皆さん、『あの日の物語』、『私の恋は叶うの?』を書いています!ルナです。この小説は、もしかしたら、『心が叫びたがってるんだ』に似てる物語になると思いますが応援よろしくお願いします。
荒らしは辞めてください。
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>>2 登場人物
>>3 ストーリー
>>4 プロローグ
「あ!貴方は!!」
「宮崎!」
みんなは声を揃えて指をさした。
宮崎と言うのは、宮崎 守君のことだ。見た目は普通だけど顔を良い方……なのかな…?
「宮崎?誰?」
蓮依は首を怪しげにかしげた。
「こいつは変たi……あ、超イケメンの宮崎君だ」
「おい!今変態と言おうとしたよな!?」
翔君は宮崎君のことを紹介するときふざけて言うと、宮崎君と翔君は喧嘩をしている。
「はぁ……宮崎だっけ?あんたなぜ、私と梨依をストーカーしてたわけ?」
蓮依はギロリと宮崎君を怖い目でにらんだ。
「はぁ!?ストーカー!?」
宮崎君はあんぐりとしながら言った。え!?どういうことなの?
「俺は友達が川音のことが好きらしいから…」
宮崎君は少し焦りながら言った。
「ちょっと聞いていいかな?」
みずは宮崎君の前に一歩出て聞いた。宮崎君はこくりとうなずいた。
「どっちの川音なの?梨依なの?蓮依なの?」
みずは私達を丁寧に指をさしながら宮崎君に聞いた。
「あぁ。ごめん。蓮依ちゃんの方だよ」
すると、蓮依は顔を少し赤らめていた。
「友達が蓮依ちゃんの運動神経とか髪型とか顔が好みらしいんだよ」
蓮依は益々と顔がまるで何かを我慢しているように赤くしていた。
「う、うるせぇよ!!」
蓮依は何故か思いっきり宮崎君にビンタをした。
「な、なんで俺!?」
宮崎君は蓮依にビンタされた場所を擦りながら涙目で蓮依を見た。
「な、なんでもないわよ!行くよ!梨依!」
「え!?ちょ…待ってよ!」
蓮依は顔を赤らめたまま、私を引っ張り家を帰った。
「蓮依…!どうしたの!?」
私は蓮依が引っ張っているのを引き返した。
「だ、だって…」
すると、蓮依は小さく口を開けて、ボソボソッと言った。
「あいつが私のこと好きってあり得ないんだもん…」
蓮依は顔を赤くしながら言った。今太陽が沈んでいってる。太陽のせいで蓮依の顔が赤く見えるのかもしれない。
「大丈夫よ。断ればなんとかなるよ!」
私は褒めることが特に苦手。でも、私は蓮依を慰められるように頑張って慰めた。
「ふふふ…ありがとう…」
蓮依は私が蓮依を元気付けようをしてる行動が面白いせいか鼻笑いをしたらお礼を言ってくれた。
とにかく、私は蓮依が笑ってくれればそれで良いなと思った。
「おーい!蓮依と梨依!」
後ろから私と蓮依を呼ぶ声がした。私と蓮依は後ろを向くと、大きく手を振って走ってくる翔君の姿があった。
「おいおい。蓮依と一緒に行ったから心配した……」
翔君は走ってきたせいか『はぁ…はぁ…』と荒い息をしていた。
「ありがと…小雪達は?」
蓮依はハッとして周りをキョロキョロした。
「あぁ…あいつらは男女1人ずつペアで帰ったぞ」
「そうだったんだ…」
翔君がそう教えてくれると、蓮依と私はホッとして声を揃えた。
「さて、そろそろ帰ろうぜ」
「早くご飯作らないといけないし!」
私と翔君と蓮依は後ろに影が映りながら笑顔で笑いながら帰った。
第14章ー告白の手紙!?ー
次の日、私と翔君と蓮依は久しぶりに一緒に登校した。
久しぶりなのかな?初めてなのかな?わからん…
「な、何これ!」
蓮依が居る下駄箱がある場所に行くと、蓮依は手を震わせながら何か紙を持っていた。
「何それ?」
私はちゃんと靴を履いて、蓮依の手から紙を取ると、裏には『川音 蓮依さんへ』と書いてあった。
私はなんだか気になり、封筒とわかって封筒を開けた。
『川音 蓮依さんへ
僕は初めて君が来た時に、僕は胸がドキドキしてきました。気づけば貴方のことが好きでした。貴方のことを考えてしまいます。
良かったら僕と付き合ってください!返事は5月8日の放課後で裏庭に来てください。』
と書いてあった。相手の名前は書いてなかった。
「これって…イタズラなの…?」
「ラブレターでしょ!」
蓮依は少し不安そうな顔で言うと、私と翔君は声を合わせて言った。
「ら、らぶれたー?」
蓮依はラブレターのことがわからなく首をかしげて私と翔君に聞く。
「ラブレターって言うのはね、手紙で内容を伝えて告白するって言う感じかな…」
私は蓮依に少しでも伝わるように言うと、蓮依は難しい顔をしてまた首をかしげる。
やっぱり、私の説明は難しいか…
「簡単に言えば、恋の手紙的な感じだよ」
翔君はにっこりしてサラッと言う。翔君爽やかな性格なのか!?
