願っても叶わない運命を生きる
それが魔法少女
>>2世界観
>>3登場人物
>>4ルール
世界観
魔王_それは魔法少女の敵
ほっとくと大変な事になってしまう
その運命を変える役割を持っているのが魔法少女。
魔法少女はキラキラしていて可愛くて強い存在
だけどそれは嘘かもしれない
弱い人もいるし死ぬ人だっている
それが魔法少女
今日も私達は戦う
>>3に続きます
リリィブランシュ(白崎 いのり)
17歳、高校二年
成績優秀、運動神経抜群、更に顔立ちがよく美少女…だが少しクール。一人でいることが好きだが、根は優しく子供っぽい所がたまにある。魔法少女としての才能は良い方で攻撃も防御も優れたバランス型
魔法:周りにある植物を武器にさせる魔法
武器:魔法を使った植物(上記参照)
メロ·ララン(西園寺 千里)
15歳、高校一年
いのりの通う学校の後輩
元気な先輩魔法少女(年齢はリリィのが上)
正義1番!はっちゃけてる。攻撃もサポートも優秀
魔法:自身や味方の攻撃力を上げる魔法
武器:魔法で作ったナイフ
メープルスイマ(三波 蘭)
18歳、高校三年
いのり、千里と同じ学校に通う三年生。礼儀正しく、しっかりしている。中学一年の頃から魔法少女として活躍していて実力もある。趣味は寝ること
通称眠る死神
魔法:相手を眠らせる魔法
武器:薙刀
リルシー(泉 流歌)
15歳、中学三年
新人アイドルであり新人魔法少女
可愛らしい笑顔を売りに仕事を頑張っているが、素は…?魔法少女名の由来はただ響きが可愛かったから。魔法が極めて異例
魔法:相手がリルシーのファンになる魔法
武器:マイク(ステッキにも変わる)
フレムローザ(藤堂 理亜)
18歳、大学一年
薔薇の魔法少女
メープルスイマよりも魔法少女として長く活躍している。昔いのりと会ったことがあるらしい…
クールで冷静沈着、変身前はシークレット
魔法:色とりどりの薔薇を無限に咲かせる魔法
武器:剣
リトルジョーカー
年齢、本名、魔法、変身前の姿全て不明の魔法少女
ぱるれ
魔法少女をサポートするよくありがちな妖精のそれ
名前はとある魔法少女が付けたのだとか
好奇心旺盛でちょこちょこ動く。魔法少女となる物たちにクリスタルミラーを渡している。ちょっとうざい
>>4に続きます
ルール
主は小説初心者です、あまり上手くないです
暴言はやめてください
更新はなるべく頑張りますが、遅い時多め
サイトポリシーは守ってください
指摘ガンガンいいですか?
6:聖人と化した者:2017/10/15(日) 01:02 世界観が良いですね!
可愛い魔法少女達の物語、頑張って下さい!
>>5
ガンガン…というかたまに程度でならOKです_|\○_
>>6
ありがとうございます!
頑張ります〜
「 死にたくないなら自分を信じて守りなさい 」
綺麗な薔薇の人が言った言葉
数年前私を助けてくれた…
今思えばあれは…
魔法少女だったのかもしれない
***************
今日もいつも通り…
ただただ平凡な日を過ごしている
「 白崎さんおはよう! 」
聞き慣れた挨拶、もう何回目だろう
これに返事をした回数なんて覚えてない。
まあ、少なくとも10回以上は言っているだろう
そんな私は
「 おはよう。 」
と口にした
時間って進むのが早いような遅いような…よく分からない。
けど同じ事を何回も何回も繰り返している、という事は分かる
「 白崎さん国語の小テスト満点だったの!?すごいね! 」
「 いのりちゃんやっぱり美人だよね〜、一年生の間でも凄く美人だって話題になってるよ! 」
またこれか。
美人で勉強も運動も出来る、確かに凄いとは思う。けど私は嬉しいなんて思ってない
ただ普通に分かることをやっただけで完璧だと言われるから。嬉しさなんて無い
「 ふーん…別にどうでもいい 」
いのりはそれだけを口にし教室を出た
何か…私の…この日常を…運命を変えるものは無いのかな。
時間は進み放課後_
私は寮に住んでいる。結構広くて綺麗で好きだ
部屋も広くて快適。気に入ってはいる
いのりは階段を上り、自分の部屋に行く
部屋で着替えてご飯を食べたい、そう思いながらドアを開けた
「 あ、お邪魔してるのん! 」
…なんだこの生き物。
アニメとかに出てくる奴?
というかのんってなんだ。
私は無視した、だって気味が悪い…
ベッドに座り、スマホを開いていつもやっているゲームをした
「 可愛いキャラだのん〜、そういうの好きなのん? 」
だからのんってなんだ。のんって
仕方なく返事をした
「 …まあ、嫌いではないかな 」
「 なら丁度いいのん!魔法少女になってほしいのん! 」
魔法少女…?魔法少女…私が?それにしても急過ぎる
いのりは黙ってスマホの電源を切り、不思議な生き物をじっと見つめた
そんな時あの日の出来事がぱっと思い浮かんだ
「 …魔法少女?…ならとりあえず聞きたいことがあるんだけど 」
「 何だのん?質問ならどんどんかもんだのん! 」
…数年前私を助けてくれた真っ赤な薔薇の綺麗な人…あの人とあの言葉がいまだに頭から離れない。
「 真っ赤な薔薇の魔法少女って…いるの? 」
「 んー…それは…フレムローザのことかのん? 」
フレムローザ…その一言に私は息をごくりと呑んだ
とりあえずここで切ります〜
「 フレムローザ…魔法少女…か 」
魔法少女なんて私の趣味じゃない
けど魔法少女になればそのフレムローザのことがもっとわかるかもしれない
いのりはまたなにか思い付いたのかこう口にした
「 魔法少女になれば…何かが変わるの? 」
「 勿論だのん!魔法少女になれば自分の全てが変わるのん! 」
全て…私の運命も?
私のこんな人生も変わるっていうの?
…なら答えはひとつ。
いのりはベッドから立ち上がり決心をしたのか、真剣な表情でこう言った
「 …私白崎いのり。君の話に乗る事にしたから。とりあえず自己紹介くらいはした方がいいでしょ。 」
不思議な生き物は嬉しかったのかぴょんぴょんと跳ねた。正直気味が悪いと思ったけどこうしてよく見るとちょっと可愛いかも
「 ぱるれだのん!よろしくだのん! 」
とりあえず疑問に思ったことはどんどん言ってみよ
「 なんかそういう変身ものにありがちな変身アイテムとかもあるの? 」
「 それはクリスタルミラーの事かのん?それならあるのん 」
ぱるれは何処かに隠し持っていたのかその例のクリスタルミラーとやらを私にひとつ差し出した
「 へー、綺麗な色してるね。 」
「 自慢のアイテムだのん!…むむっ、魔王のオーラを感じるのん! 」
さっきまでの明るい表情から一転、険しい表情をするぱるれ
魔王?オーラ?よく分からないけど危ない奴なのかな。
「 なに?その魔王?って奴を倒すのが魔法少女の役割なの? 」
「 そうだのん!という事でいのり!早速戦って貰うのん! 」
ぱるれはびしっと手を出し、ドヤ顔でいのりに言った
本当に急だよね。まだ分からないことたくさんあるのにいきなり戦えって。
でも今日から私の人生はこうなるんだよね
なら…戦うしかない
「 フレムローザ…魔法少女…か 」
魔法少女なんて私の趣味じゃない
けど魔法少女になればそのフレムローザのことがもっとわかるかもしれない
いのりはまたなにか思い付いたのかこう口にした
「 魔法少女になれば…何かが変わるの? 」
「 勿論だのん!魔法少女になれば自分の全てが変わるのん! 」
全て…私の運命も?
