スレタイどおり!
私と薫のコラボ小説です!
荒らしなどの迷惑行為は禁止。
コメントくれたら嬉しいです!
>>2-3までレス禁!
でも仲が良いコンビだって思うよ、正に逃げ切れられないコンビって感じだな!
50:薫@ゆず◆xs:2018/04/22(日) 10:15 38.わたしの愛すアイスクリーム
うわああぁ…!
何だろうね、見た目からして美味しそう〜!
チョコレート味のハー◯ンダッツを前に、目をキラッキラにさせていると、
「お前と夏音ちゃん、同じような顔してる」
…と、ソウマ。
でも、美味しすぎるんだもん!仕方ないよね。
「で、これからはどうするの?」
抹茶味のハーゲン◯ッツを頬張りながら、ミオウ。
「う〜ん…夏音ちゃん達の悩み相談…はどうする?」
わたしも疑問を返す。
すると、自ずと二人の方へ視線が集まった。
やっぱり夏音は新撰組の誰かってことかな?
私の予想では、沖田さんの進展の相談?
又は、土方さんのこと?
早く何の相談が、見たい。
39,回想
思えば。
いろいろ悩んでたよな〜。
「まったく、土方さんのせいで・・・」
途端に殺気が向く。
私は、回想する。
原因?的なのは、私がお母さんからの着信・・・倉知さんとの婚約話を聞かされたこと。
「怖かった〜・・・」
あのときの土方さん、怖かったし。
腕の力とか、顔とか。
でも、切なさそうな瞳。
「あれは・・・大声なお前のせいで・・・!」
まぁ、そうかも。
私は、ちょっと首をすくめた。
でも事実、怖かった。
【>>51 ありがとう♡(*^^*)♡】
どれを話すのかな?
54:薫@ゆず◆xs:2018/04/25(水) 15:46 40.わたしたちの仕事
何かを考えているらしい夏音ちゃんを見ながら、わたしも心を落ち着かせる。
わたしたち事務所員の仕事。それは――
「夏音ちゃんの話を聴いて、解決の手助けをすること…」
そう。わたしたちの仕事はそれ以上でも以下でもない。
少し、話して楽になってもらって。
少し、手助けをするだけ。
あとは、夏音ちゃん自身に任せるしかないんだ。
「夏音ちゃん。落ち着いたらでいいんだ。嫌なことは言わなくても良いから…少し、わたしたちに話してみない?」
力になるよ。
心の中で、そっと付け加えた。
優しいし頼もしいよね。
56:亜依@恋歌◆Wg:2018/04/29(日) 07:18 41,決断
私は、言いたげな顔の土方さんを無視して、どうするか考える。
言った方がいいよね・・・。
でも・・・。
「よし!決めたっ」
私は、腹をくくった。
言う決断を下したのだ。
「実はね・・・」
私は、幕末に行ったとき、土方さんに襲われかかったことを話した。
ララさんの目が、輝いてるような・・・。
「と、言うことです・・・」
話したら楽になったな。
解決できるとかは別として、すっきりした。
だってさ、これは沖田さんにすら言えてないモノだから・・・。
まあ,あれは凄かったもんね……
襲い方が野性的だった感じ?
42.事務所員と相談者、対等な友達
「……そっか」
夏音ちゃんの話を一通り聴き終えて、ミオウと目だけで会話する。
解決の手助けをするのか、それとも……。
「夏音ちゃんは、どう?」
本人の意思を尊重できるように。
わたしは、慎重に言葉を紡ぐ。
「解決の手助け…といっても、わたしたちにできることは限られているから…。夏音ちゃんが、やってほしいと思うことを、出来る限りやりたいの」
もしもこれが、事務所員と相談者という関係ではなく、対等な友達同士だったら良かったのにな…。
そんなことを考えちゃう、ダメな人でごめんね。
わたしは、仕事をしていくなかで、過去に感じたことのない思いに少し驚きながらも、伝える。
「今だけかもしれないけれど…友達として、できることはある?」
43,できること
できること・・・・。
私は、無い頭を必死に動かす。
こんな時頭が悪いのを悔やまれる。
もしかしたら・・・。
「対等」な関係になったら。
何か変わるのかも・・・。
変だな、今まで生きてきてこんな不思議な気持ちに陥るとは。
解決策・・・・思いついた。
私は、にっこり微笑む。
「トウナちゃんたちと友達になりたいな」
これが私の「答え」。
対等になれると良いねっていうより、この瞬間だけの友達って言葉は寂しくもある言葉だね……
土方さんは、ソウマとのボケとツッコミで仲良くなったりするのかな?
