僕は強くなりたい がありますが、
こちらを書きます。
プロローグ
日本は東西に分裂することになった。
その理由はお偉いさんのケンカだ。
そんな理由で分裂していいのか
市民の声も聞けよ....
登場人物
高槻 博也 (20歳)
先日二十歳になったばかりの青年。
嫌煙家で、中学生の時はまあモテていた。
高槻 空美 (17歳)
博也の妹。兄ちゃん好きだけど、隠している。
高槻 瑞穂 (46歳)
博也・空美の母親。おしゃべりなオバハン。
高槻 直喜 (48歳)
博也・空美の父親。頑固親父タイプだが、
笑い上戸で、よく博也や空美に人生について酔っぱらいながら話す癖がある。
最初はこのくらいでいいでしょ。
「カンパーイ!」
今日は二十歳の誕生日だ。
今日からはもう大人。
子供ビールからさようなら。なんちゃって。
「おにーちゃん、ビール注ぐね♪」
と空美には言われたが、なかなか飲めない。
酒は百薬の長というし、少し飲んでみよう。
「人生初ビール、いっきまーす」
ゴクッ ゴクッ プワァ
「に、苦い!!! 水、水、水、!!」
「父さんもビールは若い頃は苦かったと思ってたな....」
「博也に続いて飲みます!」 「おとーさん、また酔わないでよ!」
結果 酔いました。はい。
お母さんが、テレビでも見して、落ち着かせようとしている。
「日本が分裂する可能性があります。日本政和党や青葉党をはじめとする分裂側と
協和党や民衆党などの中立側、みらいの党や健生党などの反対側の闘いが始まるようです。」
「えぇ!!」 お父さんはずっと笑っていたけどね。
そのアナウンサーの言葉を聞いて、俺たちは驚いた。
流石にお父さんも目覚めた様だが、また俺と空美に話をした。
「日本がぁまっっ2つになっても、高槻家は生きていこうぜぇ」
そんな調子で話してきた。空美も顔に「困った」と描いてある様だった。
お母さんが片付けしている間も、お父さんは夫婦仲を語っていた。
そんな中、お母さんは適当に相槌を打っていて、
「すげぇ、お母さんスルースキルが上手い!」
と心の中で思っていたのだった。
パーティーは終わり、自室へ戻り、検索した。
「愛知県、北陸三県、岐阜県は東か西かは不明」
愛知県でも分けられそうな予感。高槻家は、名古屋の南の知多半島の付け根の都市にある。
(リアルだと、大府市周辺)
掲示板にはこんな書き込みがあった
105 名無しさん
東海はどこで分けられるのか?
106 名無しさん
>>105 愛知の真ん中辺りや、知多半島はその可能性が高い
107 名無しさん
いや、豊橋周辺じゃないか?
俺も書き込むことにした。
108 名無しさん
東海道新幹線はどうするんだ。
政府は分裂しているから、国境に壁が作られる可能性もある。
109 名無しさん
名古屋で終点となるか。
名古屋を境に分けられるかも。
>>109の解答をみて、大阪の友達や博多のじーちゃんにも会えないじゃないか。
と思いつつ、パソコンを閉じ、寝ることにした。
「羊が一匹、二匹、三匹.....100ひき」
ようやく深い眠りにつけた。
次の日の朝、名古屋へ名鉄で行った。
「次は〜名鉄名古屋〜、名鉄名古屋〜」
電車が止まると、若いと言っても29くらいのOLの人達が話していた。
「名古屋で日本分裂? やだわー」
「名駅どんなるんか知りたくね?」