私のこんな人生も変わるっていうの?
いのりはベッドから立ち上がり、真剣な表情でこう言った
「 …私白崎いのり。君の話に乗る事にしたから。とりあえず自己紹介くらいはした方がいいでしょ。 」
不思議な生き物は嬉しかったのかぴょんぴょんと跳ねた。正直気味が悪いと思ったけどこうしてよく見るとちょっと可愛いかも
「 ぱるれだのん!よろしくだのん! 」
「 ありがちな変身するやつとかもあるの? 」
「 それほクリスタルミラーの事かのん?それならあるのん 」
ぱるれは何処かに隠し持っていたのかその例のクリスタルミラーとやらを私にひとつ差し出した
「 へー、綺麗な色してるね。 」
「 自慢のアイテムだのん!…むむっ、魔王のオーラを感じるのん! 」
さっきまでの明るい表情から一転、険しい表情をするぱるれ
魔王?オーラ?よく分からないけど危ない奴なのかな。
「 なに?その魔王?って奴を倒すのが魔法少女の役割なの? 」
「 そうだのん!という事でいのり!早速戦って貰うのん! 」
ぱるれはびしっと手を出し、ドヤ顔でいのりに言った
本当に急だよね。まだ分からないことたくさんあるのにいきなり戦えって。
でも今日から私の人生はこうなるんだよね
なら…戦うしかない
雑ですみません
今回はここで切ります
ってあれすみません
同じの2回送ってました…
「 こっちだのん! 」
ぱるれはいのりの左手をぐいぐいと引っ張り、部屋から出した、気が付けば外にいたし。なんか人気のない静かな公園にいた
迫り来る気配…これがオーラなの?
そのオーラは光と共に姿を現した
「 の、ののっ! 」
ぱるれはビビってベンチの下に隠れてしまった
うわ、これまた不気味な。
とりあえずさっき渡されたクリスタルミラーで変身するか…
いのりは真っ白な光に包まれる
白い百合の花がついた綺麗なドレスを身にまとい魔王の前に立つ
やっぱ魔法少女っていうくらいだし私にも魔法があるわけだよね?
いのりは後ろにあった大きな木に手を付けた
その瞬間木は木刀に変化した
まさかの木刀、魔法がこれってのも驚きだけど
まあこれがあれば多分ぱるれの説明無しでも倒せるかな
「 この私リリィブランシュ様が君を倒すよ 」
いのりは木刀を片手に言い放った
魔王はそれに気付き、いのりに目掛けて光線を繰り出した
「 わ、危なっ 」
やっぱ魔法少女になると身体能力も上がるんだね
とりあえずジャンプしてその隙に木刀でささっと攻撃…っと
魔王はダメージを受けて、動きが鈍くなった
「 それじゃ、とどめ 」
いのりはジャンプしながら右手を差し出し、白い百合の花びらと真っ白な光を出した。
魔王は消えた…?ってとこかな
てか適当に右手出したら攻撃出来た。適当だけど勝てたしいいかな…適当なのにいいのかな。まあいっか
「 とりあえず終わりっと 」
いのりは長い髪をさらりとなびかせながら、地面に足をつけた
「 いのり凄いのん!凄くかっこよかったのん!
それとリリィブランシュって? 」
「 ん?あれ?魔法少女としての名前? 」
いのりはおおきな木を見ながら適当に答える
待って…何かいる…?
木の上に誰かがいた。あんなに大きな木に登る人なんて普通はいないだろう
だとしたら魔法少女…?
「 木の上で何してるわけ? 」
いのりは木の下に行き、その人に向かって大きな声で問いかけた
「 わわわっ!ちょちょ、急になんですかー!もう〜っ!ってきゃっ! 」
オレンジ色の魔法少女はいのりの一言に驚いたのか足を滑らせ落ちてしまった
「 と、思ったけどだいじょーぶっ! 」
……なんだ、助けなくても良かったのか
しかも普通に地面の上に立ってるし。
それにしてもオレンジ色の髪にやたら派手な服…やっぱ魔法少女…?
「 ねえ、あんたも魔法少女なの? 」
「 えっ、それはー… 」
オレンジ色の魔法少女は冷や汗をかき、焦った表情をする。正直わかりやすい
そんないのりとオレンジ色の魔法少女の横から薙刀を持った人がいのりに攻撃をしてきた
「 唐突だね。 」
ジャンプをして交す。その時のいのりは少し怒っている様子だった
「 あー!メープルちゃん!もうー、魔王いないしどっか行っちゃうしあたし大変だったんだよ!? 」
メープルちゃん…?このオレンジ色の魔法少女とその人は一緒に戦ってるってわけ?
「 申し訳ございません、メロ…ってあら?
貴方…よく見たら魔法少女ですわね。 」
「 へ?あっ、本当だー! 」
いやいや気付くのちょっと遅くない?
私の格好魔法少女っぽくないの?
「 あれ?メロ・ラランとメープルスイマだのん! 」
メロ・ラランとメープルスイマ…つまりこの2人も魔法少女ってわけか。
そっか、そうなんだよね…、もう私は魔法少女なんだ。運命はもう変わったんだよね。
だけどあんな事になるなんて誰も予想してなかったよ…
とりあえず一話終わりです
「 新しい魔法少女…でしたのね。
新しい仲間という事…なら自己紹介をするべきですわね。わたくしはメープルスイマ 」
お辞儀と同時にメープルスイマの黄色い髪がふわっと揺れる
「 あたしはメロ・ララン!よっろしっくねー! 」
「 私はリリィブランシュ。よろしく 」
全員自己紹介終わった…聞きたいことが多過ぎて…
うーん…魔法少女…
「 リリィブランシュ……そして白崎いのり… 」
どうして私の名前を…?いや待って…。
メープルスイマ…そういえばこの人どっかで見たことあるような…
「 白崎いのりってうちの学校の有名人じゃん!天才美少女ってさ! 」
うちの学校…!?って事はこのオレンジ色の魔法少女と同じ学校…?それに、メープルスイマとも…?
「 変身した状態だと案外分からないものですわね。…変身を解く…というのは駄目かしら? 」
「 …別にいいけど。 」
「 じゃああたしもー! 」
三人そろって変身を解いた
皆同じ制服…でも二人とも2年の方では見たことない…先輩か後輩のどちらかって事かぁ…。
「 なるほど、リリィブランシュ。分かってはいましたが貴方も…同じ学校という事ね。 」
「 あたしねー、西園寺千里って言うのー!いのりちゃんやっぱ可愛いー! 」
さっきの態度は何だったんだってくらいテンションが高いな、この人
「 そんな簡単に下の名前まで言うのね…、まあいいでしょう。わたくしは三波蘭、3年よ 」
三波蘭……あ、思い出した
特待生として入学した学校一のお金持ちって言われてる人…。この人も魔法少女なんだ
「 本題にいきたいのですが…宜しいでしょうか?二人とも。 」
…本題?
「 何なに?本題? 」
「 ええ、リリィブランシュ。…いえ白崎いのり。わたくし達と手を組んで欲しいのです 」
手を組む…私が…?
