時は世紀末 世界は謎のウイルスにより
人類は汚染され 巷には歩く屍が生活をしていた
俺は近藤 武(こんどう たけし) 人類最後の人間といっても過言ではないほど そんな状況にいる
今日は食料確保の為 地元のスーパーマーケットに行く所だ
ちっ 今日もうじゃうじゃいやがる
舌打ちしている人は嫌いなタイプだったが気付けば自分がそうなっていた
「スーパーマーケット ふじや」は 俺が幼い頃から
通っていたスーパー 規模は小さいが大きな懐かしさある そんな面影は今は無いが...
今日も営業中
という看板が掲げながら 今日も営業はしていない
「ん?」 やけに長いゾンビが居る
巨漢なゾンビは見た事はあったが これまで長いゾンビを見たのは初めてだ 身長は6m以上あるかもしれない
ただ脅威的じゃないのは確かだ 何故なら
長すぎて天井を突き抜けている
あれなら身動きは取れないだろう
少しの笑いをこらえながら 俺は食料品店コーナーを漁った... コレぐらいでいいだろう
最近ふと食品の賞味期限を見てしまう
見ちゃダメだ と思ってるけど こいつらが居なかった頃の癖がどうも忘れられない
「あっ....賞味期限だこれ 」 これを何回か繰り返している いつものスーパーマーケットで終わる
はずだった 。 出ようとした時に 何かがもの凄い勢いで倒れた音がスーパーマーケット中を駆け抜け土埃がまう
まさか俺は振り向いた
何故考えようとしなかったんだ 何故あの時
もっと早く気づくべきだった 「きっとやつは」 ・・・
嘲笑うような気味の悪い声と咀嚼音が店内にこだました おわり