に決めるのは未唯だからね?合唱コンまではまだ時間あるから、ゆっくり考えて」

すると、なぜか未唯の顔が少し明るくなったような気がした。

「はい!」

この会話の中で何か心に刺さるものがあったのだろうか。

だとしたら、これで明日から何か変わるといいんだけど…


それから未唯と未唯のお母さんに挨拶をし学校に戻ると高見先生が待っていた。

79:和菜◆h.:2017/10/30(月) 21:54

「未唯さん?」

「あ、はい…部活やめたいみたいです」

早めに報告すべきだと思っていたところだったので、一応言っておく。

すると、案の定

「え?なんで?やめさせなくてもなんとか…」


予想通り。まぁ、生徒思いなのが高見先生の最大の長所なんだけど。


「…………わかった、」

80:和菜◆h.:2017/11/01(水) 22:28

高見先生の口からその言葉が出るまでには、とても苦労した。

未唯に対して過保護になりすぎないように気をつけて話すのは意外と大変で、
やっぱり自分は無意識のうちに未唯を贔屓してたのかなぁ、と反省。

しかし、あの高見先生が頷いたんだから、ゴールは目の前だ。顧問の大野先生も、うまくやれば、すぐ終わるはず。

81:和菜◆h. (ノ ゜Д゜)ノdice4:2017/11/11(土) 22:01

「大野先生、」


「はい」



……………


「あーー、部員減るのはしんどいけど…純菜先生怒ったらぶっ飛ばされそうだしな。いいですよ別にw」

「そんなことしないけどありがとうございます〜」


これはこれは。思ってたよりだいぶすんなりと。
ありがとう大野先生!

82:和菜◆h. (ノ ゜Д゜)ノdice4:2017/11/22(水) 22:41

それからはあっという間にお偉いさん方のハンコを集めることができた。
まー、校長先生とかそもそも生徒ひとりひとりの事情なんて知らないのに文句言われても困るよね。よしよし。

明日 未唯に連絡、、

と机にメモを貼って、学校を出た。

83:和菜◆h. (ノ>_<)ノ ≡dice5:2017/11/24(金) 22:52

そして翌日の授業後。

未唯に電話し、退部の準備が整った旨を伝えると「ありがとうございます!」ととても嬉しそうな声が返ってきた。

「そしたらさ…合唱コンのことだけど……」

切り出しにくい内容だったが今だ!と思いいってみた。すると

「あぁ、多分明日から学校行くんで」


んええええ!?

今、何て? 学校行くんでって?

嬉しいの極みだ…!!!!!!!!!!!!

……という心の声は電話越しにも漏れていたらしく
未唯の笑い声にハッとした。


「色々考えたんですけど、やっぱ部活さえなければ嫌なことなさそうだし
先生が私のために色々してくれた、それにこたえたいって思って」


胸がジーンとなりますね。
未唯、すごくいい子。

「……グスッ ありがとーね」

「ははっw では、ありがとうございました」

「うん、はーい」

ガチャッ

84:和菜◆h. (ノ ゜Д゜)ノdice4:2017/11/26(日) 22:50

電話を切ると私の涙腺は限界を迎えたようで。

26歳、職員室にて泣き出しました。
まわりなんて何も見えてません。

とにかく嬉しい。
自分の、いや、クラスみんなの思いが未唯に届いた。
そう思うと本当に本当に嬉しい。


「かさい先生?どうしたんですか?」

お姉さまのような優しい野田先生にさっきの出来事を伝えた。

「………っで、未唯さんが来るんですっ……って!!!!」

すると野田先生、自分のことのように喜んでくれた。


「やったね!!私も未唯ちゃん会いたかったです!」


ああぁ野田先生やさしーいなぁ。
と。

それから野田先生と少し話すとだいぶ心も落ち着いたので帰ることにした。


「お疲れ様でした〜」

85:和菜◆h. ( -.-)ノ ・゚゚・。dice1:2017/12/04(月) 22:18

そしてこの嬉しいふわふわした気持ちのまま家に帰り、
ルンルンで愛する妹のもとへ。


「凜菜〜♡ただいま〜!!」


「え、ねぇキモい。大丈夫?」


秒で振られましたが。
さっきの出来事を話したくて凜菜聞いてよ!と。


「どーぞお話になって」


携帯をいじりながら返事をする凜菜。
絶対聞く気ねーだろ!と思いつつも私が話したいだけなので話を続ける。


「……それでさ!未唯が明日から来てくれるつって」


私は今とにかくハイテンション。
でも凜菜は相変わらず携帯とにらめっこ。

またスルーか生返事かな、と思っていたら意外な返答が来た。

86:和菜◆h. ( -.-)ノ ・゚゚・。dice1:2017/12/08(金) 18:10

「その、みゆちゃん?ってさ、名字、何?」


え?は?なぜ?知り合い?