どうすればいいんだろう。けど今はこう答えるしかない
「 考える時間が欲しいです。…明日までには答えます 」
「 そう、大丈夫よ。 」
手を組む…か。魔法少女…それは予想外な事ばかり。
「 リリィブランシュ? 」
「 新しい魔法少女だのん! 」
「 そう、新しい魔法少女…。興味無いわ 」
私はフレムローザ。この街では薔薇の魔法少女と呼ばれているわ。あまり嬉しくないけれどね
「 そうかのん… 」
「 ………。 」
私が魔法少女になったのは小学四年生の頃。
魔王という存在と何年も戦ってきた。…そう、1人で。
魔法少女は可愛くて綺麗で強い、そう思っていた。けどそれは嘘、私は魔法少女が死ぬという光景をずっと見てきたから。
「 魔王のオーラを感じる。 」
今日も戦う、私はずっと戦い続ける。
…私の近くにいるみたいね。こんなに人がたくさんいる所に魔王がいるなんて…その魔王も命知らずね。
「 出てきなさい。 」
魔王は私1人で充分。
他の人が戦ったら死ぬだけ、命が無駄になる。
弱い人は最初から魔法少女にならなければいい
「 これでも喰らって消えなさい 」
フレムローザの周りに色とりどりの綺麗な薔薇が現れた。その薔薇と謎の力で魔王は消え、光の粒となった
********
放課後。例の手を組むという話について答えないと。確か…図書室前で待ち合わせだっけ
あ、いた。
いのりはすたすたと歩き、図書室前に立っていた蘭に話しかけた
「 あの、三波さん。昨日の事について話したいんだけど… 」
「 白崎いのり…悪いわね。それよりも先に話したいことがあるの。…いい? 」
どういうこと?
何かあったの?ならほっとく訳にはいかない
「 何があったの? 」
「 ……メロ・ララン…つまり西園寺千里が…死んだらしいの 」
嘘…?嘘でしょ…?
昨日まではあんなにテンション高くて…。
どうして…。信じられない…。
ねえ、嘘だよね…?
「 どうして急に… 」
「 それはわたくしにも分かりません…。 」
2人はシーンと黙り込む。そのまま寮に着いていた
黙り込んだまま、2人は別れた
「 オレンジ色の魔法少女…どうして… 」
「 オレンジ色の魔法少女…?それはもしかしてメロ・ラランの事ですか? 」
優しそうな雰囲気を出している…あれ?この人隣のクラスの…
「 あ、急にごめんね。
いのりちゃん…だっけ。良かったら私の部屋でお話しない? 」
「 …うん 」
私はこの人の後をついて行った。
話せば何かわかるかもしれない
「 さ、入って 」
「 どうも…。」
シンプルで過ごしやすそうな部屋…とまってみた…じゃなかった。あの魔法少女の話だった…
「 で、オレンジ色の魔法少女の事何か知ってるの? 」
「 勿論。 」
「 なら…全部話してくれない? 」
「 そうだね…結論から言うと…。メロ・ラランは恐らくまだ生きている 」
え…?生きている…
三波さんとこの人の言う事…どっちが正しいの?
いのりはその一言に驚きを隠せなかったのか再び黙り込む
「 そりゃ驚くよね。ただ…行方不明にはなってるかな。 」
「 どういうこと…? 」
「 この街のどっかにいるってこと
生きてはいるだろうから安心してね。死んだっていうのは多分ぱるれの早とちりだから 」
行方不明…安心出来るわけない。
探しに行かないと。
「 どこに行くの? 」
「 ……探しに行く 」
いのりはそのまま部屋を出て走って外に出た
オレンジ色の魔法少女…どこ行ったの…。変身して探した方が早いかも
さっきの人も外に出てクリスタルミラーを出し変身した
「 もう…私も探すのに… 」
「 10月29日発売のニューシングル、ときめきSTAR!よろしくお願いします! 」
「「 るかちゃん可愛いよーーっ!! 」」
「 えへへ、ありがとうございます! 」
私、泉 流歌。アイドルをやってるの
思ってた以上に大変だけどね
******
「 流歌ちゃんお疲れ様!明日は久しぶりのオフ!ゆっくり休んでね 」
「 ありがとうございます! 」
今日も笑顔で終わることが出来た。仕事は結構上手くやってる、歌って踊って笑って…それの繰り返しって所ね。勿論本当に笑ってるわけじゃない。
そもそも自然体で笑う…とかよく分からないし。
「 やっとオフ…明日はどうしようかしら……。 」
流歌は退屈そうに窓を見た
外暗い…。はぁ…家帰ったら勉強もしないと…、最近仕事ばっかりで勉強出来なかったのよね
ん…?今の誰…?飛んでた……わよね?
窓に映り込んでいたのは白い百合の花のような人。一般人があんなに高くジャンプ出来るわけない。当然私も出来ない…もしかして人間じゃない…とか?
「 魔法少女を見てどうかしたのかのん? 」
急に現れた謎の生き物。私は驚きのあまり目を丸くしながら20秒くらい固まってしまった
「 …魔法少女…?何それ 」
魔法少女ねえ…。ぶっ飛んだ話だわ
「 魔法少女は魔法少女だのん。さっき君が見ていたのはリリィブランシュ。新しい魔法少女だのん 」
「 リリィブランシュ…ふーん。何であんな所に魔法少女…がいるわけ? 」
「 それはぱるれにも分からないのん 」
「 一番分かってそうな奴が一番分かってないのね…。 」
「 なっ、酷いのん! 」
リリィブランシュ…魔法少女…現実的に考えて有り得る話ではない。けど話を聞いてみる価値は十分にある
「 面白そうな話だしもっと話してよ 」
「 面白そう…なら丁度いいのん!魔法少女になって欲しいのん! 」
ここで勧誘とはねえ…、ちょっと予測してはいたけど。
「 へー、唐突な勧誘ね。でも私はアイドルなの。魔法少女と両立とか大変だと思うし 」
「 そこは気にしなくて大丈夫だのん!空いてる時間に活動してくれるだけでも嬉しいのん! 」
空いてる時間…明日はオフ…
これは暇つぶしに良いんじゃない?
「 じゃ、魔法少女になるわ。 」
「 本当かのん!ありがとうだのん!
