小説書く(自己満)

あーーーどうすっかな

本当は、これが普通で、考えすぎているだけなのかもしれない。それでも、私は学校が嫌いだ。

私の名前は那波よつぎ。珍しい名前。「那波」は下の名前と間違われるのを除けば可愛くて好きだけど、「よつぎ」は響きだけでつけられた事と、意味が分からないので、昔からあまり好きじゃなかった。

性格は、明るくてよく喋る。と、思っていた。中学校に入ってから何故かうまくいかなくなって、「真面目でおとなしい奴」なんて思われているらしく若干悔しい。クラスの人は嫌いだ。

鈴木渉は明るくてよく喋る。逆に言えばそれ以外に取り柄はないと思う。でも、周りにいつも人が居て、楽しそうなのが、とても羨ましい。昔の私みたいで、時々目で追っていた。渉を。

そして今日。体育祭が終わり、九月も後半に入り、班替えをするらしい。この行事は嫌いだ。いや、「は」じゃなくて「も」か。このクラスにはもう期待していなかった。あと、班長は推薦票に男女各一人ずつ名前を書くという方法だが、一回も推薦されたことが無いので、席替えのたびに嫌な気持ちになる。