こんにちは〜。小学生の頃小説家 を目指してました!ナナナです!小3から小5くらいまで書いてました!なので今回は久しぶりに小説を描きます!小説家 を昔目指していたとはいえ、あまり文書は上手くないので、「まぁこんなもんかな?」的な感じで甘めに見ていただけたら幸いです!今回は、いじめのお話にちょっと恋愛がある感じのお話です!毎日投稿はできないかもですが、どうぞ楽しんでみたいってください!あとコメントなどもokでーす!コメントくれたらスレ主が涙流しながら小説書くヨォ(多分)話しは次からです!どうぞぉ!
60:ナナナ:2020/04/26(日) 21:03 9話 私は、先生の言葉を聞いて、何も言えなかった。
えっ?嘘つかれたの?私のこと押して、ドブにはまらせたのは向こうなのに…。
だが、こうしてもいられないと思い、千紗は口を開いた。
「先生!それは…、それは違います!」
と、先生へと言っただが、返ってきた言葉は衝撃的なものだった。
「なに言ってるんですか!?あの子達は、必死に、『千紗ちゃんが、体育館裏に自分達を連れて行って、私達をドブにはめようとしていて、逆に、千紗ちゃんがはまってしまった』と、言っていたんですよ!それにそんな嫌がらせをあなたから受けられたにもかかわらず、あなたを助けようとしてくれたのに、『違う』とはなんですか!?」と言われた。
ここまで言われたら!私…、やえちゃん達の言うこと聞かないといけないのかな…。たとえどれだけ嫌でも、言いなりにならないといけないのかな…。私は、ゴミのような存在の人間なの…?
「す、すみませんでした…。」
千紗は、そう言うしかなかった。
「あやまるのは私にではないですよ。田中さん達に後で謝りなさい。今回はお家の人に連絡はしませんが、次こんなことがあったら、連絡しますからね。」
「はい…。」
この時、私は先生からもゴミ扱いされたように感じた…。
休み時間、またやえちゃん達に呼び出された。そう、また体育館裏だ。
「あぁ、笑えるわぁ。あのババアほんとに信じやがった。て、ことであんたの味方はもうほとんどいないね〜。あなたの救世主様も、味方じゃ無くなってねえ〜。」とやえは、体育館の階段に膝を組みながら言った。
「……。」
千紗は黙ったまま、下を向いている。でも…でも…。
「なんで、こんなことするの?私なにもしてな…わぁ!」
その瞬間、美優から、ビンタをくらった。
叩かれたほおが熱い…痛い…。
「あれぇ?前言ったよね?忘れちゃった?世間から嫌われたあんたを善意の気持ちで拾ったようなものだって。忘れちゃうのねぇ?しょせんただのゴミなんだし。ふふっ。」と、今度は、ぶらぶらとさせていた足で、千紗のことを蹴った。
「あっ、ごめんねぇ?存在が小さすぎて見えなかったぁ。はははははっ。」と美優と2人で笑った。
痛い…心も体も…。こんな痛み味わったことない…。
「えっ、あいつ…。ち、千紗か…?」そう呟いたのは、はやとだった。
「おーい!はやと!早くボール持って来いよ!」
「あっ、わかったって!」はやとは、ボールを相手に投げる。
いや、今のは…今のは千紗じゃない!見間違いだ!長いあいだずっと一緒にいた俺が、あいつを間違えるはずない!