じゃあ、このクリスタルミラーをあげるのん! 」
「 クリスタルミラー? 」
「 クリスタルミラーがあればいつでもどこでも変身出来るのん! 」
じゃあ仕事中にも変身出来るってわけか。しないけど
誰もいないし、仕事も終わったし、早速外に出て変身?してみようかしら、魔法少女になった理由は遊び半分って事で
「 いないな…。オレンジ色の魔法少女 」
探し始めてもう20分くらい…、上から探せば見つかると思ったんだけどな
そんな時、街から少し離れた森のような場所にオレンジ色の服を着た人が目に入った
「 もしかして…あの人…? 」
リリィブランシュはジャンプで降り、その場所に足を踏み入る
「 は…っ、誰かいる!? 」
「 私。オレンジ色の魔法少女やっと見つけた。死んだとか言われててびっくりしたよ 」
「 オレンジ色の魔法少女じゃなくてメロ・ラランだよ!!って死んだ〜!?どこ情報なのそれっ!? 」
「 さあ?ぱるれの早とちりか誰かが間違えてそういう認識をしたか…だね 」
「 ぶーぶー!どっちも酷いなあ… 」
「 ていうか何でここにいるの? 」
「 探してるの 」
探してる…確か昨日だよね…?行方不明とか言われるようになったの
「 探してる…?ご飯は?寮には戻ったの? 」
「 なんかよく分からない子にここに来てって言われたの!あと、ご飯は食べてないよ。寮にも戻ってないよ 」
いや戻れよ。別の意味で心配になってきた
「 てかよく分からない子って? 」
「 んー、声が女の子なの!昨日魔王退治してたら急にその声が来てびびったね!うん! 」
そんな笑顔で語るか…?別の意味で心配になったな
戻らないでずっと探してとは…
「 ねえ戻ろうよ。三波さんとか… 」
「 あっれー?昨日の子じゃーん!まじで来てくれたの? 」
リリィブランシュの話に割り込むかのように突然現れた謎の人。オレンジ色の魔法少女が言ってた通り声は女。でも顔が見えない…あとなんか雰囲気がジョーカーっぽい
「 来たんだよ!で、何か用? 」
「 ん?それはね…これをする為! 」
魔法で作ったナイフを二本出しメロ・ラランの上半身と下半身に刺した
「 ちょっと待って!え…ねぇ…。 」
リリィブランシュの隣で倒れるメロ・ララン
オレンジ色の服は真っ赤な血で染まった
「 ねえ!メロ…ララン……嘘でしょ?ねえ… 」
「 ごめん…ね……まさかこうなるとは…思ってなかった…。 」
メロ・ラランは辛そうに笑いながらリリィブランシュに話す。そしてゆっくりと目を閉じた
「 私が……。私のせいだ… 」
「 やっぱ楽しい気持ちで人を刺すのって最高だね! 」
「 貴方は本当に狂ってる人ですわね! 」
どっかで聞いた声。いや、聞き慣れた声…?
横から出てきたのはやはりメープルスイマだった
メープルスイマはメロ・ラランの死体を見て戸惑いの表情を見せる
「 リリィブランシュ、貴方は離れて。 」
「 ……分かった。 」
リリィブランシュはメロ・ラランの死体を持ち上げ、別のところに行った
「 メロ・ララン…ごめんね…。 」
「 アタシと戦うの〜? 」
「 ええ、今の自分と……貴方が許せないから。 」
「 メープルスイマねえ…結構長く活動してる魔法少女だよねー。いいじゃんいーじゃん。 」
リトルジョーカー……魔法少女や一般人をころすと言われている…これでも同じ魔法少女なのよね。
…負けたらわたくしの命も消える。これが今なの…
メロ・ララン……本当にごめんね…私のせいで…
…あれ、あそこにいるの…さっき会った…隣のクラスの子…?魔法少女だったの…?いや、今はそれどころじゃない
「 その子…死んじゃったの? 」
「 ………私のせいで… 」
「 ……そっか、でも死体なんて邪魔になるだけだよ。死体はどっかに置いて早く戻ろうよ 」
邪魔……だから置く……?
全く理解出来ない。チームを組む予定だった…大事な子が…
「 悪いけどそれは出来ない。 」
「 ふーん…まあその子変身解けてるし、どっかにに置いたら学校側に見つかって〜ってなって…ねぇ? 」
「 だから私が…。 」
リリィブランシュはぼそぼそと悲しそうに一言口にした。
「 そう…ってん?後ろに誰か…。あれメープルスイマじゃ…!?なんであんな血だらけな訳!? 」
「 嘘…っ!?メープルスイマ!どうしたの?! 」
メープルスイマは2人に寄りかかると同時に力を使い切ったのか変身が解かれてしまった
「 た…す…けて…。 」
「 まさか…さっきの人に…? 」
「 さっきの人?何があったの…教えて! 」
しかしそんな事を話せる時間は無かった
あのジョーカーが来たのだ
「 みーつけた。逃げるとか有り得ないよ。アタシ激おこだからね 」
「 う、嘘……まっ…て…!
…ぁ…う…っ 」
メープルスイマの右腕と腹、胸元の方から血が…
あのジョーカーが…魔法で…
「 隣の君にも死んでもらうよ 」
「 不意打ちで…!貴方、魔法少女をそんな簡単…ぐあ…っ、う…っ… 」
心臓の方にナイフがぐさりと刺さった。
まだ…名前も聞いてないのに…。また…死んだの…、私が…何も出来ない役立たずだから…
「 そこの君にもね! 」
もう…無理なんだ…。
リリィブランシュは涙を一粒流し、その場でしゃがみ込んだ
「 人殺しばっかりして楽しい? 」
薔薇の香り…そして周りには赤い薔薇の花びら…。
あの人…なの?フレムローザ…なの?
「 フレムローザ…、久しぶりだね。君相手は流石に面倒だしなぁ、今日は終わりにしよ 」
ぶーぶーと言いながらジョーカーはふっと消え去った。
この姿…あの時と変わりない…。
「 ねえ、待って… 」
「 …何? 」
「 数年前貴方と会ったの…覚えて…ない…ですよね 」
「 覚えているわ。
貴方も魔法少女だなんて…。命知らずの馬鹿ね。その死体はそこに置いて行きなさい 」
え………?
「 ど、どうして…! 」
「 魔法少女だった者の死体なんて誰も求めてない。あと何時間かすればその死体は消えるわ 」
「 な、何で…! 」
いない…どっか行っちゃったのかな……。
どうしよう…私の…せいで…。私最低じゃん…
これは私が小学四年生だった頃の話_
「 薔薇って凄く綺麗…あたしもいつか薔薇みたいに綺麗になりたいな〜… 」
この頃、私はまだ9歳だった…家の庭にあった薔薇を眺める時間がとても好きだった…
「 なれるのん! 」
いきなり現れた謎の生き物。犬にも見えないし猫にも見えない。突然変異とはまた違った感じがある
「 わぁ!びっくりした〜…あなたはだれ? 」
「 名前はないのん 」
「 お名前無いの?ならあたしがつける! 」
「 ありがとだのん! 」
せっかくだし、可愛い名前がいいな〜。
悩むなあ〜…うーん……
「 んー…あ!ぱるれとかどう?すっごく名前の響きが可愛い! 」
「 ぱるれ…可愛い名前だのん!名前ありがとうだのん! 」
ぱるれがぴょんぴょんしてる!可愛い!
そういえばさっきの話なんだっけ…?
「 ねえぱるれ。さっきの話について聞きたいんだけど… 」
「 あの話かのん!オッケーだのん! 」
「 薔薇みたいに綺麗になれるの? 」
「 魔法少女になれば強くて綺麗な皆のヒーローになれるのん! 」
強くて綺麗な皆のヒーロー…!
かっこいい…!あたし魔法少女になりたい!
理亜は瞳をキラキラと光らせながら首を縦にぶんぶんと振った
「 魔法少女になる!世界一の魔法少女になるー! 」
「 ありがとうだのん! 」
「 すっごく楽しみ〜 」
こうして私は魔法少女になった…。
「 ふれむろーざ!世界一の綺麗な魔法少女になるのー!えい、えい、お〜! 」
「 その調子だのん!あ、ちなみにフレムローザの魔法は色とりどりの薔薇を無限に咲かせる魔法だのん! 」
色とりどりの…薔薇…!かっこいい!
「 薔薇よ〜…咲け! 」
フレムローザは両手を広げ、薔薇を咲かせた。
わあ、本当に咲いた!きれー…魔法少女って素敵!