土方さんの照れ…!
可愛い(*^▽^*)
夏音ちゃん!
63:まつり@ゆず◆Go 更新出来てなくてゴメン!ハンネとトリップ変えました!:2018/05/09(水) 17:53 44.それならば
友達、か……。
嬉しくて泣けてきちゃうよ。
「ありがとう。本当に嬉しいよ。当然、わたしもミオウOK!」
でも、問題はここから……。
「ここでのことは……はっきりと覚えていれないかもね」
そう。ここで起こったことについては、人によって記憶のされ方が違う。
だから、はっきりと覚えていられないかもしれなくて……。
「それでも、良ければ」
わたしがポロッと溢すと、それはあっさりと解決された。
「あぁ、それなら、記憶をなくさなければ良いな」
ソウマの一言で。
「そんなこと…出来るの?」
ミオウの質問にも、あっさり
「できるぜ」
とのこと。
なぁんだ、良かった……。
「じゃあ、これからもよろしくね!夏音ちゃん」
わたしが笑って言うと、
「あ、できるのはミクさんだぜ?」
ソウマが余計な一言を発した。
でも、それさえも笑いに変わる。
良い空間だな〜って、改めて感じちゃったよ。
そのミクさんが出て来たら夏音&土方さんの思い出は,消えないで済むんだね。
でもいつ出て来るのかな?
45,お願いと土下座
ミクさん・・・?
すると、トウナちゃんがそろりとララさんを指さす。
ララさんの事なのか。
「土方さん、お願いしましょうよ!」
私が言うと、土方さんは冷めた目で私を見る。
明らかに怒ってるような・・・。
「頑張れ」
はっ??
なんで他人事みたいに・・・。
「俺ぁ興味ねぇ」
むっかぁ!
堪忍袋の緒が切れた!
私は、土方さんを引っ張って、ララさんの前に行く。
「お願いします!記憶を消さないでください!」
そして、2人して土下座する。
半ば無理矢理に土方さんを土下座させる。
どうか・・・記憶を消さないで・・・。
私は、ギュッと拳を握った。
46.まさかの土下座!?
わたしたち事務所員一同は、夏音ちゃんのまさかの行動に、唖然。
ちょっと……いや、かなり驚いた。
「え、えと…夏音、ちゃん?」
わたしが何を言おうか迷っていると、ララさんが上を向いて、ふっとため息をついた。
「あのね、二人とも。トウナたちと対等な友達になりたいのなら、その行為はやめなさい」
すると、おそるおそる顔を上げる夏音ちゃん。
「トウナたちと対等になりたいのなら…私たちにも、対等に接するべきじゃない?」
ララさん…?なんか、わたし達に対する態度と同じ気が……。
すると今度は、ミオウがポンと手を叩いた。
「なるほど。友達の友達は友達…みたいな論理じゃない?私たちとララさんは友達ではないかもしれないけれど、対等な仲間に変わりはない。私たちの仲間には、対等に接してもらわないと…ってことね」
二人の賢き頭脳について行けず、わたしは脳内をフル回転させる。
えっと、えっと……。
「対等になりたいのなら、頭を下げるなということさ。土下座なんて、そう簡単にするモンじゃないだろ?」
ソウマまでっ!わたしはこの際、細部は気にせず口を開いた。
「そうだよ!ララさんだって偉い人でもなんでもないし、鬼でも悪魔でもないんだから!残しておいてくれるよ!」
わたしがまくし立てると、ララさんは再びため息をつく。
「記憶は……二人が残しておきたいと思うのなら、残るわよ」
えっ……?これには、わたしも驚く。
そんな仕組みだったっけ?
「忘れたくないと思っていれば、基本的に記憶は消されないわ。私はあくまで、記憶を極力残す手伝いができるだけ。記憶が残るよう、フォローするまでよ」
は、はぁ……。
よく分からないけれど、夏音ちゃんの記憶は残るみたい!?
