消えない傷痕

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1:彩音 ◆RM:2018/06/19(火) 20:47

フィクションだと思うか、ノンフィクションだと思うかは貴方次第…

登場人物
斉木志保【主人公】
根は明るく、優しい女の子。勉強が得意

綾川利香
リーダー的存在。成績優秀で、運動も出来るが影で悪口を言ったりする。

高山紗菜
勉強も、スポーツも得意で志保の心友。

2:彩音 ◆RM:2018/06/19(火) 21:01

志保は、この春中学生になった。心友の紗菜が引っ越してしまい、不安だが友達が出切る様に励むつもりだ。
志保のクラスは一年A組。
ガラッと教室を開け、挨拶する。
「おはようございます」
皆はシーンとしていた。もう、グループが出来ているようだ。でも、志保は慣れっこだった。紗菜が引っ越してからはこんな事ばかりだ。黙って自分の席につく。

それから、一週間がたった。
リーダー的存在の利香が何か話すのが聞こえる。
志保は、耳を済ませる。
「ねぇ、志保って子超つまんないよね。話しかけても二言くらいしか話さないし」
「それなー、無視しちゃおっか?」
どうやら、志保の悪口のようだった。
志保は空耳の振りをして、席に戻る。2時間目は、班で今月の反省をする事になっていた。
志保が利香に話しかける。「ねぇ、利香さん。皆、守れてたと思う?」だが、利香は答えない。
「ねぇ?ちょっと、利香さん?」無理矢理やらされた班長なのに、誰も答えてくれない。やっと答えてくれたと思ったら、「うるさいなぁ、適当に丸つけといてよ」と面倒くさそうに言われた。真面目な志保は「適当じゃあ、駄目よ。ちゃんとやらなきゃ」と言い返す。それが逆効果だったのか、黙れと言われる。志保への無視が始まったのは、それからだった。

朝、志保が自分の席につくと「消えろ」「がり勉」「ウザい」等の悪口が机に書かれていた。
「ちょっと、こんなの誰が書いたの。」
志保は利香に聞く。


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