「 薔薇でしゅばばーって攻撃出来たりするの? 」
「 出来ないのん! 」
「 え……。がーん… 」
「 でも地道に練習すれば攻撃出来るようになるのん! 」
「 そーなのっ!?じゃあふれむろーざ頑張るー!おー! 」
あの頃は楽しかった…
先輩魔法少女が色々教えてくれたり…戦いについてのコツを教えてくれたり…。
だけどその魔法少女達はもういない…
皆消えた…。
そう…私が小学六年生になった時の事…
「 皆…皆……あたしを守って…ぐす…っ。あたしが馬鹿だから…。皆…死んじゃったの… 」
魔王がフレムローザ以外の魔法少女達を殺したのだ。私はひたすら逃げて、ただ守られて…。
私は最低だと思った。けどもう一つ、思ったことがある
「 どうして…皆…あたしを庇ったの…。あたしを守るより魔王を倒す方が大事でしょ…。人の為に死ぬくらいなら目的を果たした方がよかったんじゃ…ぐす…っ。 」
その時私は決めた。これからは1人で戦う…そして自分の事は自分で守る。人の力に頼らないで…自分を貫き通す…そう決めた
魔王は私が倒す、他の人の命が無駄になってはダメ…早く倒さないと_
そこから3年、自分の魔法を強化しようと練習を積み重ねた。死ぬ気で…全力で…人の命が無駄にならないように…。そして自分を守る為にも…
「 私が…私があんなだから…。 」
いのりは1人部屋で座り込み、昨日の事を考えていた
コンコン_
ノック…誰だろう
「 白崎さん、もう学校始まっちゃうよ!急がないと… 」
先生か…。
あんなことあったのに……学校なんて行きたくない…。私のせいでまたあんな事があったら…
「 私、学校行きません…。ちょっと今日は体調悪くて… 」
「 あら、そうなの?ならそう伝えとくわ。お大事にね 」
嘘ついちゃった…。でもこうしないと…仕方ないんだよ…。
溜息をつきながら窓を見る
あそこの屋根の上にいるの…魔法少女…?
間違いない。魔法少女だ…、しかもどっかで見たような…。変身したくないけどあっちまで行くには大変だし…
いのりは変身し、部屋の窓から飛び降りその魔法少女の後をすぐに追いかけた
「 仕事夕方からだし、まだまだ時間あるから気分転換でもしとこ。これで学校休めるとか高校が心配だけど… 」
「 待って! 」
「 何…?って魔法少女!? 」
ふわっとした髪に女の子らしい服、やっぱりどっかで見たことある
「 そう、少し話があるの 」
「 別にいいけど… 」
「 ジョーカーについて何か知らない? 」
そう言った後、息をごくりと呑んだ
「 ジョーカー…さあね。てかそのジョーカーって何よ? 」
「 私も分からない。多分…魔法少女 」
「 へー。どんな魔法少女なのかしら 」
「 人殺し 」
「 は?!魔法少女なのに人殺し!? 」
「 だから…私の周りにいた魔法少女は殺された。けどあれはちゃんと守れなかった私のせいでもある… 」
あの時の事を思い出しながら寂しげに語る
「 よく分からないけど辛かったって事は分かるわ。私、昨日魔法少女になったばっかりで知らない事がまだたくさんあるから 」
「 そっか…私もつい最近魔法少女になったばっかりなの 」
「 ふーん…じゃあ一緒に戦おうよ 」
「 な、何言ってるの?私と組んだらあの時みたいに… 」
「 確かに辛かったんだろうけどさ、それをずっと気にしてたら魔法少女なんて続けられないわよ?それに1人より2人の方が安心!じゃないかしら? 」
…あはは、なんかクールな人かと思ったけど優しい…な。
メロ・ララン…メープルスイマ…隣のクラスの子…。ごめんね…けど私は…前に進んで、頑張るしかないんだ。3人の分まで頑張るから…、あのジョーカーを絶対に…倒すから
「 そうだね…、ありがとう。貴方のおかげで大事なことに気付いたよ。 」
「 なら良かったわ。あ、私リルシー。よろしくね 」
リルシー……やっぱこの人テレビで見たことある…今度やるドラマの主役を務める子…確か…い…泉…る…か……そうだ!泉流歌!あの子に似てるなー、というか本人レベルに………というか本人…?
「 私リリィブランシュ。これからよろしくね、リルシー 」
リリィブランシュ…確かあの妖精が言ってたのも…リリィブランシュ…。って事は本人…?
「 泉流歌… 」
「 昨日の魔法少女… 」
発言が被った_
「「 ってええー!? 」」
「 お互い知っていたとは… 」
「 なら話は早いわ!カフェでお茶しながら話しましょう! 」
リルシーはリリィブランシュの手をぐいぐいと無理矢理引っ張り、カフェの方へ向かった
5分後…。
「 泉流歌……さん?って中学生だったの?しかも青崎中学の制服… 」
「 高校の制服って事は先輩……!? 」
「 意外みたいな表情だね? 」
2人は段々魔法少女の話から学校の話へと内容が脱線していく
「 って違うわ!魔法少女よ!その話が先よ! 」
「 あ、そうだった…。 」
「 何について話す? 」
「 話の内容決めてないね 」
「 う…っ 」
魔法少女…ジョーカーや魔王。フレムローザの話…色々あるけどフレムローザについても一応話しとこうかな…?
「 フレムローザの話…は? 」
「 フレムローザって…あの薔薇の? 」
「 え、知ってるの? 」
「 なんかたまにその人の噂を聞くから 」
噂か…じゃあこの街では有名な方だったりするのかな?
「 フレムローザについてならぱるれが教えるのん! 」
「 うわっ、急に出てきた! 」
「 なんか色々気になるけどとりあえず話すのん 」
「「 うんうん… 」」
「 最近この街の魔王がだんだん強くなって来ているのん。前とは比べ物にならないくらいだのん。リリィブランシュ、リルシーが来る前はこの街の魔法少女はフレムローザ、メープルスイマ、メロ・ララン、シャルテリアしかいなかったのん 」
「 シャルテリアって… 」
「 リリィブランシュと同じ学校に通っていた子だのん 」
多分…いや、隣のクラスの子だ……
「 もっと前はフレムローザ1人で魔王退治をしてきたのん。 」
「 フレムローザ1人で…!?他の魔法少女はいなかったのわけ? 」
「 いなかったのん…。メープルスイマが来る前まではずっとフレムローザだけだったのん。けどフレムローザ自身は何故か魔法少女の誕生に否定するんだのん…。 」
「 どうして?人数が多い方が… 」
「 それはぱるれにも分からないのん。フレムローザも色々変わったのん… 」
あの時私に命知らずの馬鹿って言ってたけど…それも関係してるのかな…?
「 後、今の君たちじゃ魔王は倒せないのん。 」
「 実力的な意味で? 」
「 そうだのん! 」
「 倒せなかったら魔法少女やってる意味無いじゃん 」
「 魔王の出現数が以前よりも増えてきてるのん。魔法の練習とかしてる時間はないんだのん… 」
「 じゃ、じゃあどうしたらいいのよ? 」
「 ……フレムローザと手を組むしかないのん…。 」
フレムローザと……!?