「やったぁ!」
わたしも一緒に喜ぶと、
「土方さんの土下座…なんかレアかも…」
とミオウの声が聞こえた…気がした。
確かに手懐けて土下座を,無理矢理させた感があるけど……
本当にレアな光景だよ!
記憶が消えなくて良かったね。
47,「ミオウ」
そっかぁ・・・。
対等な関係になりたいのなら・・・。
私が1人納得してると、土方さんに頭を叩かれた。
「単細胞だな」
むぅっ!
私は単細胞ですよ、すみませんね!
逆ギレして、土方さんに殴りかかろうとすると、ミオウさんの視線に気付いた。
あはは、私って子供だなぁ・・・・。
あわてて、殴りかかろうとする右手を押さえる。
「土方さん、いいこと思いつきました!」
単細胞な私が思いついたのはね・・・。
私は、ニコッと微笑んだ。
「ミオウさん、“ミオウ”って呼んでいい?私もだけど、土方さんも」
反論しようとする土方さんを笑って無視する。
土方さんを宥めるって言ったら可笑しいし変だけど、これって近藤さんと夏音しかいないって思うよ🎵
操るのはね
>>69
ありがとう♪
夏音の特権だね♪
ある意味最強だ!
あげときますっ!
48.「トウナ」
『ミオウ』と呼んでいいか……という夏音ちゃんと土方さん(半ば強制的だけど)の言葉に、ミオウは、少し頬を染めてうなずいた。
最初は、土方さんに対してキャーキャー騒いでいたミオウ。
でも今の態度を見て、改めて対等になれたんだと実感。
何より、今日、事務所の仕事ということで知り合ったばかりなのに、凄く親しくなれて嬉しい!
「じゃあ夏音ちゃん、わたしのことも『トウナ』って呼んでよ!」
わたしも便乗して提案すると、夏音ちゃんは笑ってうなずいてくれた。
「じゃあ、土方さん……は、さすがに呼び捨てできないな」
このノリで土方さんもっ!
……というのはやはり失礼だと思うので、そのまま土方さん呼びで。
なんてったって、教科書に載っちゃうほどの偉人だからね!!
「本当に、対等になれたんだ……」
ふとミオウのこぼした言葉に首を傾げると、
「なんでもない」
と静かに首を振られたので、スルーすることにした。
そしてわたしは、少しばかり緊張しながら、本当に言いたかったことを口にする。
「ねえ、夏音ちゃんのことも『夏音』って呼んでいいかな??」
土方さんを呼び捨てするのは、私でも出来ないよ‼
73:亜依@恋歌◆5w:2018/06/25(月) 17:02 49,帰り道
トウナちゃんの言葉に、私は即座にうなずいた。
呼び捨ての方が気兼ねしないし。
と…
「おい、バ夏音。買い物は?」
隣の鬼が、訊ねてきた。
そう言や忘れてた!
ああ、もう卵は売り切れてんだろうなぁ。
でも、楽しかったし!
「・・・と言うことで、トウナちゃん、ミオウさ・・・ミオウ、皆さんありがとうございました!」
私は、ペコッと礼をした。
皆の笑顔に見送られながら、私たちは事務所を出た。
爽やかな風が、フッと通り過ぎて行った。
50.夕暮れ―きっとまた、会えるよね―
「楽しかったね〜」
夕暮れ。事務所からの帰り道。
今日は遠回りして、ミオウと一緒に帰ることにした。
「こんなに『遊んだ!』っていう実感を持つの、久しぶりかも。嬉しいなぁ」
わたしのしみじみとした言葉に、ミオウは黙って頷いた。
「…そう、だね」
思っていることは、きっと…。良くも悪くも同じ。
――また、会えるかな?
事務所へ続く道は、全国にある。
わたしはたまたま◯◯県から来ているというだけで、夏音ちゃんたちは全く別の所に住んでいる可能性の方が高いのだ。
それでも、わたしたちは友達になれた。
不思議な運命によって。
必然で偶然である出会いを。
これは、事務所での仕事をしていても良く感じること。
でも、今回は……より強く感じたの。
……タイムスリップした偉人と。
明るくしっかり者の女の子。
「きっとまた、会えるよね」
時*初×解フル☆ END