ごく普通の中学生が地上波アイドルになるまでの道のり

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1:かえで:2018/04/12(木) 22:16

はーい、かえででーす
またスレ立てちゃいました!www
んでアイドルに関するお話です!
次から書き始めるのでよろです!

2:かえで:2018/04/12(木) 22:25

初めまして!

私は伊藤由依(いとうゆい)!

正直私はダンスも歌もできないけど地上波アイドルになりたいんだ。

そのアイドルグループの名はみんなも知っての通り「欅坂46」

欅坂は毎年数万人の応募が来るから私が応募しても多分受からない、そんなの分かってる、分かってるからこそ私は受けたい理由がある。

その理由は今から約1年前…小学六年生の時。

小6の頃………

『ねーねー!ゆーい!』

『何?』

話しかけてきたのはダンスが得意な体育会系女子、赤石楓だった。

『何でゆいってそんな運動音痴なの?この前の体育のダンスだってゆいだけ上手くできてなかったじゃん、それでアイドルなりたいとかやばくない?』

その言葉は私の胸の1番痛いところをついた。

あの日以来私は地上波アイドルになりたかった…楓に勝つために、楓よりも私の方が上なんだって思いたかったから。

だけどやっぱりそう簡単には受からない、そんなの自分が一番わかってるよ、だって自分の実力は自分が一番わかってるから。

アイドルにはなれないってわかってるから。

でもやっぱりなりたいって気持ちは強くて諦めきれなかった。

3:かえで:2018/04/13(金) 21:57

「ねぇゆい、やっぱりアイドルなりたいの?」

そう聞いてきたのは私の友達麻衣(まい)だった。

「何で?なりたいに決まってるじゃん」

「………………ゆいだから言うけど私ママから聞いたの。ほんとに可愛い人はそういうグループに入らないって。だからゆいは自分に自信が無いからそういうのに応募するんD……」

その言葉に私はカチンときた。

「何それ!麻衣は私の事そんな風に思ってたの!?サイテー!信じてたのに!」

「だからっ…」

ガタンッ

「もういい!麻衣の馬鹿!あんたの方がダサいんだから!」

私がそう言うと麻衣は

「は…?ダサい?何言ってんの…?……………テメエの方がよっぽどだせえんだよ!いつまでも何勘違いしてんの!?みんな言ってるよ!?ゆいは可愛くもないのにアイドルを目指してる、自分は可愛いって思ってるナルシストって、ちょっとは自分がクラスで浮いてる事くらい気づけよ!てかちょっとはスカウトでもされる格好すれば!?髪を真っ直ぐにするとか!校則違反直すとか!…そういう努力してかなきt……」

「…ってる!分かってるけど今私が麻衣の言った事やったら自分が自分を嫌いになる!だからやらない!」

「あっそ、アンタのナルシもそこまで行くとすご……あ、今後一切私に近づかないでね、近づいたらころすから」

そう言うと麻衣は教室の扉をバンッと閉めて出ていった。

「………」


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