でもフレムローザが私達と手を組むなんて絶対無い……
「 分かったわ。フレムローザを探して話すわ 」
流歌はがたっと立ち上がる
フレムローザがどこにいるか何て分からない。けど頑張ろうとしているんだ…私も見習わなきゃ
あんまり出番ありませんでしたがプロフィール載せときます😌
杉本友真(すぎもとゆま)/シャルテリア
いのりと同じ学校に通う高校二年生。
明るい性格で自分を疑わないタイプだけど人の話を聞かない癖がある
勉強も運動もそこそこ出来る。魔法少女歴1年、情報収集が得意
もう夜中の1時なのね。
フレムローザは真夜中の道路を眺めながら事故が無いか確かめていた
今日はここまでに……
魔王のオーラ…!今までよりも強いオーラを感じる…。
絶対今まで以上に強い…、と強く思いながら魔王がいる方へ向かう
ここの公園ね…。
うん、オーラを感じる…、間違ってないわね
フレムローザは周りをきょろきょろと見て少し警戒する
……!
来た。魔王ね
フレムローザの周りにあった大きな木は紫色のオーラに包まれ、何とも言えない不気味な魔王に変化した
見てるだけで嫌になってくる奴ね…
私が倒さないと
魔法で剣を作り、魔王に向かって攻撃しようとする
魔王もそれに対抗し攻撃した
これで決めてみせる…!
…っ!?右足が…!
フレムローザの右足に木の枝のような何かが絡んでいる。
あの魔王の罠に引っかかってしまったのだ
く…っ、早くこの枝を…!
離れない……。このままだと私の右足が…!
右足から血がたらたらと流れる。
「 何か大変な事になってるわね! 」
とある魔法少女がドカンと攻撃をすれば魔王は消え去った
「 …!右足も…大丈夫だったみたいね 」
「 へぇ…。あなたがフレムローザ? 」
「 …そうだけど。見たことない魔法少女ね 」
「 私が来てなかったら右足無くなってたかもね? 」
少しにやっとして言ってみる、勿論適当に言ってみただけだ
「 ええ。そこは感謝するわ。けど魔法少女は認めない。 」
「 何があったんだか分からないけどめっちゃ頑固ね。こりゃ手を組んでほしいとか言えないわ 」
「 言わない方が貴方の為になるわ。 」
「 …私リルシー。名前くらいは覚えといてよ。 」
「 特別に覚えといてあげるわ。 」
ぴょんっとジャンプをすればどっかに言ってしまった
フレムローザねえ……予想以上に大変な事になりそだわ
「 一週間ぶりに学校行ったわ……。 」
寮に戻ってる途中での出来事_
寮の前にはたくさんの人がいた
何事かと思い、いのりは恐る恐る人混みの中に入っていった
「 …あっ、やっほー 」
「 …なんで君がここにいるのさ…… 」
「 まあいいじゃない!ちょっとあっち行きましょ。
皆もありがとねー! 」
****
「 何で大学の前にいるわけ? 」
「 さあ?気分で来てみたかっただけよ 」
流歌はけろっとした表情でピースをする
「 後……フレムローザとも話したわ 」
流歌といのりの横を通って行った綺麗な黒髪の女性。その女性は2人の話を聞いていたのかぴたっと立ち止まり、流歌といのりをじっと見つめた
「 …貴方達…ちょっといいかしら 」
もしかして…フレムローザ……?
私と流歌さんは黒髪の女性のあとをついて行った
2分後__。
「 さ、入って 」
いやなんか…家じゃん!?
しかもめっちゃ綺麗な高級マンション…!?
「 ゴージャス…!素敵ね…! 」
流歌さんもうっとりしちゃってるし!
「 まあ…それは置いといて…。
お邪魔します 」
綺麗な部屋だな…、一人暮らしなのかな?
「 そこで座って待ってて 」
「 え…あ…はい 」
「 これ大丈夫なの?なんか危ない人だったりしないの? 」
「 流歌さん言うことが直球的過ぎるよ! 」
「 お待たせ 」
お、なんか持ってる…
何だろ…、お菓子……?
「 美味しそうなクッキーね! 」
「 でしょー!私が作ったの♪
食べて食べて〜 」
流歌といのりはクッキーを手に取り、お互いの顔を見ながらぱくっと口に入れた
「 …美味しい。お店で売って欲しいくらい 」
「 普通のクッキーとなんか違う…? 」
「 私の隠し味♪ 」
「 素敵ね!…って待ちなさい。
なんでクッキー食べてるのよ!フレムローザについて話す予定だったのに! 」
「 流歌さん気付くの今更… 」
「 フレムローザ?私の話?嬉しいわぁ♪ 」
「 チームについてよ!一緒に戦って欲しいの! 」
「 そうなんです!お願いします! 」
いのりも流歌の勢いに乗ってしまう
「 素敵ね。いいわよ! 」
「 え、本当!?よしっ、やったわよ!
私もう仕事の時間だからこれで失礼するわ! 」
「 え、私も!?
き、今日はありがとうございました…ちょっと引っ張らないで痛い!流歌さん! 」
ドアを閉めて
流歌はこそこそと話そうとしていた
「 何か思ったことない?リリィ 」
「 え…あー……あるね 」
「 でしょ? 」
恐らく流歌さんと私が思っていることは一緒だろう…
「「 なんか…キャラがちがう!! 」」
フレムローザの事ばかり考えてたら一日終わってた…そして夕方…。私と流歌さんはフレムローザの家に再び訪れた。というか来てしまった
ピンポーン_…
鳴り終わった後はシーンとなる
いないようだ…
「 どうしましょ。いないわね 」
「 待ってるのは…? 」
「 そうするしかないわね… 」
「 そこで何してるの? 」
後ろから声が…あ、フレムローザ…!
変身してるって事は魔王退治とかでもしてたのかな…?
「 お、丁度いいタイミングに来たわね! 」
「 …何かしら 」
「 何って…昨日の事よ!チームの事! 」
流歌はドヤ顔でずばっと言う
こんな直球的でいいのかな…
「 チーム?私が?有り得ないわ。 」
「「 ええー!? 」」
「 どうしてですか!?昨日はいいって… 」
「 自分の事は自分で守る。チームなんて不必要。リリィブランシュ、貴方にこれを言うのは二回目よ 」
「 ぐぬぬ……! 」
「 大変だのん!大変だのん! 」
ひゅっと出てきたぱるれ
いつも以上に慌てている。何かあったのだろうか
「 何かあったの? 」
「 陰呪の木だのん!最強の魔王が出てきたんだのん! 」
「 陰呪の木…もしかしてこの間の… 」
思い出した
あの時魔法少女を…殺した魔王…それが陰呪の木。
なら私が…私が倒さないと。場所はこの間の公園と同じなはず
「 フレムローザ待つのん!君1人では…! 」
「 行っちゃったわね。私達も行くわよ! 」
「 そうだね! 」
2人も変身しフレムローザについて行った
公園に着いた…もう…あの時の様にはさせない
「 陰呪の木…私が絶対倒す。出てきなさい 」
陰呪の木は姿を現す。いつ見ても不気味だ
「 ふぅ、やっとね 」
「 あれが陰呪の木… 」
どうして…
どうしているの…!
「 どうして貴方達がいるの 」
死んで欲しくないから…こんなことで死んで欲しくないから私は……。
2人が…傷だらけで…血だらけで…。
だから私1人で…!
なのに手も足も出ない…どうして………。
…あれ…?
そう言えば私…何でこんなに1人でいる事にこだわっているの?約束を忘れてたなんて…
フレムローザははっと何かに気付いたかのような表情をした
今は2人を助けるのが最優先よ。行くしかないわ…!
