鏡の向こうの** 

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1:亜依@恋歌*恋せよ新選組◆Wk:2018/07/31(火) 08:35

「さっすが和音ちゃん!やるぅ!」

こんな日常から抜け出たい。
好きで“ぶりっ子”してる訳ではないから…。     

2:亜依@恋歌*恋せよ新選組◆Wk:2018/07/31(火) 08:50

登場人物

*初瀬宇美*
・主人公
・中1
・素直で優しい、そそっかしく勘違いしやすい泣き虫
・春樹に対抗意識を持っている

*浜沢春樹*
・中2
・常にクールでちょっとシスコン
・宇美のことが…?

*浜沢未優*
・中1
・春樹の妹
・宇美の親友だけど違うクラス
・明るくマイペースで少し時間にルーズ

*天沢和音*
・中1
・宇美のクラスメート
・ハデハデグループのリーダー
・春樹が好き


(これぐらいですかね。増えたらまた書きます。)                                   

3:亜依@恋歌*恋せよ新選組◆Wk:2018/07/31(火) 09:07



「和音ちゃんっ」

私は、斜め前の席の天沢和音に声をかける。
和音が「何?」と言いながら振り向く。

「バスケ、今日もあるのぉ??」

私は、わざとらしく首を傾げ問う。
和音はニコッと微笑む。

「宇美が望むのなら休むけど」

「やったぁ!」

私は、小さく拳を振り上げた。
それから心配そうに訊く。

「先輩に怒鳴られないの、和音ちゃんは?」

「心配するなよ。怒られるわけないし」

私は、良かったぁっと言って、席に着く。
─────私は初瀬宇美。
中学一年生。

「宇美!」

と、低い声が廊下から聞こえてきた。
もしや。
廊下に出ると、幼なじみでありムカつくライバルの浜沢春樹がいた。

「帰ろうぜ」

私は、春樹に小声で怒鳴る。

「やめてよ。私が和音ちゃんに嫌われるから、明後日にしてよ」

春樹は肩をすくめ、

「女子ってめんどくせぇな」

と、教室の前から立ち去っていった。
良かった…。
私は、ホッとして教室に戻る。                                                                           


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