何回かスレ立てたけど生まれたのでまた新しく。
>>2
登場人物紹介
>>3
プロローグ
岸井 夢花 きしい ゆめか
12歳。もうすぐ中学一年生で、部活もほぼ決まっている。由香里とは仲がよく、幼馴染み。
斉藤 由香里 さいとう ゆかり
夢花と同級生で、進路も同じ。幼馴染みで仲が良く、本当のことが言い合える。部活は夢花とは違う。
斉藤 舞子 さいとう まいこ
由香里の母。夢花のお母さんと仲が良い。心配性で、すぐに由香里の事が心配になる。
プロローグ
由香里が居ない世界なんて、なくていいと思った。心の底から笑えなくなった。他の友達ができたけど、どこか気を遣ってしまう。皆みたいに、笑えなくなってしまった。あの日がきっかけで。
第1章 光が照らしてくれた日
「痛い!やめて!」
私が叫んだ言葉は、誰も聞きもしなかった。
蹴ってくる、殴ってくる、罵声を浴びせられる____もうそろそろ、限界が近づいていた。そう、私はいじめられていたのだ。
「誰もあんたのことなんてかばわないよ」「由香里の気持ちも知らないくせに!あんたが悪いのよ!」
…「皆さん、今日は新しい友達が来て居ます。どうぞ、中へ。」
先生に言われ、私は教室に入った。予想より人数が多くて、教室の左端に、イケイケグループのような人が居た。
「岸井夢花です。好きなことは運動です。これからよろしくお願いします!」
できるだけ明るくそう言った。
「よろしく!」「どこから来たの?」「このゲーム好き?」
私が先生に指された席に座ると、近くの子からの質問攻めだった。
「よろしくね」とか「名前は何?」位しか返事が出来なかったけど、皆んな優しそうだった。でも、私が座ったのは右端。左端のグループは、私を少し睨めながら、ニヤッとした。これは何かされると思ったが、あえて気づかないふりをした。
転校して来てから1年後。私はイケイケグループのメンバーになっていた。
「ねーねー、観た?あのアイドルってかっこいいよね!」
「あ、私それ観た!歌もうまいんだよね〜」
でも1人だけ、あまり話さない子がいた。このグループの中心である羅夢が何故この子……美菜をグループに入れたのかというと、美菜の両親がお金持ちで、この学校に寄付金を渡しているんだそう。だから、いざという時にこの子があればなんとかなる、そう思ったのだろう。
「…ねぇ、夢花聞いてる?」
「あ、ごめんごめん」
「夢花ってたまに聞いてない時があるよね。」
「そうかな、気をつける。」
あまり羅夢に逆らうとすぐにハブられるから、グループの全員が気をつけている。
(やっぱ、転校してから2年後です!すみません。)
放課後、私と由香里、2人で遊ぶ事が多かった。家が近いからだ。
「ねぇ由香里、私たち、中学も一緒にしようね!」
「うん!絶対だよ?」
とある夕方に、そう約束した。
だけどそれから徐々に、私は羅夢たちのグループに入る機会が減っていった。最近は違うグループの子と趣味が合い、その子と話す事が多くなった。
「ねぇ、最近夢花感じ悪くない?」
羅夢がそう言うと、続いて彩夏も言った。
「分かる、羅夢と話さないよね〜」
羅夢と彩夏は、夢花が羅夢を避けていると誤解していたのだが、それに気づかない夢花は、普通に接していた。
羅夢は鼻で笑い、由香里、彩夏にこう言った。
「夢花、無視しよ♡」
それからは夢花が、「ねー!明日みんなで駅前に出かけたいんだけど…」と言っても誰かが「トイレいこ」と言って避けたりした。
羅夢「3人共、上手く避けてるね」
由香里「まぁね、夢花も最近元気ないよね〜笑自分が何したのか分かってるのかな?」
彩夏「まぁ、いい気味じゃない?笑笑」
美菜「…うん」
それから何ヶ月か過ぎた後、夢花たちは修学旅行が近くなっていた。
「もうすぐの修学旅行に向け、行動するグループ、部屋で過ごすグループを決めます。まずは部屋のグループを決めます。取り敢えず、1グループ4人で作ってください。」
すぐに羅夢、美菜、彩夏、由香里でグループができた。
「ほら、夢花が1人になってる…♡」
はじめまして親友なのに、これからどうなって行くのかが気になるし先が見えないほど面白みがありそう。
12: アーヤ◆TQ :2018/02/11(日) 00:44二人のこと見守ってあげたいよ!
13:私も楽しみ&◆sA:2018/02/22(木) 19:27 私も楽しみ‼
続き書いてください❗