10話 帰りの時間 千紗は、みんなと別れたあと、1人、休み時間のことを考えながら帰った。
はぁ…。みらい達にはバレないようにしないと。いじめのこと。じゃないと、下手したらお母さんにまでバレちゃうし。
と、思いあるいていると。
「おい、千紗!」と、聞き覚えのある声がした。
「えっ、は、はやと!?なんでいんの!?か、帰ってよ!」というとはやとは、レジ袋を差し出してきた。
「へっ?なに?」
「久しぶりに、お菓子作りでもしようぜ!ほら、春休み言ってたじゃん。進級祝いにお菓子作ろうって。」と、照れながら言った。
「あっ、そ、そうだったね…。」と、千紗ま、照れる。
すると、レジ袋を千紗に投げた。「あっ、ちょっ危ないでしょ!?いつも言ってんじゃん食材は…。」
「『食材は丁寧に扱え』だろ?」と自慢げに言った。
「そ、そうだよ…。あと、あんたランドセルも置かずに買いに行ったの!?学校のきまりでランドセルを置いてから行くって知ってるでしょ!?」と指差しながら千紗は言った。
「うるせぇなぁ。千紗はそういうとこに。」
「あんたのた、担任の中村…えっと、な、中村先生に言うよ!」と、怒鳴った。
「まぁまぁ。今度からはしないって。あっ、それより時間大丈夫?」と、はやとが自分の腕を指す。
「あっ!やばい!ケーキ作るの時間かかるのにぃ!荷物置いたらすぐきてよね!?」
「はいはーい!」と、はやとはくるりときびすを返した。
なんだ…あいつ元気じゃん。いつも見たいに俺にぐちぐち言ってくるし。やっぱり、あれは見間違いだよな。
その後は、千紗の大好きな料理をし、久しぶりにホッとできたひとときだった。
確かに、いじめは辛いけど、明日から、頑張ろうという気になれた。
それから1ヶ月ほどが経過した。
相変わらず、いじめは続いている。でも、千紗以外に、いじめを受けている佐々木麻美のことが気になり出した。
あっ、またやえ達に嫌がらせ受けてる…。
いつも思うけど、嫌じゃないのかな。
佐々木さんは感情を表に出すタイプの子じゃないからよくわかんない。私もそんなに興味ないし…。
休み時間が終わり、学活の授業になった。
黒板には 『林間合宿について』と書かれた。
あっ、そうだった…。5年生最初の行事が迫ってきてるんだった…。
11話 先生は、プリントを配ると、黒板にこう書いた。
林間学校
先生は書き終えると、喋り出した。
「5月の末に、林間学校があります。そのための班決めと、各班の係を決めようと思います。」
というと、みんなは騒ぎ出した。誰と、一緒になるのかと話している。
「静かに!静かに!ただし条件があります。それは、誰となっても嫌だと言ってはいけないこと。あと、各班の係は、先生の方で決めます。」
再び、ざわめきが起こった。
えっ、係は先生が決めるの!?ほかのクラスは、自由なのに…。
「静かに!これは、決まったことなんです。さっさと先生のところへ並びなさい!」
班決めは、くじ引きだった。
やだなぁ…あの、グループとはなりたくない…。死んでも嫌…。
千紗は、くじの紙を触ってどれがいいかじっくりと考えながら、紙をいじる。
これにしよう。奥の方がいいって言うしね!
番号は、なんだろう…。
心臓の音が周りに聞こえるのではないかと言うくらい、響く。
番号は5番だった。
5番…あとは、あのグループ次第だ…。
「ちせっち!ちせっち!番号は?私、2番!で、夕日が、3番だよ!」とみらいちゃんに聞かれた。
「私、5番!みんなバラバラだね〜。寂しいなぁ。」と、笑っていると近くの女子が、こう言っているのに気づいた。
「えっ!?5番って、天野千紗ちゃんなの!?」
あっ、この声は…。
やえちゃんだった。
やえちゃんは、千紗によってきた。
何…怖い…。
すみません!これからは、毎日投稿は、できないかもしれません!でも!楽しみに待っていてください!これからもスクールライフをよろしくお願いします!
64:ナナナ:2020/05/01(金) 22:37 12話 やえちゃんは、千紗に近寄ると、手を差し出したきた。
「私、前から千紗ちゃんとお友達になりたかったんだよね〜だから、よろしくね!」と、笑っている。
な、なんでこんなに優しいの?