「とにかく、この日に行った方が良いよ。誰が告ったかわかんないし…怖かったら私こっそり着いていくよ?」
私は蓮依を心配し、首をかしげて蓮依に聞く。
すると、蓮依は首を横に振る。
「頑張って一人で行ってみる!」
蓮依はニコッと笑いそう言う。蓮依もなんでもチャレンジだね!
私達はチャイムが鳴る前に急いで教室へ駆け込んだ。
side 蓮依
あぁ…胸がドキドキしてきたよ…恥ずかしい…
「蓮依ちゃんおはよっ!」
クラスで仲良くなった子は積極的に私に挨拶をする。私はニコッと笑い挨拶を返した。
「とにかく、準備しないとな…」
私は提出物をたくさん持ちながら出していく。
提出物を全部出すと、すっきりした感じがする。
「ねぇねぇ…」
私は仲良くなった子に話しかける。
「どうかしたの?」と首をかしげて聞き返す。
「今日って何日?」
「7日だよ」
クラスの子はカレンダーを指さして教えてくれる。
ラブレターの返事は8日…明日!?いきなり言われてもな〜…
「今週は凄くイライラするなぁ…」
私はさっきより暗い顔をして呟く。
すると、隣の席の男子からほっぺをつねられる。
「なんだよ」
私はほっぺをつねられた腕をガシッと掴み、睨み付けた。
「わりぃわりぃ…お前ボーッとしてたからさ」
こいつは私にいつもちょっかいを出す。名前は中川だ。でも、下の名前は名乗ってくれない。
「お前さ、今日どうしたんだよ」
中川は心配して首をかしげて聞く。
「まぁね…」
私は苦笑いをして言う。苦笑いをすることしかなかった。
「……」
「蓮依ちゃ〜ん」
「何?」
部活の時に、私はラブレターのことで頭がいっぱいで部活の先輩に呼ばれたのが気づかなかった。
「蓮依ちゃん大丈夫?保健室行く?」
「ううん…熱ないし大丈夫…」
先輩は心配をして言うと、私は首を横に振り、断った。
今日の私どうしちゃったの?
「はい!今日の部活は終わりです!」
部活で解散すると、みんな一斉に帰った。小雪と岬、水月は用事があり、中学校からそのまま急いで行くらしい。
丁度、バレー部とバスケ部、吹奏楽部が終わり、昇降口で翔と一緒にいる梨依と遭遇して一緒に帰ることになった。
本当は二人の邪魔をしたくないんだけどね…
「…でね!っておーい!蓮依大丈夫?」
私がボーッとしていると梨依は私の体を揺らしながら聞く。私はハッとした。
「あ、ごめん。考え事してた」
私は苦笑いをしながら答える。
どうしてもラブレターのことで頭がいっぱい……
「もしかして…ラブレターのこと?」
梨依は首をかしげて聞く。
うぅ…さすが梨依…鋭いな…
「告白の答えっていつなんだ?」
「明日…」
「明日!?ラブレター送ったやつバカだな〜!」
「ちょっと翔君!」
翔は告白のことを聞くと、私はラブレターを見ながら答えた。
すると、翔は目を丸くしてびっくりして大声でそう言った時に梨依は口を抑えて注意した。
「一応決まってるよ?」
「どうなの?」
私は真顔で言うと、梨依と翔の唾を飲み込む音が聞こえる。
「考えとくにするわ…」
「え?」
私がそう答えると、翔と梨依は少しびっくりして口を開けていた。
「どんな性格かわかんないじゃん…いきなりごめんなさいって言うとなんか嫌じゃん?」
私は思っていたことを全部翔と梨依に告げる。
「まぁ…それもそうだね…」
梨依は「うんうん」と言いながら納得してくれた。
「俺は反対」
すると、翔は少し怒っているように乱暴そうに言う。
なんか、部活でイライラしてるの?