「 いたた… 」
「 まだまだいけるわ… 」
陰呪の木は真っ黒なオーラを出し2人にめがけ攻撃をした
「 そうはさせない…! 」
フレムローザは薔薇を咲かせ攻撃し防いだ
間に合った…!良かった…
「 もうあの時の様にはさせない!これで最後よ! 」
フレムローザは剣を出し、また薔薇をたくさん咲かせて攻撃した。陰呪の木は消滅し消えていく
「 陰呪の木が…! 」
「 あれがフレムローザの実力… 」
「 …ごめんなさい。私…何故かあの時の約束を忘れていたの。 」
「 大丈夫ですよ…! 」
「 忘れていた…?
そんなこといいわ!で、チームはどう? 」
「 …!
勿論。チームに入るわ 」
「「 わーい!やったぁ! 」」
リリィブランシュとリルシーはハイタッチし喜ぶ
どうして大切な事を忘れていたんだろう…
それはまだわからないけど…。
でも今を歩んでいかないと…!
「 暇だしやること無いなー 」
やっほーい
アタシ、リトルジョーカー
魔法少女だよ☆
…にしても
陰呪の木も消えちゃったかー
消えちゃったら人殺しがつまらなくなっちゃうよ!もう!
やっぱアタシがその魔法少女をころすのが一番だよねぇ。そーだなぁ、そーしようかなぁ
よっし。そうしよう!
アタシの邪魔をする奴は全員地獄行き!
****
さくさく、もぐもぐ…
クッキー美味しい。どうしてこんなにのんびりしてるんだろうとは思うけど
「 にやにやしながらクッキー食べてるいのりってレアだのん! 」
「 確かにそうね! 」
「 そうだね〜、リリィブランシュちゃん可愛い♪ 」
「 ……ん…、ってにやにやしてないし! 」
「 でもぱるれと初めて会った時よりも明るくなったのん! 」
「 リリィって最初どんな感じだったの? 」
「 クールで無表情だのん! 」
「 あら、可愛い〜 」
「 ちょ…それ言わないで!あとリリィじゃなくていのり! 」
「 いのり〜、いのり〜!ってかそれ言うなら流歌さん呼びやめてよ〜 」
「 え…はい。 」
「 二人とも仲良しだね 」
フレムローザまで…!?
あ、そう言えばフレムローザって本名何だろう…?
「 フレムローザって本名って何ですか? 」
「 それもそうね。教えてちょうだい! 」
「 あれ、忘れてた〜。
本名は藤堂理亜!大学一年だよ! 」
「 大学…!私より上だったの!? 」
「 流歌……。
中学生と高校生と大学生って揃ったね 」
ちょっくら探して来てみちゃった
ふぅん…フレムローザのお家…
性格もだいぶ違う。あと…リリィブランシュとリルシーだっけ?いーじゃん?アタシの楽しみが増えるよ
さっきから誰かが見てる…ような
「 ねえ、さっきから誰かに見られてるような気がするんだ 」
「 見られてる…? 」
「 見られてるね。 」
うわやば。これ気付かれた感じ?
ならもう一発勝負だよねー!
「 貴方でしょ?リトルジョーカー 」
理亜は窓を開けた後、すぐに変身し目付きがきりっと変わった
リトルジョーカー…会ったら最悪な魔法少女。命狩りだなんて最低ね
「 ちょっ!何あいつ! 」
「 あの人…メープルスイマ達を殺したジョーカー…! 」
「 あ、この間の泣き虫ちゃんだ!やっほ! 」
「 楽しそうに話してるけど狙いは私達の命がでしょう? 」
「 そーだよ!アタシの趣味! 」
酷い…!
私が勝たないと…絶対に…!
「 そうはさせない!命狩りなんて私が許さない! 」
「 へえ?泣き虫ちゃんって結構根性あるんだー?いいよ、白黒はっきりしようじゃん? 」
「 いいよ。私が絶対に勝ってみせる…! 」
「 なら今日の7時半からこの間の森の方で…ね? 」
「 …わかった。 」
「 今日!? 」
「 無理よ…!リリィブランシュ!貴方本気!? 」
「 本気だよ 」
メープルスイマ達の為にも…
私はここで決着をつけたい。もう泣いたりしない
まだ魔法少女になったばっかりであまり強くないけど、全力で…本気で…!絶対に…!
「 ねえ、本当に行くの? 」
「 リトルジョーカーは下手に相手したら死ぬだけよ 」
「 それでも行くって決めたの。3人の為にも… 」
「 ……分かったわ 」
「 い、いいの…!?死んだら…もう… 」
流歌は涙目でフレムローザの肩を掴む
必死で止めようとしたが何かが喉に詰まったかのように言葉が出なかった
「 ただし…絶対に生きなさい。そして勝ってほしい。 」
「 ……うん。 」
「 ……でもリトルジョーカーは不老不死の力を持っているのん 」
「 !?ぱるれ!
それ本当なの? 」
「 リトルジョーカーの話は避けたかったけど仕方ないのん…
リトルジョーカーの本名は南千鶴。有名な研究所の博士の娘。物静かで真面目だけど優しかった…けど魔法少女になってからは狂った人殺しになってしまったんだのん 」
「 どうして… 」
「 それはぱるれにも分からないのん。だからいのりには頑張って欲しいのん 」
フレムローザもぱるれも…リリィも…。
私だけこんなんじゃ…。
私も…全力で応援しないと!
「 リリィ。絶対に負けないでよ! 」
「 流歌…、ありがとう。 」
「 いのりは魔法少女になったばかりとはいえ、実力はなかなかだのん。ぱるれも応援するのん! 」
「 リトルジョーカーは人間としての人生を捨てた命狩りの魔法少女。放っておいたらこの街は危ない。私も行きたい所だけどリトルジョーカーは認めないでしょうね… 」
「 フレムローザ……大丈夫!頑張るから…!心配しないで 」
「 …自分を信じて。
もうすぐ時間ね 」
「 そうね、リリィ!頑張ってね! 」
「 いのりファイトだのん! 」
「 ありがとう。
…行ってくる 」
私はもう泣いたりしない。
信じて前に進む。そう決めたから_
「 来たね 」
「 この森の中にこんな所が…けど花が…枯れてる… 」
森の奥を進み目の前に広がっていたのは枯れた花畑
「 アタシが荒らしたからね。さ、はじめよ?
ここで正々堂々と決着を…! 」
ジョーカーは一瞬の隙にリリィの腹を蹴る
リリィは血を吐きその場で倒れそうになったが、何とか耐えて魔法で反撃した
「 く…っ!君本当に新人魔法少女?なかなかじゃん。
それでもアタシが勝つんだけどさ! 」
ジョーカーは笑いながらまた蹴ろうとしたが、かわされた
「 さあ?どうだろうね! 」
蹴れば相手も蹴り返し、殴れば相手も殴り返し、魔法を使えば魔法で反撃された
そんな戦いが1時間以上続いた
「 まだまだ行けるよね?泣き虫ちゃん 」
「 はあ……。まだまだ…! 」
強すぎる…何とか耐えてきたけど…そろそろ限界…
いや、まだまだ…。
「 つらそーにも見えるけどね? 」
「 辛くても…戦う! 」
その時枯れていた花が輝き、また美しく咲いた
まさか…私の…限界に達した力が…?
ってこれは…?
