──この現世では、ヒト∴ネ外の生物も頑張ってるんです!
初めまして!今回初めて此方の板で小説を書かせて頂きます
ゴタゴタで下手くそな文章ですが宜しくお願いします
まずは軽く此処に書き込む際のルール説明でも……
☆荒らし、なりすまし、暴言NG
☆基本的に書き込み歓迎!たまにhoge進行になるかも……
☆アドバイス、感想、乱入は年中無休で募集中ですが、申し訳ないのですが他の方の小説の書き込みは控えていただけると嬉しいです……
✧︎*。世界観⋆°。✩
これは人間界で暮らす人外達の話。
何故か人間界に放り出されてしまった人外達が集まるアパート、『紫紅(しぐれ)荘』
ごく普通の場所にあり、ごく普通の生活をしている……という、そんな人外達の平凡で少し奇妙な日常の話。
>>2に軽いキャラ紹介でも載せますね
☆覡 軌羅(かんなぎ きら)
男。14歳の中学二年生。主人公みたいなもん。実は異世界から来た超能力使い。まともな筈だったが何かの手違いでヤクザの家系に産まれてしまった。お陰で名前がキラキラネーム。学校での成績はトップクラス。運動音痴。軽音部でエレキやってます。
☆覡 緋炉斗(かんなぎ ひろと)
男。軌羅の兄。見た目25歳くらい。覡家16代目長男。勿論職業ヤクザでいつも人から金を巻き上げたりギャンブルしたりヤバいやつ。実際千年以上生きてる。
☆秋桜 夏椿(しゅうおう なつき)
作家の人。見た目20歳くらい。和服着てるけど魔法使い。性別を場合によって転換できるので世間では女で暮らしているが家では男。実際は不明。毎日締切に追われている。ある意味保護者
☆天乃 和夜(あまの かずや)
高校生のお兄ちゃん。見た目17歳。実は明治時代から来た銃が人型になって彼が出来た。お陰で服が毎日学ラン。常にポジティブ思考で単細胞。全員が声を合わせて言う程の馬鹿。弓道部所属。
☆綺月 そら(はづき そら)
見た目10歳とかそこへんの幼い容姿。明らかに女の子の見た目をしているが男です。世間一般で言われる男の娘。あざとい性格だがたまに本心出てくる。天使みたいだけど実は悪魔だよ
☆稀皐樹 凛央(きざき りおう)
男。紫紅荘の管理人。見た目25〜27歳くらい。種族不明。クールで真面目だが一言で言うとめっちゃ怖い人。家賃を払わなかったら死ぬまで追い続けられる。
キーンコーンカーンコーン───
学校中にありがちなごく普通の、下校の時間を告げるチャイムが響き渡る。
ギターを弾いていた手を止めて時計に目を移したが、時計の針はもうとっくに最終下校時刻を通り過ぎて、まだ針を動かしている。
「おい軌羅〜。帰るぞ!大丈夫か?疲れてるなら無理しなくていいんだからな」
「あ、あっ!はい!全然大丈夫です」
ボーッと時計を見ていると、突然部長が顔を覗き込んできた。心配そうな顔で僕を見ているが、ただ単に家に帰るのが憂鬱なだけだ。
まぁ、何で嫌かは後に分かるだろう。
部員の皆と分かれ、家の方へ向かう。下校時刻を過ぎたと言ってもまだ空は明るい。
丁度夕暮れ時……夜と昼が混じり合うような、オレンジと深い青のグラデーション。雲がそれを引き立てるかのように真っ赤に、場所によってはピンク色に染まっている。
「綺麗な空だな」
そう呟き、少しだけ寄り道してみようかと近くの神社へ向かった。ちょっと前まで寒くて仕方なかったのにもう暖かい風が吹いてくる。長い階段を登って、街全体が見える高い神社だ。
夕焼けはさっきよりも綺麗に燃えていて、素朴で何の飾り気も無い街が良く見える。ご察しの通り、此処はそんな都会でもない。寧ろ世間一般から見たらかなりの田舎だろう。
何も考えず階段に座って、陽が沈むのを見ていた。
「軌羅……軌羅!目を覚ませー!」
気が付くと辺りは真っ暗。いつの間にかもう夜になっていた。強引に肩を揺さぶられ目を覚ましたが、暗くて明かりのない神社な為見ただけでは相手が誰かわからない。
まぁ声的に和夜さんだろうけど。
「すみません。少し寝てました。」
「良く此処で寝れたな!よし帰ろう!多分ご飯ならある!」
また根拠の無い自信で満ち溢れてるなこの人。少し溜息をついて、立ち上がる。階段を降りたら街灯の光はあるものの、結構暗い。直ぐに家だから大丈夫ですけどね。
僕の一番嫌いな場所。なるべく誰にも会わないように家に帰りたいものだ。
家の中には、テーブルに「炒飯です♪」と書いてある紙が添えられ、既に冷え切っている炒飯が置いてあった。見てわかるわ。
音符付きで書いてくるし、字的に……夏椿さんかな?
毎日毎日有難いものだ。どうせ兄は今日も帰ってこないだろうし。
できれば帰ってきて欲しくないのが本心だがな。まぁその理由は後に嫌でも知ることになりますよ。知らない方がいいです。
テレビもつけず、静かな部屋でゆっくりと炒飯を口に運ぶ。
ご飯を食べ終わったらお皿を返しに行こう。そういえばそらさんが今日は帰ってくるんだっけ?
1人でそんなことを考えながらいつも通りの時間が過ぎていく。
時計を何度見ても午後7時から短い針が進まない。
時の流れとは遅いものだ。ってほんとにくだらない事しか考えてないな。こんなにつまらない話ばかりしてちゃ飽きられますよね。
まぁ、平和な日常が一番ですけど。
「チッ……シケてんなぁあのクソガキ………今の学生はこれっぽっちしか持ってねぇのか?ア?」
はい平和終了。ドア越しでも聞こえる明らかに機嫌が悪そうな声。言わなくても分かると思いますが、僕の兄は………正真正銘のヤクザ≠ナす。
兄は無視して、一通りの人間は分かりましたかね?
あ、人間ではありませんでした。人外≠ナしたね。
今日はまだ帰ってきていないようだが、一応まだ住人はいる。
一人は恐らく夜勤で、後はは引きこもり中。
まぁ、暫くしたらまた会えると思うけど……。
とりあえず僕からの説明はここまで。
奇妙で変で、不思議な世界へようこそ