「女子って性格で決めるって言っても顔で決めんじゃん…」
翔は最後に「はぁ…」とため息をつき、呆れた顔で言った。
「し、翔君!蓮依はそんなことしないよ…!」
梨依は私をかばうように翔に言う。
翔は結局なんなのよ…
第15章ー告白の返事ー
あの日から翌日…私は昨日の夜は眠れていなかった。
結局昨日の翔の反対意見はなんとか翔を説得することができた。めんどくさかったけど…
「おはよ…」
私は目をこすりながら眠そうにリビングに来ると、制服の上にエプロンを着て、料理をしている梨依が居た。
「梨依早いね」
私は驚きながら言う。
梨依はニコニコと笑う。
「今日翔君のお母さん早めに仕事に行ったから私が作ることになったの」
私はこくりこくりと小さくうなずきながら黙る。
「蓮依〜翔君呼んできてくれる?」
「いいよー」
私は梨依に言われた通り、翔を起こしに行った。
あいつ目覚まし時計セットしてんの?
「翔ー起きろー」
「またもう少し…」
私は棒読みで言うと、翔はわがままを言う。
これしかないか…
「梨依が美味しいご飯作ってるよー」
「マジで!?行かないと!」
またまた棒読みで言うと、翔は跳び起きて、階段をダダダッと走っておりていく。
これは使えるな!!
「梨依〜ちゃんと翔を起こしたよ〜」
私はソファーに偉そうに座る。
「ご苦労様。翔君ったらリビングに来たときに大きな声で挨拶してきたもん」
「り、梨依…」
梨依は料理をしながらクククと笑うと、翔は顔を真っ赤にして恥ずかしがる。
「二人とも〜ご飯出来たから座って〜」
梨依は料理をテーブルを置きながら言う。
私と翔は同時に椅子に座る。
今日のご飯は何かな〜?とわくわくしてくる。
「いただきまーす」
手を合わせて言うと、さっそく食べ始めた。
今日の朝食はご飯、若芽と豆腐の味噌汁、卵焼き。おまけにお茶も!
「やっぱり旨い!梨依の料理!」
「翔のお母さんが作るのも美味しいけど梨依のも美味しい!」
「そう?ありがとう」
翔は甘い卵焼きを飲み込むと目を輝かせて言う。
私は味噌汁の汁をすすりながら言う。梨依はにっこりして嬉しそうだった。
「ごちそうさまでした」
ご飯が食べ終わると、梨依が食器洗いをしている間に私と翔は着替え始めた。
「行ってきまーす!」
私達は一斉に出る。梨依はちゃんと鍵を閉めてくれた。
「今日は天気いいな…」
翔は眩しそうな顔をして言う。
確かに今日は晴れてて眩しいな…
「そう言えば今日テストだ……」
「え!?マジで!?」
「わ、私勉強してないよ!」
梨依は真っ青にして呟くと、翔と私は食いつく。
えーー!!テスト今日あったっけ!?
「違うよ。勉強じゃなくて歌のテストね」
「なんだ〜…って俺もだった…」
梨依は苦笑いをして歌のテストと教える。梨依は音楽確か得意なんだよね…私とは間逆!