リリィの右手には白い百合の花がついた木の枝のようなステッキがあった
「 予想外の展開…面白いね! 」
「 これで勝ってみせる…! 」
「 でもそれ殴るだけの棒じゃん? 」
「 それでも…勝てる! 」
リリィはステッキをバトンみたいに回しジョーカーを殴った
「 く…っ!
お前みたいな奴に負けるもんか…! 」
ジョーカーも本気を出したのか、無数のレーザー魔法で攻撃するがリリィはジャンプする
「 これで……とどめーっ!! 」
真っ白な花びらと真っ白な光が森を包む
***
「 いのりちゃん…リトルジョーカーに勝ったのはいいけど…傷多すぎじゃない? 」
うげっと気まずそうに苦笑いする理亜
「 そうよ! 」
「 大丈夫大丈夫。 」
「 でも油断はしちゃダメだよ。
リトルジョーカーは不老不死…つまり今もどこかで眠っている…。 」
「 その時は私達で何とかするわ! 」
「 うんうん! 」
「 そうだね!そうだよねー!あはは! 」
魔法少女は残酷なもの…けど信じて進むしかない
今日も明日も、明後日も。一年後も、ずっと…
命が消えるまでは_
雑ですがとりあえず1章?完結です
2章からは話を少し変える予定です
「 新入生のご入場です 」
ジョーカーの件から時間が経ったなぁ…。
もう春だし。高校三年生かあ…
一年生がぞろぞろと通っていく
並んで歩いていた一年生の中に見慣れた姿があった
あれ…流歌?
あ、そっか。流歌前まで中三だったからね。そりゃそうだ…
流歌もいのりがいる事に気付いたのか笑顔でさりげなく手を振る
「 あれ、泉流歌ちゃんじゃない!? 」
「 きゃーっ、めっちゃ可愛い! 」
上級生達は歩いている流歌をじっと見ながら嬉しそうにしていた
流歌…流石だなぁ
****
「 大学ほんっと大変!もう19!」
「 理亜は大学二年だっけ? 」
「 そー…もう勉強大変だよ… 」
「 そんなこと言ってる暇はないのん!魔王を全員倒せば次の敵がいるのん! 」
「 「「……
え………?」」 」
「 三人揃ってその反応とは何事だのん… 」
「 魔王よりも強い敵を倒すことになるの!? 」
「 何よそれ!聞いてないわ! 」
「 えーっと、確か…悪うさぎだっけ…? 」
「 流石フレムローザだのん!魔王を倒せば次は悪うさぎのん! 」
「 悪… 」
「 うさぎ…? 」
流歌といのりはきょとんとした顔で首を傾げる
「 悪うさぎとは…! 」
「「 とは? 」」
「 うさぎの姿をした魔王よりも強い存在。それぞれ不思議な力があってね…大変! 」
「 やけに詳しいわね…。悪うさぎと戦ったことあるの? 」
「 んー?…多分……ない! 」
理亜はびしっと敬礼しながらドヤ顔で言う
全部どこかの噂で聞いただけらしく、本当かは分からないらしい
「 けどみんなが来るまでは大体フレムローザが魔王退治してたのん 」
「 どれくらい? 」
「 1日20体くらい? 」
「 多すぎないかしら!? 」
「 って話脱線しすぎじゃない? 」
「 …理亜がそれ言う? 」
「 まー、いいじゃん! 」
「 悪うさぎのオーラ…!早く行くのん! 」
「 ふぅ、悪うさぎ確かに魔王より強いね… 」
ほっと安心しながらため息をつけば後ろにいたフレムローザとリルシーを見た
「 そうぬ、けど今のより強い悪うさぎなんていくらでもいるわ。油断はしないように 」
「 相変わらず厳しいお言葉ね〜。ローザさん 」
リルシーはニヤニヤと楽しげに述べる
「 これくらい普通よ。勘違いしないで 」
「 理亜の時は冗談通じるのに、ローザの時は通じない…。本当恐ろしいわ 」
どこからか強い風が吹いてきた
こんなに強い風が来るという予報等は無かったけど…何だろう
ってあそこにいるの…魔法少女!?
ビルの上にいた魔法少女を何回も見た
「 あなた達…この街の魔法少女ではないよね…? 」
「 …はい。私達は隣町から来た悪うさぎ討伐会という者です 」
「 チーム名の意味は深く考えないでくださいね〜! 」
「 その…適当に決まっちゃったので… 」
和服の綺麗な人に…お姫様みたいな子…、うさぎみたいな子…なんか個性が強そうだな…
「 まあ、そんなことはいいわ。私達に話があるでしょう? 」
「 そうです。この街にも悪うさぎが出現したという話を聞いたので。隣町から来たのです 」
「 そう、話はそれだけ? 」
「 そうですね…では最後に。
悪うさぎの退治頑張るので、よろしくお願いします 」
「 この街に魔法少女が増えるのね!よろしく! 」
「 はい、だから貴方達は必要ありません。 」
「 なっ…どういう事!? 」
「 そのままの意味ですよ。悪うさぎの退治なら私達の方が慣れてます。 」
「 悪いけどその言葉は感心しないわ。 」
「 そうだよ。私達だって頑張ってきたんだもん…。 」
「 そうよ!何を言われても魔法少女を続けるわ! 」
「 そうですか…それはこちらも感心しないです。
が、いいでしょう。そのうち分かる日が来ると思いますから 」
あ、行っちゃった。
何だったんだろう…けど魔法少女は続ける!絶対!
「 あっ!夜桜様!お待ちください〜! 」
「 あの姫っぽい子は…絶対和服の人に惚れてるわね。顔でわかる 」
「 リルシー…急にどうしたの… 」
「 あ、あの!失礼しました! 」
うさぎのような魔法少女は五回くらいお辞儀し、二人のあとを急いで追いかけて行った
「 今日はこれくらいにしときましょう。 」
「「 はーい。 」」
***
「 夜桜様〜!あの3人ほっといても邪魔になるだけですよ!! 」
「 分かっている。対策は考えたから安心しろ 」
「 さっすが夜桜様!本当かっこいいです〜…! 」
新キャラのプロフィール載せます
夜桜/一ノ瀬 彼方
18歳 高校三年
隣町からやって来た悪うさぎ討伐会のリーダー
魔法少女歴は5年とそこそこ長く、実力がある
和服美人そしてお嬢様。喋り方が少し男っぽい
魔法:透過魔法(使えるのは1分間のみ。あまり使い過ぎると魔力や体力が無くなって、動けなくなる)
武器:扇子(風を起こしたり、魔法を使えたり万能)
プリンセスドルチェ/桜井 姫子
15歳 高校一年
悪うさぎ討伐会のメンバー
自分と夜桜が大好き。夜桜以外には生意気。
夜桜の事を様付けで呼んでいて、ベタ惚れ状態
魔法:魔法の鏡で対象物の召喚をする(食べ物や服、生き物や魔法少女以外なら何でもあり。鏡の中に入る事も可能)
武器:魔法の鏡
うさうさ/来見 優衣
12歳 中学一年
悪うさぎ討伐会のメンバー
おどおどしていて、引っ込み思案
大きなリボンとうさぎの耳が特徴的。
「〜っす」と言ってしまう癖がある。戦いには不向き
魔法:あらゆる物に変身できる(他の魔法少女にもなれる)
武器:不明
トリップ間違えてた……(-ω-;)
また間違えたΣ(゚Д゚)
すごい連レスしてるな_(:3」 ∠ )_