私の体験談です。
友情に恋愛に家族愛に。
小説とか初心者の私ですが、
読んでいただけると幸いです。
ガンバ!うちも描いてるよ!
3:Risa.:2017/05/20(土) 01:52
>>2
ありがとうございます頑張ります!
読んでみますね👌
人って簡単に裏切るものだと思う。
友達とか親友とか好きな人とか恋人とか。
信用したら負け、深入りは厳禁だと思う。
好きな人や恋人のことを本気で好きになったとしてもいいことなんてない。
信用して裏切られて捨てられて。
辛い思いするくらいなら裏切る側に回ろうと思った。
どうでもいいと思った。
今でもそう思っているはずなのに。
信じない、深入りしない。
そう決めても信じようと思わせてくる。
私の中に踏み込んでぐちゃぐちゃにしてくる。
でも嫌ではなくて。
最低だと思う。
無意識にしているのかは分からないけど私はこの人にたくさん傷つけられていると思う。
それなのに信じてしまう。
そんな人に出会った春の私の話。
「あぁ、このことを言うのか。」
人間不信の意味を知った高校2年の冬でした。
佐藤理紗。
高校2年の17歳の春のこと。
当時付き合っていた彼氏と別れた。
1ヶ月すぎた頃だった。
別れた理由はその時は知らなかった。
でも彼に言われた理由は私のせいだった。
彼はバスケ部で大会などよく見に行っていた。
「理紗が来ると集中できない」
「ワガママすぎてしんどい」
「部活に邪魔だ」
「毎日の電話がしんどい」
「すぐ怒るのもだるい」
などさまざまな理由を知らされました。
でもそれも全部別れるための言い訳だったみたい。
翌日の学校。
「理紗ちゃんと陸くんが別れた時のトーク内容を春花ちゃんが流してるらしいよ」
クラスメイトに知らされました。
「どういうこと?」
「よくわかんないけどなんかうちも聞いたから」
春花とは私がつい最近まで絡んでいた友達。
色々あって縁を切っていた。
縁を切る前は7人グループで仲良くしていた。
でも6人みんな春花の自己中さと人の好きな人に手を出すところが好かなくて何度も口論になっては仲直りをくり返していたけどついにグループを抜けた。
綺麗事並べて離れても友達とか言ってたけど、
結局は犬猿の仲みたいな。
女ってそんなもん。
「ねぇ、ちょっと陸のとこ行ってくる」
昼休み6人で弁当を食べ終わって私は席を立った。
「え、うちらも行く」
5人が後ろから付いてきて6人で陸の元へ向かった。
5人には待ってもらって陸を教室の前に呼び出した。
「…なに?」
「話あるんやけどかまん?」
そして私は陸を問いただした。
「春花が別れた時のトーク内容知っとるらしいけどどうゆうこと?」
陸はあからさまに焦った様子で言った。
「知らんよ、誰かから聞いたんやない?」
「誰かって誰?」
「そんなん知らんわ」
「なんで?陸がトーク内容教えた人やろ?自分が教えたならわかるくない?」
陸は周りにいた友達助けを求めた。
「いやなんか別れたら1000円くれるって言われて…」
「は?どういうことなんそれ」
陸は周りの友達に更に助けを求めた。
「金欲しさに別れたってか?」
「いやその…」
「分かった分かったもうええわ所詮金よな」
「…」
「しょうもない、ふざけるんも大概にしときなね」
最後は笑顔で言ってその場を離れた。
そして私はその近くにいた春花を問いただした。
「陸に1000円あげるけん別れろって言ったん?」
「いやなんかジュースあげるとか言ったよ?」
あからさまにテンパる春花。
「陸は1000円って言ってたよ?」
「えっと」
「陸が嘘ついてるってことかな?」
首を傾げていると春花がいきなり笑顔で言った。
「てかさ理紗は坂口のなに?彼女?別れたんだよね?」
「うん」
「関係ないのになんで聞いてくるん?」
「いや、関係なくはないやろこの話的に」
私は陸を呼んでくると言って陸の元へ向かった。
その隙に春花がダッシュで逃げたのでもういいやと諦めて教室に戻ることにした。
3階から2階へ降りた時3階から陸の友達に「こわーい」とバカにしたように叫ばれ笑われた。
「うっさい黙れ失せろやウジ虫が!」
そう叫んで教室に入っていった。
1人目の彼氏とはその時の1番仲良しだった友達のことが好きだと言われて別れた。
2人の彼氏とはバレンタインに用事があるから会えないと嘘をつかれ元カノと浮気されて別れた。
そして3人目は陸。
ことごとく見る目がないんだと思った。
騙されるなら騙そうと思った。
それから私はタラシだと呼ばれるようになった。
そして11月友達に裏切られて退学になった。
信用していたクラスメイトに裏切られ。
信用していた親友にも裏切られ。
もう人を信用できなかった。
「あ、これが人間不信か」
そこで初めて人間不信の意味を知った。