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1:匿名 hoge:2020/12/05(土) 17:22

駄文。乱入禁止。

2:匿名 hoge:2020/12/23(水) 20:52

おかしなやつだ、と隣で白い息を吐きながら自転車をこぐ男をみる。尤も、わざわざ寒い中おかしなやつと一緒に帰路についている僕も他人のことは言えないが。何がおかしいのか。説明するのも馬鹿馬鹿しい。だが、開口一番そう言ってしまったからには説明せねばならない。残念ながら今の僕は使命感にかられている。たとえとめられても、口を塞ぐことはないだろう。さて、僕はめんどくさいことが嫌いだ。さくさく進めさせていただく。まず、こいつをおかしなやつと思い始めたのは、こうして一緒に帰るようになってからだ。今回一緒に帰るようになった理由は説明義務に入っていないので割愛させていただく。つまり、おかしなやつを選んでつるんだわけではない。一緒に帰るようになってから1週間経った頃、気づいたことがある。それは決まって彼が口にする言葉。「あぁ、死にてぇ。」である。かれこれ一緒に帰り始めて1ヶ月経ったが、残念なことに今日も彼はぴんぴんしている。おかしなやつだろう。死にたいなら、ハンドルをきらなければ良いのに。壁に衝突することも出来るし、川に落ちることも出来る。信号をまもらなければ良いのに。運良く大型トラックにぶつかる可能性もある。だが、彼は安全運転を終始心がけている。なんなのだ、と僕は思う。理解出来ない。毎日死にたがっているのに、毎日ハンドルをきり、ブレーキをかけ、安全運転で帰宅する。ほら、今も赤信号でとまった。


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