「ねぇ、友達の証に、握手しよう?」と、いわれちせは恐る恐る手を差し出した。
い、痛い!すごく痛い!これで本当に小学生!?とにかく、すごく痛い…。
「はい、はい!騒いでるのは誰ですか?今、各班の係を書きましたので、見るように。」
私達の班は、食器などを洗う係だった。
「いいですか。明日は、各係の先生や、ほかのクラスの同じ係の子との集まりがあります。神はなくさぬように。」
そのあとの休み時間。案の定、千紗は呼び出された。
「千紗!どこまでやったら気がすむの!?」と、やえちゃんに、髪をぐっとつかまれる。
「い、いた…い!」
「いい?こうなったからには、仕打ちを受けてもらはないとね〜明日から、私達の、世話とか、ちゃんとしてよね〜役立たずさん!」と、帰り際に蹴られた。
次の日がやってきた。
1時間目から、係のうち合わせだった。
やだなぁ…何されるんだろう…。
私は、家庭科室へ移動する。ここで、食器係は、打ち合わせみたい。
だが、先生は、いつまでたっても来ない。
遅いなぁ〜先生誰なんだろう…。
と、思っていると、ガタンッ!という音を立てながら、ドアが開いた。
先生が入ってきた。先生は、息を切らしている。
あ、あの新人の先生か…私、あの先生嫌いだなぁ…。
「み、みんな…プリント…開いてね。あと、これから、配るプリントは…無くさないように…」と、息を切らしながら配る。
しかし、昨日もらったプリントがない。
えっ、ない、ない!隣を見ると、やえが少し微笑んでいたのだった。
13話 ない…プリントが…。私は泣きそうになった。
けどここで泣いたらアイツらに負けたこと確定だ。
と下を向いて、プリントを探すフリをしていると千紗の背中になにかがあたった。
「天野 千紗さんですよね?さっきからゴソゴソとどうかしたの?」
先生だった。
やばい…「いじめ」のことは隠さなきゃ!でも、忘れたっていうのも…どうしよう…。
横を見るとやえが冷たい目で千紗を見ていた。まるで、「いじめのことを言ったらどうなるのかわかってるよね?」というように。
「あの…昨日…無くしました…」
やっとでた答えは「無くした」ということだった。
「そう…次は気をつけてね。はい、これプリント。」
先生は怒らずに新しいプリントを出してくれた。
「あ、ありがとうございます…」
そうだった…あの先生新任の先生だしあんま怒らないんだった…心配した私が馬鹿じゃん。
その日はよくわからない気持ちで授業を受けた。
それから次の日もその次の日もプリントが絶対1枚は無くなっていた。ひどい時は帰り際にビリビリされたこともあった。
「うーん…天野千紗さん、あんなに無くすなんて、そんなことあるのかしら…?それとももともと忘れっぽいだけ?」
先生は千紗の想像以上にプリントが無くなる事件について悩んでいた。
その時千紗が先生の横を横切った。
「あっ待って!あなた千紗さん…天野さんやね!?」と千紗の腕を掴んだ。
えっ…やだ…まさかいじめが先生にバレた?でも新任なんて、心配してくれないでしょ…?
千紗は急に先生が来て、腕を掴まれ、混乱していた。
「千紗さん、プリントが無くなるのはなぜ?」
えっ…ヤバい…いじめのことだけは話したくない!誰にも話したくない!どうしてここまで私を攻めるの!?先生なんて…先生なんて…
バッ!
「あっ千紗さん!?」
千紗は先生から逃げてしまった。
今回はここで終わりです!長い間書かなくてすいません!これからもよろしくお願いします。
おお、楽しそうな日常から一変、いじめに発展ねぇ
リアリティある感じでいいかも!
一話と比べてだいぶ読みやすくなってるからこれからも頑張ってください!
ありがとう!
68:マフユ◆7U:2020/07/18(土) 23:56 14話 逃げる!逃げるんだ!どうせ…どうせ…大人なんて信用出来ないんだ!
千紗は、気がつくと無意識に廊下を走っていた。途中、他の先生に注意されたって御構い無しに、千紗は無我夢中で走り続ける。
帰りたくない!教室なんて、帰りたくない!
千紗は、そう思い走っていると、ある女性教師とぶつかった。
「い、痛い…。」と頭を抱えて起き上がる。
見るとそこには見覚えのある顔がものすごい形相で立っていたのだ。
「千紗さん…?どうして、二年生の階を走っているの?」と、他に立っていたのは陽子先生だった。
「あの…えっとぉ…迷いまして…あっはいえぇ迷ったので…」と、必死にごまかそうとした。
「5年生にもなって迷う人がどこにいるんです!教室に戻りなさい!」
「は、はいぃぃぃぃぃ!」結局、最後は怒られて終わりとなってしまった。(あとからこってりと叱られたのは秘密…)
そして放課後。
「この、ばっかものぉぉぉぉぉぉぉぉ!何小5にもなって『迷いましたてへ☆』だぁぁぁぁぁ!」と隼人にまだお叱りを受けた。
「ごめん、ごめん、ごめん!全力で謝るからこれだけはお許しぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
「ダメだぁぁぁぁぁ!当分お前とのクッキングは禁止だ!」と、千紗の大好きな隼人とのクッキングタイムを禁止されそうになる。
「えぇ!でも、でも!」
とその時、やえがこっちを向いて、『こっちに来いと』とアイコンタクトしてきた。
千紗はその瞬間血の気が引いた。
でも、行かなくちゃだめだ…。
「あ、あの、友達に呼ばれてるからまた後で!」と走り去り、行きたくないがやえの所へと走って行った。
そしていつもの体育裏。
「あなた、廊下走ってアイツに怒られたんだってね。笑うわぁ…。」と、鼻で笑う。
「あとね。これからは、絶対にあの教師にいじめられてますアピールしないでよね。プリントはなくなったとしか言っちゃダメだよ?
