書道部。
習字で賞をたくさん取っている私にとってはちょうどいい部。
これから私の書道部生活が始まる···
はずだった
書道部(仮)のメンバー
小日向 湖々
中3 書道部(仮)の部員。アニオタ転校生。
紫 夏樹
中3 書道部(仮)の部長。ゲームだいすき。
篠崎 胡桃
中2 書道部(仮)の部員。無口でクール。
朝倉 茶子
中2 書道部(仮)の部員。テンション高い。
生徒会のメンバー
雨宮 唯
中2 生徒会長。かぐや様に憧れている。
長門 舞桜 ♂
中2 生徒会副会長。書道部(仮)を潰したい精神で生きている。
佐倉 つかさ ♂
中2 生徒会書記。唯が好きで妄想が半端ない。
朝比奈 琉莉麻
中1 生徒会会員。名前のせいでいじられる。(るりまと読む)
東方 湊
中1 生徒会会員。名字のせいでいじられる。(ひがしかたと読む)
あ、夏樹ちゃんは ゆかり なつきって読みます
5:涼宮アオイ◆4M:2019/01/19(土) 16:27 第1話『何も考えず』
「はじめまして、小日向湖々です。」
初めての転校。
初めてのこの学校。
中2で転校なんて友達できない。
知ってる。
4月。桜が散りかけている。
学校なんてなくなっちゃえ。
学校なんてなくなっちゃえ。
3回程度のバラバラの拍手。
隠れて本を読んでいる男子。
拍手してない人男子13人。
拍手してない人女子10人。
帰宅部なしの伊奈峰中学校。
書道部に入るか。別になんでもいいし。
そう考えながら軽い自己紹介を終え席に着いた。
何も考えず授業を受け何も考えず帰りの会を終える。
前の学校と同じか。つまんねー。
あ、部活見学見に行こう。
第2話『ばっかじゃねーの?』
えーと、書道部は···ここか。
校舎の隅っこなんて地味だな。私にぴったりだ。
「失礼します。見学に来た3年6組の小日向でs···!!??」
想像の書道部。
部員は黒髪で、みつあみ。それが10人くらい。壁に賞状がたくさん貼ってある感じ。
現実の書道部。
部員は金髪で、ゆるふわボブヘアー。それがたった1人。
switchが二台あって、コントローラーがネオンピンクとネオングリーンのやつはスプラトゥーン。
コントローラーがレッドとブルーのやつはひぐらしのなく頃にをやっている。
うん。なにこの状況。
書道らしい物がない。
switch二台、switchのソフトが10個くらい。
3DSが1台、3DSソフトが20個くらい。
机が4個。椅子が3個。
人間がひとり。
うん。なにこの状況。(大事なことなので2回言いました)
「あ、あの···?」
声をかけると金髪少女はこっちを見る。
めっちゃ美少女。リアル金髪美少女始めて見た。
金髪美少女は小さく口を開き
「あんた誰?」
と一言。そして赤青コントローラーの方を見て
「レナちゃんきたきた」
と言う。次はピンクグリーンコントローラーの方を見て
「あぁあっ‼やられた!」
と言う。そしてまた私の方を見て
「で、誰なの?」
なんだよこいつ。失礼の極みか。
「さっきも言ったっしょ。小日向湖々。」
「ココ、か。あたしは紫夏樹。なっちゃんでいいよ」
「呼ばねーよ。つかここ書道部の部室···じゃないの?」
ツッコミを入れつつ私は疑問を口にする。
金髪美少女···いや紫は2回瞬きをし、大笑いしだす。
「アハハハハ!ちょっあぴゃひゃひゃひゃっひゃ!」
笑い方···
「ばっかじゃねーの?wwwwwどう見ても書道部じゃないでしょwww」
すげームカつく。お前ぶちのめす···
「ここは···あんたゆるゆり知ってる?」
なんだよこいつ。ゆるゆり好きなら同志じゃねえか。
「知ってる。」
「んじゃ話は早い。ここはごらく部のような部活だ。ま、部員はあたし1人だけどね。」
なーんだ。じゃあ入るのやめ·····いや、待て。ゲームできるんじゃん?
「入って·····いい?」
理由は単純。ゲームしたいだけだ。それにこいつアニメ知ってそうだし。
「···ばっかじゃねーの?」
一言。再びゲームを始めて。
「はぁ?」
一言。再び殺意を覚えて。
間違えたわ。ココとナツキは2年でクルミと茶子は1年
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