「え?個人情報?いっていいのか?」

「あー、個人情報か…でも一応…佐々木みゆ?その子」


ビンゴ。佐々木未唯ですね。

荷物を片付けながら詳細を聞いてみる。

「なんでしってんの?」

「えとねー、同級生に佐々木未佳っているの。未佳からも話聞いてたから妹かなって」


「え?未唯さんってお姉ちゃんいたのね!」

そこの衝撃よ。長女感溢れてたからさ。
でも凜菜と同級生ってことはもう21でしょ?まーまー年離れてるのね。


「って!焦点ずれてるよ!」

はっっ。心の声が漏れた。

振り返ると案の定、凜菜が笑っている。

「それ、学校でもいってんの?」

「いや、気を付けてるつもり」

「ふーん。まぁ出てるだろうけど」

なんちゅう不毛なやり取り。

私も凜菜も飽きてきたので、静かになった凜菜の部屋を出てお風呂場へとむかった。

87:和菜◆h. (=゚ω゚)ノ ―===≡≡≡ dice2:2017/12/20(水) 23:49

翌日。

なぜかめちゃくちゃ早く目が覚めた。

どうしようか…と少し迷ったが、久しぶりに朝練に行くことにする。

「おはようございまーす」

朝早いからか、いつもより少し静かな職員室。
昨日私が泣いたところを見ていたと思われる先生とはなるべく目を合わせないように、素早く荷物をおいて多目的室へ。
結局点呼ギリギリになってしまったがまぁいい。


「おはようございまーす」

「「「おはようございます」」」


あーこの空気、いつぶり。
朝の点呼とか片手で数えられるほどしか居たことないし。
私どんだけ朝練サボってたんだ。

朝はパート練習だから、どこに見に行こう。。と。選べるわけでもなく

高橋先生が今日はクラを見るので、フルートにまわってほしいと。

でも個人的にフルートの音は好きなので、ルンルンで被服室へ。
階段を降りたあたりから、きれいな音がよく聞こえる。


チラッ。


ドアのそばから少し覗くと、松井ひなたが気づいた様子。
続いて先輩たちもみんな気づき始め。
結局一瞬で全員に私の存在がばれた。
いつも通りのパート習を見るのが私の仕事なのにさと…

88:和菜◆h. (ノ ゜Д゜)ノdice4:2017/12/21(木) 22:42

結局にぎやかなフルート&オーボエガールズに囲まれ

「先生ここのリズム教えてください!」

から始まったのに、いつの間にか話題はアニメとか。


「ほらー、もう終わりだし、全然練習しとらんやん!」

「先生が話しかけてくるからですよ!」

そんなことないわー。とか反論してササッと被服室を出る。
そろそろ終わりの点呼なので、多目的室へ戻る。


「ありがとうございました」

「「「ありがとうございました」」」


朝からにぎやかで何だかんだいいスタート。
朝打ちもスムーズに終わったし今日はいい日ね、

なんて思いながら未唯の姿があるかな、と期待しながら教室へ戻った。

89:和菜◆h. (ノ ゜Д゜)ノdice4:2017/12/27(水) 23:19

「おはようございま〜す」

窓側の一番後ろを見ると、荷物が置いてある。
おっ、と思い教室を見渡すと……

いた。!!!!!!!!!!!!!!!

