はーい、かえででーす
またスレ立てちゃいました!www
んでアイドルに関するお話です!
次から書き始めるのでよろです!
初めまして!
私は伊藤由依(いとうゆい)!
正直私はダンスも歌もできないけど地上波アイドルになりたいんだ。
そのアイドルグループの名はみんなも知っての通り「欅坂46」
欅坂は毎年数万人の応募が来るから私が応募しても多分受からない、そんなの分かってる、分かってるからこそ私は受けたい理由がある。
その理由は今から約1年前…小学六年生の時。
小6の頃………
『ねーねー!ゆーい!』
『何?』
話しかけてきたのはダンスが得意な体育会系女子、赤石楓だった。
『何でゆいってそんな運動音痴なの?この前の体育のダンスだってゆいだけ上手くできてなかったじゃん、それでアイドルなりたいとかやばくない?』
その言葉は私の胸の1番痛いところをついた。
あの日以来私は地上波アイドルになりたかった…楓に勝つために、楓よりも私の方が上なんだって思いたかったから。
だけどやっぱりそう簡単には受からない、そんなの自分が一番わかってるよ、だって自分の実力は自分が一番わかってるから。
アイドルにはなれないってわかってるから。
でもやっぱりなりたいって気持ちは強くて諦めきれなかった。
「ねぇゆい、やっぱりアイドルなりたいの?」
そう聞いてきたのは私の友達麻衣(まい)だった。
「何で?なりたいに決まってるじゃん」
「………………ゆいだから言うけど私ママから聞いたの。ほんとに可愛い人はそういうグループに入らないって。だからゆいは自分に自信が無いからそういうのに応募するんD……」
その言葉に私はカチンときた。
「何それ!麻衣は私の事そんな風に思ってたの!?サイテー!信じてたのに!」
「だからっ…」
ガタンッ
「もういい!麻衣の馬鹿!あんたの方がダサいんだから!」
私がそう言うと麻衣は
「は…?ダサい?何言ってんの…?……………テメエの方がよっぽどだせえんだよ!いつまでも何勘違いしてんの!?みんな言ってるよ!?ゆいは可愛くもないのにアイドルを目指してる、自分は可愛いって思ってるナルシストって、ちょっとは自分がクラスで浮いてる事くらい気づけよ!てかちょっとはスカウトでもされる格好すれば!?髪を真っ直ぐにするとか!校則違反直すとか!…そういう努力してかなきt……」
「…ってる!分かってるけど今私が麻衣の言った事やったら自分が自分を嫌いになる!だからやらない!」
「あっそ、アンタのナルシもそこまで行くとすご……あ、今後一切私に近づかないでね、近づいたらころすから」
そう言うと麻衣は教室の扉をバンッと閉めて出ていった。
「………」
そして次の日…
ガラッ
私は勢いよく扉を開けると
「おはよーう!」
私が挨拶しても皆振り向きもせず自分の仲良しグループで固まってワイワイ話している。
聞こえなかったのかなと思い私は
「おーはーよ!」
ともう一度大声で言うと
「うっさいなぁ」
麻衣が言った。
「え?」
私が聞き返すと麻衣は
「だからうるっさいっつってんの!あんたみたいなナルシスト、もう誰も相手にしねえから!」
そう言うと麻衣のグループの梨乃が
「それな!ゆいってナルシだよねー!ダンスもできないくせにアイドルなんかになりたいの?無理無理」
次は香菜が
「んねー!あんたみたいなブスアイドルになれるわけねえじゃん、勘違い乙でーっす!」
香菜がそういうとクラスが爆笑の渦になった。
私はその空気に耐えられず教室を出ようとした。
「えー?逃げんの?よっわーい!」
「黙れっっっ!」
そう言うと私はその場を駆け出しトイレへ向かった。
麻衣の馬鹿っ
なんであんなこと言うの?
私たち友達じゃなかったの___?
そしてトイレの扉をバンっと開けると中には窓を見ながら頬杖をついている刃鳥美希(はとりみき)が居た。