13歳。〜初めて恋をしました〜

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1:レイア@雷葉*新一 ◆2A:2019/02/22(金) 19:42

単刀直入に言うと恋愛小説です。
ちなみに、内容は実体験を脚色したものです。
苦手な人は見ないで下さい。

ルール
荒らし、「へた」等のコメント禁止。
応援コメはいつでも大歓迎‼

意気込み
これでも小説家志望なんで!
一所懸命、頑張ります!

2:レイア@雷葉*新一 ◆2A:2019/02/22(金) 19:45

*プロローグ*
―13歳。私は初めて恋をしました。
出会いはそう、暖かな春の日。

一目惚れなんかじゃあ、無かった。
一緒に居るうちに、どんどん好きになっていった―。

3:レイア@雷葉*新一 ◆2A:2019/02/22(金) 19:56

*登場人物*
天草 樹音(あまくさ じゅね)
この物語の主人公。引っ込み思案で消極的。
優しく頭が良い。勉強が得意。趣味は推理小説とイラストを描く事。男言葉で話す。

今川 賢人(いまかわ けんと)
誰にでも優しく、明るい性格。誰とでも仲良くなれるのが
特徴。ちょっと天然なところも。ゲームが好き。卓球部。

田 翔太(でん しょうた)
典型的な悪餓鬼タイプ。小学校時代、樹音と同じクラスで泣かせた事が何度もある。お調子者で、クラスの厄介者。野球部。

浅海 桜子(あさみ さくらこ)
樹音の心友。小学6年生の時、横浜に引っ越した。
優しく明るい性格だが、引っ込み思案なところも。
樹音と電話で恋ばなをするのが趣味。
読書が好きで、おとなしめなタイプ。

4:♪ななみ☆冬乃♪◆BQ テストまで5日♪>>677:2019/02/22(金) 21:06

頑張れ!!応援しとるよ♪

5:レイア@雷葉*新一 ◆2A:2019/02/23(土) 09:22

>>4
ありがと♪
頑張って更新すっから、期待してて!

6:レイア@雷葉*新一 ◆2A:2019/02/23(土) 09:39


私は今日から、中学生。

7:レイア@雷葉*新一 ◆2A:2019/02/23(土) 09:40

あれ、途中送信、すみません!
ちゃんと書いてゆきます

8:レイア@雷葉*新一 ◆2A:2019/02/23(土) 09:43

―さらばランドセル。
格好つけて、そう呟いてみる。
―そう。私、晴れて中学生になりました。

どんな人が居るんだろ。優しい人だと良いな。
グルグル思考を巡らせながら、教室に向かう。

そして…―げ。アイツ、田翔太!
小学校の頃何度も私を泣かせた、悪餓鬼と同じクラスに
なってしまった。

9:レイア@雷葉*新一 ◆Ogc:2019/02/25(月) 19:20

はぁぁ、最悪。
重苦しい溜め息をつきつつ、教室に入り、席に座る。
―私の隣は、知らない男の子だった。

「今日から、よろしくね」
第一人象って、大事だよな。そう思って声をかける。
一年間、ずっと一緒な訳だし今声をかけても、損はないだろう。
「こちらこそ、よろしく」
―そう言って笑う彼の人懐っこい笑顔は、優しい印象を与えた。
優しそうな人が隣で、良かったな。思ったさ瞬間、またこちらに声をかける。

「名前、何て言うの?」
―そうきたか。何となく、こういうタイプの人はそう来るんじゃないかなって思ったけど。
「天草樹音だよ」
「オレは今川賢人。せっかく隣だし、仲良くしようよ」
―そう言って、またも微笑む彼に不覚にもドキッとしてしまった…

10:ほの◆ew:2019/02/25(月) 19:31

頑張ってね!初恋ものとか胸きゅん……。

11:レイア@雷葉*新一 ◆Ogc:2019/02/25(月) 19:44

>>10
ありがとう!
これからも見てね!

12:紅葉@雷葉 ◆to:2019/02/28(木) 17:31

それから、入学式が終わり、今日は解散になった。
―明日からの中学生活、楽しみだな。
色々楽しみな事はあるけど…隣になった今川君。
今日私に、話しかけてくれた今川君。
―どんな人なのかな。今川君の事、もっと知りたいな。
そんな風に思いながら、帰路に着く。
**
次の日。家から中学まで、割と遠いのでチャリ通で登校する事になった。―小さな青い星マークのついた、黒いボディの私の自転車。動かすのは久しぶりで、ちょっと心配だけど、漕ぎ始めてからは結構スムーズだ。
そしてようやく、学校に着いた。たち漕ぎしたりもしたのでちょっと疲れたけど。

―教室に入ると、早速今川君が「よ!」とこっちを見て挨拶してくれた。私も、「今川君、おはよ」と挨拶。私は鞄を開け、中からジャージを取り出して着替える。制服の下に体操服を着ていたので、異性の前でも大丈夫。着替え終わると今度は鞄から一冊の本を出して読書を始めた。

