これは、1956年にジャパリパークで起きた«例の異変»についての資料です。
あっ、感想お願いします。
今回の小説は偽のインタビューや資料を出し、ノンフィクション風に書いたものです。
勿論、これから話すことは全てフィクションです。
南洋諸島にあるアメリカ領サンドスター諸島。
その一角にある広大な研究施設兼動物園«ジャパリパーク»。
一見平和そうに見えるこの地でも、戦火が上がりました。
60年前の1956年に起きた«セルリアン»の大量発生です。
我々はセルリアンの大量発生について取材するため、川田幸男さんを訪ねました。
「あっ、こんにちは。」
川田幸男さん。85歳。
セルリアンの大量発生当時、13歳だった川田さんは、アメリカ領サンドスター諸島でセルリアンの攻撃を受け、右足を失いました。
「当時の状況はどのようなものでしたか?」
「最悪でしたよ。周りで兵士がバタバタ倒れていくし、友人もみんな死んだし・・・
その中でも、一番印象に残ったのは、米軍のサンドスター諸島への原爆投下でした。」
原爆投下···
サンドスター諸島のセルリアンを駆除するため、現地住民をも見捨てた核攻撃でした。