一応声をかけときましょうか。


「未唯おはようー、大丈夫そう?」

「おはようございます、大丈夫です!ありがとうございます!」


あー、何ていい子よ。これで学職の黒板の3組連続欠席者の欄が “なし” になる。
今日はもう本当にいい日。まだ朝だけど。

朝の会をすませてから未唯と少し話し、1時間目のため理科室へ。

ガチャ、、、開かない。


鍵忘れた。悲劇。
急ぎ足で職員室へ鍵を取りに行く。


キーンコーンカーンコーン♪


あー。間に合わなかった、
しかも1時間目はうるさい4組。これからどうなるかは想像がつく。

とりあえず急いで理科室に戻ると4組の人たちが廊下で待っていて。

「先生遅い!!」

「遅刻ですか〜!w」

って。やっぱりな、めんどくさ

90:和菜◆h.:2018/01/27(土) 22:08

わぁ、いけない。最近よく黒い感情がすぐ出てきてしまう。

教師になってから、忙しすぎて病み期はずいぶん減った。
それでも突然訪れる病み期は教師になってから…3回目かな。そして1回1回が長い。


「はぁ、、むり……」


何とか授業を終えてもそんな呟きばかり。
ボーッとすることも増えて普通に迷惑、だね。。


「せ…せい……先生!」

「はいっ?!なんでしょう!」

「あー、、疲れてます?大丈夫ですか??」

たまにはこんな優しい子もいるけど(未唯です、はい)
教師はそんなとこで弱音を吐くもんじゃない。

「ううん!めっちゃ元気〜!それで、どうした?」

そう。こうするしかないんだ。…

91:和菜◆h.:2018/01/29(月) 00:17

「花最先生〜」

「花最先生ちょっと」

「じゅんな先生〜!」


あーもう。呼ばれるたび、顔は笑顔で振り向くが心ではろくなこと考えていない。9割が、またかよとかうるせーなとか、マイナスな感情


「花最先生」

「はーい」


あーほらまただ。顔と心がずれすぎてて頭がおかしくなりそう。

「今時間ある?」

めんどくさい、いくら優しい野田先生でもめんどくさい。
がしかし、口はやはり心と反対に動く。

「はい!大丈夫ですよ!!」

「あのー、明日の研究授業の〜………………」

「あー。ですよね、私もそうします!」

「ほんと?ありがとう!純菜パイセンは若いのに頼れるねぇ」

「いややめてくださいよ頼れませんからww」

はー。普段は自分にも他人にもすごく正直で嘘なんてつけないのに、変だ。

92:和菜◆h.:2018/02/09(金) 21:57

やっぱり、我慢はよくない……ってことかな。
最近すごーく我慢してるもの。買い物。

今までは月1、いやそれ以上何か買ってたけど最近は忙しくなかなか時間がとれないので、即決が苦手ということもあってずいぶん買い物は減っていた。

あっ。。今週日曜日部活ない。一日空いてる。
ネットショッピングで服買い漁ろう…!!

よし、今日からは日曜日を楽しみに頑張るだけ。

なんて考えていると、また怖い顔でもしていたのか、赤城先生に「何かあったんですか!!」と言われてしまった。

93:和菜◆h.:2018/02/09(金) 22:04

それからの数日間は一瞬で過ぎていった。

授業もすごくスムーズに進むし、部活も絶好調で、指揮者になってから早1ヶ月、指示出しもうまくなったねと高橋先生が誉めてくださった。

やっぱり自分が明るいと何でもうまくいく。
そして余裕ができてまわりが見やすくなる、つまり教師としてのレベルがあがる、、?

94:和菜◆h.:2018/02/11(日) 00:50

「花最先生」

「はい」


「文化祭の運営、生徒会の先生だけじゃ足りないから手伝ってもらえますか?」


驚いた。そういうお誘いは高見先生ならきっと、高須先生とかにするかなと。1年部は文化祭の分担はフリーか必要以上にいる装飾係が多いから。私も装飾係担当だったし。

まぁ、謎は残るが、喜んで返事をさせていただく。

「はい!やらせてもらいます」

「おー!よかった!少し前は元気なかったけど最近また急に調子出てきましたね」

「そうですか?」

「うん、だからお願いしましたね」

ほお。すごーい。元気ってすごい。
中学校の教師なんて初めてなのに、いきなり生徒会がやる文化祭の運営に関わってしまうとは、私ついてる。
そして高見先生は生徒だけじゃなくて私たちのこともちゃんと見てくださってる、まさに教師の鑑だね。

先週とは真逆のポジティブ思考で仕事がはかどる。
そして今日は金曜日。明日が終われば日曜日。

突然舞い込んだ大役ともう目の前の日曜日にルンルンしながら帰る帰り道は、気のせいか信号待ちもいつもより少ないように感じた。


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