13:紅葉@雷葉 ◆to:2019/02/28(木) 20:05

読書を始めて程なくして。
「―なぁ、何の本読んでんの?」
勉強をしていた今川君だったが、それに飽きたのか私に話しかける。「ん?この本?名探偵シャーロックホームズだよ」私は読みながら答えた。
「それ、面白い?」更に聞いてくる。
「めっちゃ面白いよ‼推理小説だから、楽しいし!」
私は目を輝かせながら答えた。すると今川君は「お前、面白いな」って。――面白い?私が?目が点になる。そんな事言われたことない。「かなり、面白いぜ?」
結局、私の何が面白いかは、教えてくれなかった。
**
中学に入って初めての、一時間目。一時間目は教科書が配られた。―ずっしりとして、重い教科書。こりゃあ、勉強するのが楽しみだ。だが今川君は、そうは思わなかったらしく、
「ええ〜?こんな勉強すんのかよ?」何て言っていた。

一時間目が終わり、休み時間。またまた今川君は私に話しかける。「お前って、若干、言葉丁寧だよな?」
これまた、言われた事ない事を指摘された。今川君にとって、私はどんな風に見えているのか、気になるところだ。
「そう、かな?男言葉使うし、そこまで丁寧じゃないよ」
慌てて否定するも、まだ納得していない様子の今川君。
「―じゃあさ、今、男言葉で話してみてよ!」
身を乗りだし、期待している様子の今川君。
しゃーない、いっちょやったるか!
**
「ええ〜?何でいきなり、男言葉で喋んねぇといけないんだよ?面倒臭いじゃんか」
―初めて今川君に、男言葉で話した。いつも男言葉で話してる筈なのに、何だか緊張した。
「良いじゃん、樹音の男言葉。これからそうやって話せよ」
そう言ってくれて、メチャメチャ嬉しかった。

14:紅葉@雷葉 ◆to:2019/03/02(土) 18:52

―だって、あまり仲良い人以外には男言葉は使った事、なかったから。顔がかぁ…と熱くなるのが分かる。必死に冷静を装い、ごく普通に、「トイレ、行ってくる」と今川君に声をかける。
顔を赤らめ、走って廊下に出る。―ヤバイ。ヤバイよ、男の子にこんなに優しくされたの、初めて…
**
それから、二時間目が始まる。チャイムギリギリで私は席に着く。今はマトモに、今川君の顔を見る事なんて出来ない。二時間目は学級活動と称した、学級役員決めだった。
「―なぁ、学級役員誰になると思う?」今川君が小声で、そんな事を聞いてきた。「私はあの人。ほら、えっと…前髪ぱっつんの…」このクラスを仕切っている、前髪ぱっつんの背の低い、ボス的存在の女子。小学校は違うけれど、印象に残っている。名前は思い出せないけど。「ああ、『夕貴 真奈美』の事?アイツは、小学校ん頃もよく、委員長だったよ。昔から仕切り屋っていうか、何て言うか…」と今川君。やっぱ、委員長とかやってたんだ。そんな気、するわ。―にしても、夕貴 真奈美か。苦手だな、アイツ…

15:紅葉@雷葉 ◆to:2019/03/02(土) 20:16

私達が話題にしていた、夕貴さんは自ら挙手し、委員長に立候補した。そして、夕貴さんのスピーチが始まる。
「―もし私が、委員長になったら、このクラスをいじめの無い、明るく楽しいクラスにしたいです!私に清き一票をお願いします!」ペコリ、と頭を下げてスピーチを終える。
にしても、清き一票って。総選挙じゃないんだから…。
**
結局、委員長は夕貴さんに決まった。当選が決まった時、夕貴さんは大きくガッツポーズし、ドヤ顔で決めた。
やっぱ、苦手な感じだなぁと感じる。
すると突然、夕貴さんが「ねぇ、樹音ちゃん!樹音ちゃんは、誰に投票したの?」と私に聞いてくる。―何だよ、もう当選したんだから良いじゃんか、しつこいなぁ…と思いつつ、「私は夕貴さんに入れたよ」と答えた。本当は違うのだが、嘘も方便だ。「ふーん…そっかぁ」何て、思わせぶりに言う。何か嫌だな、この娘。―近づかないでおこう。と心に誓った。

16:彩葉@雷葉 ◆to:2019/03/06(水) 19:56

*登場人物A*
夕貴 真奈美(ゆうき まなみ)
背が低く、前髪ぱっつんのクラスのボス的存在。
表と裏がある。人の愚痴を言いがち。

17:ほの◆ew:2019/03/06(水) 20:27

続き期待!頑張ってね〜!

18:彩葉@雷葉 ◆to:2019/03/06(水) 20:52

>>17
ありがとう、頑張る!
また見てね♪♪


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