はじめまして、秋です。
葉っぱでは初めて書く小説なので、拙いですが、読んでくれると嬉しいです。
コメント、アドバイスお願いします!
更新は不定期です。
それでは、始めます。
3:秋◆nQI:2018/04/30(月) 12:12いままでと同じ、ずーっと同じ日々をわたしは過ごすんだと、無いとは思っていても心の隅では、確実に思っていた。ありえない幻想を抱いて、わたしは目まぐるしく変化する日常に、流されずにいれるだろうか。
4:秋◆nQI:2018/04/30(月) 13:23 夏目は、昇降口の前ではたと立ち止まった。
人が多すぎる。クラス表を我先に見ようと、皆頑張っていた。
こう、もっちゃもっちゃしたところには、損はあっても得は無い。自分のクラスを、友達に教えてもらえばいいのだ。
その場で一回転してみると、見知った顔に、見知った髪型の女の子が、となりにいる女子と喋っていた。となりにいる子は、夏目が知らない女の子だった。
「優佳ちゃーん」
声を張り上げて呼ぶと、優佳はとなりの女の子と一言二言言葉を交わしてから、ゆっくり顔を上げた。
「何?」
優佳は、いつもの変わらない優しい笑みを浮かべている。夏目は、優佳のこの顔がお気に入りだ。
「クラス、どうだった?」
「あ、夏目ちゃんと同じだったよ。6年間一緒だね」
おぉっ。これはもう、運命かもしれない。
「あと、華蓮ちゃんも一緒だって」
「え?」
華蓮なんて名前、聞いたこともない。
すると、キンキンした声が、耳の近くでひびいた。
「えー?華蓮この子と一緒なのぉ?ねぇねぇ優佳ちゃん!」
さっき、優佳と喋っていた女の子だった。
この子が、華蓮、ちゃん・・・・。華蓮ちゃんは、キンキンした声とは裏腹に、色白で、すっと通った鼻筋、薄い唇、と実に整った顔立ちをしていた。
「ふーん、じゃー、よろしくねー!」
「あ、夏目ちゃん、先行ってるね」
そう言い残して、二人は雑踏の中に消えてしまった。
「はぁー、、」
夏目は、誰にも聞き取られない程度に、小さく息を吐いた。
昼休みのクラスでは、数人が楽しそうに椅子取りゲームをしている。その中には、優佳とともに椅子を引っ張りあっている、華蓮の姿もあった。