私はテストじゃなくて凄くホッとする。
「でさ〜…」
梨依が話している間…あの事を思い出してしまう…
そう…今日は告白を返す日だ。
「おーい!蓮依〜…」
「え!?何?」
私は梨依が私を呼んでいたのに気づいていなかった。
も、申し訳ないなぁ〜…
「大丈夫?顔色悪いよ?」
「ううん。大丈夫」
梨依は私の額に手を当てながら聞く。
体調は別に悪くない…
「あ、もしかして、あれか?」
「うん…」
「あれ?あ!あれか!」
翔は少し難しそうな顔をして聞く。
私はこくりとうなずき言う。
梨依は最初は何かわからなかったけどハッとして思い出す。
「んじゃ、蓮依!後でね!」
「うん…」
梨依と翔と別れると、少し気が重たくなる。
なんだか、ダルいな…
「蓮依ちゃんおはよー!」
「うん。おはよ」
「あれ?蓮依ちゃん顔色悪いよ?」
「あぁ。うん。大丈夫だよ」
クラスの子に挨拶をされると、私は暗く挨拶をする。
クラスの子は私の顔を覗きこみ、心配する。梨依とほとんど同じことやってる…
「ごめん。屋上行ってくるね」
「あ、うん」
私は、朝の会まで10分前に教室から出て、屋上に向かう。
屋上に行くと、誰もいなくて静かだ…
なんだか落ち着く…
「はぁ…今日大丈夫かな〜?どうせなら今がいいな〜…」
私は屋上のさくを強く握りながらため息をつく。
ほんっと…勉強に集中できないじゃん…
「ここに居たのかよ。川蓮依」
扉から声が聞こえ、後ろを振り向くと、中川が立っていた。
「何よ…てか川蓮依って何よ」
「いや〜!川音って言うとなんかね〜…」
中川はあははと笑いながら言う。
どうせ、あれでしょ?
『川音』って呼ぶと、私と梨依が勘違いしそうって話でしょ?
話したいことはなんとなくわかる。
「てか、お前さ…なんで屋上にいんの?」
「考え事よ…」
「ふ〜ん…なんの?」
中川は私を見て聞いてくる。
私は空を見上げながら言う。なんか男子と目合わせんの無理。
中川は何故かしつこく聞く。
「ラブレター渡されたの!」
「あ…それ俺だ……」
「え?」
私がびっくりして、中川の方を向くと、顔を赤らめていた。
ど、どうして?
「なんで私なのよ!」
「笑顔が可愛かったし、優しいし…」
私は少し焦り気味で聞くと、中川は顔をだんだん赤らめ、真剣な顔で言う。
なんかそれだとしっくりこない…
「…で、返事は?」
中川は私の顔をしっかり見て、真剣な顔で聞く。
真剣な顔をすると、余計胸がドキドキする…
私は…中川とは付き合う気がない。友達でいたいし…
「ごめん…なさ…い」
「……」
私は声が消えそうになりながら言う。
中川は下を向いて黙っている。
か、悲しむよね…せっかく勇気を出して告白してくれたのに…
「川音…ありがとう…」
中川は顔をあげて、にっこりと微笑む。
え?ごめん。何を言ってるかさっぱり…
「俺さ、ずっと頭の中が蓮依のことだらけでさ…」
「なんか引くわ…」
中川はハハハと笑いながら言う。
私はゾッとして中川から一歩一歩離れていく。
「わりぃわりぃ。じゃあな」
「うん…」
私は中川の後ろ姿に手を小さく振る。
私は一人になった時しゃがみこむ。
「はぁ……」
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私が廊下を黙って歩き、教室へ戻る。
「ごめん。蓮依いいかな?」
「ん?」
梨依はおろおろしながら私に言う。
私はちょこんと首をかしげる。
「蓮依のクラスって数学の授業いつある?」
「え?3時間目…」
「教科書忘れたみたいだから貸して…」
「しょうがないな…いいよ」
私は教室に入り、机から数学の教科書を取りだし、梨依に渡す。
梨依はホッとして、「ありがとう」と私に告げると、小走りで教室に戻る。
「……なんかイラつく…」
私は心がモヤモヤするのに、なんだかイライラしてしまう…
なんなの?この気持ち…意味わかんない!