」と髪を掴んでくる。
く、悔しい…でも、従うしか…ない…。
「わかった…」と、うつむき従う。
「あら?わかったじゃなくて、わかりましたじゃないの?人間のクズ?」と、言ってきた。
「わ、わかりました…」
そのまま、話は終了した。
そして帰りのことだった。
今日は、未来ちゃんは塾、夕日ちゃんは、用事、奈央は、習っているバスケの試合練習とのことで、帰りは隼人と私二人だった。
しばらく、気まずい空気が流れる。
そりゃ、小5にもなれば異性とかあるなんてちょっとやだけど…。
それで、数分してから、隼人の方から口を開いた。
「あのさぁ、千紗。」と、隼人に名前を呼ばれる。
「な、何?」と少し警戒しながらも聞き返す。
「お前、最近やえ達のグループに呼ばれるだろう?」
その言葉に、千紗は思わず息を飲む。
「なにしにやえ達のとこ行ってんの?」
えっ?やばい…隼人にバレる!
15話 ば、バレちゃう!本当は真実を言いたい…言いたくてたまらない!でも…
本当のこと言って、隼人を巻き込みたくない…
隼人は昔からよくいじめられる私を、かばってくれた…確かに喧嘩はする時の方が多いけど、誰よりも隼人は私を守ってくれた…。
ここは答えは一つだけ。
隼人には黙っておこう。
そう思い思いくちびるを開く。
「あのね、私やえちゃん達と友達になれたんだよ!だから放課後は一緒に話そうって約束してるの。黙っててごめんね。」
と、少しおどおどした感じで言ってしまった。
やばい、私嘘苦手だからバレてるかも…。わ、私のばか!
しかし隼人からの返事は意外な答えだった。
「ふーんそうか。俺の心配のしすぎか。なんか、心配して損したわ。」
と、頭の後ろで手を組む。
「な、それどういう意味!?聞いといてそれはひどいでしょ!?」と千紗はややキレ気味。
「ち、ち、違うって!千紗が上手く出来てるかの調査だよ!調査!でも…よかったな。お前ほぼ毎年いじめにあってたもんな。」と懐かしげな表情でつぶやく。
毎年…。
その言葉に、千紗は小3の頃の記憶が急に蘇ったのだった…
三年生の冬…
三年二組の教室。ほかの友達は下校し、日も暮れはじめた放課後のこと。
3人の女の子とその子達が取り囲んでいる、千紗がいた。
「ねぇ、千紗!私の筆箱の鉛筆あんたがとったんでしょ!?私見てたもん。千紗が私の鉛筆ずっと見てたの!」と一人の女の子が言った。
「ち、違うよ…誤解だよ!私、そんなこと思って見てなかったの…!」と千紗が誤解を解こうと必死だ。
「証拠があるんだよ!証拠が!短い三つ編みの女の子が私の筆箱をあさってたってみんな言ってたの!」と、証拠とは言えないことを言う。
「でも、やってない!」と、千紗はついに泣き出してしまった。
その時だった。
「千紗!大丈夫!?」一人の男の子が千紗に近寄り、女の子達の前に立った。
「千紗に近寄るな!そんなの証拠な訳ないだろ!?お前らは千紗が嫌いなだけでそんなことするのか!?」と、女の子達に怒鳴りつける。
「な、何よ急に!何様のつもり!?」と女の子達は警戒している。
「俺は千紗の親友だ!なんか文句あるか?あるならかかってきてもいいよ!俺喧嘩で負けたことないから!」
流石に女の子達はその言葉を聞き「千紗のくせに」や、「千紗の服へんな服〜」と言いながら去って行った。
そう…これが三年生の時の話…。
今思い出した…。私、隼人にいっぱい助けられてきてるじゃん…。
と思うと同時に、隼人も口を開く。
「まぁこの一年もまたなんかあったら言えよ!このスーパーヒーロー隼人様がそんなやつメッタメタにしてやるからな!」と、やや誇らしげに悟った。
「ふふっ!わかった、わかったって!それじゃあまた明日ね!」と、千紗は手を振った。
千紗…なんで…なんで…本当のこと言わねぇんだよ…。俺が嫌になったのか?
じゃあ…あの休み時間のやつはなんだったんだよ…。
ただ一人、隼人は千紗の離れて行くような気持ちになっていた。千紗がまるで遠いところへ行くように…。