今まさに甦ろうとする13番目の星 蛇遣い座
それを潰すべく集まった12人の星座の力を宿した者たち
しかし、マイペースな水瓶座は1人で行動することに……
ここは神の居住地
辺り一面真っ白……なんてことはなく…
「ふつーにテレビあんじゃねぇか!」
そう叫んだのは獅子座の人柱、王火 玲音(オウカ レオ)
今ここには、11人の星座の人柱が集まって、神の話を聞いていた。
ここにいる人柱は全員顔を会わせるのは初で、そわそわしている者もいる。
「ま、まぁ神でもテレビは見ます。それより、みなさん話は覚えてますね?蛇使い座の復活、これはほぼ確実です。
なので皆さんは奴の操る組織を壊してもらいたいのです」
「あーその話なら任せとけ!まずは組織を潰すんだろ?」
「えぇ、お願いします」
そして全員一通り自己紹介し終わると
「水瓶さんが、いないよう…なんだけど」
水瓶の不在に気づいたのは、
蠍座の人柱、三好 花菜(ミヨシ カナ)
「そ、それは困りました…あ!時間が!また呼びますので!
みなさん頑張って下さい!水瓶さんは-----で--す!」
「なんだって!?聞こえねぇ!」
そうして11人の人柱は闇へと消えていった
「水瓶どぉすんのぉぉぉぉぉ!!」
「レオくん、うるさいよ」
「そーですよ、レオさん。静かにして下さい。」
この敬語で喋る少女は
双子座の夢見 遥(ユメミ ハルカ)
「とにかく、日本を任されたのは私たち三人と水瓶さんの計四人。さいわいここにいる三人とも学年は違えど、高校は同じ。とりあえず三人で頑張りましょう!あとは神様が…」
そう、12人いる人柱は三グループに別れて組織の壊滅を目指す
「よし!じゃあ明日から頑張ろーぜ!」
「だね」
「ですね!」
かくして、戦いの幕は切って下ろされた!
「あ、あー…まーいっか」
神からの招待状を手にしてそう呟くのは
水瓶座の人柱、菊地 華京(キクチ カキョウ)
「明日から学校だし、許してくれるよね〜」
かなり楽観的である
「眠かったし」
かなりマイペースである
「さ、準備終わってるし寝よ寝よ」
「すまん!遅れたか?」
そう言いながら花菜たちのもとへ走ってくるのは
熱血ボーイこと玲音である。
「大丈夫!ギリギリセーフだよ。」
「ギリギリですね」
そう、今日は花菜たち日本担当チームのメンバーたちが通う学校の
入学式である
「それじゃ、行くかー!」
「「おー!(です)」
「さてー、そろそろ行くかな」
そう言って華京が家から出ようとすると
「にーに、もー行くの?いってらっしゃーい!」
そう言いながらトコトコ歩いて来るのは
華京の4歳になる妹である、楓(かえで)
「いってきまーす」
(ふつーに遅刻なんだけどね、てへぺろ!)
「やっと着いたー、ギリギリセー…」
「じゃねぇーからぁぁぁぁぉおぁー?!」
華京の言葉をさえぎってツッコんできたのは
クラスの副担である 剛田タケシである
「まーまータケちゃん、そんな怒らなくても」
タケシをなだめるのは担任の 三好 ユナ
そう、花菜の姉である
「そーだよ、タケちゃん」
「お前はうるせーよ!!なんだこのクラス!アホばっかりなのか!?え?」
結局、タケシを静めるのに30分かかった